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2021年1月2日土曜日

北海道コンサドーレ札幌の2020シーズン(2) ~「後は決めるだけ」だったのか?~

Q.

A.

  • 極端なプレッシング主体のサッカーに突如転換したことは、違和感というか納得感があまりなかったけど、それまでの様々な文脈(ルヴァンカップ決勝でスーパーサイヤ人に負けて限界を感じた、元々志向しているスタイルの浸透が2年間やって難しかったetc…)を考慮すると妥当感が出てくるな、って話ですね。ざっくり言うと。
Q.
  • ようやく2020シーズンのサッカーの話ができる。
A.

2020年12月30日水曜日

北海道コンサドーレ札幌の2020シーズン(1) ~シーズンを取り巻く文脈~

  • 今回も対談(Q&A)形式でお送りします。
※次回以降が本題です。今回は前書き。

1.シーズン全体の総括

1.1 ピッチ上に影響を与えた要因

Q.

  • 2020シーズンは10試合勝ちなし、ミシャ体制3年で順位、失点数などの指標がワーストとなった。この最大の要因は?

A.

  • 選手のコンディションとかミクロな話は別にすると、ソンユン選手と武蔵選手。

Q.

  • その2人はそんなに重要なの?

A.

  • サッカーって点取る人とゴールを守る人が一番重要ですよね。極端な話。ミラクルレスターなんか典型かもしれませんが、相手が8割ボール持っててもそこが凄ければ勝てる。ソンユン選手は毎試合1点は防いでいた印象がありますよね。場合によっては2~3点?もっと止めたり。
  • ただ菅野選手は私が見る限り、コンサドーレ史上でソンユンの次に完成度が高いGKだと思います。あのサイズであれだけシュートストップできるし、パワー負けしないし、高さも補えるのはすごい。けど足元がうまいってイメージが何故かあるけど、実際はそこまででもないとも思っています。
  • ともかくGKに責任を全て押し付けるのは間違いです。結局完璧な形で撃たれたらソンユン選手であってもノーチャンスですから。

Q.

  • 武蔵の重要性について。

A.

  • ソンユン選手と同じで、ミシャが言っていた通り決定力…他の選手じゃ決められないところを武蔵なら決めれる、みたいな観点もありますが、ただそれ以上に武蔵選手の有無で戦術的なバリエーションの部分の影響がでかい。
  • いるかいないかでクオリティの多寡というより、武蔵がいないとゼロ…どうしようもなくなる部分があります
Q.
  • 具体的にはどういう部分が、武蔵がいる/いないで変わる。
A.
  • 本来5バックって特殊なシステム。DFを5人も用意すると、スライドは楽だけど、後ろで守ってから前に出ていくのは構造上難しい。MFも3人は必要で、しかも3人で中盤をカバーするのは負担がでかい。じゃあ4人にすると5-4で守備の枚数は多いけどFW1人しか置けなくなります。
  • だから5バックって自陣ゴール前を守ることを考えると効率的だけど、それ以外は非効率なので、ヨーロッパで、Jリーグみたいなガチの5バックってあんまり見ないですよね。極端な撤退からトップへのロングフィードで盛り返していくソリボール系にせよ、ボール保持で陣形変更の時間を作るミシャ式にせよ。
  • ヨーロッパでよく見る5バックは、局面では5枚で守ることはありますが、コンセプトとしては3バックだと思います。マンチェスターシティみたいな破壊的なチームに対しては、5バックでアンチフットボールな選択もみられますが。
  • けど武蔵選手のようなFWがいると、5バック+4人のMF(中盤センター2人にシャドー2人)でスペースを消して守りながらも、チャナティップとのコンビでロングカウンターができるから、簡単に言うと「『人数をかけて守ること』と『危険な攻撃』が両立できる」。よって彼のようなカウンターアタックで破壊的な威力のある選手の存在は、5バックのデメリットをそこまで顕在化させない。
  • しかも武蔵選手はFWのポジションを”消費”せず、シャドーで出場しながらも得点力を補強できる(=遅攻のキーマンであるジェイ選手と共存が可能なので、引いてスペースを消せば沈黙、になりにくい)。これはなまらでかいアドバンテージ。
  • 余談だけど、こう考えるとミシャが革命的なのは5トップにしたことではなく、中盤を削ってトランジションを捨てたことじゃないかと思います。やっぱり中盤の枚数が少ないチームってリソースの効率が悪い。ミシャは両ゴール前に特化することでそこを逆にとっている。
Q.

  • 普段さんざん「戦術が~」と言ってるのに、結局は個人の話なんだ。

A.

  • 個人の選手の話も広義の”戦術”の範疇だと思いますよ。どんな選手を有するかでチームのクオリティは決まりますから。後は、グループ戦術とか個人戦術とか色々な切り口がありますし。よく「今日の○○選手はよかった」と言ってるのは全て戦術論の類ではないでしょうか。

2020年9月2日水曜日

2020年9月2日(水)YBCルヴァンカップ ノックアウトステージ 準々決勝 北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス ~準備と蓄え~

 0.スターティングメンバー

スターティングメンバー&試合結果

  • 共にリーグ戦から中3日。マリノスは両SBと、CBのチアゴ マルチンス、トップのジュニオール サントスはターンオーバーで一定の休養を与えたうえで札幌に乗り込んできました。
  • 札幌は前節途中出場の高嶺がスタメン復帰。最終ラインと前線は、3日前にドームで名古屋相手に一定の成果を収めたユニットをそのまま流用しています。ジェイ、深井がベンチ外、宮澤もベンチスタートと、数ヶ月前までなら考えられなかったメンバーで今シーズン一のビッグゲームに臨みます。

2020年8月13日木曜日

2020年8月12日(水)YBCルヴァンカップ グループステージ第3節 北海道コンサドーレ札幌vs横浜FC ~限られた椅子~

 0.スターティングメンバー

スターティングメンバー&試合結果

  • このブログがスタートしてから5年目にして、キングカズこと三浦知良選手が登場するのは初めてです。フルネームで書いている理由は、検索で少しでも引っ掛かってアクセス数に貢献してくれないかとの思惑です。
  • 他、横浜のメンバーはリーグ戦でサブのメンバーが起用されていますが、ベンチには一美、斉藤光毅が控えており、後半勝負というシナリオが描かれていたと推察します。各チームとも過密日程下でやりくりが難しくなっていますが、横浜においては志知が右で起用されている点はまさにそうでしょう。システムはリーグ戦第2節の対戦とは異なり4バックでした。
  • 札幌は特別指定選手の小柏剛が合流3日目にしてスタメン起用。メンバー表の並びでは右ウイングバックを予想しましたが、実際は金子が右に回っています。

2020年8月5日水曜日

2020年2月17日月曜日

2020年2月16日(日)YBCルヴァンカップ グループステージ第1節 サガン鳥栖vs北海道コンサドーレ札幌 ~リクウvsベジータ~

0.スターティングメンバー

スターティングメンバー

 人生には避けられないものが3つあると言われる。死と、納税と、ルヴァンカップだけのためにスカパーに3,000円を支払うことだ。
 U21枠は札幌は檀崎、鳥栖はユースから昇格1年目にあたる松岡と本田。札幌は候補者が檀崎と藤村だが、代替しても機能性を大きく損なわない”育成枠”は、基本的にはサイドのプレイヤーであることが多い。センターラインはなかなか変えられない。その意味ではアウトサイドに挑戦している檀崎の方が有利だろう。鳥栖の、インサイドハーフ2人が18歳というのはなかなかチャレンジングだが、それだけ下部組織に力を入れていると言えるのかもしれない。
 他会場もそうだが、リーグ戦開幕1週間前のゲームということで、ほぼベストメンバーをどのチームも揃えている。オフに小野、三丸、クエンカと主力の流出が相次いだ鳥栖は、金監督曰く「これがベストメンバー」(パク ジョンスのアンカーはジェイ ボスロイド様対策かと思ったが、そういうわけでもないらしい)。

2020年2月15日土曜日

北海道コンサドーレ札幌 2020シーズンプレビュー

 毎週金曜日はジムに行く日にしている。今日は金曜日だ。しかしパンツを忘れた。選択して干した、まではよかったが、かばんに入れ忘れた。俺の1日おわり。制作著作NHK。悲しいので、書く予定のなかった記事を書いてシーズン開幕に備える。 ※実話

 かつて九州沖縄の案件を担当していた頃、毎年この時期は沖縄出張にキャンプ視察をねじ込めないか妄想していたのが懐かしい。妄想は上司の怒鳴り声で幾度となくかき消されて未遂に終わった。今は平々凡々な毎日を過ごしているが、キャンプを見に行ける気配は全くない。だから書いていることは殆ど妄想に近い記事でもある。