2016年11月23日水曜日

2016年11月20日(日)14:00 明治安田生命J2リーグ第42節 北海道コンサドーレ札幌vsツエーゲン金沢 ~チャンピオンの実像~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF進藤亮佑、河合竜二、櫛引一紀、MF石井謙伍、宮澤裕樹、上里一将、堀米悠斗、荒野拓馬、FW都倉賢、ヘイス。サブメンバーはGK金山隼樹、DF永坂勇人、MF前寛之、小野伸二、マセード、FW内村圭宏、上原慎也。ジュリーニョ、福森が累積警告4枚で出場停止。マセードはこの週半ばの練習から完全合流しており、スタメンに予想するメディアもあったがベンチスタート。増川は前日練習で膝を痛めてベンチ入りせず。
 ツエーゲン金沢のスターティングメンバーは4-4-2、GK原田欽庸、DF馬渡和彰、太田康介、廣井友信、野田紘史、MF嶺岸佳介、小柳達司、大槻優平、熊谷アンドリュー、FW山﨑雅人、中美慶哉。サブメンバーはGK大橋基史、DF阿渡真也、作田裕次、MF秋葉勝、安東輝、FW金子昌広、安柄俊。
 バックグラウンドとして、両チームの置かれた状況を確認すると、札幌は2位清水、3位松本にいずれも勝ち点差3をつけており、引き分け以上でJ2優勝が決まる。負ければ松本の結果次第だが、ホームで最下位金沢相手ということで、ひとまずそれは考えていないというのが選手、関係者、サポーターの共通認識だっただろう。
 一方、金沢は試合開始前の段階で最下位の22位。21位は勝ち点同じで北九州、20位は勝ち点差2で岐阜となっている。よって金沢としては、もちろんベストは岐阜の順位を上回って20位に滑り込むことだが、北九州-山形戦の展開次第では、勝ち点1でもOKという状況も十分に生じる可能性があり、札幌以上に試合運びに留意する必要がある状況だと言える。
 20位 岐阜 勝ち点40 得失点差-26 ホーム東京ヴェルディ戦
 21位 北九 勝ち点38 得失点差-18 アウェイ山形戦
 22位 金沢 勝ち点38 得失点差-24 アウェイ札幌戦

2016年11月15日火曜日

2016年11月12日(土)13:00 明治安田生命J2リーグ第41節 ジェフユナイテッド千葉vs北海道コンサドーレ札幌 ~拠りどころとなった強烈な個~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF進藤亮佑、河合竜二、福森晃斗、MF石井謙伍、上里一将、宮澤裕樹、堀米悠斗、荒野拓馬、FW都倉賢、ジュリーニョ。サブメンバーはGK金山隼樹、DF櫛引一紀、増川隆洋、MF前寛之、小野伸二、FW内村圭宏、ヘイス。
 チーム状態は良いとは言えない状況で、レギュラーメンバーの疲労も蓄積されている。ただ入れ替えを考慮するにせよ、変えられない選手、又は替えの利かない選手も何人かいる中で、四方田監督の選択はCB中央に河合、ボランチには9試合連続スタメン中の前寛之に代えて上里。札幌の苦しい時期を知っている2人にこのビッグゲームで大事な役割…ディフェンスリーダーとアンカーの先発を託す。またサブには内村と、帰ってきた小野とヘイスを入れ、慎重派の四方田監督には珍しい"前がかかりなベンチメンバー"。得点が欲しい状況でのカードを多めに残し、総力戦で臨む態勢を用意してきた。
 ジェフユナイテッド千葉のスターティングメンバーは4-4-2、GK岡本昌弘、DF丹羽竜平、岡野洵、近藤直也、乾貴哉、MF船山貴之、長澤和輝、アランダ、井出遥也、FWエウトン、町田也真人。サブメンバーはGK佐藤優也、DF若狭大志、北爪健吾、MF小池純輝、菅嶋弘希、FW吉田眞紀人、オナイウ阿道。
 千葉は25節終了後の7/25に関塚前監督を解任し、代行監督として前コーチの長谷部茂利氏が就任。巻き返しを図っていたが、戦術を浸透させる時間が足りず、10月の4連敗でJ1昇格争いから完全に退場。監督交代後の成績は5勝4分け6敗で、「17試合で勝ち点27」とノルマを課されていた長谷部監督代行も退任が決定、との報道がある。こうした事情から、ここ数試合は来季を見据えた戦いに切り替えていて、最終ラインではCBにU18から昇格1年目の岡野、高卒2年目の乾が起用されている。

2016年11月9日水曜日

2016年11月6日(日)13:00 明治安田生命J2リーグ第40節 徳島ヴォルティスvs北海道コンサドーレ札幌 ~かぜを みかたに つけた やつが かつ~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF進藤亮佑、増川隆洋、福森晃斗、MF石井謙伍、前寛之、宮澤裕樹、堀米悠斗、荒野拓馬、FW都倉賢、ジュリーニョ。サブメンバーはGK金山隼樹、DF櫛引一紀、MF河合竜二、上里一将、神田夢実、FW内村圭宏、上原慎也。
 前節の讃岐戦から中2日でのアウェイ戦。前節試合中に筋肉系?の故障で途中交代した菊地に代わり進藤がスタメン復帰、また最終ライン中央も河合から増川に戻してきた。ベンチには9/18の長崎戦以来出番のない上里と、9/19のトレーニングマッチで右膝内側側副靱帯を損傷し離脱していた櫛引が復帰している。長丁場のJ2も残すところ今節を含めて3試合。2位松本とは勝ち点差3、3位清水とは勝ち点差6で、今節の結果で清水と勝ち点差7になれば自動昇格が決定するが、清水の相手が讃岐ということを考えると難しいとみるべきだろう。
 徳島ヴォルティスのスターティングメンバーは3-4-2-1、GK長谷川徹、DF橋内優也、福元洋平、藤原広太朗、MF広瀬陸斗、カルリーニョス、岩尾憲、アレックス、山崎凌吾、木村祐志、FW渡大生。サブメンバーはGK杉本大地、DF石井秀典、MF大崎淳矢、キム キョンジュン、佐々木一輝、井澤惇、FW佐藤晃大。

2016年11月5日土曜日

2016年11月3日(木)14:00 明治安田生命J2リーグ第39節 北海道コンサドーレ札幌vsカマタマーレ讃岐 ~ひと時のオアシス~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF菊地直哉、河合竜二、福森晃斗、MF石井謙伍、前寛之、宮澤裕樹、堀米悠斗、荒野拓馬、FW都倉賢、ジュリーニョ。サブメンバーはGK金山隼樹、DF増川隆洋、進藤亮佑、MF神田夢実、FW内村圭宏、上原慎也、菅大輝。
 前節今シーズン初の連敗を喫し、ここ3試合で勝ち点1しか上げられず、「振り向けば山雅」ともいうべく勝ち点差3、3位の清水とも勝ち点差6と一気に縮まってきた。必勝を期して菊地がスタメンに復帰、故障で離脱していたジュリーニョ、荒野もスタメンに名を連ねている一方、増川を外してDF中央には河合。精神的支柱ではあるが、このポジションでの河合⇒増川のアップグレードが今シーズンの躍進のポイントであった。疲労も考慮したと思われるが、この決断がどう出るか。河合を引っ張り出して負けてしまっては目も当てられない。
 カマタマーレ讃岐のスターティングメンバーは4-4-2、GK清水健太、DF藤田浩平、DFエブソン、永田亮太、砂森和也、MF渡邉大剛、高木和正、山本翔平、馬場賢治、FW木島良輔、西弘則。サブメンバーはGK瀬口拓弥、DF藤井航大、MF綱田大志、荻野広大、FWアラン、森川裕基、我那覇和樹。試合開始前の段階で19位、最下位の岐阜と勝ち点差5、21位の北九州とは勝ち点差3と、J2残留争いに巻き込まれている状況で、こちらも尻に火がついている。
 シーズン中盤には故障者続出でセンターバックがおらず、我那覇がCBを務めるような試合もあったが、この試合はチーム1位の9ゴールを挙げている木島徹也、2位の7ゴールを挙げている仲間がともに出場停止、西を2トップの一角に起用し、また7月に加入して以降、主に右SBを務めていた渡邉大剛が右の中盤に入る。また不動のボランチの永田をCBに移動させるなど、もともと讃岐は相手によって戦い方をコロコロ変えてくる印象だが、この試合も何か秘策を持っていることを感じさせるメンバーになっている。

2016年11月3日木曜日

2016年10月30日(日)15:00 明治安田生命J2リーグ第38節 ロアッソ熊本vs北海道コンサドーレ札幌 ~予想された脳筋3トップの機能不全~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF永坂勇人、増川隆洋、福森晃斗、MF前貴之、前寛之、宮澤裕樹、堀米悠斗、上原慎也、FW都倉賢、内村圭宏。サブメンバーはGK金山隼樹、MF菊地直哉、河合竜二、神田夢実、石井謙伍、ジュリーニョ、FW菅大輝。
 前節から復帰したばかりのマセードが、練習中に左ふくらはぎを痛めて離脱。早速、違いを見せつけていただけに痛い欠場である。代役は久々の出場となる前貴之。そして最終ラインは出ずっぱりだった菊地に代え、永坂が今シーズン初スタメン。前線はジュリーニョが今週から練習に合流しているが、まだ無理はできないということでベンチスタート。トップ下は神田でも中原でもなく上原。前節ヴェルディ戦で後半途中から使われたが、あまり機能しなかったように思える3トップを並べる形でスタートから試合に臨む。なお、前兄弟のボランチ、宮澤トップ下で上原が右サイドという予想布陣を書いていたメディアもあったが、これが採用されなかったのは、宮澤をボランチから動かしたくないという考えによるだろう。
 ロアッソ熊本のスターティングメンバーは4-3-3、GK佐藤昭大、DF黒木晃平、薗田淳、植田龍仁朗、片山奨典、MF村上巧、キム テヨン、上原拓郎、FW齋藤恵太、平繁龍一、清武功暉。サブメンバーはGK畑実、DF鈴木翔登、MF岡本賢明、上村周平、嶋田慎太郎、髙柳一誠、FW巻誠一郎。実際の運用は平繁1トップの4-1-4-1っぽい面もあるが、登録ポジション通りに表記すると4-3-3。この4-3-3ないし4-1-4-1の布陣は終盤戦で何度か使われていて、中盤から前は1トップが平繁だったり清武だったり、齋藤が中盤に入ったりと、アンカーのキムテヨン以外は色々な組み合わせが試されている。この日は中盤3枚がいずれもボランチタイプで、やや堅め、守備を重視しているのかなという印象である。

2016年10月25日火曜日

2016年10月22日(土)14:00 明治安田生命J2リーグ第37節 北海道コンサドーレ札幌vs東京ヴェルディ ~行きつく先は増川大作戦~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF菊地直哉、増川隆洋、福森晃斗、MFマセード、前寛之、宮澤裕樹、堀米悠斗、中原彰吾、FW都倉賢、内村圭宏。サブメンバーはGK金山隼樹、DF前貴之、永坂勇人、MF河合竜二、神田夢実、石井謙伍、FW上原慎也。マセードが9/11の31節群馬戦以来の復帰。ヘイスもジュリーニョも小野もいないトップ下は、神田or中原というところで、前節結果を出した中原がチョイスされた。
 東京ヴェルディ1969のスターティングメンバーは4-4-2、GK柴崎貴広、DF安西幸輝、田村直也、平智広、安在和樹、MF渡辺皓太、楠美圭史、高木善朗、澤井直人、FWドウグラス ヴィエイラ、高木大輔。サブメンバーはGK鈴木椋大、DFウェズレイ、MF船山祐二、二川孝広、北脇健慈、FW杉本竜士、アランピニェイロ。キャプテンの井林と中後が故障でメンバー外。渡辺は2種登録の18歳、高校3年生で、2節前の北九州戦で初スタメン出場し、3試合連続のスタメンとなる。二川は7月に加入して以来トップ下のスタメンで継続して出ていたが、おそらく守備面を考慮してベンチスタート。高木大輔が代役で、2トップの一角に入る。

2016年10月20日木曜日

2016年10月16日(日)19:00 明治安田生命J2リーグ第36節 愛媛FCvs北海道コンサドーレ札幌 ~迷った時はミラーゲーム~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF菊地直哉、増川隆洋、福森晃斗、MF石井謙伍、前寛之、宮澤裕樹、堀米悠斗、神田夢実、FW都倉賢、内村圭宏。サブメンバーはGK金山隼樹、DF前貴之、永坂勇人、MF河合竜二、上里一将、中原彰吾、FW上原慎也、菅大輝。前節のメンバーから、ヘイスが左太もも裏痛で離脱し、神田がトップ下でリーグ戦初先発。菅と前貴之は久々のメンバー入り。ボランチが深井、稲本と離脱しており、宮澤はボランチから動かしたくないということで、9年前、西大伍が初ゴールを決めたニンジニアスタジアムで神田にチャンスが回ってきた。
 愛媛FCのスターティングメンバーは3-1-4-2、GK児玉剛、DF林堂眞、西岡大輝、浦田延尚、MF藤田息吹、白井康介、安田晃大、小島秀仁、内田健太、FW瀬沼優司、阪野豊史。サブメンバーはGK原裕太郎、DF茂木力也、深谷友基、鈴木隆雅、MF近藤貴司、FW表原玄太、西田剛。キャプテンの河原らがベンチ入りしていないが、スカパー!の表示では故障者、出場停止ともになしとのこと。
 愛媛は試合前の段階で10勝17分け9敗、勝ち点47で9位につける。得点・失点共に33の得失点差0という数字からも分かるように、リスクを抑えたヒットアンドアウェイ戦法というか、ロースコアに持ち込むのが得意なチーム。この傾向はここ数年、不変である。また、望月⇒バルバリッチの政権交代があった2011シーズン以降、一貫して3-4-2-1の印象が強いが、この日は安田をアンカーに置き中盤を増やした3-1-4-2。初めて採用する布陣でこの試合に臨む。
 上位6チームとの対戦で、白星こそないが引き分けが多く(vs札幌1分け、松本1分け、セレッソ1分け、清水2分け、岡山1分け1敗、京都1敗)、攻め込む試合展開を作っても簡単にはやられないしぶといチーム。一方、徳島と岐阜にダブルを食らい、金沢にも敗れているなど、順位が下のチーム相手に結構勝ち点を落としているのは面白い。

2016年10月13日木曜日

2016年10月8日(土)12:00 明治安田生命J2リーグ第35節 北海道コンサドーレ札幌vs水戸ホーリーホック ~水戸ナチオ2016秋~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF菊地直哉、増川隆洋、福森晃斗、MF石井謙伍、前寛之、宮澤裕樹、堀米悠斗、ヘイス、FW都倉賢、内村圭宏。サブメンバーはGK金山隼樹、DF永坂勇人、MF河合竜二、上里一将、中原彰吾、小野伸二、FW上原慎也。ここ2試合左ウイングバックで出場していたジュリーニョが、10/6の練習中に故障(右ハムストリング肉離れ)し離脱。
 別に機会に書こうと思うが、今期の札幌は戦術構造上、サイドの選手の攻守にわたる負担が大きく、マセードが少なくとも3回、石井が1回、筋肉系の故障で離脱している。またサイドを担当する選手では上原、堀米、荒野もちょくちょく離脱していた時期がある。 ジュリーニョの離脱も、サイド起用されたことで一層のハードワークを強いられたことと無関係ではないだろう。10年前に西谷正也を頑なに先発で使わなかった柳下正明監督の気持ちが今となっては非常によくわかる。ジュリーニョの代役には堀米が起用され、また中原がベンチに入っている。
 水戸ホーリーホックのスターティングメンバーは4-4-2、GK笠原昂史、DF田向泰輝、細川淳矢、福井諒司、内田航平、MF白井永地、佐藤祥、兵働昭弘、湯澤洋介、FW平松宗、佐藤和弘。サブメンバーはGK本間幸司、DF今瀬淳也、佐藤和樹、伊藤槙人、FW山村佑樹、宮本拓弥、久保裕一。登録上は3-6-1だが実際は4-4-2で、平松と佐藤和弘の2トップ。
 前回対戦時とかなりメンバーが変わっているが、スカパー中継の情報ではロメロ フランク、船谷、萬代が故障者扱いされておりFWが足りていない様子。佐藤祥はSBでよく起用されているようだが、この日はボランチに入っている。
 またエースだった三島は7月下旬に松本に移籍。もっとも、三島を失った後の10試合は3勝5分け2敗とまずまずの戦績でここまで乗り切っており、更にこの10試合は、バンディエラである本間から笠原にGKを変えた期間と一致している。

2016年10月6日木曜日

2016年10月2日(日)14:00 明治安田生命J2リーグ第34節 ギラヴァンツ北九州vs北海道コンサドーレ札幌 ~ジュリーニョの持ち腐れ~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF菊地直哉、増川隆洋、福森晃斗、MF石井謙伍、前寛之、宮澤裕樹、ジュリーニョ、ヘイス、FW都倉賢、内村圭宏。サブメンバーはGK金山隼樹、DF永坂勇人、MF河合竜二、堀米悠斗、神田夢実、小野伸二、FW上原慎也。前節・町田戦とスタメン、サブ共にまったく同じメンバー。恐らく今シーズン初めてだと思われる。
 ギラヴァンツ北九州のスターティングメンバーは4-4-2、GK鈴木彩貴、DF星原健太、西嶋弘之、福田俊介、川島大地、MF小手川宏基、風間宏希、新井純平、本山雅志、FWロドリゴ、小松塁。サブメンバーはGK中山開帆、DF寺岡真弘、福森健太、MF井上翔太、加藤弘堅、内藤洋平、FW原一樹。2017年シーズンより新スタジアムへの移転が決まっている北九州だが、試合開始前の時点では21位金沢と勝ち点差1、20位岐阜とは勝ち点差6で最下位に沈む。予算が限られている中で、7月に長崎より期限付き移籍で獲得したロドリゴが初スタメンだが、元々FWはある程度計算できる選手が揃っており、補強ポイントはそこではないように思える。なかなか軸が定まらない様子のCBは、大宮から期限付き移籍で獲得した福田と、28節から復帰してきた西嶋の組み合わせだが、この西嶋の復帰が補強だと考えられているのかもしれない。

2016年10月1日土曜日

2016年9月26日(月)19:00 明治安田生命J2リーグ第33節 北海道コンサドーレ札幌vsFC町田ゼルビア ~プロビンチャの泣き所~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF菊地直哉、増川隆洋、福森晃斗、MF石井謙伍、前寛之、宮澤裕樹、ジュリーニョ、ヘイス、FW都倉賢、内村圭宏。サブメンバーはGK金山隼樹、DF永坂勇人、MF河合竜二、堀米悠斗、神田夢実、小野伸二、FW上原慎也。遂に左サイドジュリーニョのスタメンが解禁。宮澤が出場停止明けで復帰、3バックの中央に増川も戻ってきた。サブには櫛引ではなく永坂が入っているが、櫛引は試合前に右膝内側側副靱帯損傷というリリースがあった。
 FC町田ゼルビアのスターティングメンバーは4-4-2、GK髙原寿康、DF土岐田洸平、畠中槙之輔、カルフィン ヨン ア ピン、松本怜大、MF中村祐也、李漢宰、森村昂太、谷澤達也、FW中島裕希、仲川輝人。サブメンバーはGK内藤圭佑、DF有薗真吾、MF大竹隆人、井上裕大、重松健太郎、FW戸島章、久木野聡。前回対戦で先発出場していた選手のうち、鈴木孝司は8/7に左アキレス腱損傷の大怪我を負いシーズンアウト。また三鬼海と鈴木崇文は8/23付で謎の契約解除。両選手とも右サイドのレギュラークラスで、やりくりが一気に苦しくなっているが、試合前の段階では勝ち点46、12勝10分10敗で8位と、1試合未消化のうちに横浜FCに抜かれたものの、数字上は十分に昇格プレーオフ戦線に踏みとどまっている(但しJ1ライセンスは交付されていない。試合後、9/28に発表された2017シーズンのライセンス判定でも、町田にJ1ライセンスは交付されなかった)。

2016年9月22日木曜日

2016年9月18日(日)19:30 明治安田生命J2リーグ第32節 V・ファーレン長崎vs北海道コンサドーレ札幌 ~妥当な取捨選択~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF菊地直哉、河合竜二、福森晃斗、MF石井謙伍、前寛之、上里一将、堀米悠斗、ヘイス、FW都倉賢、内村圭宏。サブメンバーはGK金山隼樹、DF永坂勇人、櫛引一紀、MF神田夢実、小野伸二、ジュリーニョ、FW上原慎也。宮澤が累積警告で出場停止、前節の前半途中で交代したマセードは全治4週間の右足肉離れで離脱。また増川は試合前の段階で情報がなかったが、スカパー!中継の予想スタメンでは故障者扱いがされており、3バックの中央には河合。トップ下はヘイスで、ジュリーニョはジョーカーとして控える。
 V・ファーレン長崎のスターティングメンバーは3-1-4-2、GK大久保択生、DF趙民宇、村上佑介、坂井達弥、MF田中裕人、岸田翔平、宮本航汰、梶川諒太、パク ヒョンジン、FW永井龍、木村裕。サブメンバーはGK三浦雄也、DF田上大地、MF中村慶太、碓井鉄平、白 星東、李 栄直、FW畑潤基。最終ライン中央の髙杉、前回対戦で右インサイドハーフに入っていた前田の2名が累積警告で出場停止。髙杉の代役は村上佑介。FW佐藤洸一は体調不良で欠場。前回対戦時からの変化として、レギュラークラスでは坂井、白星東がシーズン途中に加入している。畑潤基は特別指定選手に登録されたばかりの大学生。長崎は試合前の段階で9勝12分10敗の勝ち点39で順位は13位。8/11の清水戦以降、リーグ戦は2敗3分けと勝利がない。

2016年9月14日水曜日

2016年9月11日(日)12:00 明治安田生命J2リーグ第31節 北海道コンサドーレ札幌vsザスパクサツ群馬 ~すごいな、ザスパ。どうやったんだ?~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF菊地直哉、増川隆洋、福森晃斗、MFマセード、宮澤裕樹、上里一将、堀米悠斗、ジュリーニョ、FW都倉賢、内村圭宏。サブメンバーはGK金山隼樹、DF永坂勇人、MF前寛之、石井謙伍、河合竜二、小野伸二、
FWヘイス。
 札幌は8/27の筑波大学、9/3のファジアーノ岡山との天皇杯1・2回戦を挟んで2週間ぶりのリーグ戦。天皇杯初戦は過密日程もありほぼサブメンバーのみを起用して勝利したが、レギュラーメンバーに阿波加、永坂、神田らを含めて戦った岡山戦は1-2で敗れ、札幌の天皇杯は終わった。ただ永坂がこの試合ベンチ入りしているというのは、櫛引に故障や体調不良ということでなければ岡山戦での"見極め"の評価が悪くなかったということかもしれない。また8/7の清水戦で故障し離脱したヘイスが一ヶ月ぶりに戻ってきた。8/21京都戦で離脱した深井は今週ランニングを開始したところで、ボランチは宮澤と上里が組む。
 ザスパクサツ群馬のスターティングメンバーは4-4-2、GK清水慶記、DF舩津徹也、乾大知、パク ゴン、高瀬優孝、MF小林竜樹、松下裕樹、中村駿、高橋駿太、FW山岸祐也、瀬川祐輔。サブメンバーはGK鈴木雄太、DF鵜飼亮多、坪内秀介、MFマテウス、FW常盤聡、小牟田洋佑、平秀斗。吉濱は「足の違和感」で欠場。MF登録が6人だが実際の配置は4-4-2だった。パク ゴンがMF登録の3-6-1という、札幌相手のミラーゲームを"偽装"してきたということもあるかもしれない。8月の4試合負けなしと好調で、順位を20位から15位にジャンプアップさせている。またチームの心臓であるボランチの松下は、8月のJ2月間MVPに選出されている。

2016年8月28日日曜日

2016年8月25日(木)19:00 明治安田生命J2リーグ第12節 北海道コンサドーレ札幌vsロアッソ熊本 ~FW脇を制する者は試合を制す~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF菊地直哉、河合竜二、福森晃斗、MFマセード、宮澤裕樹、上里一将、堀米悠斗、ジュリーニョ、FW都倉賢、内村圭宏。サブメンバーはGK金山隼樹、DF櫛引一紀、MF石井謙伍、河合竜二、小野伸二、前寛之、FW上原慎也。
 前節試合中に「膝の違和感」で途中交代した深井は、試合前に「右膝内側半月板損傷で全治4週間」とのリリースがあった。離脱は残念だが"最悪の展開"ではなかったかもしれない。
 ロアッソ熊本のスターティングメンバーは4-4-2、GK佐藤昭大、DF藏川洋平、小谷祐喜、薗田淳、片山奨典、MF岡本賢明、キム テヨン、上原拓郎、菅沼実、FW若杉拓哉、巻誠一郎。サブメンバーはGK金井大樹、DF園田拓也、MF黒木晃平、八久保颯、中山雄登、髙柳一誠、FW齋藤恵太。試合前の段階では、9勝6分12敗で勝ち点33、順位は16位。過密日程を乗り切るためローテーションを意識した選手起用がされているが、前節は北九州にホームで1-6とまさかの大敗を喫したこともあり、DF3人が入れ替わっていて薗田も起用されている。平繁は体調不良で欠場、エース清武は詳細がわからないがベンチ外。菅沼は8/6に契約が発表され、この試合が初出場となる。
 8/27-28、9/3に天皇杯が行われ、J2以上のカテゴリのクラブが順次登場するためJ2リーグ戦は8/21(日)~9/11(日)までが中断期間という扱いで、この間に未消化分の試合…熊本地震で延期になった熊本戦、悪天候で中止になった水戸-長崎戦がねじ込まれており、熊本はまだまだ過密日程が続く。札幌はこの試合後、中1日で8/27に天皇杯の筑波大学戦@厚別が控えている。

2016年8月23日火曜日

2016年8月21日(日)19:00 明治安田生命J2リーグ第30節 京都サンガF.C.vs北海道コンサドーレ札幌 ~外外に意図はあったか~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF菊地直哉、河合竜二、福森晃斗、MF荒野拓馬、宮澤裕樹、深井一希、堀米悠斗、ジュリーニョ、FW都倉賢、内村圭宏。サブメンバーはGK金山隼樹、DF櫛引一紀、MFマセード、河合竜二、小野伸二、上里一将、FW上原慎也。
 出場停止明けの増川と、前節休養させた深井がスタメン復帰。同じく出場停止明けのマセードはベンチスタートで、サイドは好調の荒野と堀米。U23韓国代表はリオ五輪で準々決勝敗退に終わり、メダルと兵役免除を勝ち取ることはできなかった。ク ソンユンはこの試合から合流している。
 京都サンガF.C.のスターティングメンバーは3-4-2-1、GK菅野孝憲、DF菅沼駿哉、染谷悠太、本多勇喜、MF下畠翔吾、吉野恭平、佐藤健太郎、岩沼俊介、FW堀米勇輝、エスクデロ競飛王、イ ヨンジェ。サブメンバーはGK清水圭介、DF内田恭兵、MF山瀬功治、アンドレイ、FW有田光希、キロス、ダニエル ロビーニョ。試合前の段階では、勝ち点50で5位につけている。レギュラーとして出続けていたアンドレイが2試合続けてベンチスタートとなっている理由はよくわからない。石櫃は7/31の第26節以降出場していないが、8/19に左膝外側半月板損傷の手術を行ったとのリリースがあった。

2016年8月19日金曜日

2016年8月14日(日)13:30 明治安田生命J2リーグ第29節 北海道コンサドーレ札幌vsモンテディオ山形 ~アルセウの乱から8年~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GK金山隼樹、DF菊地直哉、河合竜二、福森晃斗、MF荒野拓馬、宮澤裕樹、上里一将、堀米悠斗、ジュリーニョ、FW都倉賢、内村圭宏。サブメンバーはGK阿波加俊太、DF永坂勇人、櫛引一紀、MF石井謙伍、小野伸二、深井一希、FW上原慎也。
 増川とマセードが出場停止。3バックの中央には6/4ジェフユナイテッド千葉戦以来となる河合が起用されている。ミッドウィークの横浜戦後の練習に19人しか参加していなかったという報道があり、この19人の内訳が分からないが、記事中では練習を休んだと書かれている福森はスタメン出場、またジュリーニョもおそらく「19人」に入っていなかったが、試合前に回復して起用できる状態になったと考えられる。内村が先発起用でFWがいないため、上原がFW登録されている。
 モンテディオ山形のスターティングメンバーは4-2-3-1、GK山岸範宏 DF山田拓巳、宇佐美宏和、渡辺広大、高木利弥、MF川西翔太、アルセウ、佐藤優平、ディエゴ、伊東俊。FW林陵平。サブメンバーはGK富居大樹、DF荒堀謙次、MF梅鉢貴秀、松岡亮輔、鈴木雄斗、FW永藤歩、大黒将志。CBのレギュラー、田代を出場停止で欠く。山形は後半戦開始の22節以降勝ちなし。試合前の時点では勝ち点30、21位の金沢との勝ち点差は6と楽観できる状況ではない。前節・京都戦の試合後はNDソフトスタジアム山形でサポーターの居残りがあった。

 試合と全く関係ないが、石崎信弘氏が柏レイソルを率いて1年でのJ1復帰を果たしたのが2006年、ディエゴはその時の中心選手だった。翌2007年、ディエゴは東京ヴェルディ1969に移籍し、入れ替わりで柏はアルセウを獲得。アルセウは柏を1年で退団して翌2008年に札幌に(あのノナトと同期で)入団、前年のディフェンスリーダー・ブルーノクアドロスを放出してまで札幌に迎えられるも、三浦俊哉監督(当時)の戦術に限界を感じ、グアムキャンプ開始から1週間で「アルセウの乱」を発動して退団(よって今回が札幌初上陸)。こうした出来事がもう10年近く前だという事実は時代の流れを感じさせる。

2016年8月13日土曜日

2016年8月11日(木)18:00 明治安田生命J2リーグ第28節 横浜FCvs北海道コンサドーレ札幌 ~10番の仕事~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GK金山隼樹、DF櫛引一紀、増川隆洋、福森晃斗、MFマセード、深井一希、堀米悠斗、石井謙伍、宮澤裕樹、FW荒野拓馬、都倉賢。サブメンバーはGK阿波加俊太、DF上原慎也、MF菊地直哉、神田夢実、小野伸二、上里一将、FW内村圭宏。ヘイスは恐らく前節の試合中の負傷交代による欠場だが、ジュリーニョの欠場理由はよくわからない。菊地は後日の情報によると、連戦の疲労を考慮したとのこと。駒不足の前線は久々に宮澤がトップ下、好調の荒野が都倉と2トップを組む。
 なおこの試合が行われた8/11の午前に、リオ五輪では韓国代表が決勝トーナメント進出、ク ソンユンの復帰は最短でも8/21の京都サンガF.C.戦以降となる。
 横浜FCのスターティングメンバーは4-4-2、GK南雄太、DF藤井悠太、大崎玲央、西河翔吾、田所諒、MF佐藤謙介、中里崇宏、野崎陽介 野村直輝、FW大久保哲哉、イバ。サブメンバーはGK高丘陽平、DF永田拓也、楠元秀真、MF内田智也、ロク シュトラウス、ナ ソンス、松下年宏。札幌にとっては函館で大勝した相手だが、横浜はここ5試合負けなしと好調。前節はキングカズのゴールもあり、アウェイでセレッソ大阪相手に2点差をひっくり返して逆転勝利を収めている。

2016年8月9日火曜日

2016年8月7日(日)14:00 明治安田生命J2リーグ第27節 北海道コンサドーレ札幌vs清水エスパルス ~四方田式5バックの正当性~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GK金山隼樹、DF菊地直哉、増川隆洋、福森晃斗、MFマセード、深井一希、上里一将、荒野拓馬、ヘイス、FW都倉賢、内村圭宏。サブメンバーはGK阿波加俊太、DF櫛引一紀、MF河合竜二、石井謙伍、小野伸二、宮澤裕樹、ジュリーニョ。今週から完全合流したヘイスが早速スタメン復帰、前線は都倉内村の2トップで、好調のジュリーニョがサブに戻ったのは、やはり守備面の不安からだろうか。一方ボランチは複数の組み合わせが考えられる中、上里がスタメンに復帰しており、左サイドに荒野。また出場が危ぶまれた福森もスタメンに名を連ね、大一番を前に宮澤以外はほぼベストメンバーが揃った。
 清水エスパルスのスターティングメンバーは4-4-1-1、GK杉山力裕、DFキム ボムヨン、ビョン ジュンボン、角田誠、松原后、MF枝村匠馬、河井陽介、竹内涼、白崎凌兵、石毛秀樹、FW鄭大世。サブメンバーはGK植草裕樹、DF三浦弦太、MF村田和哉、澤田崇、六平光成、FW長谷川悠、北川航也。
 清水は依然として攻守の2枚看板、大前と本田を欠いている他、新潟から期限付き移籍で獲得し、スタメン出場を続けていた川口が右腓腹筋肉離れ、CBのレギュラークラス犬飼も離脱中。大前に加えてミッチェル デュークも長期離脱している前線は、出遅れていた鄭大世が第8節以降の19試合で13ゴール、ここ6試合で7ゴールと牽引し、相方に金子や石毛といった2列目タイプの選手を配している。6月上旬に全治6週間の負傷を負った本田拓也は8月に入り、ようやく実戦復帰したところのようである。 清水は14節までで5敗を喫し、やや出遅れていたが15節~26節は7勝4分1敗で乗り切り、試合開始時点では自動昇格圏と勝ち点差7の5位につけている。持ち直した要因の一つに、ベテランの域に達した枝村の存在があるとみる。第17節以降継続してスタメン出場しているが、攻守でスペースに気が利く選手で、若い選手が多い中盤にバランスをもたらしている。

2016年8月3日水曜日

2016年7月31日(日)19:00 明治安田生命J2リーグ第26節 レノファ山口FCvs北海道コンサドーレ札幌 ~貫くべきだった"自分たちのサッカー"~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GK金山隼樹、DF菊地直哉、増川隆洋、福森晃斗、MFマセード、深井一希、堀米悠斗、石井謙伍、荒野拓馬、FWジュリーニョ、都倉賢。サブメンバーはGK阿波加俊太、DF櫛引一紀、MF河合竜二、小野伸二、イルファン、宮澤裕樹、FW内村圭宏。前節からの変更点は堀米が中央、石井が左サイドで、荒野がトップ下、内村がサブに控える。また左太もも裏の肉離れで戦列を離れていた宮澤がサブに復帰。好調だった上里だが、宮澤らの復帰に伴い残念ながらベンチ外。
 レノファ山口FCのスターティングメンバーは3-4-2-1、GK一森純、DF北谷史孝、宮城雅史、香川勇気、MF小池龍太、幸野志有人、庄司悦大、廣木雄磨、三幸秀稔、福満隆貴、FW島屋八徳。サブメンバーはGK村上昌謙、DF奥山政幸、MF安藤由翔、加藤大樹、星雄次、平林輝良寛、FW岡本英也。エースストライカーの岸田とそのサブの中山が欠場。島屋のトップでの起用はゼロトップのようなイメージかと思われる。
 山口はいつもの4バックからシステムを変更し、宮城を3バックの中央、島屋をFWとした3-4-2-1でこの試合に臨んでいる。札幌の3-4-1-2に対し、各ポジションでの人数を合わせてきたと考えるのが妥当で、札幌もすっかりマークされるチームになったなというのが率直な感想である。
 前回対戦では0-0で折り返した後半、均衡を破ったのは札幌のジュリーニョの個人技(PK獲得)であり、突き放されたのは重心を上げた山口の隙をついたカウンターアタックで、そこまで山口が陣形をいじる必要はあったのかと思うが、山口の上野監督らは「首位の力を見せつけられた」とコメントしており、札幌が考える以上に評価が高かったのかもしれない。なお3バックは上野監督によると「練習自体はしていた」とのこと。

2016年7月28日木曜日

2016年7月25日(月)19:00 明治安田生命J2リーグ第25節 北海道コンサドーレ札幌vsFC岐阜 ~諦められない左足~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GK金山隼樹、DF菊地直哉、増川隆洋、福森晃斗、MFマセード、荒野拓馬、上里一将、堀米悠斗、ジュリーニョ、FW都倉賢、内村圭宏。サブメンバーはGK阿波加俊太、DF櫛引一紀、MF河合竜二、小野伸二、神田夢実、中原彰吾、深井一希。ヘイスは右ふくらはぎ痛で別メニュー調整しており召集外。深井は疲労を考慮してベンチスタート。石井は累積警告で出場停止の一方で、小野が10試合ぶりにサブメンバーに復帰。ボランチは遂に1~4番手のうち3選手が離脱、深井もスタメンを外れ5番手の上里と荒野。ここにきて復調中の上里は非常に頼もしい。ただ直近4試合で1ゴール2アシストの荒野がボランチに回ると、前線の駒が一気に手薄になるのが気がかりではある。
 FC岐阜のスターティングメンバーは4-1-4-1、GK高木義成 、DF野垣内俊、阿部正紀、田代雅也、磐瀬剛、MF田森大己、風間宏矢、苅部隆太郎、高地系治、レオミネイロ、FW鈴木ブルーノ。サブメンバーはGKポープ ウィリアム、DF鈴木潤、岡根直哉、MF水野泰輔、青木翼、FW田中達也、瀧谷亮。ラモス瑠偉監督の解任、吉田恵新監督の就任でメンバー、フォーメーションは読めないところだったが、FWを1枚削り中盤にアンカー(フォアリベロ)として田森を置いた4-1-4-1を採用。メンバーについては右SBを益山に変えて野垣内、FWに鈴木ブルーノ、といった選手を起用している他はこれまで起用されてきた選手が並んでいる印象。

2016年7月22日金曜日

2016年7月20日(水)19:00 明治安田生命J2リーグ第24節 北海道コンサドーレ札幌vs松本山雅FC ~情熱が覆い隠す構造的問題~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GK金山隼樹、DF菊地直哉、増川隆洋、福森晃斗、MFマセード、深井一希、上里一将、荒野拓馬、ヘイス、FW都倉賢、内村圭宏。サブメンバーはGK阿波加俊太、DF櫛引一紀、MF河合竜二、石井謙伍、堀米悠斗、ジュリーニョ、FW菅大輝。ク ソンユンがリオ五輪韓国代表に招集され、代役は金山。内村が4試合ぶりに、マセードが5試合ぶりにスタメン復帰。菅は第8節山形戦以来のメンバー入り。
 松本山雅FCのスターティングメンバーは3-4-2-1、GKシュミット ダニエル、DF後藤圭太、飯田真輝、喜山康平、MF飯尾竜太朗、岩間雄大、宮阪政樹、安藤淳、工藤浩平、石原崇兆、FW高崎寛之。サブメンバーはGK白井裕人、DF那須川将大、安川有、MF武井択也、パウリーニョ、FWウィリアンス、山本大貴。

2016年7月19日火曜日

2016年7月16日(土)19:00 明治安田生命J2リーグ第23節 ファジアーノ岡山vs北海道コンサドーレ札幌 ~怒りの矛先~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GKク・ソンユン、DF菊地、増川、福森、MF石井、深井、上里、堀米、荒野、FW都倉、ヘイス。サブメンバーはGK金山、DF前貴之、櫛引、MF河合、マセード、ジュリーニョ、FW内村。GKは前節途中交代したク・ソンユン。全治1ヶ月の肉離れで離脱していたマセードが、ビジュを髣髴とさせる回復力を見せてメンバー入り。
 ファジアーノ岡山のスタメンは3-4-2-1、GK中林、DF澤口、竹田、篠原、MF加地、関戸、矢島、片山、FW赤嶺、豊川、伊藤。サブメンバーはGK椎名、DF金 珍圭、MF渡邊、三村、島田、田中奏一、FW久保。前節欠場した片山が左WBに復帰。開幕から全試合先発していた岩政は累積警告で出場停止。押谷は前節試合中に左足を裂傷した影響で欠場。3バックの中央には竹田が入る。

2016年7月13日水曜日

2016年7月9日(土)19:00 明治安田生命J2リーグ第22節 セレッソ大阪vs北海道コンサドーレ札幌 ~兄より優れた弟分~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GKク・ソンユン、DF菊地、増川、福森、MF石井、深井、上里、堀米、荒野、FW都倉、ヘイス。サブメンバーはGK金山、DF上原、櫛引、MF河合、前貴之、FW内村、ジュリーニョ。都倉が累積警告による出場停止明けで復帰。進藤は今週の練習で右太ももの痛みを訴えて別メニュー調整していたようで、代役として新加入の菊地直哉がデビュー。ここ2試合スタメンの前寛之は膝を痛めて前日の練習を休み、深井の相方は上里。股関節痛で別メニュー調整が続いていた小野は7/6から全体練習に合流していたがベンチ入りせず。前線は前節1ゴール1アシストの荒野が引き続きスタメンで、ジュリーニョと内村が今季初めてサブに並んでいる。
 セレッソ大阪のスタメンは4-2-3-1、GKキム・ジンヒョン、DF松田、田中、山下、丸橋、MF山口、山村、清原、ソウザ、杉本、FWリカルド サントス。サブメンバーはGK丹野、DF藤本、MF関口、丸岡、FW田代、玉田、澤上。6月末にハノーファーから復帰し、前節7/3のロアッソ熊本戦に先発した山口蛍が引き続きスタメンで出場。2列目のレギュラーだったブルーノ メネゲウは熊本戦の後、中国超級リーグの長春亜泰に移籍が確定。柿谷は6/8の長崎戦で全治4週間の負傷を負った影響により欠場。前節は山村とソウザのダブルボランチだったが、この試合はソウザがトップ下、山村がスタメン復帰。故障者等が出たことにより清原や関口、丸岡といった、これまで塩漬けにされてきた戦力を活用する状況になってきた模様である。

2016年7月7日木曜日

2016年7月3日(日)14:00 明治安田生命J2リーグ第21節 北海道コンサドーレ札幌vs横浜FC ~1列目が映し出す両チームのコンセプト~

スターティングメンバー
札幌は函館開催記念ユニフォームを着用、パンツの色に合わせて紫のアイコン

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GKク・ソンユン、DF進藤、増川、福森、MF石井、深井、前寛之、堀米、荒野、FWヘイス、ジュリーニョ。サブメンバーはGK金山、DF上原、櫛引、MF上里、河合、前貴之、FW内村。都倉は累積警告で出場停止、内村は直前の練習で太ももに張りを訴えたとのことでベンチスタート。肉離れの宮澤、右ふくらはぎ痛のマセードは前節に続いて欠場。荒野が恐らく初めて、キャプテンマークを巻く。
 横浜FCのスタメンは4-4-2、GK南、DF市村、野上、西河、永田、MF佐藤、寺田、大崎、小野瀬、FW大久保、三浦(カズ)。サブメンバーはGK鈴木、DF楠元、MF中里、野崎、野村、松下、FWイバ。左SBのレギュラーである田所が前節の退場により出場停止。これまでCBで起用されてきた大崎が本職のボランチに入り、CBには野上。サイドは右に佐藤、左に小野瀬で野村がベンチスタート。カズは6月に入って好調なようで、第18節から4試合連続のスタメン出場となる。2トップの相方に予想された津田が欠場で、大久保がスタメン。
 横浜はミロシュ・ルス監督が体調不良で第18節を最後に辞任、19節から中田仁司監督が指揮を執る。監督交代による明確な影響は、直前の20節にGKを若手の渋谷からベテラン南に変えた(戻した)くらいだったが、この試合はレギュラーだった野村をベンチスタートにし、サイドハーフのメンバーを見直している。なおスカパー!の予想スタメンでは寺田がサイド、佐藤がボランチとなっていたが、寺田は今シーズン一貫してボランチで使われており、ここを動かすことは考えにくかった。
 J2リーグ戦は熊本地震の影響で未消化の試合を除くと、この試合で一巡し、前半戦が終了する。

2016年7月1日金曜日

2016年6月26日(日)19:30 明治安田生命J2リーグ第20節 ザスパクサツ群馬vs北海道コンサドーレ札幌 ~潰されないヘイスの巧さ~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GKク・ソンユン、DF進藤、増川、福森、MF石井、深井、前寛之、前貴之、ヘイス、FW都倉、内村。サブメンバーはGK金山、DF上原、櫛引、MF上里、河合、荒野、ジュリーニョ。進藤が3試合ぶりにスタメンに復帰、前節に続き堀米、更に金曜の練習で負傷(肉離れ)の宮澤、マセードが欠場と中盤が一気に苦しくなっている。前貴之は今シーズン初出場。増川がキャプテンマークを巻く。サイドは両足で蹴れる前貴之が左、石井が右に回っている。
 ザスパクサツ群馬のスタメンは4-4-2、GK清水、DF船津、乾、坪内、高瀬、MF山岸、松下、中村、高橋、FW瀬川、常盤。サブメンバーはGK鈴木、DF青木、一柳、MF小林、永井、平、FW小牟田。
 2016年シーズンの群馬は開幕戦で岐阜に4-0と快勝、続く金沢にも勝利し2連勝を飾ったが、第3節から第12節まで未勝利と苦しむなど、ここまで4勝5分け10敗で勝ち点17、20位と厳しい戦いが続く。試合前の興味深いデータとして、ここまで消化した、第19節までの19試合において相手が3バックのチームと対戦した5試合では1勝もできていない(vs岡山0-1、松本1-2、徳島1-1、愛媛1-2、長崎2-2)というものがある。

2016年6月21日火曜日

2016年6月19日(日)14:00 明治安田生命J2リーグ第19節 北海道コンサドーレ札幌vsギラヴァンツ北九州 ~右サイドに潜む問題~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GKク・ソンユン、DF櫛引、増川、福森、MFマセード、深井、宮澤、石井、ヘイス、FW都倉、内村。サブメンバーはGK金山、DF上原、進藤、MF上里、河合、前寛之、ジュリーニョ。ふくらはぎを痛めた堀米がベンチ外で、石井がスタメン復帰、前寛之がサブに入る以外は前節の長崎戦と同じ。
 ギラヴァンツ北九州のスタメンは4-4-2、GK鈴木、DF星原、刀根、寺岡、石神、MF小手川、風間、新井、川島、FW池元、原。サブメンバーはGK阿部、DF市川、MF井上、加藤、本山、FW多田、小松。CB寺岡、ボランチに新井が2試合連続でスタメンで入り、川島の左サイド起用など、昨シーズンのスタメンにやや回帰している傾向がみられる。

2016年6月16日木曜日

2016年6月13日(月)19:00 明治安田生命J2リーグ第18節 北海道コンサドーレ札幌vsV・ファーレン長崎 ~緩さが罠となる~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GKク・ソンユン、DF櫛引、増川、福森、MFマセード、深井、宮澤、堀米、ヘイス、FW都倉、内村。サブメンバーはGK金山、DF上原、進藤、MF上里、河合、石井、ジュリーニョ。
 水曜日開催の前節松本戦から中4日ということも考慮したのか、メンバーが4人入れ替わっている。GKはU23韓国代表から返ってきたク・ソンユン。ボランチに宮澤がフェイスガードを装備して先発に復帰し、堀米は左ウイングバックに回っている。ナチュラルなレフティーが適任だと考えるポジションなので、この選択を支持したい。右ストッパーには開幕から全試合スタメンを続けていた進藤がサブで櫛引を起用。進藤は前節、失点に繋がるミスを犯しているが、出ずっぱりであることの疲労も考慮したと考えられる。そしてトップ下はまさかのヘイス。事前情報はほとんどなかったが、ここ数試合で見せているボールタッチやキープ力、スペースへの嗅覚を考えると理解できない起用ではない。問題は守備。
 V・ファーレン長崎のスタメンは3-1-4-2、GK大久保、DF李栄直、田上、趙民宇、MF中村、田中裕人、パク ヒョンジン、前田、梶川、FW佐藤、永井。サブメンバーはGK三浦、DF岸田、村上、MF木村、養父、宮本、北川。前節から中村、パク ヒョンジンがスタメンに復帰。開幕から全試合スタメンを続けていた高杉が欠場。

2016年6月11日土曜日

2016年6月8日(水)19:00 明治安田生命J2リーグ第17節 松本山雅FCvs北海道コンサドーレ札幌 ~練度の差:3バック歴2年 vs 5年~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GK金山、DF進藤、増川、福森、MFマセード、深井、堀米、石井、ジュリーニョ、FW都倉、サブメンバーはGK阿波加、DF上原、櫛引、MF前寛之、河合、上里、FWヘイス。内村。出場停止明けの深井と、増川がスタメン復帰、故障の宮澤は前節に引き続き欠場。
 松本山雅FCのスタメンは3-4-2-1、GKシュミット ダニエル、DF當間、飯田、喜山、MF飯尾、宮阪、岩間、那須川、工藤、山本、FW高崎。サブメンバーはGK白井、DF酒井、安川、MF石原、武井、FW前田、ウィリアンス。開幕から全試合フル出場していた田中隼磨が体調不良でベンチ外。

2016年6月7日火曜日

2016年6月4日(土)19:00 明治安田生命J2リーグ第16節 北海道コンサドーレ札幌vsジェフユナイテッド千葉 ~長所と短所は紙一重~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GK金山、DF進藤、河合、福森、MFマセード、稲本、堀米、石井、ジュリーニョ、FW都倉、内村。前節退場処分の深井、韓国代表招集のク・ソンユン、前節負傷交代した宮澤に加え、増川が欠場。サブはGK阿波加、DF櫛引、上原、MF上里、イルファン、中原、FWヘイスで小野はベンチ外。
 ジェフユナイテッド千葉のスタメンは4-2-3-1、GK佐藤優也、DF多々良、イ・ジュヨン、近藤、阿部、MFアランダ、長澤、山本、町田、船山、FWエブソン。サブはGK藤嶋、DF比嘉、大久保、若狭、MF吉田、FWオナイウ、菅嶋。前節まで2試合連続得点中の井出と、富澤、小池らがベンチ外。

2016年6月1日水曜日

2016年5月28日(土)14:00 明治安田生命J2リーグ第15節 北海道コンサドーレ札幌vsレノファ山口FC ~2段構えの中央封鎖~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GKク・ソンユン、DF進藤、増川、福森、MFマセード、深井、宮澤、石井、ジュリーニョ、FW都倉、内村。石井が第3節以来のスタメン復帰、サブメンバーの選出(金山、河合、櫛引、堀米、稲本、小野、ヘイス…1人は前線に投入できる小回りの利く選手がいても良いと感じるが)も含め、恐らくこれが四方田監督の考える現時点でのベストメンバー。左のウイングバックは石井と堀米のどちらの序列が上か迷うところだが、2015シーズン終盤のレギュラーかつ開幕3戦でスタメン起用されていて、この試合でも復帰後即スタメンの石井がファーストチョイスだと見る。
 レノファ山口FCのスタメンは4-2-3-1、GK一森、DF小池、ユン・シンヨン、北谷、香川、MF庄司、三幸、鳥養、福満、島屋、FW岸田。岸田が第5節以来のスタメン復帰。試合前日に羽田空港で発生した大韓航空機の出火事故で羽田空港が封鎖された影響により、山口の選手は試合当日に札幌入りしている。

2016年5月24日火曜日

2016年5月22日(日)13:00 明治安田生命J2リーグ第14節 カマタマーレ讃岐vs北海道コンサドーレ札幌 ~厚みを生むfalso centralの攻撃参加~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GKク・ソンユン、DF進藤、増川、福森、MF荒野、宮澤、深井、堀米、ジュリーニョ、FW都倉、内村。出場停止明けのジュリーニョが復帰、マセードは前節に続いて欠場。
 カマタマーレ讃岐のスタメンは4-4-2、GK清水、DF西、エブソン、岡村、砂森、MF仲間、永田、高木、馬場、FW我那覇、木島徹也。

2016年5月16日月曜日

2016年5月15日(日)13:00 明治安田生命J2リーグ第13節 水戸ホーリーホックvs北海道コンサドーレ札幌 ~水戸の伝統?~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GKク・ソンユン、DF進藤、増川、櫛引、MF前寛之、宮澤、深井、堀米、荒野、FW都倉、ヘイス。
 札幌はジュリーニョが出場停止、マセードは体調不良、福森が故障で欠場。荒野が初スタメンで、ヘイス、前寛之は町田戦以来2度目のスタメン。イルファンがベンチ入り。スカパー!!の情報では、今週の練習では前貴之が右のWBに入って練習していたが、体調不良により週の途中の練習から前寛之に代わったとのことである。また5/7に予定されていた前節、ロアッソ熊本戦が中止になったことは、興行的にはゴールデンウィークの札幌ドーム開催を失うことは痛いかもしれないが、過密日程の緩和という点で大きい。
 水戸ホーリーホックのスタメンは3-4-2-1、GK本間、DF伊藤、細川、ソン・ジュフン、MF田向、今瀬、兵働、湯澤、ロメロ フランク、船谷、FW三島。

2016年5月5日木曜日

2016年5月3日(火)13:00 明治安田生命J2リーグ第11節 ツエーゲン金沢vs北海道コンサドーレ札幌 ~暫定首位は本物か~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GKク・ソンユン、DF進藤、河合、福森、MFマセード、宮澤、深井、堀米、ジュリーニョ、FW都倉、内村。
 ツエーゲン金沢のスタメンは5-3-2、GK原田、DF辻尾、阿渡、廣井、メンデス、小柳、MF安東、太田、山藤、FW水永、金子。
 札幌は試合開始前の段階で2位。熊本地震の影響により複数チームの消化が少ない状況だが、この試合に勝てば勝ち点差1で追う町田をかわし、暫定首位の可能性もある。
 一方の金沢は開幕から未勝利で最下位に沈む。森下仁之監督はスーツで指揮を執る。この試合では通常CBを務めることが多い太田をアンカーで起用しているなど、前節の清水戦で4失点した守備のテコ入れ、立て直しを意識していると考えられる。

2016年5月1日日曜日

2016年4月29日(金)14:00 明治安田生命J2リーグ第10節 北海道コンサドーレ札幌vs徳島ヴォルティス ~マセードの不満~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GKク・ソンユン、DF進藤、増川、福森、MFマセード、稲本、宮澤、堀米、ジュリーニョ、FW都倉、内村。
 徳島ヴォルティスのスタメンは3-1-4-2、GK相澤、DF橋内、福元、石井、MF藤原、広瀬、濱田、岩尾、内田、FW木村、山崎。木村が山崎の下、1.5列目の3-1-4-1-1のような形をとる。

2016年4月24日日曜日

2016年4月23日(土)13:00 明治安田生命J2リーグ第9節 北海道コンサドーレ札幌vsセレッソ大阪 ~伸びたうどん状態~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GKク・ソンユン、DF進藤、増川、福森、MFマセード、宮澤、深井、堀米、ジュリーニョ、FW都倉、内村。荒野、ヘイスがベンチ入り。菅、河合がベンチ外。
 セレッソ大阪のスタメンは4-2-3-1、GKキム・ジンヒョン、DF松田、田中、山下、丸橋、MF山村、ソウザ、杉本、柿谷、ブルーノ メネゲウ、FWリカルド サントス。玉田、関口、扇原、茂庭らがサブ。

2016年4月19日火曜日

2016年4月17日(日)14:00 明治安田生命J2リーグ第8節 モンテディオ山形vs北海道コンサドーレ札幌 ~ジュリーニョのクオリティ~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GKク・ソンユン、DF進藤、増川、櫛引、MFマセード、宮澤、深井、福森、菅、FWジュリーニョ、都倉。
 マセードが故障から復帰し即スタメン、トップ下には前節に引き続き菅。開幕戦以降離脱していた小野がベンチ入り。
 モンテディオ山形のスタメンは4-4-2、GK山岸、DF山田、渡辺、田代、高木、MF伊東、川西、松岡、汰木、FWディエゴ、大黒。
 山形は開幕から3-4-2-1を基本形としてきたが7試合勝ちなしで、この試合は4-4-2に切り替えてきた。守備は4-4-2でセットするが、攻撃は4-2-3-1に近い。ディエゴと大黒の縦関係は大黒が前、ディエゴがその裏で固定。伊東、汰木は2列目をやや流動的に動く。ボランチは開幕からスタメンのアルセウが出場停止、松岡と組むのは川西。

2016年4月12日火曜日

2016年4月9日(土)19:00 明治安田生命J2リーグ第7節 北海道コンサドーレ札幌vsファジアーノ岡山 ~菅の初仕事~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GKク・ソンユン、DF進藤、増川、櫛引、MF上原、深井、宮澤、福森、菅、FW都倉、ジュリーニョ。
 ファジアーノ岡山のスタメンは3-4-2-1、GK中林、DF篠原、岩政、竹田、MF田中、島田、矢島、片山、FW藤本、伊藤、赤嶺。
 札幌は報道通り菅がトップ下。加えて櫛引がスタメンで福森がウイングバックだが、櫛引起用の理由は、後述の単純な守備能力での要因に加え、進藤と福森の両ストッパーでは攻撃的すぎる(2人とも攻撃が好きで、スペースを発見するとどんどん前に行く)ので、純粋なDFである櫛引を入れてバランスを取る意図もあると考える。
 特に進藤は第1節のヴェルディ戦のようなカウンターからの失点に繋がるプレーにも関与しているなど、流れの中での攻撃参加についてはもう少しバランスをとる必要がある。櫛引の起用で攻撃力はやや落ちるが、菅の起用や都倉の復帰で充分にカバーできる。
 WBについては、左WBが福森か堀米かによって、ドリブラータイプの選手への応対がどの程度変わるかは、昨シーズンから何度か注目しているが、福森の方がやや堅いように思える。また個人的には、上原はスタートで使う場合、右WBで強さ、速さが活きる。左サイド起用ではよほど自由に振る舞える相手でない限り窮屈にプレーしている印象を受ける。
 岡山は押谷が不在で代役は藤本。また右サイドは加地ではなく田中。

2016年4月5日火曜日

2016年4月3日(日)13:00 明治安田生命J2リーグ第6節 FC町田ゼルビアvs北海道コンサドーレ札幌 ~インテンシティの源~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GKク・ソンユン、DF進藤、増川、福森、MF前寛之、深井、稲本、堀米、宮澤、FWヘイス、ジュリーニョ。2試合採用した3センターの3-5-2から、開幕時の3-4-1-2に回帰する。インフルエンザの都倉に加え、マセード、石井と右サイドのレギュラークラス2人を欠くのが痛い。期待のヘイスが初先発。
 FC町田ゼルビアのスタメンは4-4-2、GK髙原、DF三鬼、畠中、ヨン・ア・ピン、土岐田、MF鈴木崇文、リ・ハンジェ、森村、谷澤、FW鈴木孝司、中島。2013年シーズンにJ3に降格第1号チームとなった町田は、J2復帰に2シーズンを要した。メンバーを見ると関東や在京クラブに所属していた選手を中心に、案外知っている名前が多い。

2016年3月28日月曜日

2016年3月26日(土)13:00 明治安田生命J2リーグ第5節 北海道コンサドーレ札幌vs京都サンガF.C. ~先手必勝~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GK阿波加、DF進藤、増川、櫛引、MFマセード、前寛之、深井、堀米、福森、FW都倉、ジュリーニョ。
 小野を欠いた前節の清水戦からさらに宮澤、金山らが離脱し、ソンユンが代表招集のため阿波加がスタメン。杉山、イルファン、ヘイスがベンチ入り。CBは清水戦に引き続き増川。宮澤が離脱したためトップ下のレギュラークラスがほぼいなくなり、前節に引き続き3センターを採用。堀米がキャプテンマークを巻く。
 京都サンガF.C.のスタメンは4-4-2、GK菅野、DF石櫃、菅沼、染谷、本多、MF山瀬、アンドレイ、佐藤健太郎、石田、FWイ・ヨンジェ、有田。京都はこの試合まで開幕4戦連続で引き分け。

※この記事は5/3第11節金沢戦の後に作成しました。

2016年3月25日金曜日

2016年3月20日(日)13:00 明治安田生命J2リーグ第4節 清水エスパルスvs北海道コンサドーレ札幌 ~3-5-2 3センターの可能性と課題~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-5-2、GKク・ソンユン、DF進藤、増川、福森、MFマセード、前寛之、深井、宮澤、石井、堀米、FW都倉、ジュリーニョ。スカパー!等の表記は前節通りの3-4-1-2だったが、蓋を開けてみると宮澤が下がった3センターの3-5-2。
 清水エスパルスのスタメンは4-4-2、GK西部、DF鎌田、三浦、ビョン・ジュンボン、福村、MF石毛、六平、本田、河井、FW大前、北川。

2016年3月22日火曜日

2016年3月13日(日)13:00 明治安田生命J2リーグ第3節 北海道コンサドーレ札幌vs愛媛FC ~主役は宮澤~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスタメンは3-4-1-2、GKク・ソンユン、DF進藤、河合、福森、MFマセード、深井、上里、石井、宮澤、FW都倉、ジュリーニョ。前節に引き続き小野が欠場し、トップ下に宮澤、中盤に深井。進藤は開幕から3試合連続のスタメン。
 愛媛FCのスタメンは3-4-2-1、GK児玉、DF林堂、茂木、浦田、MF玉林、藤田、小島、内田、瀬沼、河原、FW阪野。主力の西岡がベンチスタート、瀬沼を右シャドーに配し、トップに阪野。

2016年3月7日月曜日

2016年3月6日(日)16:00 明治安田生命J2リーグ第2節 FC岐阜vs北海道コンサドーレ札幌 ~早くも訪れたターニングポイント~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク・ソンユン、DF進藤亮佑、河合竜二、福森晃斗、MFマセード、深井一希、上里一将、石井謙伍、ジュリーニョ、FW都倉賢、内村圭宏。サブメンバーはGK金山隼樹、DF上原慎也、増川隆洋、MF前寛之、堀米悠斗、FW内村圭宏、ヘイス。小野は開幕戦後に左臀部(でんぶ)の張りで別メニュー調整中、稲本は左内転筋の張りを訴えそれぞれ欠場、トップ下に宮澤、中盤に深井が起用されている。開幕戦は謎の欠場だった福森が左DFに復帰。開幕戦はベンチ外だったヘイスがベンチ入り。開幕から早くも故障者が続出している(それも中核と考えられてきた選手)が、開幕戦の出来は散々だったので、2戦目でメンバーを入れ替える口実ができたことは悪くない状況かもしれない。
 FC岐阜のスターティングメンバーは4-4-2、GK ポープ ウィリアム、DF益山司、田森大己、田代雅也、岡根直哉、MF高地系治、水野泰輔、秋葉勝、レオミネイロ、FWエヴァンドロ、瀧谷亮。サブメンバーはGK常澤聡、DF阿部正紀、MF青木翼、田中パウロ淳一、レオナルド ロシャ、苅部隆太郎、FW遠藤純輝。岐阜も開幕戦でザスパクサツ群馬に0-4と惨敗しており、メンバーを数人入れ替えてこの試合に臨んでいる。田森、田中パウロ淳一、秋葉、ポープ ウィリアム、といった新戦力がスタメン出場。長身のストッパータイプである岡根の左サイドバック起用は、右に流れてくる都倉対策だったと予想されるが、砂川誠氏によると「足元も悪くないので起点にもなれる」。

※この記事は第22節セレッソ大阪戦の後に作成しました。

2016年2月29日月曜日

2016年2月28日(日)13:00 明治安田生命J2リーグ第1節 東京ヴェルディvs北海道コンサドーレ札幌 ~簡単には変わらない変えられない~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF進藤亮佑、河合竜二、増川隆洋、MFマセード、宮澤裕樹、稲本潤一、石井謙伍、小野伸二、FW都倉賢、ジュリーニョ。サブメンバーはGK金山隼樹、DF櫛引一紀、上原慎也、MF堀米悠斗、上里一将、前寛之、FW内村圭宏。昨シーズンから継続の3-4-1-2で、キャンプからの起用法通りジュリーニョがFWに入る。昨シーズンからの泣き所だった右ストッパーには進藤が抜擢された一方、福森のベンチ外がサプライズで、理由はよくわからない。左サイドで考えられていたジュリーニョが早々とFWにコンバート…というと聞こえが良いが、"サイド失格"の烙印を押されてFWに回ったこと、期待のヘイスや荒野の出遅れは誤算だが、概ね四方田監督が考えるベストな人選がされているように思える。
 東京ヴェルディ1969のスターティングメンバーは4-2-3-1、GK柴崎貴広、DF安西幸輝、井林章、ウェズレイ、安在和樹、MF船山祐二、高木純平、澤井直人、杉本竜士、高木善朗、FWドウグラスヴィエイラ。サブメンバーはGK太田岳志、DF平智広、MF中野雅臣、井上潮音、田村直也、アラン ピニェイロ、平本一樹。

※この記事は第6節町田戦の後に作成しました。

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