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2025年8月31日日曜日

2025年8月30日(土) 明治安田J2リーグ第28節 北海道コンサドーレ札幌vsRB大宮アルディージャ 〜エナジーフットボールvsレガシーフットボール〜

1.スターティングメンバー



  • 17節時点で2位につけていた大宮。その17節から25節までの9試合は1勝5分け3敗とブレーキがかかります(17節よりも先に18節を消化)。直近の26-27節は愛媛と熊本に連勝を飾り、試合前時点で首位・水戸と勝ち点差5の4位につけ依然として自動昇格を狙える位置をキープ。
  • 夏のマーケットではその昇格争いのライバル水戸から津久井を、広島から期限付き移籍でDFイヨハを獲得し、浦上をコンサに放出。ただこの新戦力がまだフィットしているとは言い難く夏場にかけて試行錯誤しているようです。

  • 23節(7/12、vs甲府)から4バックのシステムを採用…ということですが、みた感じは別に3バックだとされていた以前のものとシステム的に明確な違いがあるかというと微妙で、以前もbuild-upの際は1-4-4-2気味だったり敵陣でのプレッシングはマンツーマン気味だったりしたので、どちらかというと選手起用と振る舞いに注目した方が良さそうです。
  • キャプテンのガブリエウは24節以降欠場が続いており故障だと思われます。カプリーニも24節以降ベンチスタートとなっていますが、こちらは後半のジョーカーで、前半はオリオラサンデーのような選手を起用してボールを捨て(日本でよく用いられる表現に準ずると「シンプルにプレーする」か?)、後半に選手交代で試合を決めるというやり方にしているようです。おそらく夏場の気候なども考慮しているのだと推察します。

  • コンサは前節甲府に勝利したメンバーからスタメンは変更なし。青木とバカヨコがサブ入りしキングと佐藤が外れています。

2025年4月26日土曜日

2025年4月25日(金) 明治安田J2リーグ第11節 RB大宮アルディージャvs北海道コンサドーレ札幌 〜好き嫌い以前の要因〜

1.ゲームの戦略的論点とポイント

J3では無敵からの好循環に:

  • 8年前の7月以来となるNACK5スタジアムでの対戦。この時はマンツーマンなのになぜかアンカーにマンマークをつけない四方田監督のコンサを伊藤彰監督の大宮が90分間振り回していましたが、語り草となる福森のフリーキック2発で勝ち点1を分け合いました。ここからコンサは後半戦の巻き返しに繋げ、大宮は降格の憂き目に遭うこととなります。個人的にはマテウスがここからこんなに大成するというか、F・マリノスでの優勝に貢献するとは思いませんでした。
  • 18、19年はJ1昇格プレーオフに進出したもののその後低迷し、23年にJ3降格、24年にはレッドブルへの経営権譲渡と1年でのJ2復帰、と激動の日々を送る大宮。ピッチ外のビジネス面が整理されてくるとピッチ内にも徐々に波及するのでこのシーズンのダークホースと予想していましたが、ここまで10試合で6勝2分2敗で2位の滑り出しは上々と言ってよいでしょう。
  • ただ磐田、長崎、仙台、そして絶好調のジェフとの対戦がまだ未消化であり、昇格争いにエントリーできるかはここから、といったところでしょうか。

スターティングメンバー:



  • 大宮は4バックの1-4-4-2とした方が実態に近いのでそう表記します。前々節で退場処分を受けた杉本が復帰。CBは市原がいまいち(デカすぎる)期待に応えきれていない感がありましたが中央で先発復帰しています。右ワイドとFWが複数候補が考えられましたが、それぞれ初スタメンの安光と、4試合ぶりスタメンの藤井を選択しました。
  • コンサは試合前にパクミンギュの負傷離脱が発表され更にバックラインの台所事情は厳しくなります。左SBに高嶺をずらしてCBに西野。中村桐耶の本格化が(さすがにそろそろ)待たれるところですが、彼抜きで4バックだと後ろはこれしかない、といったところ。ただベンチに大﨑が復帰しており、4バックのCBとしてはアリなのかは注目ではあります。
  • そして青木も特にアナウンスがなくメンバーを外れており、中盤センターは宮澤と木戸。

2017年7月10日月曜日

2017年7月8日(土)19:00 明治安田生命J1リーグ第18節 大宮アルディージャvs北海道コンサドーレ札幌 ~怠慢と事故と天賦の才~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-5-2、GKク ソンユン、DF菊地直哉、河合竜二、福森晃斗、MFマセード、宮澤裕樹、荒野拓馬、兵藤慎剛、早坂良太、FW菅大輝、ヘイス。サブメンバーはGK金山隼樹、DF田中雄大、進藤亮佑、MFキム ミンテ、小野伸二、FW内村圭宏、上原慎也。
 前半戦は17試合で勝ち点こそ15ポイントだが、順位は15位で大健闘と言ってよいターンとなった。後半戦初戦は都倉が出場停止、横山は契約条項により起用不可と攻守の核を欠き、16位大宮に乗り込んでの1戦。ジェイ(ボスロイド)は登録が間に合わず、事前予想は各メディアとも早坂をシャドーに配した3-4-2-1。しかし蓋を開けてみれば3-5-2の継続、菅のFW起用という、慎重派の四方田監督らしい?布陣となった。
 大宮アルディージャのスターティングメンバーは4-1-4-1、GK松井謙弥、DF渡部大輔、菊地光将、河本裕之、和田拓也、MF大山啓輔、岩上雄三、横谷繁、茨田陽生、大前元紀、FW江坂任。サブメンバーはGK加藤順大、DF奥井諒、山越康平、MF沼田圭悟、マテウス、金澤慎、FW清水慎太郎。
 5/28に渋谷洋樹前監督が解任され、伊藤彰新監督が就任してからのリーグ戦は2勝1分1敗。前監督体制と最大の相違点は、アンカーを配す4-1-4-1ないし4-3-3の陣形に変えてきたことで、新監督初戦の鳥栖戦では長谷川アーリアジャスールがアンカーだったが、ここ3試合は大山。大前は2節前の第16節、菊地は前節から復帰とメンバーも揃ってきた。またGKも前監督下で第3GK扱いだった松井が抜擢されている。
 J1はこの試合を終えると中断期間に入り、次節19節の開催は7/29。札幌は22日にタイでムアントン・ユナイテッドとの国際親善試合、7/26にルヴァンカップのプレーオフ第2節(セレッソ大阪戦)を控える。

2017年5月10日水曜日

2017年5月6日(土)13:00 明治安田生命J1リーグ第10節 北海道コンサドーレ札幌vs大宮アルディージャ ~収支カツカツ~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-5-2、GKク ソンユン、DFキム ミンテ、河合竜二、福森晃斗、MF早坂良太、荒野拓馬、宮澤裕樹、兵藤慎剛、菅大輝、FW都倉賢、金園英学。サブメンバーはGK金山隼樹、DF進藤亮佑、MFジュリーニョ、菊地直哉、前寛之、石井謙伍、小野伸二。
 5/3のルヴァンカップ、FC東京戦から中2日での試合ということで、カップ戦では大半の主力を味の素スタジアムに連れて行かなかったが、シュート、CKともにゼロ(!)で0-1の敗戦だった。今節は大宮から期限付き移籍中の横山は契約により出場不可、懸案事項のCB中央にはルヴァンカップで先発した菊地ではなく、この週から練習に復帰した河合。ジュリーニョは週の前半(FC東京戦直前)から全体練習に復帰。内村はこの週、左足首痛で別メニュー調整を続けておりベンチに入っていない。
 大宮アルディージャのスターティングメンバーは5-3-2、GK塩田仁史、DF渡部大輔、山越康平、金澤慎、高山和真、和田拓也、MF長谷川アーリアジャスール、岩上祐三、茨田陽生、FW江坂任、瀬川祐輔。サブメンバーはGK加藤順大、DF大屋翼、MF大山啓輔、マテウス、横谷繁、FWドラガン ムルジャ、ネイツ ペチュニク。布陣は3-5-2でもよかったが、オフィシャルの発表に倣い5-3-2とした。
 開幕戦ではCBにキャプテンの菊地、両サイドバックに奥井と大屋、FWに大前といったメンバーだったが、菊地は故障で欠場中、FW陣はムルジャ、ペチュニクといった外国人選手を含めてコンディション不良や故障によりメンバーがなかなか固まらず、GKも開幕から塩田⇒加藤(3~7節)⇒塩田と二度変わっている。依然として最下位に沈むが、前節ホームでの埼玉ダービーでは金澤をCBで起用、中盤に長谷川、茨田、岩上とセンタープレイヤーを3枚並べる5-3-2を採用し、ようやく初勝利を挙げた。今節も同じく3バックのチーム相手ということで、前節と全く同じスタメンで「勝っているチームは変えない」を実践しているが、前節はアンカーが茨田、インサイドハーフに岩上だったように見えた。今節は岩上をアンカーに起用している。