tag:blogger.com,1999:blog-57710642060382106842024-03-18T05:34:29.409+09:00北海道コンサドーレ札幌について考えるブログ北海道コンサドーレ札幌の戦術、試合の分析、考察、検証、マッチレビューABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.comBlogger397125tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-2920304961864202212024-03-16T19:54:00.001+09:002024-03-16T19:57:49.833+09:002024年3月16日(土)明治安田J1リーグ第4節 北海道コンサドーレ札幌vsFC町田ゼルビア 〜選んでいただく立場〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhZB2czZw77scyxrsZ7OI8zFTftNPnb6nJdjOIeuqVJDkJi32zQykOEUeOTHEuHH5tsRtUBTwKno6WKiu7Qs4tFJ_RlbWse1q-rAt_rutd4RABhPEsuM4n7s-f9LdY19jOFKrl_wYGZ6HbaLx3o5gWUWhrg03irb4hgernNg0giekhLf6vInJp3X9PK0hg9/s1760/TACTICALista_20243161833.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhZB2czZw77scyxrsZ7OI8zFTftNPnb6nJdjOIeuqVJDkJi32zQykOEUeOTHEuHH5tsRtUBTwKno6WKiu7Qs4tFJ_RlbWse1q-rAt_rutd4RABhPEsuM4n7s-f9LdY19jOFKrl_wYGZ6HbaLx3o5gWUWhrg03irb4hgernNg0giekhLf6vInJp3X9PK0hg9/w640-h480/TACTICALista_20243161833.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><p></p><ul style="text-align: left;"><li>町田はバスケスバイロンと宇野が負傷で、バイロンが出ていた右に平河を回して、左に藤本。エリキもナサンホもいないうちに勝ち点を稼ぐという望外の展開になっています。</li><li>コンサは青木を右で起用して浅野をFWにする、という布陣で練習していたようで、また家泉をセンターバックの左で起用する予想をしたメディアもありましたが、結局は見慣れたメンバーできました(青木はコンディション不良か何かでしょうか)。</li><li>ただ”見慣れたメンバー”といっても、このメンバーだと町田に合わせた1-4-4-2で組むと左のセンターバックか左サイドハーフが不足します。私の予想は荒野がCBでスパチョークが中盤センターでしたが、ミシャの選択は中村が左CB、スパチョークが強いて言うなら左サイドハーフ…なんですけど実際は左シャドーみたいな感じで、サイドハーフの役割は不在の左右非対称な形でした。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>この左右非対称な1-4-4-2っぽい選択は以前マリノス相手に採用したことがあるのですけど、当時は武蔵、アンロペの2トップにチャナティップ、そして右にルーカスがいたので、彼らの速攻能力でマリノスに先制パンチを喰らわせることができました。今はそらの選手の個人能力がないのでどうなるか、といったところです。</li></ul>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">2019年4月20日(土)明治安田生命J1リーグ第8節 北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス ~Homecoming Day~<a href="https://t.co/fnRj0zfgBI">https://t.co/fnRj0zfgBI</a> <a href="https://t.co/VFNbFiKYHp">pic.twitter.com/VFNbFiKYHp</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1119827974730076160?ref_src=twsrc%5Etfw">April 21, 2019</a></blockquote><p><br /></p><p></p><ul style="text-align: left;"><li>1-4-4-2の相手にどうやって布陣を合わせるかはYouTubeライブでも冒頭喋っていますので、本当に暇でかなり時間がある方はどうぞ。</li></ul><p></p> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">2024/3/16 明治安田J1リーグ第4節 北海道コンサドーレ札幌vsFC町田ゼルビア<a href="https://t.co/1wDKNHywQj">https://t.co/1wDKNHywQj</a><br /><br />明日13:45〜配信します<br />ドーム行かない人全員おれん家集合ね</p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1768591104457502993?ref_src=twsrc%5Etfw">March 15, 2024</a></blockquote><p> </p>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Jリーグ - J1 第4節 北海道コンサドーレ札幌 vs. FC町田ゼルビア - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/vxYglaGRnE">https://t.co/vxYglaGRnE</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1768954397315534951?ref_src=twsrc%5Etfw">March 16, 2024</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><span><a name='more'></a></span><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">そもそも弱者には選択の余地はない:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>いつも通りマンマーク、マンツーマンで対応するコンサから見た、町田がボールを持っている時のマッチアップは↓の通り。</li><li>町田の右SB鈴木のところは、強いて言うならスパチョークが対応する想定でコンサは変則1-4-4-2みたいな陣形になっているのですが、町田は基本的にボールを持ったら全て前線のオセフンにフィードしてこぼれ球を狙う…という流れなので、鈴木がフリーであることはこの試合においてそこまで重要なトピックではありません。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjq7egh5ayj3uqi88CSPpJgh4HaEEdCbuYEhXZVISDLmr0j_nSSyuDe2bDNZILiU8H7S6nCwN9PLIFcsVgcicgWFSI9CuGTXx-ee2ggdLbs5tLs-ZaNYdneAm9r8qSTYwDvkIZePr3npaW5hvuqO9FRDDquolnBjLhUGt46yo1svQnMpnvxCrGUXpKe5Fyn/s1760/TACTICALista_20243161839.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjq7egh5ayj3uqi88CSPpJgh4HaEEdCbuYEhXZVISDLmr0j_nSSyuDe2bDNZILiU8H7S6nCwN9PLIFcsVgcicgWFSI9CuGTXx-ee2ggdLbs5tLs-ZaNYdneAm9r8qSTYwDvkIZePr3npaW5hvuqO9FRDDquolnBjLhUGt46yo1svQnMpnvxCrGUXpKe5Fyn/w640-h480/TACTICALista_20243161839.png" width="640" /></a></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>より重要なのは、オセフンや藤尾に蹴ってくるボールをコンサのCBが遠くにクリアするとか何らかマイボールにして、セカンドボールを拾って何らかコンサ陣内でプレーして、二次的な攻撃からシュートに持ち込みたい町田の狙いを断ち切ることです。</li><li>町田の選手がオセフンに蹴るフィードを蹴らせない、という選択を阻止できないなら、まずこの問題に対してはコンサのCBが頑張る必要があります。岡村は大迫のような突出した選手以外にはかなり空中戦では頼りになるのですが、オセフンは岡村相手でもあまり苦にしない感じで、コンサは彼の高さと徹底してそこを活かしてくる町田の選択にかなり手を焼いていました。</li></ul><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>一応、前線の選手の守備対応でそういうフィードやパスを蹴らせないという選択肢もあるのですけど、<b>布陣を見てもわかるように、この日のコンサは相手のDFに対してのマーク関係が曖昧で蹴らせないという選択はとれませんでした</b>。</li></ul><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>となると町田のロングパスは阻止できない、岡村と中村桐耶で跳ね返すことも100%ではない、町田は何度も同じ選択を繰り返してくる…となると試合の展開は必然と決まってきますし、コンサが試合展開を決めるとかコントロールすることはできなくなります。</li><li>試合前の質問でも「どんな展開に持ち込むべきか」みたいなことを聞かれたんですけど、<b>ある展開に持ち込むにはまず相手に対して何らかの状態を誘発するとか、相手に困難を突きつけるといったリソースが必要です。</b></li><li><b>今のコンサは前線守備で相手にボールを自由に持たせない、とかの対応が難しいし、逆にコンサがボールを持っている時にボールを動かして相手に守りにくい形を突きつけるとかそういう武器が欠けています。だからコンサに試合展開を選ぶ権利みたいなのはありません。(相手よりもいくつかのリソースで上回っていない限りは)我々は相手に選んでいただく立場です</b>。試合展開を振り返るにあたり、まずこの力関係を頭に入れておく必要があります。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">ある特定の展開を”狙う”とか”持ち込む”には相手に対して何らかの状態とか選択を強いる必要がありますよね。そのためにはリソースとか技術が必要だけど、今のコンサにはそれはかなり難しいんじゃないかと思います…<br /><br />(残り338字)<a href="https://twitter.com/hashtag/querie_british_yakan?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#querie_british_yakan</a> <a href="https://t.co/QrPo5Ol2nL">https://t.co/QrPo5Ol2nL</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1767819030784791009?ref_src=twsrc%5Etfw">March 13, 2024</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
</div><div><br /></div></div><h3 style="text-align: left;">2019→2024:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>冒頭に書いたように、コンサは町田の平河をマークする役割が菅。田中宏武はサイドハーフでもう一列前の役割になっています。</li><li>ですのでよくいろんなフォーメーション図みたいなのでは、コンサは菅と田中宏武が同じ高さのウイングバックで両翼として示されますけど、実態はこの二人の役割とか守備の負荷は異なっています。左サイドで菅が攻撃参加するには、平河の脅威が取り除かれれた状態(どう見てもボールが出てこないとか)で、かつ菅がかなり長い距離を走って町田陣内に入っていく必要がある。一方で宏武はある程度、高い位置に最初からいることができるので、宏武の方が攻撃参加はしやすい状況でした。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj9O4DGR80MNn1QEgiS6ZOy-RNm8XMG3GPikJ_qc9DkTIqO3uGLt8_UeUWJaVHjxuQD2yjjaI6K4oEq0_fQmTTdxEgFhDeJKQZkRXjPG4BwkuNv6Qo0D8lYLpZmm2q1bhpXifso16LtO5lfPQ4-XZneZxDqHZdw9O8f1bBmVAmg0IYcJhsiNM2-aaKtVkQz/s1760/TACTICALista_20243161857.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj9O4DGR80MNn1QEgiS6ZOy-RNm8XMG3GPikJ_qc9DkTIqO3uGLt8_UeUWJaVHjxuQD2yjjaI6K4oEq0_fQmTTdxEgFhDeJKQZkRXjPG4BwkuNv6Qo0D8lYLpZmm2q1bhpXifso16LtO5lfPQ4-XZneZxDqHZdw9O8f1bBmVAmg0IYcJhsiNM2-aaKtVkQz/w640-h480/TACTICALista_20243161857.png" width="640" /></a></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>この関係性は、これも冒頭に書きましたけどまんま5年前の、マリノスと対戦した時の右ルーカス、左に菅の関係性と同じ。</li><li>ではなぜその成功体験のようにならなかったのか。一つはそれはルーカスと宏武の個人能力の差、っていうのもありますけど、<b>そもそも宏武が高い位置を取っている時に、彼が仕掛けられるような局面を提供してくれるパスが出てくることはこの試合、ほとんどなかった</b>と思います。</li><li><b>これまで右サイドのルーカスや金子にサイドチェンジの形でパスを配球してきたのは、前を向ける、ボールをキープできる、両足で蹴れるチャナティップと、チャナよりもさらに長いレンジでもパスを蹴れる福森でした</b>。ミシャコンサはこの2人の配球能力にたいへん頼ってきたので、その2人が不在だとサイドに張る選手が活かしてもらうことは難しくなります。</li></ul><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>ボールが出てこないとどうなるか。前線の選手はボールを受けにどんどん下がってきます。</li><li>例えば↓の配置のところで馬場から宏武にパスが出て、宏武が1回そこで前を向いてドリブルを開始した場面が前半に1度ありましたが、<b>対面の選手(林)を宏武が突破してもゴールまではそこから50m以上ある</b>ので、あまりこのプレーは(ダメではないけど)効果的ではありません。ドリブルで1on1に勝つという強度が要求されるプレーはゴール前にとっておく方が望ましいです。</li></ul></div></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjZP_q7Cmpz3JUOXlBSA5Bv8n1FS-K6uB2-q_jys-WWapG7DMELjsLiqt-xivfuFXAyrxQ5X-biWv13GRbRKMwwMfBkBiHc5f9YyRJqPnsklNmszHMKvlcdcva9nt6GlL-_5FPOn_9G41iWRFjOXkIH4wFsy1I7KdyiXeWdWgLYURJyBGxLfSeHJlJZkhpT/s1760/TACTICALista_20243161915.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjZP_q7Cmpz3JUOXlBSA5Bv8n1FS-K6uB2-q_jys-WWapG7DMELjsLiqt-xivfuFXAyrxQ5X-biWv13GRbRKMwwMfBkBiHc5f9YyRJqPnsklNmszHMKvlcdcva9nt6GlL-_5FPOn_9G41iWRFjOXkIH4wFsy1I7KdyiXeWdWgLYURJyBGxLfSeHJlJZkhpT/w640-h480/TACTICALista_20243161915.png" width="640" /></a></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>これは武蔵にも浅野にも言えることで、浅野の前線起用はコンサからするとこの試合のメインテーマの一つだったはずが、浅野も同様に前を向いてプレーするだけのリソースとなるパスを全くもらえずにシュートゼロでピッチを去っています。</li><li>出し手にも受け手(というかチームとしての設計)にも両方問題があるのですが、前線の選手は辛抱強くパスを待つ、自分が得意な形になるのを待つ必要がありますし、後ろの選手は仕事を放棄せず前線の選手にデリバリーしなくてはなりません。セオリーとしては。</li></ul></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">主導権は終始アウェイチームに:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>53分に町田が先制します。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p dir="ltr" lang="ja">/<br />開幕から4試合連続の先制弾💥<br />\<br /><br />リーグ戦3連勝目指す町田がこの日も先手!<br /><br />オ セフンの折り返しを<br />藤尾翔太がハーフボレーで合わせた🙌<br /><br />🏆明治安田J1リーグ第4節<br />🆚札幌×町田<br />📺 <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信 <a href="https://t.co/3dE9Tcma7T">pic.twitter.com/3dE9Tcma7T</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1768884683943616697?ref_src=twsrc%5Etfw">March 16, 2024</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><ul style="text-align: left;"><li>町田はコンサ陣内に入ると、サイドからクロスボールでフィニッシュを狙うのは試合を通じてそうでした。</li><li>このゴールシーンのポイントとしては、仙頭が高い位置をとれたというのがまず一つ。彼はこの試合、町田のCBがボールを持っている時にパスコースを作って助けるというタスクがあって、結果的にはコンサのpressingがたいしたことなかったのでそのタスクはそこまで大きくなかったのですけど前半は様子見というかあまり前線に進出できなかったと思います。センターの選手がこの場面みたいに中央を離れてサイドの高い位置、失うとかなりリスクのあるところまで出ていくのは判断が難しいのですが結果的にはいい働きになったと思います。</li><li>あとはオセフンが落としたボールを藤尾がシュートという流れ。オセフンが競り勝ったのは町田がずっと狙ってた形ではありますし、コンサも警戒していたでしょうけど、クロスボールの直前にオセフンが中央から離れるステップでフリーになって、岡村ではなくファーの馬場と田中宏武と競る形になったのが大きかったです。多分コンサはこの辺を細かく練習してなくて、岡村や中村桐耶の個人の判断に依るところが大きいのでしょうけど、それだけだと守りきれないシチュエーションになったなと感じます。</li></ul></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>先制点の後で57分にコンサは田中宏武→小林に交代。キーマンだった浅野をあっさり右サイドに回してでも、小林にコントロールを委ねたかったのかと思います。</li><li>小林は基本的にシャドーかトップ下しかできなくて、また前線だとミシャが言うようにプレー前半にスピードが欠けるので攻守の切り替わる局面や守備セットしてからカウンターで攻撃したい時に使いづらいのでしょうけど、この試合のコンサはマンツーマンで守ることすら放棄していたので小林にそこまで細かい、必須となるようなタスクはない。フリーマンとして自由に動いていい状況だったのも、早めの投入の理由としてあるでしょう。</li><li>しかし特に戦況が変わらぬ66分、セットプレーから町田が追加点でコンサは厳しくなります。ミシャがセットプレー練習をしないのは知ってますけど、ピッチ上にスパチョーク、駒井、浅野、菅で、サイズはある荒野とか小林もこういうシチュエーションでマーキングがそんなに上手くないとなるとちょっと脆弱さを感じます。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p dir="ltr" lang="ja">/<br />ドレシェヴィッチ<br />Jリーグ初ゴール‼<br />\<br /><br />セットプレーからドルジェビッチが頭でJ初ゴール!<br />町田に貴重な追加点をもたらした🙌<br /><br />🏆明治安田J1リーグ第4節<br />🆚札幌×町田<br />📺 <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信 <a href="https://t.co/qGjygHdBPg">pic.twitter.com/qGjygHdBPg</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1768888441549250662?ref_src=twsrc%5Etfw">March 16, 2024</a></blockquote><p> </p> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><ul style="text-align: left;"><li>この失点直後の67分にコンサは浅野→原。町田は足が少しずつ止まってきて、原のゴールが生まれた84分にはピッチ中央にもスペースができて押し上げるのも厳しいし、サイドにスライドするのも厳しいので原やサイドの長谷川にはスペースがある状況でした(それでもボールの受け方からターン、シュートは見事でした)。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p dir="ltr" lang="ja">/<br />高卒ルーキーが決めた!<br />今季チーム初ゴール⚽<br />\<br /><br />高卒ルーキーの18歳、原康介が<br />振り向きざまに右足一閃💥<br /><br />札幌に待望の今季初ゴールをもたらした✨<br /><br />🏆明治安田J1リーグ第4節<br />🆚札幌×町田<br />📺 <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信 <a href="https://t.co/tO7jxaihZy">pic.twitter.com/tO7jxaihZy</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1768892830770999440?ref_src=twsrc%5Etfw">March 16, 2024</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>特に町田のSBがスライドがキツくなってくると、コンサのワイドの選手が仕掛けやすくなってチャンスなのですが(最後らへんはSB鈴木がスライドがキツくなって、左の長谷川にマンマークっぽくなって鈴木〜ドレシェヴィッチの間がガッツリ空いていた)、町田は昌子を入れて5バックに変更。</li><li>スペースに突っ込んでチャンスメイクから最後は放り込むだけがコンサにできることなので、スペースを消されると何もできなくなって終了でした。</li></ul></div><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>とりあえず最下位なので色々問題があるのは認めた方がいいでしょう。ボールも運べないしpressingで奪って攻撃もできない、引いて守るのもできないといった具合です。</li><li>何から手をつけるか難しいですけど、YouTubeのコメントで「大森やゴニがいたら変わりますか?」という質問がありました。結論としてはゴニはスタメンだと難しそうですけど、ボールを運べないという課題に対して特効薬っぽいのは、ポストプレーができる選手を使うことではあるとは思います。なので後半からゴニが出てくるのはオプションにはなりますし、武蔵、浅野、スパチョークだと皆、味方に前を向かせてもらってからが仕事なので、部分的ですけどそこはまだ良くなる余地があるかもしれません。</li><li>あとは高尾が右に入って、馬場が昨年の中央に戻った方がより締まるとは思いますけど、相手との兼ね合いもあるので何とも言えませんね。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div><p></p>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-3766489978571783762024-03-10T21:05:00.005+09:002024-03-10T21:09:03.207+09:002024年3月10日(日)明治安田生命J1リーグ第3節 北海道コンサドーレ札幌vs浦和レッズ 〜1年目のLowest、7年目のBest effort〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhFi-CJeGs0-FeDZ66koO_2e9D249_tmFvN2tnUFXYMx98KiGtVmP1NfbVBBU8bTqr4f5r6SBns_k3brsW6nzBDzaHlI87dsMSa2coc3u8JAllofEkE-dfa7QLJi6-A7VqOlEkDxiS1hFZWB1v-CCyB-wIAVCj0Fh-xnEbi6dFlbS9efaD4rEI2czFrguhL/s1760/TACTICALista_20243101849.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhFi-CJeGs0-FeDZ66koO_2e9D249_tmFvN2tnUFXYMx98KiGtVmP1NfbVBBU8bTqr4f5r6SBns_k3brsW6nzBDzaHlI87dsMSa2coc3u8JAllofEkE-dfa7QLJi6-A7VqOlEkDxiS1hFZWB1v-CCyB-wIAVCj0Fh-xnEbi6dFlbS9efaD4rEI2czFrguhL/w640-h480/TACTICALista_20243101849.png" width="640" /></a></div><p><br /></p><p></p><ul style="text-align: left;"><li>オフにヘグモ新監督を迎えただけではなく大型補強を敢行し前評判が高かった浦和は、新スタジアム移転で意気上がる広島に0-2で完敗、ヴェルディには先行を許しながらもPKでなんとか追いついて勝ち点1を獲得、という開幕スタートでした。</li><li>スタメンはチアゴサンタナ→興梠、松尾→前田に変更。前田は絶対に重要なピースだと思っていたので開幕2節はスタメンじゃなかったのが意外でしたが、コンディション不良だったようです。</li><li>そしてポストプレーが上手い興梠が早くも登場。ロティーナセレッソにおけるブルーノメンデスの重要性なんかにも通ずると思うのですが、Jリーグは全チームbuild-upに問題を抱えるのでポストプレーが得意な選手の使い方が重要、ということに早くも気付いたならさすが(誰かがアドバイスしたのかもしれませんが)、ですが、反面そういう選手に頼るのが早すぎる気もします。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>コンサは菅野が右手の骨折で、阿波加がチャンスを掴みました。前線は大森が起用できる見込みとありましたがメンバー外で武蔵とスパチョークの2トップ。ベンチには家泉が入っています。</li></ul><span><a name='more'></a></span><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">ヘグモレッズ 概観:</h3><ul style="text-align: left;"><li>明らかに開幕戦に照準を合わせてバッキバキに仕上げてきた広島とのカードを組まれ(盛り上げたいというリーグの思惑の犠牲になった)のは幾分かハードラックとも言えるでしょう。広島の浦和対策は、加藤をトップ下にした1-3-4-1-2の陣形で、浦和陣内深いところからマンツーマン対応を10人で仕掛けてパスの受け手の自由を奪うことでした。</li><li>90分続けるのはキツそうだな、と思って見ていましたが、バッキバキの広島は殆ど落ちることなく浦和を圧倒。特に、浦和の3トップと同数対応を強いられた塩谷、荒木、佐々木の3人のDF、中でも関根や松尾のようなウインガータイプにもFWのサンタナにも強さを発揮した佐々木のパフォーマンスが光っていたと思います。</li><li>浦和の光明は新加入のアンカー・グスタフソンがやってくれそうな雰囲気は見せていたところでしょうか。ただ、マンツーマン対応ではないにせよ、そのグスタフソンへの監視を徹底された2節ではヴェルディのブロックを迂回することを強いられて、ボールを持たされるけど効果的な崩しができない状況が続きました。</li><li>今のところ論点になりそうなのは、①FWがサンタナなら崩しの局面ではウイングが勝負する役割になりそうで、現状のウイングは質的に足りているか、②そもそもウイングが勝負できるようにbuild-upがうまくいくか、でしょうか。後者は特に西川の頑張りか、相手がショルツ、ホイブラーテン、グスタフソンにマークをつけるなら(どっちかのSBが移動して)3バックに変形するオプションなども持っていた方がいいように思えます。</li></ul><p></p><p><br /></p><h3 style="text-align: left;">スタッツ、ハイライト:</h3><p><br /></p>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Jリーグ - J1 第3節 北海道コンサドーレ札幌 vs. 浦和レッズ - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/Cx1CY6NkRW">https://t.co/Cx1CY6NkRW</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1766797864234356766?ref_src=twsrc%5Etfw">March 10, 2024</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<p><br /></p><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">興梠への期待:</h3><p></p><ul style="text-align: left;"><li>レッズがポストプレーを得意とする興梠をスタートから使ったのは、マンツーマンで前から守ってくるコンサ相手だと、ロングフィードが重要であるし、かつ積極的に使っていくことが適していると考えたのでしょう。が、コンサの方も出方を変えてきて、レッズとしてはやや肩透かしのような形だったでしょうか。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>ヘグモ監督しては不本意なんでしょうけど、今のレッズだと(開幕戦で対峙した広島同様に)マンツーマンで対応してくるコンサの守備を剥がしてbuild-upするだけの完成度はない。途中で引っかかってカウンターを食うなら、ある程度は興梠に長いフィードを蹴るところから試合を組み立てるのが賢明だと判断したのだと思います。</li><li>この際、<b>興梠はコンサから見て右、レッズの左サイドに流れていたのは、最終的に右の前田周辺にスペースを作って勝負したかったから</b>だと推察します。</li><li>前田はこの試合、両チーム最多となる3本のシュートを52分間の出場で放っていて、開始早々のカットインからのシュートを皮切りにコンサのGK阿波加を最も脅威に晒していた選手でした。</li></ul><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiMci92o4hpMT_eI6O2ZxxJvE6jRUYxBBIRiknlyMH6BOfXh-ZfMVHOSmw7mvI35KsbWWr1o3ZFooOykRS23ptNhFlTvNxX7kXtBtey4dhGDeSOThr3sgMWluePAHqr0YCZR6ZoIf4uI1rcFdRKFFHam1y8aMc2NGnO0eXpsNEhH5OhSHI-Nbsh9r7x0E6J/s1760/TACTICALista_20243101932.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiMci92o4hpMT_eI6O2ZxxJvE6jRUYxBBIRiknlyMH6BOfXh-ZfMVHOSmw7mvI35KsbWWr1o3ZFooOykRS23ptNhFlTvNxX7kXtBtey4dhGDeSOThr3sgMWluePAHqr0YCZR6ZoIf4uI1rcFdRKFFHam1y8aMc2NGnO0eXpsNEhH5OhSHI-Nbsh9r7x0E6J/w640-h480/TACTICALista_20243101932.png" width="640" /></a></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>レッズのスタメンは、インサイドハーフ右の伊藤と左の小泉のところも左右非対称な選手が起用されています。前者はフィジカルやガッツが持ち味で(いや日本人の中では普通に上手いんだけど)、後者はよりスキルフルな選手。</li><li>右サイドで前田に渡す形になると、興梠が流れていることあって伊藤の前方には(前田のカットインする余地を考慮しても)十分にスペースがある。ここにたびたび走り込むことで簡単に伊藤はフリーになって、前田と共に攻撃を牽引していたと思います(31分の展開など)。</li></ul></div><br /><h3 style="text-align: left;">名将はこれまでと比べると弱気?の対策:</h3><p></p><ul style="text-align: left;"><li>ここで、何が”肩透かし”だったかというと、<b>コンサはWBの浅野と青木のポジションを、レッズボールの際には最初から下げて最終ラインのカバーに入りやすくさせていたので、両選手はあまり高い位置をとらず</b>、レッズのSBの酒井と渡邊凌磨のところにあまりマンツーマンでpressingをしかけることにはならなかったことです。</li><li>なので、レッズはこの2人のところからボールを保持して仕掛けようと思えばできる構図になっていました。が、今のレッズはこの構図を上手く使えるチームでもないので、とりあえず前に蹴るのは継続していたとは思います。</li></ul><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiU1n-9hGI2DolxK10OdRXbMnlfg91X5PnRfC-llO65I3ErrMAVJFv5d6Ez84464tfnCwpZzgilkyeCcuZa5iAengD44AxK2i3RGIUP-8wAjISNL_4kyYweWJOiiA7AHmfxmGRLr_3Jbmh1CaDdg15Ba2gRwVdOc_YtwY1gR6I1kmZ57lapePlchNGyAUpH/s1760/TACTICALista_20243101944.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiU1n-9hGI2DolxK10OdRXbMnlfg91X5PnRfC-llO65I3ErrMAVJFv5d6Ez84464tfnCwpZzgilkyeCcuZa5iAengD44AxK2i3RGIUP-8wAjISNL_4kyYweWJOiiA7AHmfxmGRLr_3Jbmh1CaDdg15Ba2gRwVdOc_YtwY1gR6I1kmZ57lapePlchNGyAUpH/w640-h480/TACTICALista_20243101944.png" width="640" /></a></div><br /><p></p><ul style="text-align: left;"><li>この事象による影響としては、まずレッズの攻撃の際にほぼ毎回、浅野と青木がコンサの最終ラインまで下がることになります。しかし青木が前田を止めれるかというと難しそうでした。</li><li>これはシンプルに青木の対人守備と前田の突破力を比較したらそうなるやん、っていう感想かもしれませんが、加えて青木がずっと最終ラインにいるわけでもなくて、中途半端な位置からスタートして、前田に渡ると下がって対応する…という状況だったので、前田に渡った時に青木も1on1の構えを万全にできてる感じでもない。一度走らされて体勢不安定になったところで前田が一気に加速して仕掛けてくる感じなので、菅ぐらいの運動能力がない青木には難しそうに見えました。</li><li>そして、<b>現状のコンサで一番局面打開が期待できそうなドリブルでの仕掛けやクロスボールといった能力を持っている浅野が、毎回自陣に戻って、そこでコンサボールになってから30mほどスプリントして前に出ていく…というタフな振る舞いを強いられた</b>ことで、レッズからするとその脅威は半減したでしょう。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>コンサとしては、前節の鳥栖戦で岡村と中村桐耶の2バックの脇を使われて、マルセロヒアンのパワフルな突破によってワンパンされたことから、最終ラインに人を増やして完全な1on1で対応させない方がいい、と判断したんでしょうけど、<b>じゃあ前線で武蔵とかスパチョーク、小林がマンマークで対応してんのはどうすんだ?</b>という問題が今度は生じます。</li><li>武蔵やスパチョークは、レッズのSBを青木や浅野がマークしてくれる前提でショルツとホイブラーテンにpressingを仕掛けることになっている。青木と浅野が連動してくれなくない状況になっても、武蔵とスパチョークはとりあえず頑張って、1人で2人見るような感じで走っていましたがそれでミスを誘発できるほどレッズの4バックはしょぼくありませんでした。</li><li>他に交代選手もいないので、コンサの2トップは90分間ピッチに立ち続けましたが、前からハメるのが無理なら諦めて体力を温存させた方が良さそうには見えました。</li></ul><p></p><p><br /></p><h3 style="text-align: left;">怖いのは浅野だけ:</h3><p></p><ul style="text-align: left;"><li>基本的にはレッズはこの試合、コンサにボールを持たせてOKという対応をしていました(最終的な支配率は札幌55%)。</li><li>この際、レッズの守備のセットは1-4-5-1なんですけど、右ウイングの前田が前でセットしてコンサの左CBになる選手(駒井など)を牽制する。反面、左の関根はあまり高い位置でセットすることはなくてここも左右非対称な形になっていました。</li></ul><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh73YUkn6XPa5K0AzscTsCJLU2_0K_6znEISQ7fMq7q50iJ2vOuDjYC_yQMgvwgFM-sQCUTQ1WZhnsSNeGzqBra6Kr1B9wNuyHDfLnqlcVxu9OKH2sY_FfLLU2a9DOVuwkfXKx0N1GE_iFEB-m2A7mWiu3HXn8pMsKAYas-svguhcdl7L8SDz8R8IdkIcP4/s1760/TACTICALista_2024310205.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh73YUkn6XPa5K0AzscTsCJLU2_0K_6znEISQ7fMq7q50iJ2vOuDjYC_yQMgvwgFM-sQCUTQ1WZhnsSNeGzqBra6Kr1B9wNuyHDfLnqlcVxu9OKH2sY_FfLLU2a9DOVuwkfXKx0N1GE_iFEB-m2A7mWiu3HXn8pMsKAYas-svguhcdl7L8SDz8R8IdkIcP4/w640-h480/TACTICALista_2024310205.png" width="640" /></a></div><p></p><ul style="text-align: left;"><li>おそらくこれも、まず前田の突破力を活かすためにある程度は前残りでよい、というタスク配分になっているのと、コンサの右WBの浅野に対しては渡邊凌磨と1on1にするのではなくて、関根が下がって2人で対応できるようにして万全を期していたと思います。浅野はやはり左足に持ち替えてのカットインがプレーの中心なので、関根が中を切るか否かは非常に重要でした。</li><li>反面、青木は中央でフリーにすると1発ミドルシュートなどがあって油断はできない選手ですけど、大外のウイングバックとしては突破力に秀でるわけでもない。大外で孤立してユニットとしてのコンビネーションを発揮できない青木相手なら、酒井の対人能力があれば十分との判断だったでしょうか。</li></ul><p></p><p><br /></p><p></p><ul style="text-align: left;"><li>基本的には最終ライン4枚なので、レッズの大外のSBの視界外…特に渡邊の頭上を狙ったサイドチェンジ?クロスボールによる揺さぶりは一定は有効で、コンサの前半唯一のチャンスもそういう形から渡邊のクリアミスが重なってのものでした。</li><li>あとは、4バックの浦和のSB-CB間のポケット攻撃も有効そうで、前半に武蔵やスパチョークがこのスペースに走るのを各1回くらいやってはいました。が、それらは即興や思いつきにしか見えなかったのも事実ではあります。</li></ul><p></p><p><br /></p><p></p><ul style="text-align: left;"><li>試合は43分にショルツがアクシデントで佐藤と交代。後半に入って、前田も足を押さえて自ら交代を要求し52分に松尾と交代(同時に興梠→サンタナにも交代)。レッズがキープレイヤーを立て続けに下げる展開になります。</li><li>ショルツがいなくなって、やや対空能力が低下したこともあるのかもしれませんが、後半立ち上がり10分ほどは、コンサが放り込んでセカンドボールを拾って浦和ゴールに迫ります。そして左に松尾、右に関根になり、順足配置でゴール方向にはドリブルしてこない関根に対応する菅は楽になったかもしれません。</li><li>逆に、あまり減速しない?松尾と対峙することになった馬場の対人能力を試される局面が増えます。70分にはその松尾の左クロスがサンタナの頭に合いますがシュートは僅かに枠の外。</li><li>コンサも何枚かカードを切りますが、基本やっていることは放り込んで事故待ち、という印象でした。</li></ul><div><br /></div><div><br /></div><p></p><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><p></p><ul style="text-align: left;"><li>レッズは完成度はまだまだなんですけど、コンサ相手に最低限のスカウティングと対策はやってた印象です。またその最低限程度でも今のコンサ相手には十分でした。</li><li>コンサはとりあえず、鳥栖戦ほどはオープンにしたくない、バランスを意識したのはわかります。一方、<b>それなら最終ラインの枚数を増やすより、中盤に人を増やすとかフィルター機能を果たせる選手を置くとか、中盤をスカスカにしないスタイルに変える</b>、みたいな発想が普通だと思うんですけど、このチームにはそれは無理で結局は人海戦術の延長でしか対処できないのは、「知ってます」という感じです。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>沖縄・金武町でのキャンプは数年前から行っているので、今になって急にピッチコンディションの問題が指摘されるのは幾分か違和感もあります。</li><li>ただ、キャンプに行く前のキックオフイベントでひたすら筋肉をアピールしていた駒井が、キャンプ明けには筋肉留学帰国後のなかやまきんに君かのように妙にしおしおになっているのを見ると、一人だけではなくチーム全体がうまく調整できていない雰囲気はなんとなく感じ取れます。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul><p></p>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-47336894577461604352024-03-02T21:01:00.002+09:002024-03-11T09:29:37.331+09:002024年3月2日(土)明治安田J1リーグ第2節 サガン鳥栖vs北海道コンサドーレ札幌 〜十分すぎるシグナル〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgpHnHdQ7O_RIt_G8-i9ykaM8vltAuA3o2zR5y2rzCGx5pYSeOtTA9HjcXhLBZBoLbopXYEwJEJxdEBMgbzhuBxI2-C4ngLATtUoD4k5uoE2rL7vP6WdT6eF0oYThVz3iEWk_5qpiTvnm59CiRFMxs1aCzCjZseAFwLXioIYdWNdOdwCphnxVAEsRwby_ns/s1760/TACTICALista_2024321925.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgpHnHdQ7O_RIt_G8-i9ykaM8vltAuA3o2zR5y2rzCGx5pYSeOtTA9HjcXhLBZBoLbopXYEwJEJxdEBMgbzhuBxI2-C4ngLATtUoD4k5uoE2rL7vP6WdT6eF0oYThVz3iEWk_5qpiTvnm59CiRFMxs1aCzCjZseAFwLXioIYdWNdOdwCphnxVAEsRwby_ns/w640-h480/TACTICALista_2024321925.png" width="640" /></a></div><div><ul style="text-align: left;"><li>鳥栖はホームでの開幕2連戦。新潟との前節はハイライトでゴールシーンしか見ていないのでよくわかってないです。選手の出入りを見ると、outで主要なところは小野、岩崎、そんなに起用されていなかったけど中野伸哉。一方inは新卒以外ではFWのヴィニシウスとマルセロヒアン、相変わらずJ2では危険な中原、セレッソから加入した丸橋、昨年仙台でプレーしていたキムテヒョンといったところ。</li><li>そして開幕戦では樺山が左ウイングに入って、中盤は河原の前に福田と堀米が並ぶ1-4-1-2-3だったようですがこの日はヴィニシウスとマルセロヒアンを2トップで並べる1-4-4-2に変えてきたのが重要なポイントでした。</li></ul></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>札幌はこの試合前に、近藤の開幕戦の故障と、高木のシーズンアウトかもしれない程度の大きな故障がアナウンスされており、他にも起用できる選手がさらに減ったことは、新たにベンチ入りした岡田、原といった選手の名前からも推察できます(宮澤とスパチョークがメンバー外)。</li></ul><span><a name='more'></a></span><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">中継の質:</h3><ul style="text-align: left;"><li>札幌の選手配置は4バックですけど、これについてDAZN中継の実況と解説(だれかと思えば私が一番好きなDFの増川でした)は「札幌4バックですね!どうしたのでしょう?」みたいな感じでずいぶん驚いていましたね。</li><li>ただ、これはコンサはマンマークなので相手が2トップなら、こちらは4バックというか2バックで守るのは2020年からずっとそうですよね。今に始まったことではありません。このブログを読み続けてくれた皆さんなら開始5分でその辺の中継体制の質がわかったでしょうか。</li><li>それはともかく、宮澤がいたらおそらく真ん中に宮澤(相手が2トップのときに下がって相手FWをマークする役割:通称高嶺ロール)で中村が左だったでしょうか。宮澤にヴィニシウスをマークするのは無理そうな気もしますけど、宮澤がいないならこれを任せられるのは中村しかいませんのでこのようなスタメンになるのは仕方ないとは思います。</li></ul></div><span></span><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">おそらくはコンサ対策で2トップ:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>90年代のサッカー界では2トップが主流というか多かったと思います。モラッティがロナウド&ヴィエリの2トップでスクデットの夢を見たり、他方ベルルスコーニは「ミランは2トップじゃないとブランドイメージが毀損される」という理由で監督の選手起用に介入したり、みたいなのもありましたね。</li><li>それが00年代くらいから2トップが廃れて最前線には1人(またはウイングもいるので 3人)、だけを配置するチームが主流になりました。FWの1人を中盤に回し、敵陣ゴール前に張る選手は1人で十分だから他の役割を担える選手を増やしてピッチ中央付近での攻防に勝とうとする流れが加速します。<br /></li><li>要はFWタイプの選手を2人並べる2トップだと、現代サッカーの感覚的にはその2人の仕事量が少なすぎるんですよね(ゴール前の局面以外での仕事量)。</li><li>ですので近年の2トップはいわゆる9番タイプ、ゴール前以外であまり仕事をしないタイプの選手を2人並べて2トップというよりは、1人は下り目のFWまたはシャドーとかトップ下とか言われるタイプの選手が起用され、トップの選手の少し背後でプレーしたりフリーマン的に自由に動いてボールに関与するような場合が多い。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>これに対して、この日の鳥栖の2トップは、90年代によく見られた9番タイプを2人並べるタイプのものでした。</li><li>おそらくこの理由は①マンマークでパスの受け手を全員マークしてくるコンサ相手だとGKからFWへのロングボールが多くなるので、それを処理できるようにしたい、②3トップにするとコンサは3バックになるが、鳥栖が2トップならコンサは2バックになるので最終ラインにスペースができ、マルセロヒアンのような選手を活かしやすい、とかそんな感じじゃないかと思いました。</li></ul></div><div><h2><br class="Apple-interchange-newline" />2.試合展開</h2></div><h3 style="text-align: left;">直線的な攻防:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>以前も同じことを書きましたが、鳥栖とコンサは巷では?ボールを保持してプレーすることを対峙にしているチームみたいな扱いを受けることが多いと感じますが、実際にはGKが長いパスを蹴ってピッチ中央をすっ飛ばしてプレーすることが多いという共通点があります。</li><li>その傾向は今回も同じで、コンサが1列目に小林と長谷川の2人を配置して鳥栖のCBを消してくるので、多くの局面はパクのフィードから始まりました。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiZa_JWIpKIplE-wEfBD46F3RTyIRJ2ky-wAyHN6U_lq_v8aNzBUmQfFPkzs-x1EL6WwSfGnXGdCptwLbJC-DOsEbOSkNRWXyBE46MKhiPwYpbpu1zF-UEfpsFYYWMAIRBnB2kKSmuZVwcM_Raj1g2IIhUThwTIHDStOcpu_aWVq8Ywb-cQF_TvUkUOX63r/s1760/TACTICALista_2024322018.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiZa_JWIpKIplE-wEfBD46F3RTyIRJ2ky-wAyHN6U_lq_v8aNzBUmQfFPkzs-x1EL6WwSfGnXGdCptwLbJC-DOsEbOSkNRWXyBE46MKhiPwYpbpu1zF-UEfpsFYYWMAIRBnB2kKSmuZVwcM_Raj1g2IIhUThwTIHDStOcpu_aWVq8Ywb-cQF_TvUkUOX63r/w640-h480/TACTICALista_2024322018.png" width="640" /></a></div><ul style="text-align: left;"><li>まず鳥栖はこの展開も想定して準備していたと感じました。</li><li>構造的に鳥栖は堀米が右サイドハーフというよりフリーマンで主に中央からスタートし、中央で主にプレーします。堀米と福田、河原(ティーさんに似てきましたね)で中央でセカンドボールを拾ったり、コンサが拾った後にすぐ中央から鳥栖陣内に展開することを阻害していました。</li><li>鳥栖がボールを拾ったら、2トップが開いてサイドのスペースを使ってキープしたり、右とは対照的に左で開いたところからスタートしていた長沼に渡したりして陣形を整える。そして最後の局面では、サイドバックが攻撃参加して大外からクロスボールでフィニッシュを考えていたようでした。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>コンサからすると、鳥栖のSBが果敢に攻撃参加してくるので、なんらかサイドがオープンになっている状態などでボールを奪って攻撃できたらよかったかと思います。</li><li>ただコンサの問題は、前線が小林、長谷川、駒井でそこまでスプリントしても速くなさそうな選手(みんな足元でボールを受けるタイプですね)。浅野は速いと思うのですけど、ウイングバックはそもそも、SBが攻撃参加したら自陣までそれについていかないといけないので、この局面でSBの背後を突く役割をというのは無理があるでしょう。</li><li>なので鳥栖のSBの攻撃参加を、コンサの視点ではプラマイでプラスもしくはイーブンにはできてなかったと感じます。</li></ul><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">各個撃破:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>14分に河原の浮き玉のスルーパスにマルセロヒアンが抜け出す形から鳥栖が先制します。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p dir="ltr" lang="ja">/<br />開幕2試合目で結果!<br />\<br /><br />オフサイドラインぎりぎりで抜け出した<br />マルセロ ヒアンが今季初ゴール⚽<br />今季新加入FWが2試合目で結果出した👏<br /><br />🏆明治安田J1リーグ第2節<br />🆚鳥栖×札幌<br />📺 <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信 <a href="https://t.co/J3G3YHLaRU">pic.twitter.com/J3G3YHLaRU</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1763797797642379541?ref_src=twsrc%5Etfw">March 2, 2024</a></blockquote><p><br /></p><p></p><ul style="text-align: left;"><li>これもコンサのマンマークでの対応をうまく利用してFWに得意なシチュエーションでプレーさせた鳥栖の狙い通りの形だったと思います。</li><li>というのはコンサの最終ラインで、位置関係上は岡村とマルセロヒアン、中村とヴィニシウスのマッチアップになることが多かったのですけど、マルセロヒアンが中央を離れたときに岡村がそれについていくと、コンサの中央は中村1人になって広大なスペースができるので、そこに縦パス1本でヴィニシウスが裏を取ったりなどのリスクがある。</li><li>実際に19分に中村が1枚目の警告を受けたのは、パクのフィードをヴィニシウス(中村より10センチ背が低い)が背中を預けてブロックしてから反転して抜け出したプレーだったし、2枚目も同じくヴィニシウスが縦パスからターンして中村を置き去りにしかけたプレーでした。</li><li>という感じで、<b>中村がもっと頑張ればコンサは完全に相手のFWと同数で守れるのかもしれませんけど、現状ちょっとそれは無理そうなので岡村はマルセロヒアンのマークと共にヴィニシウスとのマッチアップのカバーリングもしないといけない</b>。</li></ul><p></p> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhTLzUa_9jtXj3NjyVERHE73P3vXvu6HhWWN3LtP-g1sAMYWTNGdtlmb223Dzu6TTif-JAsCyBXd_S3n6SQmQRE2bP4TPM09phHwsTUt42GeJJjzCisQ87ahk4ucV1D1obJPR-PncX3J7j_fT4yCH_hbOU_fiRIGRmFD9eEiUH2SUHuiRDKrohafutEi8zB/s1760/TACTICALista_2024322030.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhTLzUa_9jtXj3NjyVERHE73P3vXvu6HhWWN3LtP-g1sAMYWTNGdtlmb223Dzu6TTif-JAsCyBXd_S3n6SQmQRE2bP4TPM09phHwsTUt42GeJJjzCisQ87ahk4ucV1D1obJPR-PncX3J7j_fT4yCH_hbOU_fiRIGRmFD9eEiUH2SUHuiRDKrohafutEi8zB/w640-h480/TACTICALista_2024322030.png" width="640" /></a></div><ul style="text-align: left;"><li>ですのでマルセロヒアンがサイドに流れると、岡村はそれにマンマークで完全についていくのは難しい。</li><li>ディレイから2対2の形を作るなどして対応するイメージだったのでしょうけど、先制点の場面のような前にスペースがあって十分に加速できるシチュエーションだと、横浜FCでも度々そうだったように、マルセロヒアンは岡村クラスのDFであってもちんちんにするくらいのフィジカル的なポテンシャルはある。彼の得意な形を戦略的に作った鳥栖のベンチワークの勝利だったと思います。</li></ul><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">悔やまれる退場処分と、「まぁどうせ…」という思いの交錯:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>コンサがボールを持っているシチュエーションの話をします。</li><li>基本的には先に書いたように、コンサもあまり考えずに前にとりあえず蹴る、という感じで、小林が頑張って収めようとしていましたが、小林はそんなことをするためにコンサに来たわけでもないし難しそうでした。</li><li>鳥栖は4-4の配置のDFとMFが中央に密集してセットして、初期状態ではサイドは少し捨て気味で構えます。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh4he2EmY8KO8lzbaH6MmnyN2-XrIMKwksxRsyFH7Sjv5IyzA7VUH8d8X9TyrIR9Y_dbE4H8oj-HBNsUYQiuZa1qqLVcSTJRwMloX0GSu8LmlrYkwQCivj7jenF_hTWZWmvkQPFpePQd3pEvbrCAUhRBrtwCdM-yon_JaDNGFmDsmTtR-DXKw4J8GxjgXwf/s1760/TACTICALista_2024322047.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh4he2EmY8KO8lzbaH6MmnyN2-XrIMKwksxRsyFH7Sjv5IyzA7VUH8d8X9TyrIR9Y_dbE4H8oj-HBNsUYQiuZa1qqLVcSTJRwMloX0GSu8LmlrYkwQCivj7jenF_hTWZWmvkQPFpePQd3pEvbrCAUhRBrtwCdM-yon_JaDNGFmDsmTtR-DXKw4J8GxjgXwf/w640-h480/TACTICALista_2024322047.png" width="640" /></a></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>前線に長谷川、小林、駒井と足元で受けたいタイプが並ぶけど、見た感じそんなにパワーがないコンサ相手にはこの対応もかなり効果的でした。</li><li>この鳥栖のように密集してスペースを消してくるなら、その狭いスペースでプレーできないならスペースのあるサイドに展開するとか、鳥栖がやったようにコンサもDF背後に飛び出すとかそういう選択ができると効果的なのでしょうけど、コンサの前線は浅野以外は裏に飛び出す動きはほとんどしないし(パスもあまり出てこなさそうでしたけど)、また中央で前を向けないのでサイドに振るようなパスも、菅野を除けば殆ど蹴れなかったように思います。</li><li>結果、とにかく狭いところで頑張って前を向こうとしていたけど、それで解決できるほどのクオリティもありませんでした。ぶっちゃけこれは福森のような選手がいなくなったのが大きいと思いますけど、福森は色々な意味で規格外なのであまりそこにフォーカスするのはやめておきます。</li></ul><div><br /></div></div><div><ul style="text-align: left;"><li>前線に足元で受ける以外の選手が必要ということで、後半早い時間で武蔵の投入準備がされますが(おそらく活動可能時間が現状それくらいなのでしょう)、その武蔵投入の直前に中村が2枚目の警告で退場になって、ゲームとしては手が打てなくなってしまいました。</li></ul></div><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>書いた通り鳥栖も主力が入れ替わった中で、使える選手の得意なプレーを引き出すためにチームをマイナーチェンジさせた監督かコーチか誰かの手腕が巧みだと思いました。</li><li>コンサはキャンプで好調の大森など離脱中の選手が戻ってきたら幾分か変わるかもしれません。のだ、怪我をしている選手が復帰したら劇的に変わるかというと…例えば大森にいいパスが出てこないとシュートを打てませんし、離脱中の選手にそこまでの影響力がないような気もします。中村の対応は軽率でしたが、宮澤が下り坂で高嶺に変わる選手もいない中では彼に頑張ってもらうしかなさそうです。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-16367928740363137272024-02-26T00:48:00.000+09:002024-02-26T00:48:03.556+09:002024年2月24日(土)明治安田Jリーグ第1節 アビスパ福岡vs北海道コンサドーレ札幌 〜人は変われど〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj3y_5lFZWY2G1Wf2yfDxJaO08Fo265BXxTw9vUQ_U5ztv18kRxWDAMn0abMMLm9Yh8URP8uuWKRNMXtFzWzbcxtln1jqMX24acGXz64wyFCKjfW5q_li66rorfAJPm3WCfcHKWlWcpSLSYhNiYCyPpGwn5U-csc6ugb7QsvZlD_O9oMlPKISueKdx1lPVp/s1760/TACTICALista_2024225173.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj3y_5lFZWY2G1Wf2yfDxJaO08Fo265BXxTw9vUQ_U5ztv18kRxWDAMn0abMMLm9Yh8URP8uuWKRNMXtFzWzbcxtln1jqMX24acGXz64wyFCKjfW5q_li66rorfAJPm3WCfcHKWlWcpSLSYhNiYCyPpGwn5U-csc6ugb7QsvZlD_O9oMlPKISueKdx1lPVp/w640-h480/TACTICALista_2024225173.png" width="640" /></a></div><br /><p></p><ul style="text-align: left;"><li>福岡はスタメンクラスでは山岸とルキアン、井手口、スタメン未満くらいと思いますが三國と中村が移籍、田邉が引退と、下手したらコンサよりもアウトは深刻かもしれません。その分FWにベンカリファ、岩崎、MFの松岡が入りましたが岩崎以外の2人はスタメンを外れており、これらの選手の奮起はかなり重要になると思います。あとは、スタメンに入った重見は大卒新人で、宮とグローリは特に怪我等は発表されていないようです。</li><li>札幌は「キャンプ地沖縄(金武)の固い芝」に苦しんだとかで故障者が多く、前線では武蔵と浅野はこの試合の直前に合流してスタメンを外れています。あとは高木も直前に負傷でメンバー外、練習試合で好調が伝えられていた大森はその最後の練習自体で負傷して欠場。DFでは西野がベンチ入りしているので、高尾と家泉も起用できないコンディションなのでしょう。</li><li>なんで金武の芝が硬いのかはわからないですけど、シーズン移行して北海道各地でキャンプをするとなったらそうしたコンディションが良くない(メンテにあまりお金をかけてない)全道各地のピッチが夏場のキャンプ地として駆り出されるのでしょうか。</li></ul><div><br /></div><div><br /></div><p></p><span><a name='more'></a></span><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">(元)飼い犬に噛まれそうになる:</h3><p></p><ul style="text-align: left;"><li>↓いつも使っている「TACTICALISTA」で利き足表示機能をテスト中とのことで使ってみました(私の表記では色が濃い方が利き足)。</li></ul><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>まず試合の入りとしては、福岡はコンサにボールを持たせるのかと予想していましたが、↓のような配置を作って、コンサ陣内の高い位置でpressingを仕掛けてきまのは予想に反する展開でした。</li></ul></div><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhuVXJLuZ_v0d0D7VEu4ZGzSJ8-Db3n_BtrZ5wivkoB-ntVgbnx51Nvc_7ZTh7B8SUz6SFR0ZHzBBxf-Oqz3BG0opfUjIBkZ8wzsxwM5YvBlDDF_R4ZOVlaKYG10QIASW8ZzO9bcZVNbOHSE7TdhG_6d_dOg42zAGTH9g1-BFiHyNjBz58JmWnub86qgOmy/s1760/TACTICALista_20242251725.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhuVXJLuZ_v0d0D7VEu4ZGzSJ8-Db3n_BtrZ5wivkoB-ntVgbnx51Nvc_7ZTh7B8SUz6SFR0ZHzBBxf-Oqz3BG0opfUjIBkZ8wzsxwM5YvBlDDF_R4ZOVlaKYG10QIASW8ZzO9bcZVNbOHSE7TdhG_6d_dOg42zAGTH9g1-BFiHyNjBz58JmWnub86qgOmy/w640-h480/TACTICALista_20242251725.png" width="640" /></a></div><br /><p></p><ul style="text-align: left;"><li>福岡のスタメンで昨シーズンとの違いが大きいのは、やはりエース山岸がウェリントンになっているところ。山岸の万能性と比較すると、ウェリントンは空中戦は健在としても山岸ほどの運動量はないしスピードもない。</li><li>ですのでウェリントンが結構頑張って走ることになるであろう選択である、高い位置からのpressingという考えにはならないと思っていたのですが、福岡は岩崎の頑張りによってそれを実現していました。</li><li>コンサがボールを持つと、右CB(主に岡村)に岩崎、左CB(宮澤)にウェリントンがついて、紺野は1列下がって1-5-3-2のような配置を作ります。岡村がフリーに見えるSB馬場に渡すと、岩崎は馬場→岡村のコースを切るように走って寄せる。馬場がそこを外したり高い位置をとっても岩崎は下がってついていく。</li><li>逆に、コンサの左サイドでは中村に対して紺野が見るようになっていて、岩崎の運動能力を活かした左右非対称の形でコンサに対してpressingを仕掛けて高い位置でボールを奪おうとしていたと思います。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>よくよく考えると、ウェリントンに長い距離を走る走力がないとするなら、福岡はボール回収位置を低く設定するとロングカウンターに向く選手がいない(一応岩崎がいますが)ので不都合が生じるんですよね。ですのでこのハイプレスを採用したのは、コンサのボール保持が怪しいだろうということと、ウェリントンや起用している選手の特徴を踏まえた選択だったと思います。</li></ul><p></p><p><br /></p><p></p><ul style="text-align: left;"><li>コンサは特定のマーク対象がいないGK菅野からボール保持が始まるとして、岡村と宮澤を福岡のFW2人がみているとするなら、やはり菅野の選択は得意の、SBへの浮き玉のパスが多かったと思います。</li><li>ただSBに出したところで福岡の対応が決まっていることもあり、そこからの展開には乏しかったと思います。加えて福森のような狭いところでもパワフルなキックができる選手がいないことも、これからその不在を実感することになるかもしれません。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>またこの日のコンサは、<b>前線に小林、駒井と本来MF的な選手が並んでいたにもかかわらず、彼らはあまりポジションを移動しませんでした</b>。駒井は最終ラインまで時に下がってきますし、小林も見かけ上は前線で起用されながら、ほぼ前線にはいないで3列目くらいの位置から前の味方を走らせるようなパスを出すのが、昨シーズンのスタイルだったと思います。</li><li>恐らくこれは意図的にやっていて、簡単にいうと前線で起用されている選手が下がりすぎる(持ち場を離れる)と、前線でシュートやその直前の曲面に関与する仕事ができなくなるからなのでしょう。</li><li>ただ、前で待っている駒井、小林、スパチョークに、福岡のpressingを掻い潜ってクリーンにボールを届ける手段がコンサはありませんでした。終盤こそ少しオープンになってシュートが増えたものの、前半コンサがシュート1(しかもボックス外から小林のミドル)にとどまり、福岡のペナルティエリア内に入ることすら満足にできなかったのは妥当だったと言えるでしょう。対する福岡は特に前半、札幌陣内で何度かボール回収に成功して、シュートまではいかなくても狙い通りの局面は作れていたと思います。</li></ul><p></p><p><br /></p><h3 style="text-align: left;">トリデンテが生命線:</h3><p></p><ul style="text-align: left;"><li>福岡がボールを持っている時の話をします。コンサはやはりミラー陣形で1on1をピッチ上に10箇所作って基本的にはマンツーマンの対応。なお浦和と対戦した広島も、1-4-1-2-3に対して1-3-4-1-2でマンツーマン。日曜日にちらっと見た藤枝も長崎に対して広島と似たような対応でした。そんだけですけど今シーズンマンツーマンで高い位置からプレッシングをするのは流行るかもしれません。</li></ul><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhU3JEkOmCCfiiKWlWO-wh06Mh4HVokbXLG6L5m18koLRsRfcQZako1wBvv7qCHuoyvVD_3RYGXdXdyyWl0ISZhgrZUjOCfLGUVmDKYJFKm9gCUl2BrnGLYOGtUOJTe43ltAeUZc9rdkMF-gK6wpqKDOqYM_Ki2Zy0xfJ7A1EZ-WDoehU3VRJBzsSba19FB/s1760/TACTICALista_2024226016.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhU3JEkOmCCfiiKWlWO-wh06Mh4HVokbXLG6L5m18koLRsRfcQZako1wBvv7qCHuoyvVD_3RYGXdXdyyWl0ISZhgrZUjOCfLGUVmDKYJFKm9gCUl2BrnGLYOGtUOJTe43ltAeUZc9rdkMF-gK6wpqKDOqYM_Ki2Zy0xfJ7A1EZ-WDoehU3VRJBzsSba19FB/w640-h480/TACTICALista_2024226016.png" width="640" /></a></div><ul style="text-align: left;"><li>一方その広島や藤枝の守備強度と比べると、コンサのそれはそこまででもなくて、福岡の3バックは低い位置では、小林、駒井、スパチョークはそこまで寄せてこないのでボールは持てていました。</li><li>コンサは前のシーズンの夏頃?選手側から監督に守備の開始位置について相談があったということで、恐らくそれをまだ踏襲するような形でこうした対応になっているのでしょう。</li><li>福岡の3バックはそこまでボールを運べる感じはせず、またそのタスクは基本的にウェリントンに当てる、がほぼ全てでした。福岡はウェリントンにまず当てて、なんとかキープしてから岩崎か紺野、主に紺野に右サイドで渡す形がメインのパターン。ルヴァンカップの決勝で浦和相手に先手を奪ったのと似たような、長谷部監督体制での得意のパターンと言えるかもしれません。</li><li>が、山岸はポストプレーからそのままゴール前に顔を出せますけど、<b>ウェリントンが山岸のように1人で2役をこなすには走行距離が長いと難しそう</b>でした。</li><li>ですのでコンサのDFが整う前に仕掛けたいなら、福岡は紺野と、岩崎の2人がメインキャストで、ちょっと2人だと流石に枚数不足間は否めませんでした。</li></ul><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>そしてコンサの選手の中で、この日特にパフォーマンスが良かったのは岡村。ウェリントンはそこそこボールは収まるにしても、岡村相手だと反転できないので、ウェリントンからのパスで福岡が岡村の背後(コンサにとって危険なエリア)を突くことは難しく、サイドを迂回して紺野が仕掛けに勝つ必要があります。</li><li>岡村は何度かウェリントンへのパスを読んでインターセプトに成功しており、この時は福岡は岡村をどう捕まえたら良いか迷うような状況になって、そのままドリブルで福岡陣内に入って行くこともできました。それは岡村自身も迷うというか戸惑うような状況だったかもしれませんが、今後そのようなシチュエーションがあれば迷わずシュートでいいし、枠内に飛ばせれば更に市場価値が高まるでしょう。</li></ul></div><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>加えて<b>ウェリントンのポストプレー、紺野のチャンスクリエイト、岩崎の攻守にわたる走力というアビリティは、福岡のバックアップの選手では代替不可能</b>なもので、紺野が68分に下がる(金森と交代)のと、岩崎の足が止まってくると福岡は機能しなくなります。</li><li>もしかするとコンサは福岡が活動限界となる時間を待っていたのかもしれません。コンディションがベストではないにせよ、後半から武蔵や浅野を使えるコンサの方が終盤は有利なシチュエーションではあったでしょう。</li><li>ただ、それでも枠内シュートは2本、いずれもGK永石を脅かすものではなく、総じてコンサは前線の選手にボールを届けるのに苦労していたと言えるでしょう。</li></ul><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><p></p><ul style="text-align: left;"><li>1試合だけだと何とも言えないですが、コンサはサイドのDFが2人抜けて、特に福森にボールを渡しておけば何らか味方を助けるパスを出してくれたりもしたので、相手からするとコンサ相手にハイプレスで嵌めるのは楽になるのかもしれません。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul><p></p><p><br /></p>
<blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p dir="ltr" lang="ja">【アビスパ福岡×北海道コンサドーレ札幌|ハイライト】2024明治安田J1リーグ第1節 | 2024シーズン|Jリーグ <a href="https://t.co/vh4q9TyHJ7">https://t.co/vh4q9TyHJ7</a> <a href="https://twitter.com/YouTube?ref_src=twsrc%5Etfw">@YouTube</a>より</p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1761779532938564088?ref_src=twsrc%5Etfw">February 25, 2024</a></blockquote><p><br /></p><p> </p>
<blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">画像付きで説明したい時とかあるので明日スペースじゃなくてYouTubeライブでやってみようと思います<br>うまくいかなかったらすまんな<br>13:45開始に設定した<a href="https://t.co/FTjgt7oZwh">https://t.co/FTjgt7oZwh</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1761007769774375055?ref_src=twsrc%5Etfw">February 23, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-36334549872536086212023-12-24T11:56:00.003+09:002024-01-07T23:57:40.203+09:00北海道コンサドーレ札幌の2023シーズン 〜わからなくもない〜<h2 style="text-align: left;">1 タイトル…ではないはずだが</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>シーズン終盤のFC東京戦の際に熱心なサポーターと思われる方からこのような横断幕が掲げられました。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">今年何も成し遂げられなかったFC東京に対する北海道コンサドーレ札幌サポーターからの煽り。 <a href="https://t.co/DsciayLYOQ">pic.twitter.com/DsciayLYOQ</a></p>— おっきー (@n_oki) <a href="https://twitter.com/n_oki/status/1728264517845766305?ref_src=twsrc%5Etfw">November 25, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><ul style="text-align: left;"><li>まずタイトル、ACL…を目指していたと考えるのはおかしいでしょう。それは例えば2015シーズン途中に開催された野々村社長(当時)とサポーターとのミーティングでも説明があったようですが、資金力≒選手やスタッフの能力の総和となるためです。札幌の資金力、チーム人件費は2022年のデータで12位か13位かそんなものですので。</li><li>ただこの横断幕について半分くらいは理解できるというか、<b>じゃあ今このクラブにどれくらい経営体力があるのか、と言われるとちょっと状況が見えにくくなっている</b>のは確かだと思います。</li></ul><div><br /></div></div><div><ul style="text-align: left;"><li>またJリーグにはクラブライセンスという制度があります。この財務規定に関しては、3期連続の当期純損失(赤字)を計上していないこと、および債務超過でないこと(3期以上連続の当期純損失を計上しても、前年度の赤字額が純資産額を上回っていなければ可)というもの。</li><li>木村正明氏(ファジアーノ岡山ファウンダー、元Jリーグ専務理事)は、親会社から無限に資金が湧いてこないクラブの経営を念頭においた上で、このルールを「(毎年黒字経営をするというよりは)赤字…積極的に投資をして勝負するシーズンと、黒字経営をしてライセンスを維持するためのシーズン」を織り交ぜる必要があると過去に解釈していたと思います。</li></ul>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">ファジアーノ岡山の木村正明代表が語る「J1昇格」よりも大切なこと<1/2>=宇都宮徹壱WMより転載(宇都宮徹壱)<a href="https://twitter.com/hashtag/Yahoo%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Yahooニュース</a><a href="https://t.co/0Tii2rZRXY">https://t.co/0Tii2rZRXY</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1737090295828008964?ref_src=twsrc%5Etfw">December 19, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><ul style="text-align: left;"><li>近年コンサもそのような動きをしていて、2018シーズンよりミシャ監督招聘後、2018-19シーズンのオフに大型補強をして(内容はこのブログで昨年も書いたので割愛します)、2019-2020シーズンは、新卒選手と格安外国人(微笑みの戦士ドウグラスオリヴェイラ)以外は選手の新加入なし、2020-2021シーズンも大規模な移籍金が発生しそうな取引は控えている。</li><li>この動きは、野々村前社長がかつて語っていた、「東京オリンピックが終わって札幌ドームをフルで使える2021シーズンに収入を拡大したい」とする構想や、ミシャ監督就任時に4年契約と一部で報道があった(実際に契約が4年だったのかは不明だが口約束なのかそれに近い構想等があったと思われる)話とも整合します。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>要するに2019年に投資、2020-21年はクラブライセンスクラブライセンス対策で出費をセーブしつつ、2021シーズンにフットボール的に勝負する、というのがコンサの中期戦略でした。それが新型コロナウイルスによる経営状況の変化と、鈴木武蔵ら中心選手の流出で2020年以降にプランが狂って今に至ります。</li><li>直近だと22年に約9億円の第三者割当増資を実施しており、これは23年1月期に計上した7億円の純損失を見込んでの動きであり、</li></ul>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="zxx"><a href="https://t.co/9liApQsSWJ">https://t.co/9liApQsSWJ</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1735644700798042552?ref_src=twsrc%5Etfw">December 15, 2023</a></blockquote><p> </p></div></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">コンサドーレ、5期連続の赤字 純損失7億円超 コロナ対策費などかさむ:北海道新聞デジタル <a href="https://t.co/eREZbiUKIu">https://t.co/eREZbiUKIu</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1735547248472416271?ref_src=twsrc%5Etfw">December 15, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><ul style="text-align: left;"><li>コロナで苦境に陥った分は企業の支援により最低限なんとかなっている、という状況だと思うのですが、じゃあそれ差し引いて今は選手やスタッフに投資できるのか?2018年オフに武蔵、アンデルソンロペス、ルーカスフェルナンデス、岩崎、中野…が加入したようなチームを勝たせるための投資はできるのか?それとも<b>クソンユン、小林、馬場(浅野)とスタメンクラスが3人ほど加入した2022-23シーズンの動きは18-19年オフと同様の大型投資だったのか?</b>そうではなく次のシーズン以降に投資フェーズが控えているのか?というのがちょっとよく見えないのが、そもそもこの2023シーズンの位置付けだったと思っています(どうやら昨今の様子を見ると投資フェーズが控えている感じはしませんね)。</li></ul></div><div><br /></div><div>次の章からようやくサッカーの話をします。</div><div><br /></div><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">2 ピッチ上で起きたことサマリー</h2><h3 style="text-align: left;">2.1 目玉補強のつまづき</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>日本代表経験があり、前年ヴィッセル神戸で9試合3ゴールとまずまず期待感を抱かせるパフォーマンスだった30歳(加入当時)の小林は、2023シーズンの目玉と考えられていたと思います。</li><li>コンサは2021シーズン限りでチャナティップが退団し、2022シーズンはパニックバイ気味に加入したガブリエルシャビエルがチャナティップの18番を背負うことになりましたが、ピッチ中央やもっと下がり気味で、ボールに積極的に関与する攻撃的MFのチャナティップと、本質的にはシャドーでチャナティップのようにボールを預けられないシャビエルの間には、利き足以上にプレースタイルの違いがあり、シャビエルはいつしか(おそらくシュートのうまさを見込まれて)前線でセンターFWとして起用されるようになり、<b>22シーズンのコンサは前線の選手が「あとは決めるだけ」ではなくてそれ以前の問題、シュートの前のフェーズで少なくとも問題を抱えており、その意味では30歳とJリーグでは働き盛りの小林に目をつけたのは理解できます</b>。</li></ul><div><br /></div></div><div><ul style="text-align: left;"><li>キャンプでのチーム始動時から、前線は小林+センターFWにキムゴンヒ(以下、ゴニ)、小林と反対の左サイドのシャドーまたは攻撃的MF、というユニットを試していたようです。センターFWはゴニの他には、新卒の大森(キャンプで骨折し出遅れ)、高卒3年目の中島、特に肩書きはないトゥチッチ…といった編成ですので(小柏や駒井はセンターFWかというと微妙なので割愛)、この中では抜けた実績を持つゴニが前線のもう一つの軸として期待されたことも理解できます。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>(VARが導入されているにも関わらず明らかな誤審によって広島のゴールが取り消された、ある意味でこの年のJリーグの象徴であったような)アウェイでの開幕戦で、小林はコンディション不良によりベンチスタートでしたがゴニはスタメンで起用されます。</li><li>この開幕戦で明らかになったのは、22シーズン後半戦にスーパーサブとして大活躍したゴニはスタメンで相手DFを背負ってプレーする役割を担うにはパワー不足でタスクを遂行できないということ、そしてゴ<b>ニと小林を前線に並べると、(足が遅いからというよりは)共に1人でプレーするよりは味方を使うことが得意な選手であるため、速攻を狙いたい際にシュートまで時間がかかることになり、これといった崩しのパターンを持たないコンサにおいては速攻の機会損失、攻撃面で無視できないダメージになること</b>でした。</li></ul></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">2.2 初夏のゴールラッシュを振り返る</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>そんな感じでリーグ戦9節まで2勝だったコンサがこのシーズン、最も右肩上がりになったのは10節(4/29、vs横浜FC、アウェイ)以降の数節でした。</li><li>この試合で、4バックの横浜FCに対し浅野と小柏というサイズがなくスピードが持ち味の選手が初めて、2トップで並ぶことになります。</li><li>前線にサイズがない選手オンリーで成功を収めているチームは確かにありますけども、そういうチームはサイズはないけど技術やクオリティがある選手が特徴を発揮できるようにクリーンにbuild-upができるとか、サイズはないけどめちゃくちゃスピードがある選手にカウンターアタックでの攻撃機会を多く提供できるといった設計があると思います。</li><li>が、特にそういうものはないコンサの場合は、チャナティップ、ノースロンドンのライオンハートことジェイボスロイド、コンサではポストプレーだけやっていたような興梠、途中交代では効いていたゴニ…といった、前線に雑に蹴られたボールを1人で収めて攻撃機会を確保できる選手が必要、というのがここ数年の実態でした。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>そうしたタイプの選手を外したにもかかわらず、横浜FC相手に4-1、ホームでの鹿島戦を落としたのちにFC東京相手に5-1、湘南相手に4-2、また2節挟んで柏に5-4、と、大量得点を挙げて勝ち点もそこそこ拾うことができた時期でした。</li><li>これはなぜか?というと、まずコンサがやっていたことはそれまでと変わりません。雑にボールを収められるFWやMFが不在でも、コンサは浅野や小柏に雑にボールを蹴るサッカーを続けていました。</li><li><b>それでゴールが生まれるのは、コンサのFWのクオリティもあるにせよ、相手のDFがそういうクオリティだったから</b>、というのが大きかったと思います。</li><li>あんまり選手を晒すようなことは控えたいのですが、<b>この年のリーグで下位を彷徨っていた柏(最後にガンバさんを逆転した)、湘南、降格した横浜FCはいずれもDFや中央の強度に問題を抱えていて、雑に放り込まれるボールに対処することが困難なほど脆弱な最終ラインでシーズン前半を戦っており、それらのチーム相手にコンサは得点を稼いでいたといえます</b>。↓は極端な例ですが、これらのチームはセンターラインの強度が低すぎました。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">/<br />浅野の豪快ミドル💥で同点<br />\<br />前半39分、高い位置でボールを奪った浅野 雄也がすぐさま左足一閃!<br />キーパーの手をすり抜け見事今季4点目👏👏<br /><br />🏆J1リーグ第10節<br />🆚横浜FC×札幌<br />📺 <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信中 <a href="https://t.co/ux4MwSli2h">pic.twitter.com/ux4MwSli2h</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1652188906404859904?ref_src=twsrc%5Etfw">April 29, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
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<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">最近思うのはチームのクオリティの指標として<br />①ゴール前の強度<br />②クリーンに前進する能力<br />③効率的に相手の前進を阻止する能力<br />④トランジションのコントロール<br /><br />みたいな感じに捉えてて、日本のチームは全部②③④の組織で担保するものが怪しい。森保さんの場合、… <a href="https://t.co/dXHfppvcYE">https://t.co/dXHfppvcYE</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1599992641520693248?ref_src=twsrc%5Etfw">December 6, 2022</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>そして湘南は夏のマーケットでキムミンテ、柏は犬飼と強度を担保できるDFを補強して、夏以降勝ち点を稼いで残留を回避しており、横浜FCは開幕10試合ほど勝ちに見放されてから、CBを増やして5バックにして持ち直しましたが無念の降格となりました。</li><li>これらのシーズン前半戦でどうしようもないほど脆弱だったチームに対し、コンサは後半戦では同じように雑に放り込むサッカーを続けた結果、ホームで湘南と柏相手に敗れ、横浜FCには2-1で辛勝?という結果になったのは、上記の説を裏付けるに十分な結果だったのではないでしょうか。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>そして優勝した神戸や、鹿島のようなセンターラインに強靭な選手を揃えていて、コンサが得意な「雑に放り込んでから何らか攻撃機会を作る」サッカーが通用しないチームにはシーズンダブルを喫しており、この辺は自力の差というかこのチームの限界が鮮明に露見されたといえるでしょう。</li></ul></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">2.3 まだ、やめてへんよ</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>ボールを持っていない時のコンサは、2020シーズンからほぼ変わらず、ほぼ純粋なマンマークで構成される守備対応を続けていました(やることが数年変わらないので、本当にブログを書く意義を見失う)。</li><li>特筆するとしたら、オフに高嶺という戦術的に極めて重要な選手を失ったにも関わらず、メカニズムをほとんど変えなかったことでしょうか。</li><li>高嶺は2トップの相手にはセンターバックとして相手FWをマーク、1トップの相手にはアンカーとして相手の攻撃的MFをマークする役割で、対峙する相手の選手特性がガラッと変わることを考えると2022シーズンのチームで最も負荷が大きい役割だったといえ、おまけに左DFの福森のパフォーマンス低下に伴い左DFも務めていました。</li></ul><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>その高嶺の役割はキャプテン・宮澤が引き継ぎます。元々、2020シーズンに高嶺がスタメンに定着する前は宮澤がその役割だったので元鞘に戻った形でもあります(その後キムミンテが信頼されなかったため宮澤はCBにスライド)。</li><li>しかし当時から3歳年齢を重ねた宮澤はこのシーズンを通じ、J1の水準で相手FWをマーキングする能力があったといえるか、かなり疑わしいプレーが随所に見られるようになります。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【アビスパ福岡×北海道コンサドーレ札幌|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第20節 | 2023シーズン|Jリーグ <a href="https://t.co/f4Qqc3gn6i">https://t.co/f4Qqc3gn6i</a> <a href="https://twitter.com/YouTube?ref_src=twsrc%5Etfw">@YouTube</a>より</p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1678048550436114432?ref_src=twsrc%5Etfw">July 9, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
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<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">/<br />怒涛の追い上げ!🔥<br />\<br /><br />ルキアンからのクロスボールを湯澤聖人が<br />綺麗にゴールへ流し込み<br />アビスパ福岡が逆転成功❗️❗️<br /><br />🏆明治安田J1第20節<br />🆚福岡×札幌<br />📺 <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信<a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E6%9C%AD%E5%B9%8C?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#福岡札幌</a> <a href="https://t.co/yG6aH5IpPi">pic.twitter.com/yG6aH5IpPi</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1677648250629931010?ref_src=twsrc%5Etfw">July 8, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>前のシーズンから継続して左DFは不安定、中央は岡村も前のシーズンと比べるとややパフォーマンスにムラがあり、GK菅野は負傷で離脱…という状況で、ボールを持っている相手への対応を選手に任せるだけでは勝ち点を拾えないのは当然だったでしょう。</li></ul><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">2.4 中村の台頭</h3></div><div><ul style="text-align: left;"><li>一方「前のシーズンから継続して左DFは不安定」といったものの、この位置でリーグ戦15試合にスタメン出場した中村の存在は、2023シーズンで最も明るい材料の一つでしょう。</li><li>左DFは、前のシーズン終盤にミシャから福森へ「4番手」(おそらく高嶺、菅、中村、福森の順)と発破をかけたものの、これといって補強もなく結局福森が開幕から先発します。7節のセレッソ大阪戦で欠場の宮澤に変わって福森が中央(インサイドハーフの奥埜をマークする役割)、中村が左に入って、ここから中村の存在感が高まっていきます。</li><li>中村はカップ戦では最終ラインから無謀とも言えるボールの持ち出しを果敢に敢行していて、それをリーグ戦でもスタイルを変えずにやっていたので大丈夫かな?としばらくは見ていましたが、いつしかその中村の持ち出しと、ボールを持っていない時にWBの外側、内側を追い越す攻撃参加は組み立てでも崩しでも極めて重要なオプションになっていました。</li><li>ただ「福森よりも若くて運動能力がある選手が、福森のような基準でプレーしている」という見方もできると思いますし、中村がコンサの最終ラインの問題を解決したとは言い難く、リーグ終盤でまた福森がスタメン、中村はベンチスタートが多くなったのもこのあたりで、結局独り立ちできるまでの信頼は得られなかったという点で反省も多々あるシーズンだったでしょうか。</li></ul></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">2.5 期待以上に強い風が吹く</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>このほか、リーグ中盤〜後半戦の選手起用にいくつか触れると、金子の期限付き移籍に伴い浅野は右ウイングバックを兼任するようになります。</li><li>浅野は全34試合に出場して12ゴール、14節までで8ゴールでしたので以降失速した感はありますが、単にサイドでの起用が増えてゴールから遠かったのもあれば、そもそもリーグ前半から浅野に対してチームとしてサポートできていたわけでもないので、後半戦の個人での出来が悪かったという感じもしませんでした。</li><li>シーズンを通じて浅野は駒井と並んで貢献度が高い選手でした。浅野と小柏のユニットで見ると、小柏は味方にボールを預けた状態で動き出しで勝負する選手だとして、浅野は相手DFと対峙した状態で自ら仕掛けることができるので、最後にどうやって相手を崩すか?という点では、(ゴール数は関係なく)浅野の方が小柏よりも重要な役割を担っていました。</li></ul>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">/<br />これぞFWの嗅覚✨<br />\<br /><br />浅野のシュートのこぼれ球を小柏が全速力で詰めて追加点!<br /><br />🏆J1第16節<br />🆚柏×札幌<br />📺 <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信中 <a href="https://t.co/h0xL2g9odG">pic.twitter.com/h0xL2g9odG</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1664945812420587520?ref_src=twsrc%5Etfw">June 3, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><ul style="text-align: left;"><li>やはりお兄さんのイメージが強かったので、浅野がボールを持って前を向いた時にこれだけ脅威になれるのは期待以上でしたし、またシャドー/攻撃的MFとしてボールを収めてチャンスクリエイトする役割も、このシーズンに出場時間をシェアした選手の中では浅野が最も貢献度が高かったと思います。</li><li>ですので金子の移籍(とルーカスの欠場)で右サイドにシフトさせたのは前線のキーマンを失うことでもありました。ただ右WBは任せられる選手が全くいないので、仕方ないことではありますが。あと浅野の右WBはありかなしかで言うとありだと思います(普通にいい間合いで仕掛けてクロスボールまでは仕事ができる)。</li></ul></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>シーズン前半戦だけの在籍でしたが、金子の貢献度も傑出していたと思います。何度か言及しましたが、中央を切ってくるチームが多い中で、縦突破からの右足クロス(おそらく練習していたのでしょう、その多くが中央DFを超えてファーの味方に落ちるものでした)が活きることとなります。</li><li>ただチームのスタイルとしては、金子がウイングで張っているというかはひたすら可能な限りアップダウンしながら速攻の試行回数を稼ぐという感じで、金子の8ゴールという数字はウイングのプレーをしたから、というよりは、コンサがめちゃくちゃオープンだったことの証明でもあります。ウイングとしてもっと上手く金子を使えるチームは他にいくらでもあるでしょう。</li></ul>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">/<br />GKからの速攻が決まる!<br />\<br />開始8分、GKク ソンユンのフィードから最後は小柏 剛が今季初ゴールを流し込む!<br /><br />🏆J1リーグ第4節<br />🆚札幌×横浜FM<br />📺 <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信中<br /><br />ドコモスポーツくじ キャンペーン実施中! <br />Jリーグ観戦をもっと楽しもう! <a href="https://t.co/247XSWZwH7">https://t.co/247XSWZwH7</a> <a href="https://t.co/YKgauU12xu">pic.twitter.com/YKgauU12xu</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1634804078873288704?ref_src=twsrc%5Etfw">March 12, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
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<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">/<br />岡村大八のジャンピングヘッド✨⚽<br />\<br /><br />前半7分、右サイドを深くえぐった金子のクロスに岡村大八がヘッドで合わせる👏<br />ホームの札幌が早くも先制!<br /><br />🏆J1リーグ第6節<br />🆚札幌×川崎F<br />📺 <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信中 <a href="https://t.co/PMVjO86ag0">pic.twitter.com/PMVjO86ag0</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1642110153016352769?ref_src=twsrc%5Etfw">April 1, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
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<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">🎦 ゴール動画 <br />🏆 明治安田生命J1リーグ 第13節<br />🆚 湘南vs札幌<br />🔢 0-1<br />⌚️ 6分<br />⚽️ 駒井 善成(札幌)<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%B9%98%E5%8D%97%E6%9C%AD%E5%B9%8C?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#湘南札幌</a> <a href="https://t.co/53acziTzCf">pic.twitter.com/53acziTzCf</a></p>— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1657294627756720131?ref_src=twsrc%5Etfw">May 13, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>前線の駒不足を補ったのは、駒井のセンターFWでの起用と、スパチョークの出場機会増加。駒井は超人的な運動能力で、雑に放り込まれたボールをマイボールにしてしまうのは中盤センターでもFWでも変わらず。20センチ近く身長差がある選手相手でも攻撃機会を作ってくれるので、ゴニやトゥチッチ(他、大嘉、大森)が起用できる状況でも駒井が選ばれる理由は十分にありました。</li><li>ただ、やはり選手特性的には中盤センターでボールを拾う仕事にした方がベストでしょう。11節の鹿島戦では、前線に浅野と小柏、下り目に青木と駒井で、雑に放り込んだボールを駒井が拾いまくって波状攻撃を仕掛けていましたが、青木が負傷で宮澤と交代し、駒井が前線(青木の役割)にスライドすると駒井がボールを拾う側から前線で受ける側になってコンサはバランスが悪くなってしまいました。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>西大伍選手のYouTubeを見た限りでは、キャンプ時点ではコミュニケーションや指示を理解することに苦戦している感じだったスパチョーク。このシーズンも序盤はほとんどミシャから見向きもされないような状況で、5月に練習を見た時は守備の強度や攻守の切り替えでもっとパワフルにならないと難しそうなだな、という感想でした。</li><li>転機は17節の鳥栖戦で小柏が負傷して途中出場から70分近く(この時点では加入後最長)のプレータイムを得てから。神戸、福岡とのアウェイ連戦での2試合連続ゴールは、いずれもボックス内でワンタッチする9番っぽいゴールでしたが、本質的にはスパチョークはシャドーで、相手のDFともMFとも対峙しないでフィニッシュだけ絡む選手だと思います。</li><li>ですのでゴール前以外の仕事の量と質においては、もう少し改善を期待するのですが、特筆すべきはシュートタッチで、中距離からの右足シュートは思っていた以上に上手いと感じます。ただ戦術的にはDFを背負うこともしないし、裏に抜けてスペースを作ることもしないし、中央で相手を剥がしたり引きつけたりもしないし、味方を使うわけでもないし、1on1が強いわけでもない。使い所が難しいシャドーです。</li></ul>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">2戦連発!<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B9%E3%83%91%E3%83%81%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%AF?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#スパチョーク</a> の狙いすましたシュートが決まる💫<br /><br />🎦 ゴール動画 <br />🏆 明治安田生命J1リーグ 第26節<br />🆚 札幌vsG大阪<br />🔢 1-0<br />⌚️ 13分<br />⚽️ スパチョーク(札幌)<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9C%AD%E5%B9%8C%EF%BC%A7%E5%A4%A7%E9%98%AA?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#札幌G大阪</a> <a href="https://t.co/Y9pexwPE8y">pic.twitter.com/Y9pexwPE8y</a></p>— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1697851852757647683?ref_src=twsrc%5Etfw">September 2, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div></div><div><ul style="text-align: left;"><li>菅野の故障とソンユン、金子の期限付き移籍の影響で、夏の補強ではGKとWB(横浜FCの山下?)を見ていたとのことで、山下は獲得失敗、GKが大分から高木が加入しますが、高木は思った以上にミシャに気に入られていた印象です。菅野が復帰しても、大半の試合で高木が起用されるようになります(それで勝ち点を得られたかというと別でしたが)。</li><li>菅野はボールを持っている時に、相手FWのプレスを回避する浮き玉のパスをSBに通すことが仕事の大半、という感じで、高木はもう少しフィールドプレイヤーっぽい振る舞いをします。菅野以上にバックパスを何度も繰り返し受けようとしますし、フィードもより丁寧で日本人GKとしては非常に希少な選手だと言えます。</li><li>ただ肝心のシュートストップやハイクロス処理は、今のところはまぁそんなに目立ってないかな…という印象で、守備練習を一切しないこのチームにおいて、シーズンを通じてポジションを守れるか、チームを勝たせることができるかはまだ判断保留でしょうか(1年前のゴニの評価に似ているかもしれません)。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>ソンユン及び彼の復帰に尽力したスタッフにとっては「こんなはずでは…」という結果だったかもしれません。</li><li>ソンユンはコンサではバルバリッチ、四方田、ミシャ前期といずれも5人でDFラインを引く設定して守るチームでプレーしており、DF背後のスペースが消されて相手が放り込みがちな展開になると、ソンユンの身体能力やリーチを活かしたハイクロス処理が冴えていました。</li><li>ソンユンが兵役のため去ってからのコンサは、後方には常に最小限のDFしか残さず(カバーリング担当もいない状態でキムミンテや宮澤、岡村、高嶺らが1on1,2on2になっている。たまに誰かが寝ていると1on2になることも)、GKはまず広大なスペースを前に出てカバーする必要があるのと、頻発する1on1でのシュートストップで毎試合平均点以上のプレーをする必要があります。このタフなミッションを、菅野はソンユンが去ってから2年間常にハイパフォーマンスを維持してきたのですが、ソンユンにとっては自分の知ってるコンサとはかなり異なる(20年シーズンの当初だけ在籍していましたが)やりづらい状況だったとは思います。</li><li>またソンユンのバックパス処理の課題をサポートしていたのは、適当に放り込めば相手のDFを押さえつけてイーブンにしてくれるジェイや、低い位置でボールを引き取って前を向いて突進できるチャナティップの存在でした。彼らが抜けて(金子や浅野、ルーカスはボールキャリーにおいて頑張っていましたが)、ソンユンが相変わらず蹴るだけだと、相手ボールになる時間が増えるというのも見過ごせない状況ではあってと思います(というか、それを解決するために努力するのが監督の仕事で、GKに押し付けるのも違う気がしますが)。</li></ul><div><br /></div></div><div>それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</div>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-2936809508662570782023-12-05T00:40:00.002+09:002023-12-19T23:57:19.907+09:002023年12月3日(日)明治安田生命J1リーグ第34節 北海道コンサドーレ札幌vs浦和レッズ 〜サヨナラで強くなれ〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj_DjODqZVZdllRuZiB7Tzq99g4w-8WfbMBxLe3XzsSMUkHntX46wXd6B5XhKnAFkl-jcbprjkskuwoqXaJS7Gavi4ITKiOM5Ezx0TwdapdaIOxvJg_i6GuuKFbUcvBfSzj7b2CL5EItLIU-QMk8Akd1l9Pxud4rE9xzZuf5uiZzzICPqCdaSpHT0sunSpe/s1760/TACTICALista_2023125015.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj_DjODqZVZdllRuZiB7Tzq99g4w-8WfbMBxLe3XzsSMUkHntX46wXd6B5XhKnAFkl-jcbprjkskuwoqXaJS7Gavi4ITKiOM5Ezx0TwdapdaIOxvJg_i6GuuKFbUcvBfSzj7b2CL5EItLIU-QMk8Akd1l9Pxud4rE9xzZuf5uiZzzICPqCdaSpHT0sunSpe/w640-h480/TACTICALista_2023125015.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>浦和は酒井の負傷で関根を右SBに回して…と思ったらリーグ戦の終盤数試合は、関根関係なく小泉が左MFで出ているようです。前線はカンテと、エカニットが埼スタでの神戸戦、ルヴァンカップ決勝とビッグゲームでも出場機会を増やしており、来シーズンはさらに期待がかかります。</li><li>札幌は予告通り小野がスタメンで、青木が左に回って菅がベンチスタート。岡村が負傷か何かでメンバー外でCBは宮澤。左DFは中村、GKは高木に戻してきました。</li></ul>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Jリーグ - J1 第34節 北海道コンサドーレ札幌 vs. 浦和レッズ - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/d808FRBaed">https://t.co/d808FRBaed</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1731699019909673412?ref_src=twsrc%5Etfw">December 4, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div></div><span><a name='more'></a></span><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">去る加藤、そして福本:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>コンサは小野がショルツをマークするマッチアップでスタート。要するに小野は極力自陣に下がる必要はないタスクになっていました。</li><li>レッズが大先輩に気を遣ったということはないと思いますが、小野が退くまでの22分間で思ったよりもボールタッチが多かったし、かつ受けた瞬間に潰されるみたいな場面もほぼなかったと思います。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>というのは、例えば攻守の入れ替わる局面で、コンサは常にボールと人が前方向になり、どんな場の状態でもゴールに向かいことを正としますが、レッズはとにかくリトリートしてブロックを作ってスペースを埋めて簡単に中央でボールが前後に動かないようにします。</li><li>加えて、レッズのSHの小泉と大久保は、コンサのSBの田中と中村を、守備時の基準にしていて、彼らが高い位置でボールを待つと後退する。レッズはカンテとエカニットだけで宮澤、馬場、荒野、GK高木を見る慎重な対応で、なのでコンサはレッズのSHの前からボールを持ち出すことはできる状態で、そこから小野に何らか縦パスを入れたりもできるという感じでした。レッズの守り方と、そこから生じるこの構図は小野がいる、いないに関係なく90分間ほぼそうでした。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>またコンサはボールを持つとほぼ毎回対角のWBにサイドチェンジをします。主にこれは右の浅野にパスが入るのですが、小泉は最初から明本の横くらいまで下がって、最終ライン5枚になって対応し、左右に振られても簡単にDFがずれないように準備はされていました。</li></ul></div><div><br /></div><div><h3>早く送るほど、早く戻ってくる:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>小野が退いてスパチョークが入ると、前線に「小野より機動性はあるがDFを背負ったりテンポを意図的に落としたりできないシャドー」が加わることになって、コンサのオープンな指向性はより強くなった印象でした。</li><li>ただ急いだところでレッズが中央を固めており、コンサはショルツやホイブラーテンと勝負できるFWがいないので、最後にボールを中央に送るところでエラーが生じます。浅野に何度かボールが渡りますが、小泉がカットインを封じるように立てば、中にターゲットはいないので…という具合です。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>対するレッズはカンテへのロングフィードを多く使っていて、カンテとエカニットの2トップのような配置で2バック対応になるコンサのDFの脇をカンテが狙いながら、中央に小泉が入ってきて2トップの近くでボールを拾って攻撃を開始します。</li><li>カンテはおそらく今年最も札幌ドームの芝と相性が悪かった選手で、開始早々にも決定機がありましたが滑ってフイにしたのを皮切りにゴール前で何度も滑ってしまっていて、それがなければもっとスコアは開いたかもしれません。</li></ul></div></div><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>公式記録でシュート11本は、コンサの負け試合(ボールは持たせてくれる展開)にしてはかなり少ない方に入ります。オープンにしてエラーを作ることが得意なコンサの好きな展開にさせずに2点を奪ったレッズは、監督交代で解体するには惜しいチームでした。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Jリーグ - J1 第34節 北海道コンサドーレ札幌 vs. 浦和レッズ - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/d808FRBaed">https://t.co/d808FRBaed</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1731699019909673412?ref_src=twsrc%5Etfw">December 4, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><div><div class="secondPageTitl" style="background: linear-gradient(rgb(255, 255, 255) 0%, rgb(241, 241, 241) 9%, rgb(225, 225, 225) 10%, rgb(246, 246, 246) 100%) rgb(235, 235, 235); border-color: rgb(204, 204, 204) rgb(204, 204, 204) rgb(204, 204, 204) rgb(230, 0, 18); border-image: initial; border-style: solid; border-width: 1px 1px 1px 5px; color: #333333; font-family: "Hiragino Kaku Gothic Pro", "ヒラギノ角ゴ Pro", Meiryo, メイリオ, sans-serif; font-size: 16px; margin: 0px 0px 10px; padding: 17px 70px 15px 14px; position: relative; vertical-align: baseline;"><h1 style="-webkit-box-orient: vertical; -webkit-line-clamp: 2; border: 0px; color: #232323; display: -webkit-box; font-size: 18px; line-height: 1.3; margin: 0px; overflow: hidden; padding: 0px; vertical-align: baseline;">札幌vs浦和の試合結果・データ(明治安田生命J1リーグ:2023年12月3日)</h1><a class="detalLink" href="https://www.jleague.jp/match/search/j1/" style="border: 0px; color: #333333; font-size: 12px; font-weight: bold; margin: -6px 0px 0px; padding: 0px; position: absolute; right: 20px; text-decoration-line: none; top: 39.3984px; vertical-align: baseline;">一覧へ<span class="fa fa-chevron-right" style="-webkit-font-smoothing: antialiased; border: 0px; display: inline-block; font-family: FontAwesome; font-feature-settings: normal; font-kerning: auto; font-optical-sizing: auto; font-stretch: normal; font-variant-alternates: normal; font-variant-east-asian: normal; font-variant-numeric: normal; font-variant-position: normal; font-variation-settings: normal; font-weight: normal; line-height: 1; margin: 0px; padding: 0px 0px 0px 5px; text-rendering: auto; vertical-align: baseline;"></span></a></div><section class="matchVsBox boxCenterTime" style="background: rgb(235, 235, 235); border: 0px; color: #333333; font-family: "Hiragino Kaku Gothic Pro", "ヒラギノ角ゴ Pro", Meiryo, メイリオ, sans-serif; font-size: 0px; margin: 0px 0px 30px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline;"><h3 class="matchVsTitle logo j1league" style="background: rgb(236, 236, 236); border: none; font-size: 16px; line-height: 1.4; margin: 0px; padding: 30px 30px 25px 140px; position: relative; text-align: left; vertical-align: baseline;"><span class="matchVsTitle__league" style="border: 0px; display: block; font-size: 15px; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;">明治安田生命J1リーグ 第34節</span><span class="matchVsTitle__date" style="border: 0px; display: block; font-family: Oswald, sans-serif; font-size: 30px; font-weight: normal; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;">2023<span style="border: 0px; font-family: "Hiragino Kaku Gothic Pro", "ヒラギノ角ゴ Pro", Meiryo, メイリオ, sans-serif; font-size: 18px; margin: 0px; padding: 0px 3px; vertical-align: baseline;">年</span>12<span style="border: 0px; font-family: "Hiragino Kaku Gothic Pro", "ヒラギノ角ゴ Pro", Meiryo, メイリオ, sans-serif; font-size: 18px; margin: 0px; padding: 0px 3px; vertical-align: baseline;">月</span>3<span style="border: 0px; font-family: "Hiragino Kaku Gothic Pro", "ヒラギノ角ゴ Pro", Meiryo, メイリオ, sans-serif; font-size: 18px; margin: 0px; padding: 0px 3px; vertical-align: baseline;">日(日)</span>14:03<span style="border: 0px; font-family: "Hiragino Kaku Gothic Pro", "ヒラギノ角ゴ Pro", Meiryo, メイリオ, sans-serif; font-size: 18px; margin: 0px; padding: 0px 3px; vertical-align: baseline;"></span>KO</span><span class="matchVsTitle__stadium" style="border: 0px; font-weight: normal; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;">札幌ドーム</span></h3><ul class="matchVsBox__match" style="border: 0px; list-style: none; margin: 0px; padding: 30px 0px 0px; vertical-align: baseline;"><li class="leagAccTeam" style="border: 0px; box-sizing: border-box; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: top; width: 192px;"><p class="leagAccTeam__clubName" style="border: 0px; font-size: 20px; line-height: 1; margin: 5px 0px 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/day/" style="border: 0px; color: #333333; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;"><span style="border: 0px; display: block; font-weight: 600; margin: 0px 0px 8px; padding: 0px; vertical-align: baseline;">札幌</span><span class="embL embSapporo" style="background: url("/img/common/team_emb_l.png") 0px 0px no-repeat; border: 0px; display: block; font-weight: 600; height: 80px; margin: 0px auto; overflow: hidden; padding: 0px; text-indent: 100%; text-wrap: nowrap; vertical-align: baseline; width: 80px;">北海道コンサドーレ札幌</span></a></p></li> <li class="leagAccScore" style="border: 0px; box-sizing: border-box; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: middle; width: 256px;"><p class="time" style="border: 0px; font-size: 12px; font-weight: bold; line-height: 20px; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><span class="fin" style="border-radius: 150px; border: 1px solid rgb(204, 204, 204); box-sizing: border-box; display: block; font-size: 13px; font-weight: normal; line-height: 1; margin: 10px; padding: 5px 15px; vertical-align: baseline;">試合終了</span></p><div class="leagLeftScore" style="border: 0px; display: inline-block; font-family: Oswald, sans-serif; font-size: 46px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: middle; width: 76.7969px;">0</div> <div class="leagCenterScore" style="border: 0px; color: #666666; display: inline-block; font-family: Oswald, sans-serif; font-size: 15px; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: middle; width: 102.398px;"><p style="border: 0px; font-size: 12px; font-weight: bold; line-height: 20px; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><span style="border: 0px; font-weight: normal; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;">0</span><span class="leagHalfTxt" style="border: 0px; display: inline-block; font-weight: normal; margin: 0px 10px; padding: 0px; vertical-align: baseline; width: 30px;">前半</span><span style="border: 0px; font-weight: normal; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;">0</span></p><p style="border: 0px; font-size: 12px; font-weight: bold; line-height: 20px; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><span style="border: 0px; font-weight: normal; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;">0</span><span class="leagHalfTxt" style="border: 0px; display: inline-block; font-weight: normal; margin: 0px 10px; padding: 0px; vertical-align: baseline; width: 30px;">後半</span><span style="border: 0px; font-weight: normal; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;">2</span></p><hr class="line1px__gray" style="border-bottom: 0px; border-image: initial; border-left: 0px; border-right: 0px; border-top-color: rgb(204, 204, 204); border-top-style: solid;" /><p style="border: 0px; font-size: 12px; font-weight: bold; line-height: 20px; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><span style="border: 0px; font-weight: normal; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;">9</span><span class="leagHalfTxt" style="border: 0px; display: inline-block; font-weight: normal; margin: 0px 10px; padding: 0px; vertical-align: baseline; width: 30px;">SH</span><span style="border: 0px; font-weight: normal; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;">8</span></p><p style="border: 0px; font-size: 12px; font-weight: bold; line-height: 20px; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><span style="border: 0px; font-weight: normal; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;">6</span><span class="leagHalfTxt" style="border: 0px; display: inline-block; font-weight: normal; margin: 0px 10px; padding: 0px; vertical-align: baseline; width: 30px;">CK</span><span style="border: 0px; font-weight: normal; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;">1</span></p><p style="border: 0px; font-size: 12px; font-weight: bold; line-height: 20px; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><span style="border: 0px; font-weight: normal; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;">9</span><span class="leagHalfTxt" style="border: 0px; display: inline-block; font-weight: normal; margin: 0px 10px; padding: 0px; vertical-align: baseline; width: 30px;">FK</span><span style="border: 0px; font-weight: normal; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;">15</span></p></div> <div class="leagRightScore" style="border: 0px; display: inline-block; font-family: Oswald, sans-serif; font-size: 46px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: middle; width: 76.7969px;">2</div></li> <li class="leagAccTeam" style="border: 0px; box-sizing: border-box; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: top; width: 192px;"><p class="leagAccTeam__clubName" style="border: 0px; font-size: 20px; line-height: 1; margin: 5px 0px 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/day/" style="border: 0px; color: #333333; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;"><span style="border: 0px; display: block; font-weight: 600; margin: 0px 0px 8px; padding: 0px; vertical-align: baseline;">浦和</span><span class="embL embUrawa" style="background: url("/img/common/team_emb_l.png") -160px -80px no-repeat; border: 0px; display: block; font-weight: 600; height: 80px; margin: 0px auto; overflow: hidden; padding: 0px; text-indent: 100%; text-wrap: nowrap; vertical-align: baseline; width: 80px;">浦和レッズ</span></a></p></li></ul><ul class="gameInfo__Member" style="border: 0px; list-style: none; margin: 0px; padding: 10px 0px 0px; vertical-align: baseline;"><li class="gameInfo__Member__home" style="border: 0px; box-sizing: border-box; display: inline-block; font-size: 13px; margin: 0px 12.7969px 0px 0px; padding: 0px; text-align: right; vertical-align: top; width: 313.594px;"><span style="border: 0px; display: block; margin: 0px; padding: 0px; position: relative; vertical-align: baseline;"></span></li> <li class="gameInfo__Member__away" style="border: 0px; box-sizing: border-box; display: inline-block; font-size: 13px; margin: 0px; padding: 0px; text-align: left; vertical-align: top; width: 313.594px;"><span style="border: 0px; display: block; margin: 0px; padding: 0px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span style="border: 0px; display: inline-block; font-family: oswald, sans-serif; left: 0px; margin: 0px; padding: 0px; position: absolute; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">58'</span><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/1502901/" style="border: 0px; color: #0066cc; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px 0px 0px 35px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">アレクサンダー ショルツ</a><br /><span style="border: 0px; display: inline-block; font-family: oswald, sans-serif; left: 0px; margin: 0px; padding: 0px; position: absolute; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">72'</span><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/1200171/" style="border: 0px; color: #0066cc; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px 0px 0px 35px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">中島 翔哉</a></span></li></ul><div class="goalTimeLine accordionList" style="border-bottom-color: initial; border-bottom-style: initial; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: rgb(204, 204, 204); border-top-style: solid; border-width: 1px 0px 0px; margin: 20px 0px 0px; padding: 10px 0px 0px; vertical-align: baseline;"><a class="accordionIndex" style="border: none; display: table; font-size: 15px; letter-spacing: 0.1em; margin: 0px; padding: 10px 0px; position: relative; vertical-align: baseline; width: 640px;">試合経過</a><div class="matchTVlist" style="border-bottom-color: initial; border-bottom-style: initial; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: rgb(204, 204, 204); border-top-style: solid; border-width: 1px 0px 0px; margin: 10px 0px 0px; padding: 20px 0px 0px; vertical-align: baseline;"><div class="leagCenterTime tvLog" style="border: 0px; font-size: 14px; line-height: 20px; margin: 0px; padding: 0px; text-align: left; vertical-align: baseline;"><span class="dazn" style="border: 0px; display: block; line-height: 1; margin: 0px; padding: 5px 0px; text-align: center; vertical-align: baseline;"><a href="https://prf.hn/click/camref:1101l44vI/creativeref:1011l20497" style="border: 0px; color: #333333; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;" target="_blank"><img alt="DAZN" data-pin-nopin="true" src="https://www.jleague.jp/img/match/btn_dazn.png" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: middle;" title="DAZN" /></a></span><span class="mainCh" style="border: 0px; display: block; line-height: 1; margin: 0px; padding: 5px 0px; text-align: center; vertical-align: baseline;">NHK総合</span></div></div><p class="jstatslogo" style="border: 0px; margin: 0px 0px 10px; padding: 0px; text-align: right; vertical-align: baseline;"><img alt="Jstats" src="https://www.jleague.jp/img/common/logo_Jstats.png" style="border: 0px; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline; width: 100px;" /></p></div></section><nav class="tabNavArea matchTimeLineNav" style="background-color: #ebebeb; border: 0px; color: #333333; font-family: "Hiragino Kaku Gothic Pro", "ヒラギノ角ゴ Pro", Meiryo, メイリオ, sans-serif; font-size: 16px; margin: 0px 0px 20px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><ul class="matchTimeLineTab" style="background: rgb(0, 0, 0); border: 0px; font-size: 0px; list-style: none; margin: 0px; padding: 0px 0px 0px 6.39844px; vertical-align: baseline;"><li name="preview" style="border: 0px; display: inline-block; font-size: 15px; margin: 6.33594px 6.33594px 0px 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 204.648px;"><a href="https://www.jleague.jp/match/j1/2023/120301/live/#preview" style="border-radius: 5px 5px 0px 0px; border: 0px; color: white; display: block; margin: 0px; padding: 20px 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">見どころ</a></li> <li class="active" name="live" style="border: 0px; display: inline-block; font-size: 15px; margin: 6.33594px 6.33594px 0px 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 204.648px;"><a href="https://www.jleague.jp/match/j1/2023/120301/live/#live" style="background: rgb(245, 245, 245); border-radius: 5px 5px 0px 0px; border: 0px; color: black; display: block; margin: 0px; padding: 20px 0px; position: relative; text-decoration-line: none; top: 1px; vertical-align: baseline;">試合情報</a></li> <li name="recap" style="border: 0px; display: inline-block; font-size: 15px; margin: 6.33594px 6.33594px 0px 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 204.648px;"><a href="https://www.jleague.jp/match/j1/2023/120301/live/#recap" style="border-radius: 5px 5px 0px 0px; border: 0px; color: white; display: block; margin: 0px; padding: 20px 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">戦評</a></li></ul></nav><nav class="tabNavArea matchTimeLineInnerNav" name="live" style="background-color: #ebebeb; border: 0px; color: #333333; font-family: "Hiragino Kaku Gothic Pro", "ヒラギノ角ゴ Pro", Meiryo, メイリオ, sans-serif; font-size: 16px; margin: 0px 0px 30px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><ul class="matchTimeLineInnerTab" style="border: 0px; display: table; list-style: none; margin: 0px; padding: 0px; table-layout: fixed; vertical-align: baseline; width: 640px;"><li class="active" style="border-bottom-color: initial; border-bottom-style: initial; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-radius: 5px; border-right-color: rgb(255, 255, 255); border-right-style: solid; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 1px 0px 0px; box-sizing: border-box; display: table-cell; font-size: 13px; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: top;"><a href="https://www.jleague.jp/match/j1/2023/120301/live/#live" style="background: rgb(119, 119, 119); border-radius: 5px 0px 0px 5px; border: 0px; color: white; display: table-cell; height: 50px; line-height: 1.3; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: middle; width: 600px;">メンバー</a></li><li style="border-bottom-color: initial; border-bottom-style: initial; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-radius: 5px; border-right-color: rgb(255, 255, 255); border-right-style: solid; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 1px 0px 0px; box-sizing: border-box; display: table-cell; font-size: 13px; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: top;"><a href="https://www.jleague.jp/match/j1/2023/120301/live/#formation" style="background: rgb(204, 204, 204); border: 0px; color: #333333; display: table-cell; height: 50px; line-height: 1.3; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: middle; width: 600px;">予想<br />フォーメーション</a></li><li style="border-bottom-color: initial; border-bottom-style: initial; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-radius: 5px; border-right-color: rgb(255, 255, 255); border-right-style: solid; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 1px 0px 0px; box-sizing: border-box; display: table-cell; font-size: 13px; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: top;"><a href="https://www.jleague.jp/match/j1/2023/120301/live/#livetxt" style="background: rgb(204, 204, 204); border-radius: 0px 5px 5px 0px; border: 0px; color: #333333; display: table-cell; height: 50px; line-height: 1.3; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: middle; width: 600px;">速 報</a></li></ul></nav><div id="loadArea" style="background-color: #ebebeb; border: 0px; color: #333333; font-family: "Hiragino Kaku Gothic Pro", "ヒラギノ角ゴ Pro", Meiryo, メイリオ, sans-serif; font-size: 16px; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><table class="dataTable liveTopTable" style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-collapse: collapse; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-spacing: 0px; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; font-size: 12px; margin: 20px 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline; width: 640px;"><tbody style="border: 0px; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><tr style="border-bottom-color: initial; border-bottom-style: initial; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: rgb(204, 204, 204); border-top-style: solid; border-width: 1px 0px 0px; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><td class="bgGray" style="background-color: #eeeeee; border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 120.797px;">スタジアム</td><td style="border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 159.195px;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/stadium/" style="border: 0px; color: #0066cc; cursor: pointer; font-weight: bold; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">札幌ドーム</a></td><td class="bgGray" style="background-color: #eeeeee; border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 120.797px;">主審</td><td style="border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 159.211px;">笠原 寛貴</td></tr><tr style="border-bottom-color: initial; border-bottom-style: initial; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: rgb(204, 204, 204); border-top-style: solid; border-width: 1px 0px 0px; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><td class="bgGray" style="background-color: #eeeeee; border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 120.797px;">入場者数</td><td style="border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 159.195px;">31,143人</td><td class="bgGray" style="background-color: #eeeeee; border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 120.797px;">副審</td><td style="border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 159.211px;">武田 光晴、船橋 昭次</td></tr><tr style="border-bottom-color: initial; border-bottom-style: initial; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: rgb(204, 204, 204); border-top-style: solid; border-width: 1px 0px 0px; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><td class="bgGray" style="background-color: #eeeeee; border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 120.797px;">天候 / 気温 / 湿度</td><td style="border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 159.195px;">屋内 / 23.2℃ / 32%</td><td class="bgGray" style="background-color: #eeeeee; border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 120.797px;">第4の審判員</td><td style="border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 159.211px;">藤井 陽一</td></tr><tr style="border-bottom-color: initial; border-bottom-style: initial; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: rgb(204, 204, 204); border-top-style: solid; border-width: 1px 0px 0px; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><td class="bgGray" style="background-color: #eeeeee; border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 120.797px;"></td><td style="border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 159.195px;"></td><td class="bgGray" style="background-color: #eeeeee; border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 120.797px;">VAR</td><td style="border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 159.211px;">先立 圭吾</td></tr><tr style="border-bottom-color: initial; border-bottom-style: initial; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: rgb(204, 204, 204); border-top-style: solid; border-width: 1px 0px 0px; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><td class="bgGray" style="background-color: #eeeeee; border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 120.797px;"></td><td style="border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 159.195px;"></td><td class="bgGray" style="background-color: #eeeeee; border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 120.797px;">AVAR</td><td style="border: 0px; margin: 0px; padding: 10px 0px 10px 20px; vertical-align: middle; width: 159.211px;">唐紙 学志</td></tr></tbody></table><section class="matchMemberArea" style="border: 0px; font-size: 0px; margin: 0px 0px 40px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><div class="ttlNoLink" style="border: 0px; margin: 0px; padding: 0px; position: relative; vertical-align: baseline;"><h3 style="background: rgb(79, 79, 79); border: 0px; color: white; font-size: 16px; line-height: 16px; margin: 0px 0px 16px; padding: 12px 16px; position: relative; vertical-align: middle;">メンバー</h3></div><div class="MemberList ListTop" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: top; width: 300px;"><p style="border: 0px; font-size: 18px; font-weight: bold; margin: 0px; padding: 15px 0px 15px 10px; vertical-align: baseline;"><span class="embM embSapporo" style="background: url("/img/common/team_emb_m.png") 0px 0px no-repeat; border: 0px; display: block; float: left; font-weight: normal; height: 40px; margin: -13px 10px 0px 0px; overflow: hidden; padding: 0px; text-indent: 100%; text-wrap: nowrap; vertical-align: baseline; width: 40px;">北海道コンサドーレ札幌</span>札幌</p><ul class="dataList" style="border-bottom-color: initial; border-bottom-style: initial; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: rgb(204, 204, 204); border-top-style: solid; border-width: 1px 0px 0px; font-size: 14px; list-style: none; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline; width: 300px;"><li class="MeberListTitle" style="background-color: #f6f6f6; border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; font-weight: bold; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 16px 13px; position: relative; vertical-align: baseline;">スターティングメンバー</li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">GK</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">51</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/player/detail/604916/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">高木 駿</a></span></li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">DF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">2</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/player/detail/1626013/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">田中 駿汰</a></span></li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">DF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">10</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/player/detail/800224/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">宮澤 裕樹</a></span></li><li class="MeberListArrow" style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">DF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">6</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/player/detail/1618850/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">中村 桐耶</a></span><span class="changeNumber" style="border: 0px; margin: 0px; padding: 0px; position: absolute; right: 20px; vertical-align: baseline;">79'</span></li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">MF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">18</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/player/detail/1624344/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">浅野 雄也</a></span></li><li class="MeberListArrow" style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">MF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">3</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/player/detail/1613331/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">馬場 晴也</a></span><span class="changeNumber" style="border: 0px; margin: 0px; padding: 0px; position: absolute; right: 20px; vertical-align: baseline;">74'</span></li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">MF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">27</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/player/detail/1000661/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">荒野 拓馬</a></span></li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">MF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">11</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/player/detail/1400057/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">青木 亮太</a></span></li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">MF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">14</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/player/detail/900646/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">駒井 善成</a></span></li><li class="MeberListArrow" style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">MF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">44</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/player/detail/50468/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">小野 伸二</a></span><span class="changeNumber" style="border: 0px; margin: 0px; padding: 0px; position: absolute; right: 20px; vertical-align: baseline;">22'</span></li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">FW</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">19</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/player/detail/1630184/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">小柏 剛</a></span></li></ul></div> <div class="MemberList ListRight ListTop" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px 0px 0px 40px; vertical-align: top; width: 300px;"><p style="border: 0px; font-size: 18px; font-weight: bold; margin: 0px; padding: 15px 0px 15px 10px; vertical-align: baseline;"><span class="embM embUrawa" style="background: url("/img/common/team_emb_m.png") -80px -40px no-repeat; border: 0px; display: block; float: left; font-weight: normal; height: 40px; margin: -13px 10px 0px 0px; overflow: hidden; padding: 0px; text-indent: 100%; text-wrap: nowrap; vertical-align: baseline; width: 40px;">浦和レッズ</span>浦和</p><ul class="dataList" style="border-bottom-color: initial; border-bottom-style: initial; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: rgb(204, 204, 204); border-top-style: solid; border-width: 1px 0px 0px; font-size: 14px; list-style: none; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline; width: 300px;"><li class="MeberListTitle" style="background-color: #f6f6f6; border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; font-weight: bold; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 16px 13px; position: relative; vertical-align: baseline;">スターティングメンバー</li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">GK</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">1</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/400563/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">西川 周作</a></span></li><li class="MeberListArrow" style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">DF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">14</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/1400040/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">関根 貴大</a></span><span class="changeNumber" style="border: 0px; margin: 0px; padding: 0px; position: absolute; right: 20px; vertical-align: baseline;">90'</span></li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">DF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">28</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/1502901/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">アレクサンダー ショルツ</a></span></li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">DF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">5</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/1640678/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">マリウス ホイブラーテン</a></span></li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">DF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">15</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/1629442/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">明本 考浩</a></span></li><li class="MeberListArrow" style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">MF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">3</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/1630158/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">伊藤 敦樹</a></span><span class="changeNumber" style="border: 0px; margin: 0px; padding: 0px; position: absolute; right: 20px; vertical-align: baseline;">46*'</span></li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">MF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">19</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/1100206/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">岩尾 憲</a></span></li><li class="MeberListArrow" style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">MF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">21</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/1627551/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">大久保 智明</a></span><span class="changeNumber" style="border: 0px; margin: 0px; padding: 0px; position: absolute; right: 20px; vertical-align: baseline;">79'</span></li><li class="MeberListArrow" style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">MF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">27</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/1622479/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">エカニット パンヤ</a></span><span class="changeNumber" style="border: 0px; margin: 0px; padding: 0px; position: absolute; right: 20px; vertical-align: baseline;">46*'</span></li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">MF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">8</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/1500292/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">小泉 佳穂</a></span></li><li class="MeberListArrow" style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">FW</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">11</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/1641428/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">ホセ カンテ</a></span><span class="changeNumber" style="border: 0px; margin: 0px; padding: 0px; position: absolute; right: 20px; vertical-align: baseline;">88'</span></li></ul></div> <div class="MemberList" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 30px 0px 0px; padding: 0px; vertical-align: top; width: 300px;"><ul class="dataList" style="border-bottom-color: initial; border-bottom-style: initial; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: rgb(204, 204, 204); border-top-style: solid; border-width: 1px 0px 0px; font-size: 14px; list-style: none; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline; width: 300px;"><li class="MeberListTitle" style="background-color: #f6f6f6; border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; font-weight: bold; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 16px 13px; position: relative; vertical-align: baseline;">控えメンバー</li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">GK</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">1</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/player/detail/4520/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">菅野 孝憲</a></span></li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">DF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">5</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/player/detail/1100154/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">福森 晃斗</a></span></li><li class="MeberListArrowUp" style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">MF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">49</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/player/detail/1601674/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">スパチョーク</a></span><span class="changeNumber" style="border: 0px; margin: 0px; padding: 0px; position: absolute; right: 20px; vertical-align: baseline;">22'</span></li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">MF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">99</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/player/detail/1000252/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">小林 祐希</a></span></li><li class="MeberListArrowUp" style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">FW</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">13</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/player/detail/1600432/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">キム ゴンヒ</a></span><span class="changeNumber" style="border: 0px; margin: 0px; padding: 0px; position: absolute; right: 20px; vertical-align: baseline;">79'</span></li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">FW</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">23</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/player/detail/1632766/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">大森 真吾</a></span></li><li class="MeberListArrowUp" style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">FW</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">4</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/sapporo/player/detail/1602205/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">菅 大輝</a></span><span class="changeNumber" style="border: 0px; margin: 0px; padding: 0px; position: absolute; right: 20px; vertical-align: baseline;">74'</span></li></ul></div> <div class="MemberList ListRight" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 30px 0px 0px; padding: 0px 0px 0px 40px; vertical-align: top; width: 300px;"><ul class="dataList" style="border-bottom-color: initial; border-bottom-style: initial; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: rgb(204, 204, 204); border-top-style: solid; border-width: 1px 0px 0px; font-size: 14px; list-style: none; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline; width: 300px;"><li class="MeberListTitle" style="background-color: #f6f6f6; border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; font-weight: bold; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 16px 13px; position: relative; vertical-align: baseline;">控えメンバー</li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">GK</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">16</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/1200619/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">牲川 歩見</a></span></li><li class="MeberListArrowUp" style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">DF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">4</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/1101309/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">岩波 拓也</a></span><span class="changeNumber" style="border: 0px; margin: 0px; padding: 0px; position: absolute; right: 20px; vertical-align: baseline;">90'</span></li><li class="MeberListArrowUp" style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">MF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">10</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/1200171/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">中島 翔哉</a></span><span class="changeNumber" style="border: 0px; margin: 0px; padding: 0px; position: absolute; right: 20px; vertical-align: baseline;">46*'</span></li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">MF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">22</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/1617891/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">柴戸 海</a></span></li><li class="MeberListArrowUp" style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">MF</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">25</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/1633165/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">安居 海渡</a></span><span class="changeNumber" style="border: 0px; margin: 0px; padding: 0px; position: absolute; right: 20px; vertical-align: baseline;">46*'</span></li><li class="MeberListArrowUp" style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">FW</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">17</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/1636950/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">アレックス シャルク</a></span><span class="changeNumber" style="border: 0px; margin: 0px; padding: 0px; position: absolute; right: 20px; vertical-align: baseline;">79'</span></li><li class="MeberListArrowUp" style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListPosition" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">FW</span> <span class="ListNumber" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 0px; padding: 0px; text-align: center; vertical-align: baseline; width: 30px;">9</span> <span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;"><a href="https://www.jleague.jp/club/urawa/player/detail/1638868/" style="border: 0px; color: #0066cc; margin: 0px; padding: 0px; text-decoration-line: none; vertical-align: baseline;">ブライアン リンセン</a></span><span class="changeNumber" style="border: 0px; margin: 0px; padding: 0px; position: absolute; right: 20px; vertical-align: baseline;">88'</span></li></ul></div> <div class="MemberList" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 30px 0px 0px; padding: 0px; vertical-align: top; width: 300px;"><ul class="dataList" style="border-bottom-color: initial; border-bottom-style: initial; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: rgb(204, 204, 204); border-top-style: solid; border-width: 1px 0px 0px; font-size: 14px; list-style: none; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline; width: 300px;"><li class="MeberListTitle" style="background-color: #f6f6f6; border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; font-weight: bold; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 16px 13px; position: relative; vertical-align: baseline;">監督</li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;">ペトロヴィッチ</span></li></ul></div> <div class="MemberList ListRight" style="border: 0px; display: inline-block; margin: 30px 0px 0px; padding: 0px 0px 0px 40px; vertical-align: top; width: 300px;"><ul class="dataList" style="border-bottom-color: initial; border-bottom-style: initial; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: rgb(204, 204, 204); border-top-style: solid; border-width: 1px 0px 0px; font-size: 14px; list-style: none; margin: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline; width: 300px;"><li class="MeberListTitle" style="background-color: #f6f6f6; border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; font-weight: bold; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 16px 13px; position: relative; vertical-align: baseline;">監督</li><li style="border-bottom-color: rgb(204, 204, 204); border-bottom-style: solid; border-image: initial; border-left-color: initial; border-left-style: initial; border-right-color: initial; border-right-style: initial; border-top-color: initial; border-top-style: initial; border-width: 0px 0px 1px; display: block; height: 16px; line-height: 1; margin: 0px; padding: 18px 0px 16px; position: relative; vertical-align: baseline;"><span class="ListName" style="border: 0px; letter-spacing: -0.05em; margin: 0px 0px 0px 12px; padding: 0px; vertical-align: baseline;">マチェイ スコルジャ</span></li></ul></div></section></div></div>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-81606748181459255652023-11-26T19:39:00.001+09:002023-11-26T19:39:42.128+09:002023年11月25日(土)明治安田生命J1リーグ第33節 FC東京vs北海道コンサドーレ札幌 〜惰性からの脱却のために〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi8hYUkBJnaYl4_MFxo86s-pMrWrwaoomqXBj_CaCA5JiGX1OdEw-T7MMfkqis2bLm9B6jD5DkchuJF5QdHn_dx3NQ2VMVzRCgcTpMlO49OK6On_JjBZZ_-n2AV1xrFdCenzGLxc9aC714wF4wjwCbnkBsXDTUGjremMziFs9yBlJI-6tPebXShaV_aun2B/s1760/TACTICALista_202311261728.png"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi8hYUkBJnaYl4_MFxo86s-pMrWrwaoomqXBj_CaCA5JiGX1OdEw-T7MMfkqis2bLm9B6jD5DkchuJF5QdHn_dx3NQ2VMVzRCgcTpMlO49OK6On_JjBZZ_-n2AV1xrFdCenzGLxc9aC714wF4wjwCbnkBsXDTUGjremMziFs9yBlJI-6tPebXShaV_aun2B/w640-h480/TACTICALista_202311261728.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>FC東京はクラモフスキー監督が6月に就任し、選手起用で目立った変化としては、GKをスウォビィクから20歳の野澤。右SBは小泉を何度か試していたようですが、長友や白井も一定の出場機会をいています。そしてウイングに、主に左で俵積田の出番が増えていましたが、この日はアダイウトンと仲川の起用でベンチスタート。</li><li>松木は代表帰りのためおそらく休養で、中盤センターに夏加入の原川と小泉が起用されています。バングーナガンデは負傷で徳元が左SBでスタメン起用。</li><li>逆に序列が下がっていた選手に、木本が挙げられますが、前節の新潟戦に続いてエンリケトレヴィザンが2試合出場停止のため、この日はスタメン起用されています。</li><li>札幌はルーカスが不在で右に浅野。馬場が累積警告4枚目で出場停止のため、宮澤が28節以来のスタメン復帰。GKは高木が加入した8/25の川崎戦以来初めてのベンチスタートで、菅野が復帰。</li></ul><div><br /></div></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Jリーグ - J1 第33節 FC東京 vs. 北海道コンサドーレ札幌 - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/c8CmQBlKLW">https://t.co/c8CmQBlKLW</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1728724479751446858?ref_src=twsrc%5Etfw">November 26, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><span><a name='more'></a></span><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">25年の惰性からの脱却へ:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>前回5月の連休の際の、札幌ドームでの対戦では、アルベル監督率いるFC東京は、ピッチを特に縦に広く使ってコンサの守備を剥がしたかったのだと思うのですけど、色々と足りないFC東京のバックラインはコンサのマンマーク基調の守備を剥がさないままボールを手放して、ショートカウンター気味の展開からコンサが得点を重ねました。</li><li>この試合の入場時に「FC Tokyo 25th」と書かれたノベルティを配られて、25周年なんか〜と思いましたけど、なんというか…FC東京もコンサもその約25年の歴史の大半をボールを捨てるサッカーでやり過ごしてきたチームなだけに、クラモフスキー監督も前監督同様に難しいミッションを背負っていると感じます。結局相手に持たせてカウンターをした方が明らかに結果が出るというシーズンが何度もありましたからね。</li></ul></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>そんなFC東京が前半は割と「それっぽい」サッカーに変質していて、もしくは変質しようとしていて私はちょっと感銘を受けました。</li><li>ボールを持っている時のFC東京の配置は↓みたいになっていました。仲川とアダイウトンがタッチライン際で待つ役割で、長友が中央に入ってくる。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi0OKmNjSYUK_wLQVNZCQKXjZNDVWCy9muPX6DLMU8hwL1A8TDG3QzDO4yS77aZdaonySsYgdTIC8yOAlEJ26RTivgz4QX79kEe2A1iB-MlOjsJJlODkOGF8MSYr_9UwGh_CQvqDvA5FTpNaW0y5-jGdxNQhhXwKaj37HQdRCNWR9NQkwhgP0gRYCcIbZ30/s1760/TACTICALista_202311261743.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi0OKmNjSYUK_wLQVNZCQKXjZNDVWCy9muPX6DLMU8hwL1A8TDG3QzDO4yS77aZdaonySsYgdTIC8yOAlEJ26RTivgz4QX79kEe2A1iB-MlOjsJJlODkOGF8MSYr_9UwGh_CQvqDvA5FTpNaW0y5-jGdxNQhhXwKaj37HQdRCNWR9NQkwhgP0gRYCcIbZ30/w640-h480/TACTICALista_202311261743.png" width="640" /></a></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>まずコンサは見ていて、こういう3バックだか4バックだか一見してちょっと区別しづらい配置でくる相手に対してマーク関係が曖昧になる傾向があります。それは担当する選手がどこまでついていくかとか、マークをスイッチするか否かとかが曖昧になるという、マンマーク基調の守備であるあるな理由なのですけど。</li><li>典型的なのは18分に、木本が右に開いてタッチライン付近でボールを受けて駒井のプレスを回避しながら仲川に一発スルーパス(シュートは枠外)。どうしても福森が槍玉にあがりますが、出し手が完全にフリーだったのでDFとしては対応が難しいプレーでした。</li><li>あとはハイライトにも載っているので見ていただければわかるのですけど、3分に原川が荒野の背後から抜け出してディエゴのスルーパスを受けてシュート。これもディエゴの移動でマーク関係が崩れて出し手がフリーの局面からでした。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>FC東京に話を戻すと、特に相手がコンサということもあってウイングがウイングロール(サイドに張る)を徹底します。それで中央にスペースが(実に簡単に)できるので、あとはそこをどう使うか、というところ。</li><li>その中央を使う役割が、中盤センターの原川と小泉(アンカーとインサイドハーフの役割を2人で分担する)、中央に入ってくる世界の長友、そしてリンクマン風の佇まいをするトップ下の渡邊。得意なパターンに入ると強力な東京の3トップに、その得意なシチュエーションを作ってボールを渡す役割はこれらの選手が担うはずです。</li><li>GK野澤(あんまりこの試合だけでは良さがわからなかったが…)がスウォビィクに変わって起用されているのも、おそらくこうしたスタイルチェンジによって、バックパスの処理やDF背後のケアに向いた選手だと評価なのだと思います。</li></ul><div><br class="Apple-interchange-newline" /><span style="font-size: 18.72px; font-weight: 700;">3ワーカー+2シャドー</span></div><ul style="text-align: left;"><li>ただ、この部分のクオリティに東京はちょっと問題があって、まず一番は、長友は配置の性質上、一番浮き気味でコンサが捕まえづらい選手だったのですが、ボールを受けたところでスペースを有効に使えたかというと、う〜ん…というところ。それは原川も同じでした。</li><li>渡邊は受けた時にスペースがあると、前を向いて中央方向にドリブルして、コンサのDFを引き付けてから3トップにラストパスが出せていたのですが、渡邊1人だと、得られたスペースに対して仕事をする人が足りなすぎる感じがしました。渡邊以外はFC東京は労働者っぽい選手の比重が強すぎるように思えます。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>それもあってか、FC東京は徐々に、中盤を飛ばし気味に前線3トップにさっさと縦パスを送る(私が最近よく言うのは「能力のある選手にボールを押し付ける」)プレーが増えていきます。</li><li>特にアダイウトンが、サイドでプレスを回避しやすいのと彼の能力や期待値の高さもあってボールを押し付けられるのですが、縦パスをアダイウトンが受けてもDFを背負った状態でスタートすることが多く、彼の特徴が生きる局面ではなかったと思います。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>また仲川とアダイウトンは、いずれもサイドの狭いスペースでボールを受けてから何かをするというかは、前にスペースがある局面の方が得意な選手で、あんまりウイングっぽいプレー(スペースがない状態で相手のSBと対峙して、そのSBを押し込むようにボールを扱う)が得意ではない。</li></ul>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">🧵「WGの正対ゲイン」を考える<br /><br />☑︎ 結論<br />⇒正対ゲインはWGにとって必須スキルであり、WGにおける"良いプレー"の基盤には正対ゲインがある。<br />...<br /><br />☑︎ 正対ゲインとは<br />⇒足元でボールを置いて対面の相手に向かっていくドリブル<br /><br />(1/5)<a href="https://t.co/31SAFODML1">pic.twitter.com/31SAFODML1</a></p>— じゃっく404 (@potterism_404) <a href="https://twitter.com/potterism_404/status/1678684075148857345?ref_src=twsrc%5Etfw">July 11, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<ul style="text-align: left;"><li>おそらく監督の指示に忠実にサイドに張っていたのですけど、ピッチ上の選手の感覚としては、<b>彼らの能力を活かすなら時間をかけてからボールを渡すのではなく、ボールを持ったらさっさと前線の選手(ディエゴを含む)に渡した方が良さそうだ、と考えるようになって、前半から(おそらくクラモフスキー監督が想定する以上に)オープンな展開に</b>なっていきます。</li><li>そのオープンな展開で、お互い選手がまだ疲れていない時は、シンプルにゴール前の強度で決まる傾向があって、何度かチャンスがあったのちにディエゴのゴールでFC東京が先制します。</li></ul></div><div><br /></div><div><h3>中村の投入と労働者の疲労:</h3></div><div><ul style="text-align: left;"><li>コンサのボール保持から始まる局面の話をします。</li><li>GK周辺にボールがある時は↓のような配置、構図になっている。この局面ではFC東京もマンマークというか1on1を意識した対応に見えました。</li><li>ただ前半にFC東京はディエゴ、アダイウトンがにそんなに頑張ることを期待していない感じで、たとえば中央を割ってアンカーの荒野にパスを出すのはできるし、落ちてくる青木や駒井も中央のスペースで受けられたりもするし、岡村や宮澤が困ることもあまりなかったように思えます。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjlTAAQMUmjfeRA2S-kizG5QLm4-kmwex6aI0r_dOA-N5gsg1XfMs3hdP-YA1NEFUR0Q3jFwjwMBsErXK91vOhOI_kUobK9iX8Y-kKDzDntjU1igO67v8RtQB-SmC4bO4kv1iT-chricIKLqJd_yEXJRqV6p-vph6N_Hjdx8rPf2X4d4BaI-Pg0w1n22Gaf/s1760/TACTICALista_202311261915.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjlTAAQMUmjfeRA2S-kizG5QLm4-kmwex6aI0r_dOA-N5gsg1XfMs3hdP-YA1NEFUR0Q3jFwjwMBsErXK91vOhOI_kUobK9iX8Y-kKDzDntjU1igO67v8RtQB-SmC4bO4kv1iT-chricIKLqJd_yEXJRqV6p-vph6N_Hjdx8rPf2X4d4BaI-Pg0w1n22Gaf/w640-h480/TACTICALista_202311261915.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>コンサの前線は、初期配置では駒井がトップにいるけども、役割としては駒井はフリーマンで自由に動き回る。FC東京は中央のスペースに人をあまり置かないし、CBも駒井についてこないので割とやりやすかったかもしれません。</li><li>そして駒井が下がるとは逆に、小柏は基本的に裏抜けだけを役割としてやっていて、右でスタートしますが中央〜場合によっては左サイドまで流れてきます。この駒井と小柏はマンマークで捕まえるのはFC東京にはあまりフィットしてない感じがして、青木も含めて、コンサの前線の選手は割とやりたいプレーができていた感じはします。</li></ul><div><br /></div></div><div><ul style="text-align: left;"><li>敵陣Zone3での守備が突破されると、FC東京はリトリートに切り替えますが、先述のようにディエゴとアダイウトン、場合によっては仲川も前残り気味で、その分は中盤センター2人とトップ下の渡邊の頑張りでカバーするといった体制。</li><li>たとえば、コンサのWBに対してはなるべく2人で縦切り、横切りの対応をしようとしていましたが、ヴィッセル神戸だと武藤とか佐々木がプレスバックしてやっていたのを、FC東京はアダイウトンや仲川ではなくて、中盤センターの2人と渡邊が頑張っていたし、前線では常に渡邊だけ帰陣が早かったと思います。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhvSU4WSCaJerUXPzM5AGB32uOV6EVPO3k52-PYE332XPthpFG0uE2CmQUwj4jus1hyiFqBDZJA26uRVFiQwo7OP64TWNU6k9SB7FDFRHwNIu2o8I_Cxhx46DUJVQR9Nlwn3B7wtldCwFPcyvJH8LirlUbkdqbX4Numuk837RY2vCo9Zqolh98iAmRe_dU4/s1760/TACTICALista_202311261924.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhvSU4WSCaJerUXPzM5AGB32uOV6EVPO3k52-PYE332XPthpFG0uE2CmQUwj4jus1hyiFqBDZJA26uRVFiQwo7OP64TWNU6k9SB7FDFRHwNIu2o8I_Cxhx46DUJVQR9Nlwn3B7wtldCwFPcyvJH8LirlUbkdqbX4Numuk837RY2vCo9Zqolh98iAmRe_dU4/w640-h480/TACTICALista_202311261924.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>そして後半開始からコンサは福森→中村、菅→スパチョークのカードを切りますが、特に中村桐耶の投入については、中央にスペースがあるFC東京に対しては1人で長い距離を攻撃参加できる中村が効く、という試合の読みをしていたとするならさすがですね。</li><li>後半はそのスペースでコンサの選手の攻撃参加が目立つようになる一方、FC東京の中央の選手は55分とか、後半の早い時間帯で明らかに疲れている感じがして、早い時間帯でコンサが2ゴールを奪って逆転しました。</li></ul><div><br /></div></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【FC東京×北海道コンサドーレ札幌|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ第33節 | 2023シーズン|Jリーグ <a href="https://t.co/3z66LsIiPc">https://t.co/3z66LsIiPc</a> <a href="https://twitter.com/YouTube?ref_src=twsrc%5Etfw">@YouTube</a>より</p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1728699910428803497?ref_src=twsrc%5Etfw">November 26, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>私がFC東京のスタッフだったら、レッズみたいにCBに外国人選手を2人連れてきて、あとは中央でプレーできるSB、ウイングプレーができるウイング、中央で前を向けるMFあたりが欲しいととりあえず言ってみます。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-90901265022500895982023-11-12T13:48:00.002+09:002023-11-12T13:48:46.002+09:002023年11月11日(土)明治安田生命J1リーグ第32節 北海道コンサドーレ札幌vsサンフレッチェ広島 〜DAS IST J.League〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>広島は、夏に森島が去って(報道通りなら)ほぼその移籍金を注ぎ込む形でセレッソから加藤を獲得。その加藤はシャドーでの起用が多かったですが、この日は1トップでスタート。中盤は野津田がやや出場機会を減らし気味で、東を入れて川村と左利きを二人並べています。最終ライン中央には荒木ではなく、CBとしては2試合目のスタメンとなる山﨑。</li><li>札幌はスタメンは前節と同じ。小柏とスパチョークがベンチに復帰。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhrOEhShJ2tpG82Nw9hUqdFw7_gnWzDUtRORcFRiH9Tk4xGmdpSh9r5ltVIkxnNGCTyT8DMy7bNjqcz22NparMsxK5vmPmulFOoVKXt6zXJ1wkiBzKH4dY8cOEXq3UFRjcqvqXj5OThFunGg36YUry23M5WtzzsGiuOnblUHJWZXu-D8lBb6Yw0_f5boXif/s1760/TACTICALista_202311121334.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhrOEhShJ2tpG82Nw9hUqdFw7_gnWzDUtRORcFRiH9Tk4xGmdpSh9r5ltVIkxnNGCTyT8DMy7bNjqcz22NparMsxK5vmPmulFOoVKXt6zXJ1wkiBzKH4dY8cOEXq3UFRjcqvqXj5OThFunGg36YUry23M5WtzzsGiuOnblUHJWZXu-D8lBb6Yw0_f5boXif/w640-h480/TACTICALista_202311121334.png" width="640" /></a></div><div><br /></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">Jリーグ - J1 第32節 北海道コンサドーレ札幌 vs. サンフレッチェ広島 - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/O8p5Tj9sOS">https://t.co/O8p5Tj9sOS</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1723563226800205846?ref_src=twsrc%5Etfw">November 12, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
<div><br /></div><br /><span><a name='more'></a></span><div><br /></div><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">意外と動的だった広島の対応:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>15分まではミラー布陣でスペースを得られない選手が前に蹴るだけで、特に何も起きなかったので、もし見直す方がいても飛ばしていいと思います。</li><li>15分頃から落ち着き始めると、札幌は青木が下がって後ろでボールを触るようになる。浅野は前に残って裏を狙うのが主になります。5バックで横スライドはあまりずれなさそうな広島相手には、最終的には浅野の前のスペースにボールを送って特徴を活かすと良さそうなのですが、序盤は佐々木翔が浅野にはしっかりと対応して前でも裏でも浅野はボールを受けるのに苦労します。</li><li>そのような時は、いきなり浅野に蹴るのではなくて、誰かがその浅野と佐々木の関係性に影響を及ぼすようなプレーをして、要するに佐々木が浅野をずっと見ている状態を徐々に解除できるといいのですけど、浅野の近くの選手というと、駒井は山﨑を背負って1トップとして起用されていますけど、山﨑相手だと(もっと大したことないDFが相手の時と違って)駒井も感覚を掴むのに序盤は苦労していました。ルーカスも対面の志知とのマッチアップでなかなか前に出ていけない状況。</li><li>これらのキーとなる選手が各個撃破…まではいかなくても、広島の1on1基調の対応で余裕がなさそうで、だいたいコンサが攻撃でいい形を作る時は、まず最初の時点でこれらの選手のマッチアップのところで優位性がありそうな時が多いので、この試合はまずマッチアップ自体がイージーではない印象でした。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>それでも25分前後から、その駒井や浅野のマッチアップところで対面の選手に勝って、コンサはセンターサークル付近から速攻を仕掛ける場面が何度かありました。これは広島の中央2人が前に出ていくタイプの選手で、荒野や馬場に対してあまりステイしなかったということもあると思います。</li><li>前も中央もできちゃう駒井はさすがだね、すごいね、っていうのもありますけど、それでも駒井にせよ浅野にせよ、ピッチのどこで、攻撃のどの局面でどのような仕事をさせるか整理された方がスコアにはより結びつくとは思います。</li></ul></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">ショートカウンターから何度か攻め込む広島:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>対する広島は、コンサが重心高め、前に出ていくアクションが多い守備だとおそらく読んでいて、中盤から前は長い距離を走って飛び出すことが得意な選手が多く、シャドーの満田とエゼキエウに加え、東や川村も前へのアクションを意識していたと思います。</li><li>トップの加藤にはそんなにボールが収まっていなかった印象ですが、コンサのGK高木から始まる(相変わらずなんとも言えない感じの)ボール保持を、馬場や荒野が後ろ向きでボールタッチしたところを狙ってひっかけてのショートカウンターは何度か形になっていました。加藤がFWでスタメンだったのはこうした働きを期待したのでしょう。</li><li>むしろコンサがリトリートでの対応が多く、リトリートするコンサのDFやMFの前で引き出したり相手を誘導するプレーが広島のスタメンの選手には不足していた印象で、なのでコンサとしては2列目からの飛び出し以外はそこまで脅威にはならなかったと思います。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">【北海道コンサドーレ札幌×サンフレッチェ広島|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ第32節 | 2023シーズン|Jリーグ <a href="https://t.co/mPgj9TRzXD">https://t.co/mPgj9TRzXD</a> <a href="https://twitter.com/YouTube?ref_src=twsrc%5Etfw">@YouTube</a>より</p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1723563075138462204?ref_src=twsrc%5Etfw">November 12, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
<div><br /></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>お互いに基本1-3-4-2-1の布陣で、広島の中盤の選手が思ったほど中央を守らずにいたこともあって(むしろコンサの馬場と荒野の方がホールディング役として枠割りを意識していた)、序盤から予想以上にオープンな展開だったと思います。コンサは青木が3回決定機を迎えましたが、大迫のビッグセーブもあり機を逸したのが痛かったです。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-78048155828417326032023-10-31T23:14:00.002+09:002023-10-31T23:14:26.986+09:002023年10月28日(土)明治安田生命J1リーグ第31節 北海道コンサドーレ札幌vs横浜FC 〜8年間の景色〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー: </h3><p><br /></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjc5MRtyV68pLS6p-IS793erT5SrDwfQ_Kipz_CJYJFozBczT5w5NaZbLsPPX24l-43pDAgkyBZY_op8myHCJAOnbK6V2h_ZtHo_SJye2cbY0ICjM6KhG5nAYrZjH9PjxdxZ_Amb3uNIiT9TJ45MvOEiyftuMTwixlpAHQD5r3-ONBFPT_VVvEVfp6Y2EEf/s1760/TACTICALista_202310282312.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjc5MRtyV68pLS6p-IS793erT5SrDwfQ_Kipz_CJYJFozBczT5w5NaZbLsPPX24l-43pDAgkyBZY_op8myHCJAOnbK6V2h_ZtHo_SJye2cbY0ICjM6KhG5nAYrZjH9PjxdxZ_Amb3uNIiT9TJ45MvOEiyftuMTwixlpAHQD5r3-ONBFPT_VVvEVfp6Y2EEf/w640-h480/TACTICALista_202310282312.png" width="640" /></a></div><br /><p></p><ul style="text-align: left;"><li>横浜FCは開幕10試合勝ちなしで4バックの1-4-2-3-1に見切りをつけて、3(5)バックの1-3-4-2-1にしてからは20試合で6勝5分9敗とまずまず、湘南との残留枠1を争うデッドヒートを繰り広げています。そんなに1-3-4-2-1にフィットする選手がいるわけでもない気がしますが、逆にそれでも勝ち点を拾えるのがこのシステムの特徴でもあるし、今のJリーグの、飛び抜けた選手やチームがいない現状でもあるのでしょう(大迫とかはいますけど)。</li><li>メンバーはシャドーでスーパーサブからスタメンに定着した山下が欠場で、他はだいたいここ数試合と同じメンバーのようです。そんなに何試合も見ていないのですが、井上とユーリララの相性が良いんだな、という印象を持っています。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>札幌は荒野と宮澤が帰ってきましたが、小柏がまたまた離脱で駒井がFWでスタート。キムゴンヒを予想するメディアもあったようですが、駒井自身はFWでも仕事ができてしまうのでわからなくはない起用ではあります。</li></ul>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Jリーグ - J1 第31節 北海道コンサドーレ札幌 vs. 横浜FC - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/ASGhIAE2ga">https://t.co/ASGhIAE2ga</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1719351522495201775?ref_src=twsrc%5Etfw">October 31, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<span><a name='more'></a></span><p><br /></p><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">パスっちゃパスですね:</h3><p></p><ul style="text-align: left;"><li>試合展開は一言でいえば、互いにGKやDFから長いボールを前に蹴って、そこで何かが起こるか?という感じでした。実際のところ単調な展開にしては結構ゴール前の攻防のつながっていて、割と何かが起こる機会は多かったと思います。</li><li>互いの相違点を挙げると、横浜FCはFWのマルセロヒアンをメインターゲットにして、もしくは彼以外でも前線の誰かに…<b>要はスペースではなくマンマークのコンサDFとマッチアップしている人に対してボールを明確に蹴っていました</b>。</li><li>対するコンサは、駒井のFW起用もあり、そうしたボールを押し付けられる選手がいないためか、人ではなくてスペースにボールを蹴っていたとも言えるし、<b>言い換えれば横浜FCは人の頭に向かってパスしていたけど、コンサは少なくとも人にはパスしていなかったし、じゃあスペースにパスしていたかというと、パスというには随分精度が低いボール</b>を蹴ることが多かった(そのままそのボールは流れてラインを割ったり横浜FCのGKが難なく処理したり)と思います。</li></ul><p></p><p><br /></p><h3 style="text-align: left;">横浜FCの3トップのコンビネーション:</h3><p></p><ul style="text-align: left;"><li>個人に言及すると、まず横浜FCのマルセロヒアンの奮闘が際立っていて、基本的に彼はソロでプレーするFWという印象でしたが、この試合は終始岡村を背負いながらも味方を活かすポストプレーやフリックに徹していて、彼のところで簡単に跳ね返されないため、シャドーの小川とカプリーニがフリックされたボールを拾って3on3や2on2でスピードに乗った状態でコンサのゴールに迫るシチュエーションが、前半から何度か見られました。</li><li>横浜FCの3トップは、前を向いてスピードに乗った状態だとそれなりにコンサのDFに脅威を与えることができていた印象で(まぁコンサのDFだからそりゃそうか)、横浜FCは、ロングボール攻勢以外にも積極果敢なプレッシングからこの3トップに前を向かせることは何度かできていました。</li><li>プレッシングの形は↓になっていて、コンサのCB→SBのパスコースにシャドーを立たせるよくある形なのですが、コンサは最終ライン間やDFとGKの間で浮き玉を使って回避しようとします(高木はここまではそうでもなかったけど、この試合ではこれまで以上に多用していたと思います)。</li></ul><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj-vzqQ4S-L0G78IQZ5D0IC7pohRVSW6aveIlIUTkfZVoU9TcJ_OBqPelFt8Y2tv18h6iQ8Rbchyphenhyphenq6atpxKFb5btUz4HsBBAqsOnLVqLxIZMl1PB_rFOa5jOQeblzl2iW29DKTSXGg1D0jKLPJxtaP1KGfTcwA1XcR9a7ZgKDt6ClH0ku8qmmNRMBpYfsKr/s1760/TACTICALista_20231031235.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj-vzqQ4S-L0G78IQZ5D0IC7pohRVSW6aveIlIUTkfZVoU9TcJ_OBqPelFt8Y2tv18h6iQ8Rbchyphenhyphenq6atpxKFb5btUz4HsBBAqsOnLVqLxIZMl1PB_rFOa5jOQeblzl2iW29DKTSXGg1D0jKLPJxtaP1KGfTcwA1XcR9a7ZgKDt6ClH0ku8qmmNRMBpYfsKr/w640-h480/TACTICALista_20231031235.png" width="640" /></a></div><p><br /></p><p></p><ul style="text-align: left;"><li>そしたら横浜FCのシャドーは空転しかけるのですが、小川は浮き玉を必死に追いかけてなんとかついていこうとしたり、それでもダメならWBが前に出て札幌のSB(福森と田中駿汰、主に後者)を捕まえてボール回収して、3トップが前残りかつコンサのDFが前がかりになっている状態で速攻を狙っていて、先述のようにまずまずこの狙いははまっていたと思います。</li></ul><p></p><p><br /></p><h3 style="text-align: left;">シャークがギャップで躍動:</h3><p></p><ul style="text-align: left;"><li>ただ横浜FCのWBが1列上がって最終ラインに5枚並ぶ状態が崩れると、横浜FCはピッチ横幅を3人のCBで守らないといけないのですが、コンサの得点シーンはいずれもそれらの選手の個人の対応に課題があったと思います。</li><li>特に、<b>横浜FCの左WBの林が前に出ると、そのスペースにコンサは浅野が流れてきて、浅野はこの位置・角度で前を向くと(小柏とは異なり)ゴールに向かってプレーできる</b>ので、この林とルーカス、そして実質的にトレードオフ関係になる浅野のところは、横浜FCはやや積極的すぎた感はあります。まぁ前半で得点してれば結果オーライというか評価はまったく別だったと思いますが。</li></ul><p></p><p><br /></p><p></p><ul style="text-align: left;"><li>あとは、横浜FCはあまりシャドーが戻らない設計になっていて、青木はその構造に前半から気づいていたっぽいので、青木にそこでボールを渡すと、井上とユーリララの脇から簡単にボールを持ち出してゴール付近までプレーすることはできました。左サイドは青木も菅もミドルシュートがありますし、この形からさらにスコアが動いてもおかしくもなかったですが、なんとか横浜FCが食い止めていたと思います。</li></ul><p></p>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【北海道コンサドーレ札幌×横浜FC|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第31節 | 2023シーズン|Jリーグ <a href="https://t.co/OZHR511jgL">https://t.co/OZHR511jgL</a> <a href="https://twitter.com/YouTube?ref_src=twsrc%5Etfw">@YouTube</a>より</p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1719355474003546197?ref_src=twsrc%5Etfw">October 31, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<p><br /></p><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><p></p><ul style="text-align: left;"><li>横浜FCはマルセロヒアンが奮闘していましたが、そこに続く選手のクオリティ不足を感じ、対するコンサは駒井が普通15センチ大きい相手を圧倒していて、そこに続く浅野がいたことが両者の差だったでしょうか。それでは皆さん、また会う日までごきげんよう。</li></ul><p></p>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-81964855382688211312023-10-22T20:22:00.003+09:002023-10-22T20:23:08.412+09:002023年10月21日(土)明治安田生命J1リーグ第30節 横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌 〜カモメの愛護者〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj1X6ua-Wpy2obl2xOo_ZjiYNmCI1Z0OgdJ2xDrohzkAg_TeI_GkDVZXNpi7vIJXPYqZaS4xcjKpn0TGQSH85K3tmoBSFPDqhjEtbELYJENrVDknX6x-iS1AdZNS-OYfS5IFPf86hpLMgekh6siqgxdWC-8fYRG-Pg_0sWQ3g1ZcW9U-ufdkSvXUPixaAqA/s1760/TACTICALista_202310221934.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj1X6ua-Wpy2obl2xOo_ZjiYNmCI1Z0OgdJ2xDrohzkAg_TeI_GkDVZXNpi7vIJXPYqZaS4xcjKpn0TGQSH85K3tmoBSFPDqhjEtbELYJENrVDknX6x-iS1AdZNS-OYfS5IFPf86hpLMgekh6siqgxdWC-8fYRG-Pg_0sWQ3g1ZcW9U-ufdkSvXUPixaAqA/w640-h480/TACTICALista_202310221934.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>国際Aマッチウィークによる3週間の中断を挟みました。この日程になる時に、リーグ側が「優勝争いの熱が削がれる」的なことを言ってましたけど、まぁそれはなくはないのかな、と思います。熱というか観戦習慣には影響があるでしょう。もっとも習慣以前にエンタメとしてのベネフィットがないと、顧客はJリーグに足を運んでくれることはないと思いますけども。</li></ul></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>マリノスは長期離脱中の畠中に加え、エドゥアルド、角田、上島も負傷でCBは實藤のみ。ルヴァンカップの2戦目同様に喜田がCB扱いで、またベンチの吉尾が後半に左SBで出場しましたがとりあえずこの辺まではDFの練習をしていたのでしょうか。杉本健勇のCBはアリかと期待していましたが、もう10年ほど実戦ではやってないと思うのでちょっと厳しいですよね。</li><li>コンサは荒野がトレーニングマッチで負傷とのことでメンバー外。青木、宮澤、深井も不在で中断期間明けでもメンバー不足感は解消されないまま再開初戦に臨みます。</li></ul><div><br /></div></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Jリーグ - J1 第30節 横浜F・マリノス vs. 北海道コンサドーレ札幌 - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/XxsNGm5sd5">https://t.co/XxsNGm5sd5</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1716041641549783545?ref_src=twsrc%5Etfw">October 22, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><span><a name='more'></a></span><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">むしろマリノスの方が…:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>このシーズン公式戦だけで6度目の対戦。5度目の対戦は三ツ沢でのルヴァンカップのノックアウトステージ(準々決勝)で、マリノスのやり方はこの時とほぼ同じ、コンサがボールを持っている時は最初から5バック気味にして枚数を合わせて対応というもの。</li><li>図にするとこんな感じです。特に、中盤2人はサイズのない渡辺の方が前に出て、渡辺よりは大きくてより対人で期待できる(と思われそうな)山根が下がってスパチョークを担当、場合によってはコンサのFW扱いになる選手を見るという役割分担が完全に決まっていて、このあたりのマンマークで人を捕まえる対応の徹底ぶりと役割の決まり方は、むしろコンサよりもマリノスの方がマンマークのチームだな、という感じでした。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgK07xBKvlW9CgFLv3wo_JsotL4mlvORE77569Wv90hPe23VJ9hMq0ZLWlrDvfytRQjpH7OpoTTDHIzQWmTR-csk_ThyA_ET3VMHjGeUbY3Iy2pGuAcsMaog-FuyZSZrQX_f1XHs4VPjnCeGGueKXh7bISBNxsuzEskoqagEt0bCxHAqKoToYubQfJuC8tC/s1760/TACTICALista_202310221953.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgK07xBKvlW9CgFLv3wo_JsotL4mlvORE77569Wv90hPe23VJ9hMq0ZLWlrDvfytRQjpH7OpoTTDHIzQWmTR-csk_ThyA_ET3VMHjGeUbY3Iy2pGuAcsMaog-FuyZSZrQX_f1XHs4VPjnCeGGueKXh7bISBNxsuzEskoqagEt0bCxHAqKoToYubQfJuC8tC/w640-h480/TACTICALista_202310221953.png" width="640" /></a></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>互いにしっかりとセットした状態で打開できるような選手はいないので、やはり膠着して、最後にGKが前線にフィードをしてそれを拾う…という展開になります。</li></ul></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">CB喜田:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>ひたすらマンマーク同士ということであまり書くことがないのですが、各所でのパワーバランスの話をします。</li><li>まず小柏・浅野と喜田・實藤のところは、特に<b>CB喜田が露骨に”穴”で地上戦、空中戦共に90分を通じて怪しかった</b>です。小柏でも喜田相手なら普通に競り勝ちフィードを落としたりできますし、あまりボールを持った時に仕掛けのパターンがない小柏でもシンプルなフェイントで喜田を置き去りにもできていました。</li><li>まずコンサが放り込んだボールをマリノスのCBがクリアできない、セカンドボールもコンサがある程度拾える構図があるだけでマリノスは下がって対応しないとならない。そしてこのような展開になると、宮市やヤンマテウスというウインガータイプをワイドの高い位置に置いて、かつコンサのSBをマークさせているのですが彼らが後ろに下がって対応しないといけない。だから喜田はこの日はいつもの味方を助ける頼れるキャプテンではなくて味方に完全に助けてもらう側でした。</li><li>コンサとしてはもっとこの喜田のところを狙うとか、マリノスがクリアできないならそこで押し込んで波状攻撃といきたかったのですが、それが結実したのは終了間際に長身のFW2人を入れてから。多分このサブの選手にあまり期待感がないのだと思いますが、結果的には大きい選手を入れないと、明らかに穴の喜田のところをこじ開けることはできませんでした。GK一森やゴールの枠に嫌われたというのもありますが。</li></ul></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">中心選手としてはちょっと…:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>その喜田を助けるためにマリノスはSBが絞ったポジションをとっていて、コンサはサイドチェンジのボールさえ供給できればWB、特にルヴァンカップ2戦目にはいなかったルーカスが永戸を切り裂い他と思うのですが、あまりコンサは得意のサイドチェンジを蹴れなかったと思います。</li><li>一応DFはマリノスのマンマークで捕まっていてリスクを冒せない。となると、駒井、浅野、スパチョークあたりが仕事ができなくもなさそうですけど、浅野が一番そうした仕事は適役だし実際に、下がって受けてなんとかしようとはしていました。</li><li>一方でスパチョークは、マッチアップ的にはトップ下気味になって(マリノスの山根とマッチアップ)ゴール前よりも下り目にいるのでもっとボールに関与する仕事を期待したいのですが、<b>この試合に限らず彼はゴール前以外ではほぼ仕事をしない</b>。中央で受けてルーカスに展開とかやってくれるとルーカスが活きるのですがそうしたプレーは皆無でした。</li><li>決定力を評価されてここのところスタメン起用が続いていますが、前線に小柏、浅野ともう1枠スパチョークを並べると中盤の構成力という点ではかなり問題があるように感じます。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjMoa3HvBVVR-3wu3Cyz_cvjv6E16pfF7OQLU8YQpkrWt0uMWv9c7C6MiejLkr833Wg0X0ipE6VsmNcNy973vNFYy_fOhyphenhyphenepbp0X9CDy5IraC1i5QyyOGB4xsIRpcUd7mypp77sR7AfcX8WvCmiAsXAKIWK0smNUoMJCF5QxvmnAd1hfs1yXNrSPbrenvlv/s1760/TACTICALista_202310222012.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjMoa3HvBVVR-3wu3Cyz_cvjv6E16pfF7OQLU8YQpkrWt0uMWv9c7C6MiejLkr833Wg0X0ipE6VsmNcNy973vNFYy_fOhyphenhyphenepbp0X9CDy5IraC1i5QyyOGB4xsIRpcUd7mypp77sR7AfcX8WvCmiAsXAKIWK0smNUoMJCF5QxvmnAd1hfs1yXNrSPbrenvlv/w640-h480/TACTICALista_202310222012.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">アウトサイドの攻防:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>サイドの攻防は評価が難しいところで、先述のようにマリノスのCBの強度の問題で、マリノスの中盤から前の選手は結構下がってプレーせざるを得なかったです。</li><li>そうすると、コンサの攻撃参加が好きなDF、駿汰と中村は攻撃参加の機会を伺うことができるし、実際彼ら…この試合前半は特に駿汰が中央方向に飛び出すと、マリノスはそれを捕まえることが難しくてそこは決まってればガラッと試合が変わってたような場面もありました。</li><li>だからこの2人はある程度の圧力は与えていたと思います。</li><li>一方、先制点は駿汰の背後を自慢の俊足で制した宮市から。アンロペ(岡村がこの時以外はほぼ問題なく対処できていた)のスルーパスの時点でちょっとスピード勝負的にはきつかったですし、あれだけ高い位置をとる、しかも1対1での対応がベースだと正直やられるのは想定内くらいの話かなという気もします。</li></ul></div><div><br /></div><div><br /></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【横浜F・マリノス×北海道コンサドーレ札幌|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第30節 | 2023シーズン|Jリーグ <a href="https://t.co/bVy4QDW10b">https://t.co/bVy4QDW10b</a> <a href="https://twitter.com/YouTube?ref_src=twsrc%5Etfw">@YouTube</a>より</p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1716051792444944676?ref_src=twsrc%5Etfw">October 22, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>終盤に連続失点があって差が開きましたが、それまではマリノスに対して個人でそこまでやられている感じもしないですし(予想通り)、CB喜田のところをもっとうまく攻撃できれば結果は違ったと思います。なのでこの試合に関しては選手が悪いとは思わないです。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-76339317355982298662023-10-03T00:22:00.002+09:002023-10-03T00:22:30.928+09:002023年9月30日(土)明治安田生命J1リーグ第29節 北海道コンサドーレ札幌vs柏レイソル 〜失われるパッション〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhCRyWlRLaXcwAL9n0P4DdEpkaHRkyxlfpVgSRhQMFtwJm9GSmUPNyCcz8H3tmE6Vjky5ZghL5-snSTE3bkDw-t-jmO874S2n6hR2fkCh0yRAUlv0XoHVObDOLJU5AVfcDkOvRCM_kW45q-Bp2AhPteGkHLZ4DyiMwqoFgy8gReV3XCp8lOTaev6tpKcz_H/s1760/TACTICALista_20231021738.png"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhCRyWlRLaXcwAL9n0P4DdEpkaHRkyxlfpVgSRhQMFtwJm9GSmUPNyCcz8H3tmE6Vjky5ZghL5-snSTE3bkDw-t-jmO874S2n6hR2fkCh0yRAUlv0XoHVObDOLJU5AVfcDkOvRCM_kW45q-Bp2AhPteGkHLZ4DyiMwqoFgy8gReV3XCp8lOTaev6tpKcz_H/w640-h480/TACTICALista_20231021738.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>乱打戦となった前回の柏での対戦、以降この試合までの柏はリーグ戦で3勝5分4敗。8月以降は、前節福岡に敗れるまで3勝3分の無敗で乗り切っていて、降格枠1というレギュレーションも味方し、なんとか最悪の事態の回避には近づいています。</li><li>メンバーを見ると、懸念の最終ラインCBに夏加入の犬飼が入ったことがやはり大きいのでしょう。左SBのジエゴも7月に怪我から復帰以降スタメンに定着していて、プレーは相変わらずという感じですが高さのオプションなどはポジティブな影響だと思います。</li><li>そして2トップの細谷のサポート役として、ここまでノーゴール、アシストも1ながら山田康太がコンサで言う駒井のような頑張りを見せていて、右SHには山田雄士が9月以降定着しており、全般に頑張るチームにすることでまずは緊急事態に対処したな、という印象です。Jリーグではよくある光景でしょうか。</li></ul></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>岡村、宮澤、荒野が出場停止で馬場が代表招集中の札幌は、GKが2人ベンチ入り。福森が細谷or山田をマークする役割で、ボールを持った時は右CBの位置にいる形でした(中村がナチュラルに左に来るので)。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Jリーグ - J1 第29節 北海道コンサドーレ札幌 vs. 柏レイソル - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/liKlyVD3T9">https://t.co/liKlyVD3T9</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1708769480124616984?ref_src=twsrc%5Etfw">October 2, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<span><a name='more'></a></span><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">柏の狙いと札幌の個々の対応力:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>1枚の図で試合の構図を表すと、</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhogwkCMadPM8Ik9W78v7OB23-esz7vbyHQhiZ-XsH2kneq3qnBszcCkypAFvFhxUulDZz8t8YW81BWqaqfeTTaXjRGyB3kGnHD9LxC2Jf0E_ydwWcIPSX_CE3J1g0-R6Omo1kQrwB1GgPRmhGu8MG4GxFauOXqwBsPT8gZlNcduC6kS4eHCeIjtWLALQns/s1760/TACTICALista_20231022257.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhogwkCMadPM8Ik9W78v7OB23-esz7vbyHQhiZ-XsH2kneq3qnBszcCkypAFvFhxUulDZz8t8YW81BWqaqfeTTaXjRGyB3kGnHD9LxC2Jf0E_ydwWcIPSX_CE3J1g0-R6Omo1kQrwB1GgPRmhGu8MG4GxFauOXqwBsPT8gZlNcduC6kS4eHCeIjtWLALQns/w640-h480/TACTICALista_20231022257.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>まず柏は札幌に持たせてカウンターに徹します。</li><li>柏は札幌のボール保持をサイドからSHのところで中央に誘導して、ボール回収して速攻を仕掛けたい。先制点は、左に配置されているマテウス サヴィオのスルーパスからでしたが、特にこのサヴィオが大外よりも内寄りで、かつ中央を向いてボールに触れる状況になると、ドリブル突破とパス、シュートと多彩な選択肢が生じるため柏としては期待が高まります。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>逆に、札幌としては中央で失って被カウンター、は避けたい。</li><li>対処法は、一つは前に放り込むというもの。ただ前にジェイのようなターゲットはいないし、他にボールをマイボールにできるわけでもない。前回対戦時から、犬飼やジエゴが加わって跳ね返す能力が向上した柏相手だとそれは一般に「ボールを捨てている」と評されるでしょう。</li><li>もう一つは、中央で柏が狙い所としている場所を避けてボールを動かすこと。すなわち、図でいうと田中駿汰を対面のマテウスサヴィオの背後に配置しましたが、ここでボールを受けるとサヴィオの守備(札幌のCBからのパスを中央に誘導)を無効化することができ、柏の包囲網を突破して柏陣内に侵入し、前線に張っている選手で勝負することができる。</li><li>しかし、ここの田中駿汰にパス(例えばGK高木やコンサの中央の選手から浮き玉のボール)が配給されることは稀で、高木はおそらくその能力があると思うのですが、選択はほとんどしない。駒井や中村桐耶がそうしたプレーを試みるのは私は記憶にありません。</li><li>そして菅は、田中駿汰と異なり対面の山田雄士の背後で受けようとしないので、札幌としては菅には配球しづらい(すぐに捕まるため)。こうなると、札幌のDFとしてはボールの預けどころがどんどん少なくなっていきます。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>駒井は割と早い時間から最終ラインに下がってきたので、この様子からは、状況を見て、DFの選手が困っているから助けたというかは、個人の決めうち的な判断になるのでしょう。</li><li>ただいずれにせよ、駒井がこの位置でボールを持って何かが起こるわけでもなく、誘発したのは小林が駒井のところに下がってきて、その分小林が前線でトップの選手と近いところでプレーする機会が減る事象だったと思います。</li></ul><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">パワーバランス:</h3><ul style="text-align: left;"><li>コンサの前線では、WBは、柏はSBとSHの2枚体制でサイドを封鎖しようとしますが、それでもボールを届けられれば何かを起こせる能力はあったと思います。</li><li>特にジエゴと浅野のマッチアップは、なんというかジエゴが簡単に飛び込んでくるので、浅野が何度かファウルを貰うなどしてこの試合では一番チャンスをつくっていたと思います。</li><li>ただ前半にサイドの選手がボールを持った時に、縦を切られて利き足でのクロスボールに切り替えるとして、コンサはクロスボールのターゲットがいないので、どんなボールを供給したらよいのか困っている印象は受けました。</li></ul><div><br /></div></div><div><ul style="text-align: left;"><li>一方で中央では、小柏もスパチョークも味方からラストパスが出てこないと仕事ができないタイプなので、なおさら小林のような選手が近い位置でプレーすることが重要で、後半の早い時間のスパチョークのゴールはそうしたコンサの前線の選手の特徴(フィニッシュだけ登場する選手、動き出しが多い選手、フィニッシュの1手、2手前の局面で関与できる選手…)がよく現れているプレーだったでしょう。</li></ul><div><br /></div></div><div><ul style="text-align: left;"><li>後半、時間が経つにつれ柏の足が止まってきて、また柏は1列目の対応がステイであること、コンサが相変わらずピッチ中央を使おうとしないことなどが重なって、後半の途中からはコンサが前線に人を集めて、柏が8枚ブロックで守るような構図になっていきます。</li><li>それでも、単に放り込むだけだとコンサの前線だと厳しいので、相手を剥がせる浅野やルーカスの使い方が重要だったと思いますが、柏の中盤の選手が頑張ってプレスバックして中央のカットインするスペースを消したこともあり、コンサとしてはゴールに近づいたところで加速できなかったように思えます。</li></ul></div><div><br /></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【北海道コンサドーレ札幌×柏レイソル|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第29節 | 2023シーズン|Jリーグ <a href="https://t.co/wXheTx22Hu">https://t.co/wXheTx22Hu</a> <a href="https://twitter.com/YouTube?ref_src=twsrc%5Etfw">@YouTube</a>より</p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1708771029034967114?ref_src=twsrc%5Etfw">October 2, 2023</a></blockquote><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>まず柏の得点シーンもそうですし、それ以外の札幌相手にとった対策も全般に、これまでのゲームでよく見られたものの詰め合わせみたいな既視感のあるもので、その意味では特別ではなかったですし、また柏のスカッドが別段優れているとも思わないので、正直なところ、柏は無策ではなかったけど普通に勝ち点を得られる相手だったと思います。</li><li>それでもなんとかならなかったのは、全体的にコンサの元気のなさというか、例えば最終ラインに(本来前の選手である)駒井が入ってCBになっている、そしてそこをカウンターで突かれるのは過去にもありましたけど、選手の頑張りで踏みとどまってきた部分も危うくなっているのが現在のチーム状況なのかなと思いました。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-84306973479841571932023-09-25T01:04:00.001+09:002023-09-25T01:04:07.432+09:002023年9月23日(土)明治安田生命J1リーグ第28節 名古屋グランパスvs北海道コンサドーレ札幌 〜骨組みだけの夏〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><br /><div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgPecrZaK47BeZvgM-S3aS3ZaCFOIdiNV4AuMdcArX1vTJavPHgaDNssWHj2u_fe-q9gt33pjYafTmFe3jS-sMwqzggJ-Civ0h9F--rYhRnT29HjwObuWvdD8I0enVMMYCuD1HEnWm-QICfIvKlzWYH-TL4AhyFrS0xUy0iDZrzvblKMMk3KH1N3PGG9DQK/s1760/TACTICALista_2023925033.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgPecrZaK47BeZvgM-S3aS3ZaCFOIdiNV4AuMdcArX1vTJavPHgaDNssWHj2u_fe-q9gt33pjYafTmFe3jS-sMwqzggJ-Civ0h9F--rYhRnT29HjwObuWvdD8I0enVMMYCuD1HEnWm-QICfIvKlzWYH-TL4AhyFrS0xUy0iDZrzvblKMMk3KH1N3PGG9DQK/w640-h480/TACTICALista_2023925033.png" width="640" /></a></div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>比較的名古屋は同じメンバーでシーズンを戦っていましたが、夏にリーグ屈指のアタッカーだったマテウス(アル・タアーウンFCへ移籍)と米本(右膝内側半月板損傷)を失い、前者のところには広島から高額移籍で加入した森島。後者のところにはシーズン序盤にワイドでの起用が多かった内田が入っているようです。</li><li>右WBのみ流動的でしたが、夏以降は和泉が右、森下が左のことが多く、この試合は左右を入れ替えてきました。相手というより名古屋がプレーしやすい配置を模索しているように思えます。また最終ラインは河面が左に入ることが多くなりました。配置は2トップでも縦並びでもいいのですが、役割的に縦並び表記としました。森島はインサイドハーフでいいと思います。</li><li>札幌は荒野が出場停止、馬場が代表招集で不在、ルーカスとゴニが何らか負傷のようで、WBは練習では右に菅、左に青木という組み合わせも試していたようです。浅野を右に持ってきて、駒井は中央で使わないといけないため小林が前線に(と書くと怒られそうですが、ここまでの起用法だとそのように見えます)。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Jリーグ - J1 第28節 名古屋グランパス vs. 北海道コンサドーレ札幌 - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/ywda2RoX3p">https://t.co/ywda2RoX3p</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1705966869205926181?ref_src=twsrc%5Etfw">September 24, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<span><a name='more'></a></span><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">40:60:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>各所のスタッツを見ると大体ボール保持率は名古屋4に札幌6。これはどちらがボールを持っているというかはどちらがボールを捨てているかをより示している指標で、名古屋は一応ハイプレスをしようと思えばできる(たまにする)けど、基本的には自陣ペナルティエリア付近に最終ラインを引きます。</li><li>そのペナルティエリア手前まで札幌が侵入してくる展開でも名古屋はあまり気にしないというか、寧ろその状況を意図的に作って、札幌が最終ライン2人でかつ後方にも側方にも広大なスペースがあり、宮澤と岡村で広大なスペースを守らなくてはならない状況で、ユンカーのスピードを活かして勝負するというわかりやすい狙いでした。</li></ul></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>静止画でどれくらい伝わるかわからないですが、名古屋は最終ラインがペナルティエリアのすぐ外、中盤3枚がその前に配置された1-5-3-2でブロックを作る。</li><li>この際、中盤3枚は5バックの前のスペースを消すことに集中していて、サイドのスペースはほぼ捨てているし、2トップと近い位置をとってコンサのDFや駒井を捕まえる、といったアクションはほとんどなく、名古屋は完全に待ちの姿勢でした。</li><li>最終ラインも極力、オリジナルポジションから動かないようにしていて、マークずれを避けるのもありますが、まず札幌の前線の選手にとにかくスペースを与えないようにしていたと思います。</li><li>これはGKにランゲラックというミドルシュートに強い選手がいて、3人のDFもコンサの前線の選手相手なら制空権を握れるので、スペースを決してコンサに苦し紛れの放り込みをさせて跳ね返して回収、またはミドルシュートを撃たせて回収、といった対応で対処できるからでもあるし、ユンカーのスピードを最大限に活かすためでもあります。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEix_jNS2rrB4j5NHIThwZojDP2B-Pa51FQXmwKJgFyPONXuWdn2Hp2PSCcHqtl7ign7cHO9lpIAwMiJR3D-KFwcBtlLXa0cn4SIFw04jUewpaFPyY2kwu99jioQA5sbpT8P_BGE3hnLejFDbXQWbF2G9wSETUV2Dp5-XKDTf4_ruRbEb2mpVX9Sw6Hd_7RP/s1760/TACTICALista_2023925040.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEix_jNS2rrB4j5NHIThwZojDP2B-Pa51FQXmwKJgFyPONXuWdn2Hp2PSCcHqtl7ign7cHO9lpIAwMiJR3D-KFwcBtlLXa0cn4SIFw04jUewpaFPyY2kwu99jioQA5sbpT8P_BGE3hnLejFDbXQWbF2G9wSETUV2Dp5-XKDTf4_ruRbEb2mpVX9Sw6Hd_7RP/w640-h480/TACTICALista_2023925040.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">不可欠なタレント:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>一方でマテウスという相棒を失ったユンカーは、後半に中村を置き去りにしてワンマン速攻で見事な先制点を挙げましたが、基本的には1人でカウンターというのはいくらコンサのDFの対応がザルでもそう簡単に何度も決まるものではありません。</li><li>ボールを運んで、ユンカーをフィニッシュに専念させられる(かつ自分でミドルシュートもある)マテウスの不在は、このロングカウンター戦術においてはかなりのダメージで、永井ではなく前田の起用は、よりボールを運べるタイプの選手ということもあるのだと思いましたけど、やはりマテウスの代役となるとスケールダウンは否めないところがあります。</li><li>一応、森島がおり、かつ森島は広島で似たような戦術も経験していますが、森島の使い方は完全にインサイドハーフの一角で、ロングカウンターの際に中核となる役割ではないように見えますし、マテウスではなく前田や森島がプレーするなら、ボール回収位置が低すぎるように感じました。</li><li>ですので名古屋はユンカーが疲れてくると尻すぼみになるのが課題で、この試合でも後半に次々と前線の選手を送り込みますが、やはりプレーの開始位置が札幌ゴールから遠すぎて、札幌のDFでも十分に対処できていました。</li></ul></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">縦パスは狙い目:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>名古屋がボールを持っている時は、3バックのDFの誰かがシンプルに縦にロングフィードを蹴って、ターゲットのユンカーがキープに成功すれば後方の選手が押し上げてサポートという形を狙います。</li><li>この時、前田&ユンカーと岡村&宮澤でほぼ2on2の関係になっているので、名古屋は特に宮澤のサイドで、サイドのスペースで勝負したそうな感じがしました。</li><li>ただ、この縦パスがマンマークの札幌に何度か引っかかっており、かつこの状況では名古屋の3バックが低い位置からプレーをスタートするので、札幌がボール回収した時に名古屋はかなり間延びした状態で札幌のカウンターに備える必要があります。札幌は特に小柏のスピードを活かした速攻を度々試みていて、惜しいシーンもありましたがランゲラックのビッグセーブもあり得点には至りませんでした。</li></ul></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>後半の札幌の得点は、小柏にボールが渡った時に小柏の進行方向は名古屋が消していて、小柏は(不得意な)左方向のプレーベクトルになってコントロールミスが生じたのですが、菅が追い越してサポートしたのが名古屋のDFには予想外で対応が難しかったと感じます。</li></ul></div><div><br /></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【名古屋グランパス×北海道コンサドーレ札幌|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第28節 | 2023シーズン|Jリーグ <a href="https://t.co/3V4fylbk6f">https://t.co/3V4fylbk6f</a> <a href="https://twitter.com/YouTube?ref_src=twsrc%5Etfw">@YouTube</a>より</p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1705966086947291548?ref_src=twsrc%5Etfw">September 24, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>互いに金子とマテウスという非常に重要な選手を失いましたが、名古屋の方が、マテウスが戦術に非常にフィットしていたためダメージは大きそうだなと感じましたし、中島大嘉のようなタイプの選手をジョーカーで使いたいチーム事情もなんとなく感じました。マテウスがいないと、もう少しボール回収位置を高くしないと難しいように思えます。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div><div><br /></div>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-32139041207359019622023-09-18T01:35:00.002+09:002023-09-18T01:35:18.368+09:002023年9月16日(土)明治安田生命J1リーグ第27節 北海道コンサドーレ札幌vs湘南ベルマーレ 〜足跡ぐらい残してほしい〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg12vZG3aB0SicLRZJf7mHu2Jb-eCOSAD5ExAFP8_RH1HuosExZEV2AU85Flr_g155IGSmKBXPy69GVN2Z4QMuKRbAsYOzI2A1c_QuIAISAOvgd2ELRaGMz3T2pvxI8onqCDmUA0iypzFQnRC1lvE7Zgek7tro4hREe52DIPIMDY8f21agb0OsLjGkJt-A7/s1760/TACTICALista_2023918042.png"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg12vZG3aB0SicLRZJf7mHu2Jb-eCOSAD5ExAFP8_RH1HuosExZEV2AU85Flr_g155IGSmKBXPy69GVN2Z4QMuKRbAsYOzI2A1c_QuIAISAOvgd2ELRaGMz3T2pvxI8onqCDmUA0iypzFQnRC1lvE7Zgek7tro4hREe52DIPIMDY8f21agb0OsLjGkJt-A7/w640-h480/TACTICALista_2023918042.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>横浜FC、柏と残留争いの中心でのシーズンが続く湘南は、夏のマーケットでエース町野を放出したものの、FWディサロと福田翔生、MFに期限付き移籍から復帰の田中聡、そして最終ラインにキムミンテとセンターラインの補強に成功。前線にA級のインパクトのある選手は確保できなかったものの、待望の?大型DFのミンテとチームをよく知るであろう田中の加入は大きいでしょう。</li><li>ミンテ加入からの5試合は1勝2分2敗。ただ、2分はいずれも終了間際の失点で、見た感じはセンターラインのパワー不足は依然として不安材料であり、かつGKのソンボムグンが負傷でシーズンアウトとなったことは影響が大きいでしょう。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>札幌は前の週にマリノスとのルヴァンカップを戦い、トータル3-5で敗退。札幌での1戦目がマリノスのエウベルやアンデルソンロペスがスタメンを外れたこともあり3-2で勝利しましたが、やはり2試合トータルだと実力差が如実に表れる印象でした。この2戦目で駒井が退場処分によりこの試合は出場停止。菅野は復帰しましたが、GKは高木が引き続き起用されています。</li></ul>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Jリーグ - J1 第27節 北海道コンサドーレ札幌 vs. 湘南ベルマーレ - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/tjXNDcrRvO">https://t.co/tjXNDcrRvO</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1703424144631889928?ref_src=twsrc%5Etfw">September 17, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div></div><span><a name='more'></a></span><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">structureは簡単には変わらない:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>両チームがJ1に定着した2018年以降の対戦で、湘南は1勝、札幌はカップ戦を合わせて7勝と相性はかなり良好。</li><li>基本的にロングボールで敵陣にさっさと放り込む札幌に対し、湘南は坂、石原広教、舘…とサイズがない選手がよく出ている(いた)印象で、直接ゴール前の空中戦でゴールを割られることはそう多くはなくとも、まずロングボールの処理能力の問題で押し込まれる展開が多いカードだと感じます。</li><li>今年5月の平塚での対戦でもその傾向は変わっておらず、コンサはもう前線にサイズのある選手がキムゴンヒ(登録名ゴニに呼び名と統一してくれ)くらいしかおらず、数字上はそこまでサイズやパワーの優位性がないように見えますが、湘南のDFは全般にヘディングでのクリアがウィークポイントで、同じパターンで札幌が押し切った印象でした。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>ですので「ミンテ加入で湘南のセンターラインの強度は増したのか?」が(私がミンテニスタだからとか関係なく)この試合の最大のポイントでした。結論としては、正直なところあまりチームとしてはそこまでアップグレードされていない印象でした。</li><li>マッチアップ的にはミンテのところは小柏で、当然そこはミンテが優位なのですが、コンサの前線には浅野とスパチョークが左右で並ぶ。この2人もサイズがなく、特にスパチョークはここまでフィニッシュ以外での貢献が乏しいのですが、そのスパチョークがロングフィードを落として起点になったりもできるくらいに湘南の対応は緩かったです。</li><li>またセットプレーでは、最終ラインだけでなくチーム全体でのパワー不足がよりクローズアップされます。湘南は全般にヘディングでのクリアの飛距離が足りなくて、コンサはとにかく放り込んでおけば際どい場面になりかけていたと思います。</li></ul></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">湘南の勇気が結実:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>一方で湘南のボールを持った時のプレーは幾分か改善されている印象でした。</li><li>build-upは主に、右の舘が持ち出して縦パスを小野瀬か流れてくるFW(大橋)へ。</li><li>コンサは全体的にこの試合スカスカな感じだったのですが、それは最終ラインのマークの作り方にまず要因があって、マッチアップ的には中村桐耶が小野瀬、田中が平岡。なのですが、中村と駿汰は最初から最終ラインに入るポジショニングが多く、小野瀬と平岡が頻繁に浮いている、もしくは中央に荒野1人だけいるような状態が多かったと思います。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgrQNVGHkoGjiQYyTxIhaMhiKYzgXhtoMVqSmlcE7npCRYiexbXEzDLNGCSHcIbbaUHuZaeq4W48mau7I8ptRTFngRuM8zJkTivASHTJ054k4w0yv7q93HAHfOM01ym8f5D7AocqqGHK2D2u-5D5gKVd9Bgno2gQ-6RWTaEj-qD2VLB1wuheb5qtS-J9Ud5/s1760/TACTICALista_2023918117.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgrQNVGHkoGjiQYyTxIhaMhiKYzgXhtoMVqSmlcE7npCRYiexbXEzDLNGCSHcIbbaUHuZaeq4W48mau7I8ptRTFngRuM8zJkTivASHTJ054k4w0yv7q93HAHfOM01ym8f5D7AocqqGHK2D2u-5D5gKVd9Bgno2gQ-6RWTaEj-qD2VLB1wuheb5qtS-J9Ud5/w640-h480/TACTICALista_2023918117.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>おそらく湘南の2トップに合わせると、宮澤と馬場が2トップと2on2の関係になって、特にサイドのスペースで勝負されると札幌はきついので、何らかスペースを埋めるようにしたのかと思いますが、結果的には中途半端な対応で、特にpressingと呼べそうな連動性は皆無でした。</li><li>湘南の決勝点はこの、サイドのスペースにFWが流れる形から札幌のペナルティエリア付近を取ってラインを下げさせてからスペースに2列目の選手が走り込む形。狙い通りの展開だったと思います。</li></ul><div><br /></div></div><div><ul style="text-align: left;"><li>他、湘南はトランジションでボールを回収すると、2列目のインサイドハーフやWBが一気に追い越します。</li><li>ただそんなに湘南の前線にボールをキープできる選手がいないので、スペースにどんどん飛び出してスピードを落とさずにプレーできるならいいですが、詰まってしまうことも多く、そうなるとWB(特に杉岡)の背後は結構不用心な感じで、ルーカスに再三侵入を許していました。</li></ul></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>札幌としては、スタメン復帰の中村のパワフルな突破は脅威になっていて、またマッチアップ的に湘南は中村の攻撃参加に対応するのがこちらも小野瀬になるので、中村の攻撃参加はその能力的にも、配置的にも効いていたと思います。</li><li>ただ後半になると、湘南は自陣ゴールに迫ってくるコンサの選手に慣れてきて、中村にせよ、前線の小柏や浅野にせよ前方向の動きが得意な選手ということで、スペースを消して守れば対処できるという状況でした。</li><li>コンサはゴニがメンバー外で、大森や小林がジョーカーの役割でしたが、大森はあまり起点になれず、浅野を交代させてピッチに残した小柏やスパチョークとは噛み合っていなかったと思います。</li></ul><div><br /></div></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【北海道コンサドーレ札幌×湘南ベルマーレ|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第27節 | 2023シーズン|Jリーグ <a href="https://t.co/AwgsiXQdP7">https://t.co/AwgsiXQdP7</a> <a href="https://twitter.com/YouTube?ref_src=twsrc%5Etfw">@YouTube</a>より</p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1703424296788611076?ref_src=twsrc%5Etfw">September 17, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>これまで湘南相手にはあまり考えずに、放り込んでるだけで優勢でしたが、今回は「同じことをやったけど普通に負けた」という印象でした。まぁ、今までがイージーすぎたといえばそれまでなのですが…。</li><li>その他、細かい話では、好調のスパチョークを最後までピッチに残しましたが、基本的にルーズFWでフィニッシュ以外の貢献があまりない彼と、小柏が同時にピッチに立つと攻撃の起点創出の面では厳しい印象でした(浅野を先に替えたのは意外でした)。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-36433764060024542372023-09-03T00:20:00.002+09:002023-09-03T00:20:32.803+09:002023年9月2日(土)明治安田生命J1リーグ第26節 北海道コンサドーレ札幌vsガンバ大阪 〜取捨選択を狂わせたもの〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー</h3><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjOBGOxeQTqduOOr2p8YU717O2LGH-g9rloP0BiGg24C6vvNA7ZPZRsWVURWiib4MQ9YOlVhpJzYY7x8WP3dzlEvC6ivgkaU1wyQpTE3dC8F6bGfssT0F7AuAl-4S-SbZFrylXBdpxHnxfHPhVELO1sR3mRO46q3cB8ck0pbC8m7UfYS65ZDlqhdZSR0rnp/s1760/TACTICALista_2023922310.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjOBGOxeQTqduOOr2p8YU717O2LGH-g9rloP0BiGg24C6vvNA7ZPZRsWVURWiib4MQ9YOlVhpJzYY7x8WP3dzlEvC6ivgkaU1wyQpTE3dC8F6bGfssT0F7AuAl-4S-SbZFrylXBdpxHnxfHPhVELO1sR3mRO46q3cB8ck0pbC8m7UfYS65ZDlqhdZSR0rnp/w640-h480/TACTICALista_2023922310.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>14節までで1勝4敗9分と大きく出遅れたガンバ。以降の11節を8勝2分1敗と破竹の勢いで降格権脱出し試合開始時点では11位まで上がってきました。</li><li>開幕からいくつかの試行錯誤を経て、CBには福岡、前線はジェバリ、アラーノと倉田または食野、中盤はネタラヴィがセンターでダワンと山本とメンバーが固まってきて、(予想通り)戦術的に浮き気味だった宇佐美や武蔵をフェードアウトさせることに成功しましたが、サッカーの中身や質としては、監督が選手の指向性に結構な妥協をしたことで方向性が定まってきていると感じます。</li><li>表記上は山本をトップ下とした理由はその方が実態に即しているためで、詳細は後述します。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>対照的に9試合勝ちなしの札幌は、小柏が負傷から復帰。浅野もベンチスタートとしたのはこの週、体調面で何らか問題があったのかもしれません。</li><li>ここまで全試合スタメン出場だった岡村が出場停止で、宮澤が今シーズン初のCBでのスタメン出場。中村はぎっくり腰で前節欠場で、この日もベンチスタートで福森が左DFに。1年ぶりにこの2人が最終ラインにスタメンで並ぶことになりますが、ガンバとしてはここでスピード勝負に持ち込みたかったと思います。</li></ul><div><br /></div></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Jリーグ - J1 第26節 北海道コンサドーレ札幌 vs. ガンバ大阪 - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/EAX1IiJ5yf">https://t.co/EAX1IiJ5yf</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1697991190757728422?ref_src=twsrc%5Etfw">September 2, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><span><a name='more'></a></span><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">ガンバのコンサ対策①:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>端的にガンバの対応を書きます。</li><li>まずコンサのゴールキックなど、コンサのGK高木やその周辺からプレーが始まる時は、ガンバは以下の形で対応します。</li><li>1列目はジェバリ1人で山本がアンカーをマンマーク気味に対応。ジェバリと山本は受け渡しをせず役割固定で、ジェバリ1人でGKとCB2人を見るのはちょっと無理がある。食野とアラーノもあまり前に出てこないで、ここはコンサにボールを持たせてある程度ガンバ陣内に引き込む狙いが見えました。</li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiGetzMHbJ1L7MITWsFeU-SgJZWpVz0SQ3q8OKrG3MWKHev0sEyLb0H0AmzcjbjhaxQNAHKy5YwxlE3BX1-SVyYB2nTX-ciejnwEExm7KwitQHhhGa_96R0Msip0NP3VFVHdkubvk6JHqeGNgif7PAd8JOD0ll4D3AP5zCvMoevXiJkNk_NmXVnTA7RzegN/s1760/TACTICALista_2023922321.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiGetzMHbJ1L7MITWsFeU-SgJZWpVz0SQ3q8OKrG3MWKHev0sEyLb0H0AmzcjbjhaxQNAHKy5YwxlE3BX1-SVyYB2nTX-ciejnwEExm7KwitQHhhGa_96R0Msip0NP3VFVHdkubvk6JHqeGNgif7PAd8JOD0ll4D3AP5zCvMoevXiJkNk_NmXVnTA7RzegN/w640-h480/TACTICALista_2023922321.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div></div><div><ul style="text-align: left;"><li>コンサが前進すると、ガンバのウイングは中央を切ってサイドチェンジを阻害し、攻撃のサイドを決めさせます。</li><li>福森のサイドが多かった気がするので(私がそっち:バックスタンドから見てたからかもしれませんけど)そこから例示すると、コンサがサイドが決まって更にガンバ陣内に入るところでガンバは最終ラインのマークが決まる。対応はボールサイドでマンマーク基調のものでした。</li><li>ポイントは、CB2枚にネタラヴィが加わってコンサのFWとシャドー計3枚を捕まえる。枚数を合わせてCBやSBがボール周辺の選手に積極的に出ていきやすくなります。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjQ9ORKufQaXcQUC4ZpI7ERhiRgT1euzQBG7kYdSZjsJv5HpUGxRRsDnwNvhVzoxprtIF4xY-yda2Oui-ePBGY9JJCKBs9ziUZ75X1Vnjb1-T0pxTW51-9bgQkx8W4pk3m9df8CLcqwxHUulecAItbQFYt7heZs_n9ZlBg5FLllRtYaobOkI82lTWTLka5X/s1760/TACTICALista_2023922321%20(1).png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjQ9ORKufQaXcQUC4ZpI7ERhiRgT1euzQBG7kYdSZjsJv5HpUGxRRsDnwNvhVzoxprtIF4xY-yda2Oui-ePBGY9JJCKBs9ziUZ75X1Vnjb1-T0pxTW51-9bgQkx8W4pk3m9df8CLcqwxHUulecAItbQFYt7heZs_n9ZlBg5FLllRtYaobOkI82lTWTLka5X/w640-h480/TACTICALista_2023922321%20(1).png" width="640" /></a></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>ただ、このネタラヴィのマッチアップが気になるところで、まず彼はそこまで平面で広く守れる選手ではない。典型的なアンカーに見えます。</li><li>かつ<b>構造上、マッチアップが駒井や小柏で、いずれも広範に動き回るタイプでかつ俊敏な選手なので、受け渡しながらスペースを消して守るならまだわかるのですが、ネタラヴィが基本的にずっとついていくと不都合が生じそう</b>だな、と思って見ていたところ、小柏が広範に動いてボールを収めたところからスパチョークの先制ゴールが生まれます(13分)。まぁシュートのクオリティを褒めるべきなんですが、反対サイドまでついていったネタラヴィが小柏を切れなかったところが発端でした。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">/<br />タイからの声援を力に<br />\<br /><br />スパチョークの見事なミドルシュート🇹🇭<br />2戦連発、久々勝利へ幸先よく先制‼️<br /><br />🏆明治安田生命J1リーグ第26節<br />🆚札幌×G大阪<br />📺 <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信 <a href="https://t.co/h1UBsKAIPY">pic.twitter.com/h1UBsKAIPY</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1697828263471546535?ref_src=twsrc%5Etfw">September 2, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>構造的な話に戻しますと、ガンバは自陣ゴール付近ではネタラヴィが最終ラインに吸収されて(基本的にはCB2人の間に入る)ほぼ完全に5バックになる。ここでは山本も戻ってきて1-5-4-1のような陣形で対抗します。</li><li>これはおそらく、コンサは中盤を省略したようなアバウトな放り込みが中央/サイドを問わず多いので、放り込んでくることが想定される状況では最初から後ろに人を集めてスペースを消して何もできないようにしよう、ということだったと思います。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjyoRrsE2VuLRhZyM_XA0k9prSgglzNpFLDQyENajhtMScXrSJQMFIBcE7DoSXe-ujSJ32-5p03rySaXUiVfaoRDKHRHZfmvPY4EYqPSbkGpnNiATnoy5elG7j1krrcpVGBndzTFBbpdm8Kuqe1dA4JyRzUHp_iiuOupvgGx4zDvPmQuuZeVuXS7TkGPK-_/s1760/TACTICALista_2023922321%20(2).png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjyoRrsE2VuLRhZyM_XA0k9prSgglzNpFLDQyENajhtMScXrSJQMFIBcE7DoSXe-ujSJ32-5p03rySaXUiVfaoRDKHRHZfmvPY4EYqPSbkGpnNiATnoy5elG7j1krrcpVGBndzTFBbpdm8Kuqe1dA4JyRzUHp_iiuOupvgGx4zDvPmQuuZeVuXS7TkGPK-_/w640-h480/TACTICALista_2023922321%20(2).png" width="640" /></a></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>まぁコンサのスタメンにゴニのようなサイズがある選手がいたらどうしていたかわからないですが、小柏、スパチョーク、駒井の前線だとこのようにしてスペースを消せばほぼ何もできなくなるので、この選択はスカウティングを踏まえたアウトプットとしては正しいと思いますし、実際にネタラヴィ付近でボール回収に何度か成功していたと思います。</li></ul></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">ガンバのコンサ対策②:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>そしてボールを持っている時は、シンプルにいうとジェバリが引いて宮澤を動かして、創出したスペースでウイングの選手が背後を突くイメージだったと思います。</li><li>これもコンサ相手だと、マンマークベースで必ずDFがついてくるということでスペース創出は本来容易だし、特にこのユニットだと足が遅い、というか背後の動きに弱いので、対策として最初に思いつくものでしょう。札幌ドームで対戦した川崎はこのパターンから得点しています。</li><li>そしてコンサはどのような状況でも基本的に対応は全部マンマーク基調なので、↓のようにGKから組み立てる場合以外でも、↑の図のようなガンバが自陣ゴール付近で奪ってからすぐの展開などでも似た形は狙っていたと思います。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjQZnZYV58PSF3eg5puF5UPXD4zpk2lfgWxqeh_RxFmTHnebGQ43pwQRKSKOjr86Tv-Z1axMp3TUaepl61S87YksnwrVUV2dIVx_8xzBjWSpWjXy68c5Xp4YqWNoW9SPyOxGUNOmIN-SC2tF2LiM4bnlq5lX_0LRh3tEUEe016lLix1qgJXff7_rMaOmg20/s1760/TACTICALista_2023922343.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjQZnZYV58PSF3eg5puF5UPXD4zpk2lfgWxqeh_RxFmTHnebGQ43pwQRKSKOjr86Tv-Z1axMp3TUaepl61S87YksnwrVUV2dIVx_8xzBjWSpWjXy68c5Xp4YqWNoW9SPyOxGUNOmIN-SC2tF2LiM4bnlq5lX_0LRh3tEUEe016lLix1qgJXff7_rMaOmg20/w640-h480/TACTICALista_2023922343.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>ただ、ガンバは前半シュート2(枠内0)、後半合わせても計6本(スポナビより)うち枠内1(距離のあるミドルシュートで高木が難なくキャッチ)と、この攻撃の形はほぼ全く機能しませんでした。</li><li>この理由をシンプルにいうと、中央ないしは宮澤の背後にそこまでスペースが作れていなかったというのが大きいと思います。</li><li>ガンバのウイング、<b>食野とアラーノは開始直後こそアウトサイドからスタートしますが、流れの中で中央に入ってくるとまたそこから外にもどってやり直す…ということをあまりしない</b>。これはなんらか制約があって(例えばポジションを取り直す時間を味方が与えてくれない とか)できなかったのかもしれませんが、結果として彼らをマークする福森と田中駿汰が中に入ってきてガンバは使いたいスペースがなくなる。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiRm7zNLR_jalEe2ur6famI822x15aLeOykCHq4Hc2iI7E-wRBbPZ5yZG5ZSyHgGs4tBCF0_q70NkwbB-3We36dDWhqRYccZnpL33bY2Oj-3iBFy1OQB3xZKVsfNrIFcKkuM92R4iypDTLwq3FJNCzlpEqG_a2_umJr4-MTeOeCMAnwn-Vws8PWdiuNRwQc/s1760/TACTICALista_2023922355.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiRm7zNLR_jalEe2ur6famI822x15aLeOykCHq4Hc2iI7E-wRBbPZ5yZG5ZSyHgGs4tBCF0_q70NkwbB-3We36dDWhqRYccZnpL33bY2Oj-3iBFy1OQB3xZKVsfNrIFcKkuM92R4iypDTLwq3FJNCzlpEqG_a2_umJr4-MTeOeCMAnwn-Vws8PWdiuNRwQc/w640-h480/TACTICALista_2023922355.png" width="640" /></a></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>そしてジェバリにボールを届けるのも、GKやCBからシンプルに長いボールを放り込むことに終始していて、そうするとコンサの選手は次第にターゲットのジェバリに寄ってくる。</li><li>例えばダワンや山本がより低い位置でボールを触れば、馬場や荒野を食いつかせてジェバリ周辺にスペースを作って彼が前を向くとかしやすくなったと思いますし、またSBの高尾と黒川を経由させれば、ルーカスと菅が高い位置をとることになって最終ラインにスペースができやすくなると思いますが、そうした展開があまりなくシンプルにジェバリに当てる形が目立ちました。</li><li>そしてジェバリもそこまでDFに背中を向けたプレーが得意ではなさそうで、宮澤を背中でブロックするようなプレーはあまりしない。どっちかというと、割とアバウトに放り込まれたボールをジェバリは競らずに宮澤を先に飛ばせて、そのクリアが不十分になったところを前を向いてタッチして味方を使う…みたいな前を向いてからのプレーが得意そうに見えて、まずガンバはジェバリにボールを押し付けるだけでは不十分だったと思います。</li></ul></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">見え隠れするポヤトス監督の取捨選択、優先順位:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>後半の選手交代は58分にガンバが食野→倉田。倉田も割と自由にやるタイプでウイングとしては微妙に感じましたが、ポジショニングは割とサイドに張ることを意識しており、後半のガンバはそこまでゲームプランを変えてなかったように思えます。</li><li>その倉田が入った直後にコンサが2点目。コンサ得意のアバウトな放り込みからの二次攻撃で、ガンバの選手(ネタラヴィとクォンギョンウォン)のセルフジャッジで決まりました。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">/<br />好調の選手にボールは転がる<br />\<br /><br />小柏剛のシュートのこぼれをプッシュしたのは<br />今日2点目のスパチョーク‼️<br />自信を深めるタイ代表🇹🇭<br /><br />🏆明治安田生命J1リーグ第26節<br />🆚札幌×G大阪<br />📺 <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信 <a href="https://t.co/ZUphrUkiG6">pic.twitter.com/ZUphrUkiG6</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1697845899228066058?ref_src=twsrc%5Etfw">September 2, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><ul style="text-align: left;"><li>一ついうなら、(前から思っていて、書いたか書いてないか忘れましたけど)小柏はボールを持っていない時の走る能力が売りなのでFWよりも2列目から飛び出す役割の方が合っていると思います。ヨーロッパで多い1-4-1-2-3の陣形ならインサイドハーフとか。走れればいいという話でもないですけど。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>66分にガンバはネタラヴィ→DFの佐藤で完全に3バック⇔5バックの1-3-4-2-1になります。以降はガンバが選手交代で徐々にコレクティブさが減衰していき、特にFWがジェバリから、更にDFを背負うのが得意ではない武蔵になると、この試合展開だとほぼ何もできなくなった印象でした。</li></ul><div><br /></div></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【北海道コンサドーレ札幌×ガンバ大阪|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第26節 | 2023シーズン|Jリーグ <a href="https://t.co/2jUTsvwmcC">https://t.co/2jUTsvwmcC</a> <a href="https://twitter.com/YouTube?ref_src=twsrc%5Etfw">@YouTube</a>より</p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1697991136932184553?ref_src=twsrc%5Etfw">September 2, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>後半のネタラヴィ→佐藤の交代で監督の取捨選択や優先順位みたいなのが見え隠れします。要はコンサのロングボールを使った攻撃を警戒していて、部分的に5バックを採用しないといけないと考えたのでしょう。</li><li>でもそこまでする?って感じですけど、確かにDF4枚でコンサに対してうまくいかなかったチームはいくつかありました(だいたいは下位ですね)。またポヤトス監督の徳島は2021シーズンに札幌と対戦して、いずれも放り込み主体の攻撃で敗れていますし、その時のDFの中心が福岡でもあったので、そうした力関係も把握した上での選択だったのかもしれません。</li><li>個人的には、コンサはGKとDFのところでしつこくpressingをするとミスを誘発されやすい(これはJリーグ他のチームもあるあるですが)ので、ガンバも前線を多めにしてpressingしやすいシステム…具体的には1-4-3-3で前線のジェバリ、アラーノ、食野の3枚でコンサの後方の選手を捕まえるやり方でいいんじゃないか、という感想でした。</li><li>ただそれを採用できないのは、FWや中盤の選手の基礎的な走力やコンディション、交代選手を含めたスカッドの状態、あとそもそも暑すぎてそういう「長い距離を走って広く守ってpressing」みたいな練習すらできない状態なのかもしれません。色々な要因があってこのゲームプランになったのかなと推察します。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-3111440284694373642023-08-27T23:43:00.001+09:002023-08-27T23:43:31.151+09:002023年8月26日(土)明治安田生命J1リーグ第25節 川崎フロンターレvs北海道コンサドーレ札幌 〜前期高齢者vs後期高齢者〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgRAgbmdE2QK1h0QuE01aE7RkbpgetM2ZfNRet8nyP0iVnL-A2jqAdELY5fw07g3xhYnbJF54QImP0WyM0LPL3SR-7QEmiv4NjRr4njO_JqyxLtXwZmZRkOWpb_g9Vy7pJyL-rk6A6ABzzVBjRl7AbkYsLsw0sH79L-7UcPmcDVO9nZbQRow6hwtai6w0Fh/s1760/TACTICALista_20238271658.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgRAgbmdE2QK1h0QuE01aE7RkbpgetM2ZfNRet8nyP0iVnL-A2jqAdELY5fw07g3xhYnbJF54QImP0WyM0LPL3SR-7QEmiv4NjRr4njO_JqyxLtXwZmZRkOWpb_g9Vy7pJyL-rk6A6ABzzVBjRl7AbkYsLsw0sH79L-7UcPmcDVO9nZbQRow6hwtai6w0Fh/w640-h480/TACTICALista_20238271658.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><div><div><ul style="text-align: left;"><li>ガンバ、神戸、広島に3連敗中の川崎は小林が今シーズン3度目のスタメン出場。マルシーニョは故障明けなのとジョーカーとして温存で、左はこちらも3度目のスタメンの瀬川。</li><li>CBはジェジエウの離脱もあって18歳の高井の起用が増えていましたが、車屋の復帰もありメンバー外で、大南とのユニットが起用されています。</li><li>札幌は大分から加入した、合流7日?の高木がいきなりスタメン。小柏に加え中村桐耶、青木が欠場で大学生の木戸がベンチ入り。</li></ul></div></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Jリーグ - J1 第25節 川崎フロンターレ vs. 北海道コンサドーレ札幌 - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/34a7c343BT">https://t.co/34a7c343BT</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1695708688135458889?ref_src=twsrc%5Etfw">August 27, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<span><a name='more'></a></span><div><br /></div><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">王者の老い:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>2020-21シーズンにかけてJリーグ連覇を果たした当時の川崎は計11人のベストイレブンを輩出しており、そのうち谷口、旗手、守田、三笘、田中碧はご存知の通り海外移籍によるステップアップを果たしています。</li><li>残りの、ジェジエウ、家長、レアンドロダミアン、山根、登里、脇坂、チョンソンリョンは今も在籍していますが、家長は37歳、ダミアンは34歳、登里は32歳。ジェジエウは29歳ですがコンディション不良に悩まされていて、ここ2シーズンで計14試合の出場にとどまっている。GKのチョンソンリョンは別として、フィールドプレイヤーでは脇坂だけがピークで、また抜けた選手やパフォーマンスが落ちている選手の穴埋めに成功したと言えるのは、左ウイングのマルシーニョのところくらいでしょうか。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>そのリーグを席巻していた頃の川崎は、build-upはあまりクオリティがないのですが敵陣に入ってからの崩しが強力で、それは三笘とダミアンというリーグの歴史においても稀代のタレントによるところが大きいのですが、かつ若くフィジカル的に優れた選手が多かった時期は、敵陣でのpressingも強力で、総じて敵陣でプレーする能力が高いチームでした。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>一方で今は先述のように、若く才能ある選手に以前ほど恵まれておらず、またベテランの高齢化が顕著なこともあり、川崎は走れないチームになっている。</li><li>走れないことで一番影響が大きいのは、敵陣でpressingを仕掛ける能力の低下で、特に川崎の場合は、鬼木監督のコメントでもありますが、</li></ul><div><br /></div></div><div><div><blockquote><a href="https://www.jleague.jp/match/j1/2023/082605/live/#coach" target="_blank">自分たちの戦い方はマンツーマンではないので、中間、ぼかし(の守備)が肝だが、そこが弱気になったりすると、今日の前半のようになってしまう。システムを変えながら最終的には対応したが、そうしなくても本来圧力のある守備をしないといけないと思います。</a></blockquote></div></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>特に相手が4バックだったら前線3枚が中間ポジションを取ってパスコースを切る。2列目のMFが受け手のところで回収…というpressingの仕方のイメージだったと思うのですが、まず小林、家長、瀬川の前線のところで全然コンサのボールを持っているDFやGK高木に対して制限をかけることができていなかったと思います。</li><li>マンマークじゃないから人を捕まえることはしないと言っても、コンサのようにGK付近でボールを持つチームに対しては広く守る、長い距離を走る必要性はあり、特に家長と小林だとそれはかなり難しそうだなと見えました。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>そして、逆に川崎がボールを持っている時には、コンサがマンマークで捕まえてくるのですけど、川崎はコンサのDFを外したり引きつけたりする部分では相変わらずクオリティ不足なので、結局チョンソンリョンが誰かに蹴るだけなのですが、そのボールの処理役としても小林では厳しそうな感じでした。</li><li>またこれまでは、家長がフリーマンとして自由に動いてボールを引き出したりして何らかbuild-upらしきものを成立させることもありましたが、この日の家長は割と前線に張っていて、それは多分対面の福森を固定する役割があったと思うのですけど、まず川崎はウイングへのボールのdeliveryができないし、入ったとしても家長と瀬川は対面のDFをぶっちぎれるタイプではないので(福森は途中から切れてきてファウルで止めるところもありましたが)これもそこまで脅威はありませんでした。</li></ul></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">その先はノーアイディアだとしても:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>川崎がpressingもbuild-upもできないチームに成り果てていた、というだけでかなりコンサにはチャンスでした。</li><li>コンサは、WBにボールを渡した先に何があるかというと何もないのですけど、とりあえずWBにボールを渡すことだけはできる。コンサのWBにボールが渡ると、川崎は家長と瀬川も戻って撤退するので、そこからカウンターでコンサのゴール付近に出ていくことはさらに難しくなります(マルシーニョが出てくれば別)。</li><li>ですのでサッカーを陣取りゲームだと考えた時に、<b>両チームともとりあえずサイドで高い位置をとる選手にボールを渡せば、対面の、攻撃で重要な選手を向かう先のゴールからかなり遠ざけることができる構図</b>なので、とりあえずWBにデリバリーはできるコンサの方が前半は優勢でした。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>そしてコンサの右のルーカスと、川崎の左の佐々木のマッチアップは、この日のピッチ上で最もそのクオリティに差があるマッチアップの一つだったと思います。ルーカスは攻守両面でほぼ対人が全勝で、佐々木はルーカスに突っ込んでファウルしかできなかったです。</li><li>また佐々木が左サイドでボールを持った時に、ルーカスを突破することもできないので、川崎はこのサイドを佐々木に任せることはできなくなっていたし、マルシーニョというパワーバランスを大きく覆す選手が入るまでこのサイドは川崎には問題が多かったと思います。</li></ul></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>ボックス内に入れないコンサでしたが、27分に福森のFKの跳ね返りをスパチョークがびっくりボレーで先制。</li><li>35分には、馬場のパスをスパチョークがボックス内で受けて(このようなボックス内の侵入は本当に少なくて前半ほぼこれだけでした)、切り返しで山根を外して、クロスを駒井が詰めて0-2。川崎は前半シュート0本で終わります。</li></ul></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">自分に矢印を向ける:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>後半頭から川崎はシミッチ→瀬古、瀬川→マルシーニョ。橘田がアンカーにスライドします。</li><li>川崎はさっそくマルシーニョにボールを集めます。ただ彼は三笘のように止まった状態から状況を打開できるというよりは、ある程度スピードに乗ってプレーする必要がある。ですのでコンサはマルシーニョの前方のスペースを空けないように、具体的には田中駿汰は攻撃参加を自重した方が良さそうだと思いましたが、やはりコンサはコンサなのでそのような素振りはありませんでした。</li></ul><div><br /></div></div><div><ul style="text-align: left;"><li>このツケは早々に払うことになります。荒野のパスを浅野のところで拾われてマルシーニョのカウンター発動。VARで判定が覆って岡村が退場になったのがまだ53分でした。</li><li>コンサは浅野を下げて宮澤を投入しますが、60分過ぎくらいまではまだ川崎が数的優位を活かせず宮澤でも対処できそうな感じではありました。1人少ないけど、コンサはスペースを消す守り方ができないため、マンマークを続けたそうな感じで、逆に川崎としては数的優位を利用してコンサの守備をゴール前に釘付けにしてまず押し込みたいところでしたが、結局そうなったのはGK高木のミスでスコアが1-2になってから。</li><li>佐々木の同点ゴールの局面のように、川崎が押し込んだ形になると、コンサは1-5-3-1のような布陣で耐えようとしますが、大外のWBが引っ張られて簡単にその内側にスペースができるので、そこにマルシーニョが走る形から川崎はようやく突破口を見つけます。</li><li>押し込んだ後は、川崎は狭いスペースでこじ開けられるパワーのある選手が必要になる。まず宮代からで、ダミアンがATまで出てこなかったのはコンディションの観点でしょうか。ダミアンがもっと稼働できるならコンサは耐えられなかった気がしますが、川崎のクオリティ不足に終始助けられて2−2で終了。</li></ul></div><div><br /></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【川崎フロンターレ×北海道コンサドーレ札幌|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第25節 | 2023シーズン|Jリーグ <a href="https://t.co/AiRjoqAwnt">https://t.co/AiRjoqAwnt</a> <a href="https://twitter.com/YouTube?ref_src=twsrc%5Etfw">@YouTube</a>より</p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1695467933626241531?ref_src=twsrc%5Etfw">August 26, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>岡村のレッドカードの前も後も川崎は終始いいところがなく、その意味では等々力で勝ち点3を持ち帰る千載一遇のチャンスでした。ただ、その岡村のファウルに繋がったプレーも元を辿ると自ら蒔いた種であって、その意味では単にアンラッキーだったで終わるのではなく、自分に矢印を向けることがまだできるのではないかと思いました。</li><li>総じて、川崎が賞味期限が切れて高齢者のチームだとしたら、コンサもすでにそうなっているので、後期高齢者といったところでしょうか。そんな両者の対戦でした。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-45813853894375077732023-08-21T00:22:00.000+09:002023-08-21T00:22:01.501+09:002023年8月19日(土)明治安田生命J1リーグ第24節 京都サンガF.C.vs北海道コンサドーレ札幌 〜「走り」への依存が招くクライシス〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgZp7h6KUHF41uivmURyOzYqcMUl3UZbx1gUcj-MueHGJebGaZQdMjVgodxFyvxvBHQP4Usi-ADUSkfHxVoHZHjcLREnAoqMGJX7BXY7a5FZhA8H7etffKs6sk5g4r-OpYGu9VLq4q3AKGwlXfSrorTP91C_7ZT8Pj26bp0q5CjA-F7Povf9Ap1sDhb14L8/s1760/TACTICALista_2023820233.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgZp7h6KUHF41uivmURyOzYqcMUl3UZbx1gUcj-MueHGJebGaZQdMjVgodxFyvxvBHQP4Usi-ADUSkfHxVoHZHjcLREnAoqMGJX7BXY7a5FZhA8H7etffKs6sk5g4r-OpYGu9VLq4q3AKGwlXfSrorTP91C_7ZT8Pj26bp0q5CjA-F7Povf9Ap1sDhb14L8/w640-h480/TACTICALista_2023820233.png" width="640" /></a></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>京都は、CB井上が前の試合で負傷でアピアタウィア。左SBは三竿が初先発。白井が夏に移籍して、右SBには福田が入ることが多くなりました。</li><li>札幌は小柏がまたまたまたまた離脱で青木が11節以来のスタメン復帰。役割的には小林がCFで青木はシャドー、または京都のアンカーをマークするトップ下。</li></ul><div><br /></div></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Jリーグ - J1 第24節 京都サンガF.C. vs. 北海道コンサドーレ札幌 - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/exoO55g2im">https://t.co/exoO55g2im</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1693267753204080645?ref_src=twsrc%5Etfw">August 20, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><span><a name='more'></a></span><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">京都がそこそこ前進に成功:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>序盤から15分くらいまでは京都がコンサゴール付近でプレーする機会が多く、まずまず狙い通りにプレーできていたと言えるでしょう。</li><li>京都は、基本的には特に相手を剥がしてボールを運べるわけでもないし、相手ゴール前で必殺のパターンを持ってるわけでもない。守備もすごく整備されているという印象がなくコンサよりも下の順位にいますが、この試合は、ロングボールをうまく使って敵陣侵入に成功していました。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>各種メディアの表記だと山﨑がセンターFWで豊川が右ですが、実際は豊川がおそらくスタートでは中央付近にいて、岡村とのマッチアップを作り、そこから左右に動いたり下がったりして、岡村を動かしつつ山﨑とポジションをシャッフルして、前からくるボールには強いコンサのDFに簡単にクリアされないようにしながらロングボールをキープして、京都の得意のパターンであるSBの攻撃参加によるサイドアタックを引き出していました。コンサはロングフィードをクリアできず、押し込まれます。</li><li>またボール非保持の際はコンサのDFに対してほぼ同数でプレッシング。大した前進の手段を持たないコンサはここでも苦労して、敵陣侵入が難しくなります。大体このような構図は、京都のプレッシングが(暑さゆえの体力配分もあり)ひと段落する15-20分くらいまで続いていました。</li></ul><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">前線の相性とクオリティの総和:</h3><ul style="text-align: left;"><li>コンサは小林がフリーマンで、彼がまずボールに触って攻撃の時間を作るイメージだったのかもしれませんが、そもそも小林に縦パスが入らないのが序盤の状況だったと思います。</li><li>前線の構成は、下がってくる小林と、裏を狙える青木と浅野。この組み合わせ自体はそこまで悪くない印象で、試合の中で青木は2回チャンス(ボックス付近でのシュート)があり、それぞれ裏抜けとマイナスクロスに対するdesmarqueで、ここだけを切り取ると青木の持ち味は現れていた感じはします。</li><li>一方で、コンサの前線の浅野はスピードがあり長い距離を走れるのですが、青木と小林は長い距離を走ることが得意なタイプではないので、コンサとしては敵陣でボールを奪ってショートカウンターとするか(開始早々に駒井のチャンスがありました)、まず小林のポストプレーが成功して敵陣で起点を作ったりしないと、なかなか攻撃の形にはなりにくかったように思えます。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>29分にゲームはターニングポイントを迎えます。京都の木下がおそらくアクシデントで交代。夏のマーケットで加入したベルギー帰りの原が投入されそのまま左に。</li><li>この原が非常に効いていて、コンサにとっては厄介だったのが、原は木下以上にボールが収まるので、京都は再びコンサ陣内でプレーする時間を増やすことができるし、コンサは原にボールが入るたびに自陣に戻ってプレーしないといけない。ベルギーだったりスペインだったりでプレーしていると、コンサの1on1に依存したディフェンスはかなりイージーなのかわかりませんけど、原はボールが入ると全く慌てる様子がない(プレーのスピードを必要以上に上げずゆっくりしている)のが印象的でした。</li><li>その原が倒されてPK、自ら決めて京都が先制します。PKに繋がったプレーはハイライトでご確認いただきたいのですが、コンサは原のマークの駿汰、そしてカバーリング(という概念がコンサのDFにあるなら)をするべき岡村もやや集中力を欠いたように見えました。</li></ul></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>前半ATにコンサにはラッキーな形でPK。しかし浅野が失敗して後半に入ります。</li></ul></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">足も止まりゲームもクローズ:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>後半から京都は負傷とみられる山﨑を下げてイヨハを投入。スポナビだと松田がトップ下の1-5-2-1-2のようなシステムになってますが、ともかく5バックで、セットする際は前線3で守ることが多かったと思います</li><li>基本的に京都は前から捕まえる意識が強いのですが、最終ライン4枚でコンサのようなサイドチェンジを多用するチームを守る能力はない(DFがそこまで1対1に強くないから中央に侵入されるし、4枚だと中央で必ず誰か浮きやすい)ので、この選択は非常に良かったと思いますし、京都の高めの5バックの背後をコンサが強襲するような素振りもなかったので試合は落ち着き始めます。</li><li>71分にコンサは切り札でありポストプレイヤーのキムゴンヒ(ゴニ)を投入。ただ、京都がDFを増やして中央を固め、またマークもはっきりしていたのでこの試合はゴニの足元に縦パスが入らず不発に終わります。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>73分に京都が福田のゴールで追加点。これも直接関与した選手(岡村)の集中力の欠如を感じますが、そもそも完全に福田に背後を取られているし、トランジションの後に歩いている選手もいたりで、戦術以前にコンサは全体的に元気のなさを感じます。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>77分に京都は豊川→谷内田、アピアタウィア→パトリックで守備は1-5-4-1に。ほぼこれでクローズしてゲームは終わります。</li></ul></div><div><br /></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【京都サンガF.C.×北海道コンサドーレ札幌|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第24節 | 2023シーズン|Jリーグ <a href="https://t.co/tiVAsaKTv8">https://t.co/tiVAsaKTv8</a> <a href="https://twitter.com/YouTube?ref_src=twsrc%5Etfw">@YouTube</a>より</p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1693267920632291475?ref_src=twsrc%5Etfw">August 20, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>最近私も外でサッカーとかフットサルにたまに誘われるのでよくわかるのですが、とにかく暑くて吉田麻也の言う通り命の危険を感じます。というかフルパワーで何回もスプリントするとそのうち自分はぶっ倒れるんじゃないかという恐怖感があって、私の場合はプレーをセーブしているのですが、夜開催のJリーグにおいてもどうしてもピッチ上のエネルギーは限られてくるなという感じがします。</li><li>走れないのは仕方ないとして、コンサの問題は、ほぼあらゆる局面においてボールよりも人がかなり頑張って走らないと局面での課題を解決したりクオリティを担保できない戦術面にあり、夏の酷い暑さに加え、特にボールを持っている時は金子の走力を失ったのが(小柏以上に)影響していると感じます。</li><li>あとは、ロングボールで1発で自陣で起点を作られてしまうなら、もうすでに敵陣で相手と同数でマークしている風にセットするのは無意味に感じます(前線を1人削ってスイーパー役を置くなどがいいのでは)。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-27440122557313943702023-08-14T01:05:00.003+09:002023-08-14T01:05:19.374+09:002023年8月12日(土) 明治安田生命J1リーグ第23節 北海道コンサドーレ札幌vsサガン鳥栖 〜頼みの異分子〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjxr24alZdx2qBMLbRDchiegXvjFkc9H1i360PtSi5lPIccLc2Jt-A6qH1oAjdNQF8lppHnEZBRnl4bIGMdc8ioLOlt2lvw2dJbAkgOJAfE7OC1rK2kUdAZnoUKmSLY3FXzBej5FggoPHXFiywckvwZ1V9Qv9erMWsFffQWXzD3bFd-EphmxGrbMYRblc-k/s1760/TACTICALista_2023814010.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjxr24alZdx2qBMLbRDchiegXvjFkc9H1i360PtSi5lPIccLc2Jt-A6qH1oAjdNQF8lppHnEZBRnl4bIGMdc8ioLOlt2lvw2dJbAkgOJAfE7OC1rK2kUdAZnoUKmSLY3FXzBej5FggoPHXFiywckvwZ1V9Qv9erMWsFffQWXzD3bFd-EphmxGrbMYRblc-k/w640-h480/TACTICALista_2023814010.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>鳥栖は夏のマーケットでCBの田代が福岡に移籍。もっともファンソッコ復帰後は序列が下がっていたので、そこまで大きな影響はないかもしれません。右SBは原田が負傷で19歳の楢原。本来はMFのようです。FWは小野の起用が多いですが不在で、富樫が起用されています。</li><li>札幌は小林が第6節以来のスタメン復帰。Football labだと小林は4-6節でFW起用になってますが、私の記録だと普通にMFでした。なので、この試合が初めて小林がFWとしてスタメン起用されたことになります。最初はパッとしなくても後々こういうのがハマったり影響力を持ったりすることもあるので、一応時系列は押さえておきましょうか。</li><li>他、前節の鹿島戦でそこまでよくなかった馬場が再びベンチスタートで、福森は結構久々に、リーグ戦では15節以来のスタメンなんですね。割と顔は見ていた印象なのでそのようなイメージはなく意外でした。</li></ul><div><br /></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Jリーグ - J1 第23節 北海道コンサドーレ札幌 vs. サガン鳥栖 - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/qj48lAHh1k">https://t.co/qj48lAHh1k</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1690746018848186368?ref_src=twsrc%5Etfw">August 13, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><span><a name='more'></a></span><div><br /></div></div><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">とりあえず「手足は動く」印象:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>サクッと構図を言うと、鳥栖がボールを持っている時は、鳥栖はコンサの1on1基調の守備を外せる仕掛けや個人能力がなくて、これまでの対戦での傾向通りGKパクイルギュのロングフィード頼みという感じで前進に苦労しました。</li><li>Jリーグでよくある(というかほぼ全チームそう)、マンマークで厳しくこられるとどうしようもなくなるチームにおいては、ヴィッセル神戸の大迫や、鹿島の鈴木優磨やのようなポストプレーができる(DFからすると、ボールを押し付けられる)FWの有無が重要になります。富樫の起用はその辺も意識したのかもしれませんが、岡村相手に富樫だとちょっと難しそうで、鳥栖のボール保持は正直なところ大した有効性を感じませんでした。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>けどスタッツ的にはボール支配率を見ると、まずまず鳥栖がボールを握っていたように見えます。それはまずゲームがとにかくオープンだったから。</li><li>札幌ドームだからピッチ上の体感的な暑さはないはずなのですが、な<b>ぜかわからないけどこの試合は早々に両チームとも足が止まって、コンサはまぁいつも間延びしている(言い方を変えれば広く守っている)ので違和感ないとして、鳥栖もかなりきつそうで後半の早々からラインを押し上げるのが機能しなくなっていた</b>と感じます。まぁお互いにロングボールが多すぎるから、っていうとそれまでなのですが。</li><li>オープンな展開でお互い組織が機能しない殴り合いだったので、お互いにボールを回すというかどんどん前に蹴る、走る、失う、みたいな展開の連続でそこそこ攻撃機会をシェアするような感じでした。</li></ul></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>一方でコンサがボールを持っている時は、鳥栖は1-4-4-2でセットしていわゆるミドルゾーンくらいで1列目が動く。鳥栖は一応、自分たちがボールを運べない状況もおそらく想定していて、だからどっちかというとプレッシングで高めの位置でボールを奪ってショートカウンターを考えていたように思えます。</li><li>ただ鳥栖は明確な奪いどころを考えている感じもしなくて、コンサのボール保持を中央なのかサイドなのかどこに誘導するかはよくわからない(それはポリシーがと言うより、ストロングポイントが)感じでした。</li><li>だから<b>鳥栖の守備は、私の印象ではラインの押し上げにかなり依存していて</b>、コンサのFWの選手がDFを背負った状態で、かつコンサが足元にパスを出すシチュエーションだとそれなりにFWに窮屈なプレーをさせることに成功していたと感じます。ただ前述の通り、途中から押し上げができなくなって間延びし放題でもありました。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>一応コンサとしては、鳥栖相手なら頼みのWBには配球できるし、WBの進路を塞がれているわけでもないので、相変わらず中央にクロスボールの終着地となる選手はいないけど、まずWBに渡すという得意のパターンは発動していたので、「手足は動く」と評しました。</li></ul></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">コバ兄FW起用の影響:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>あんまり語ることがないのですが小林の話を書いておきます。</li><li>基本的には、最初10分くらいはトップにいたのですがその後はほぼフリーマン化していて、それでも25分か30分くらいまでは「下がってくるFW」っぽい感じだったと思います。すなわち体の向きが自陣ゴールを向いて、なんらか相手DFを背負ったりした状態でボールに触ろうとしていました。</li><li>そこからさらに時間が経過すると、もう完全にFWの見た目ではなくなっていて、それこそ駒井がよくやる、DFのすぐ近くまで降りてきて前を向いた状態でDFからボールを引き取って攻撃を開始するような振る舞いになっていました。</li><li>当然、前線は1人分枚数が減るのですが、どっちみちコンサは前線の選手の個人突撃でなんとかしようとするので、その意味では小林がどこにいてもあまり影響はなかったかもしれません。</li><li>あとは、左利きなのでサイドへの展開は左の菅を狙ったものが多くなります。この点は菅への展開は何度かありましたけど、それに偏らないように考えていたようには見えました。どうかは知りませんけど。</li><li>SPORTERIAのスタッツを見てもなんとも言えない感じですね。コンサはルーカスがボールを失わないし相手DFを引きつけられるので、ルーカスに渡ると駿汰が近寄っていくのでそういうタッチ位置の座標になっているとは思います。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【更新情報】<br /><br />J1 第23節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9C%AD%E5%B9%8C?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#札幌</a> 1 - 1 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%B3%A5%E6%A0%96?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#鳥栖</a><br />のデータ画像📊をアップしました!<a href="https://t.co/jq4x0hwupr">https://t.co/jq4x0hwupr</a><br /><br />SPORTERIAのブログ機能では、これらの画像を自由に使えます💡<br />試合のレビュー📝にぜひどうぞ!<a href="https://twitter.com/hashtag/consadole?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#consadole</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/sagantosu?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#sagantosu</a></p>— SPORTERIA (@SPORTERIA_JP) <a href="https://twitter.com/SPORTERIA_JP/status/1690288351600095232?ref_src=twsrc%5Etfw">August 12, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><h3 style="text-align: left;">オープン合戦の行方:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>鳥栖は後半頭から菊池→福田。この交代はよくわからないです。</li><li>オープン展開から浅野のゴールでコンサが先制して、56分に岩崎→横山。岩崎はやはりスペースがないと沈黙するので、それは長沼も似た傾向で、ですので横山は割と対面のDFに突っ込める選手ということでこの局面では重要な交代だったと思います。もっともここからどんどんオープンになるので、岩崎が残っていたら本領発揮だったのかもしれませんが。</li><li>一方コンサは69分に小林→スパチョーク。間延びしてる展開だったので小林を残すのもありな気がしましたが、小林は小柏と入れ替わると(ボール保持時に頻繁に降りてくるなら必然とマーク関係もスイッチしがち)河原のマークになることも多く、一応、鳥栖は河原になんとか前を向かせようとしている感じはあったのでその意味では交代はありだと思います。</li><li>ただ終了間際に、その河原がピッチ上で1人だけ別の燃料を積んでいるかのような見事な動きから同点ゴール。コンサは中村の対応を見てもそうですが、完全に足が止まって陣形も下がっていました。</li></ul></div><div><br /></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【北海道コンサドーレ札幌×サガン鳥栖|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第23節 | 2023シーズン|Jリーグ <a href="https://t.co/HLNOwPRQI2">https://t.co/HLNOwPRQI2</a> <a href="https://twitter.com/YouTube?ref_src=twsrc%5Etfw">@YouTube</a>より</p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1690746717661204480?ref_src=twsrc%5Etfw">August 13, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>まだこの試合だけだと小林を使うbenefitの方が大きいか判断が難しいです。ガンバ戦のように、相手がアンカーを置く時に2トップの下でアンカーとマッチアップさせるのが一番無難だと思います。川崎はそういう陣形ですよね。京都も多分そう。じゃあ次の2試合は小林スタメンでもいいかもしれません。</li><li>全体としては、結局小林が下がってくるなら、中盤に小林、駒井といて、そんなにインパクトがない感じはします。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-50598100321708253792023-08-07T00:53:00.003+09:002023-08-07T00:53:36.887+09:002023年8月6日(日)明治安田生命J1リーグ第22節 鹿島アントラーズvs北海道コンサドーレ札幌 〜何度目のリスタートか〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjoGpXZtLke9xRhqXcn6wmxHoNfA0yftQHPu7qmFTPbGUDMsP2HY1C3NA7_HeQdYlsnRcoFodWZwA7MYDEr1Hb6xD6-10Tx8C0kGyAGXfAnDYEObCdtuByLpbrRhuM7RcCmGg92eOaCTEoTIa6u0UZV2Wc58uAk_6purrSjnNNipn6ITVnuzVOIC-Z1gFnl/s1760/TACTICALista_202387020.png"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjoGpXZtLke9xRhqXcn6wmxHoNfA0yftQHPu7qmFTPbGUDMsP2HY1C3NA7_HeQdYlsnRcoFodWZwA7MYDEr1Hb6xD6-10Tx8C0kGyAGXfAnDYEObCdtuByLpbrRhuM7RcCmGg92eOaCTEoTIa6u0UZV2Wc58uAk_6purrSjnNNipn6ITVnuzVOIC-Z1gFnl/w640-h480/TACTICALista_202387020.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>水曜日に天皇杯が開催された関係で日曜日開催となったリーグ戦の再開節。鹿島は天皇杯はすでに敗退していたようでコンディション的には優位かもしれません。札幌は、柏からそのまま移動したのでしょうか。天皇杯は負傷者を除いたほぼベストメンバーでしたので、いずれにせよあまり良い条件ではないのは事実だと思います。</li><li>また両チームとも中断期間に主力選手が海外移籍していて、鹿島はSBの常本、札幌は金子。鹿島は須貝をすぐに穴埋め的に獲得したこともあり、札幌の方がダメージは大きいでしょう。</li><li>他、鹿島は安西が出場停止、札幌は菅野、宮澤がおそらく負傷で、岡村は天皇杯を欠場しましたがこの試合には間に合ったようです。</li></ul><div><br /></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Jリーグ - J1 第22節 鹿島アントラーズ vs. 北海道コンサドーレ札幌 - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/Dv5FIr35ES">https://t.co/Dv5FIr35ES</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1688214636838154240?ref_src=twsrc%5Etfw">August 6, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><span><a name='more'></a></span><div><br /></div></div><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">いつもの鹿島、いつものコンサ:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>キックオフ直後に通常このようなアクションを取るのは稀なので、鹿島の先制点はデザインプレーだと思います。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">/<br />なんと開始12秒弾‼<br />\<br /><br />鹿島がキックオフ12秒で<br />樋口が電光石火の先制弾💥<br /><br />🏆明治安田J1第22節<br />🆚鹿島×札幌<br />📺 <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信 <a href="https://t.co/8YVpUfTOdY">pic.twitter.com/8YVpUfTOdY</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1688116205377269761?ref_src=twsrc%5Etfw">August 6, 2023</a></blockquote><div><ul style="text-align: left;"><li>やってることは、2トップが両方とも同じサイドに流れて札幌のCB2人を中央から外す。SBの中村が絞って対応しますが、中央1人では守れるわけがないのと、抜け出した鈴木のカバーに動いて背後を見れなくなったところで樋口がうまくそこを突きました。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>以降も鹿島は、2トップが積極的にゴール前から離れて、札幌のCBを動かしつつ前線で起点になるプレーを繰り返します。</li><li>鹿島の配置は、表記上はサイドハーフの樋口と仲間が割と中央に寄ってプレーしていて、大外はたまにSBが使うという程度。この中央寄りのポジショニングは、マンマークの札幌のSB、田中駿汰と中村を本来の位置から動かして、岡村と馬場の2バック気味にする上で有効だったと思います。</li><li>その2バックvs鹿島の2トップのマッチアップでは、正面からくるボールには岡村も馬場もそこそこ対抗できるのですが、垣田と鈴木がサイドのスペース(駿汰と中村が動かされて開いたところ)に流れるとCBの個別対応で対処することは難しく、コンサは鹿島のロングフィード1発で起点を作られる、そしてDFが鹿島のプレーを切ることが難しいので、ロングフィードだけで間延びした状況を作られることが多かったと思います。</li></ul><div><br /></div></div><h3 style="text-align: left;">再構築の必要性:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>金子をクロアチアに送り出したコンサは、久々に右ルーカス、左菅の順足WB(実質的にはウイングかサイドハーフ)に戻してきました。ルーカスは対面の溝口(高卒2年目、リーグ戦初スタメン)に対して、ボールさえあれば格の違いを見せつけます。</li><li>しかし右利きのルーカスは基本的にはコーナーフラッグに向かってドリブルするので、自陣からでも1人で仕掛けて直接ゴール方向に向かって相手DFを引きつけたりできていた金子とは異なり、コンサはルーカスの右クロスに合わせる選手を必要としていたように思えますし、それは小柏(1回だけ惜しいヘディングシュートあり)と浅野では軽すぎます。</li><li>そもそも最近のコンサは、速攻に振りすぎていて、WBにボールが入ったときにFWの選手がいいポジションを取れていることは稀で、今後また左右からアウトスイングのクロスボール主体の攻撃に移行する(戻る)なら、少なくとも鹿島のようなセンターラインが強力なチーム相手には準備不足を露呈していたと感じます。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>そして金子は自陣からでも敵陣に向かってプレーできる傑出した運動能力がありますが、ルーカスを活かすにはまずルーカスが右サイドのタッチライン付近に張った時に、そこにボールを配球できることが必要になる。</li><li>かつては福森と、チャナティップがその仕事を担っていましたが、前者はポジションを確保することが難しく、その福森の代替で代替で台頭してきた中村の存在は好材料ではあるものの、この日は鹿島の前線の選手がコンサのDFに対して高い位置から監視するので、DFから長いボールをWBに届けることは難しい状況でした。WBに届けるのが無理なら直接FWに、というのも、浅野、小柏、駒井の軽量級が揃う前線だと難しく、コンサは総じて鹿島陣内に入る段階で苦戦していたと感じます。</li></ul><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>後半になると鹿島が先に交代カードを切ります。アウトサイドの選手から変えていくのは、戦術的なタスクは違えども札幌ドームでの対戦(5月)と同じで、消耗しやすい選手がわかっているので早めに手を打ったなと感じました。</li><li>コンサは、この試合に限らず、ペナルティエリア付近でポストプレーができるキムゴンヒ(ゴニ)がジョーカー。ただゴニはあまりプレスが得意ではないようで、相手の足が止まってくる時間帯で起用されることが多い。この日もミシャはゴニを入れるタイミングを見計らっていたと思いますが、なかなか鹿島の足が止まらず、そしてセットプレーから3点目を許してしまって難しい展開になりました。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">🎦 ハイライト動画<br />🏆 明治安田生命J1リーグ 第22節<br />🆚 鹿島vs札幌<br />🔢 3-0<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%B9%BF%E5%B3%B6%E6%9C%AD%E5%B9%8C?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#鹿島札幌</a><br /><br />試合レポートはこちら👇<a href="https://t.co/uLg3tEpzW9">https://t.co/uLg3tEpzW9</a> <a href="https://t.co/aaWb4vnBE6">pic.twitter.com/aaWb4vnBE6</a></p>— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1688207047865634816?ref_src=twsrc%5Etfw">August 6, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><div><br /></div></div></div><div><ul style="text-align: left;"><li>結局コンサが動いたのは74分。青木、小林、スパチョークを入れて、ゴニの投入は小柏が傷んだ79分まで待つことになります。</li><li>高い位置から守備を開始する(≒広く守る)スタイルならゴニはひとまずジョーカーでいいとして、小林はまだコンサが使い方を見出せていない選手で、左利きで得意なエリアが被り気味の浅野とどう組ませるか、またゴニと並べると足が早くない選手同士でカウンターの際に不都合が生じる…という選手の組み合わせの問題もあるのですが、本質的にはビルドアップがうまくなくて後ろからボールが届けられないコンサにおいて、小林はゴール前にいるべきかやや下がった位置なのか、それとももっと下がった位置(所謂ボランチ)で仕事をするのか、チームとしても小林本人としてもまだ試行錯誤している感じはします。</li></ul></div><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>まず1人で攻撃機会を、それも90分のうち何度も作っていた金子を失ったことでかなりダメージは大きそうだな、というのが天皇杯を含めての感想です。ただ、仮に金子がいたとしても、センターラインに強い選手が揃っている鹿島相手には、放り込むだけでは難しかったと思います。</li><li>残りのマーケットで選手獲得があるかは不明(欲しいけど、アウトの選手はみんな期限付きなのでそこまでまとまった資金はない)なので、とりあえず原戦力でやることになると思いますが、小林のようにまだフィットしきてない選手もいるのでまずはそこに手をつけるべきでしょうか。もっともそれは実戦を繰り返して徐々に合うのを待つ、という感じなのかもしれませんけど。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-2727134460732173952023-07-16T00:29:00.003+09:002023-07-16T00:29:58.188+09:002023年7月15日 明治安田生命J1リーグ第21節 北海道コンサドーレ札幌vsアルビレックス新潟 〜応急措置と対応力〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEja2s8QJie1KkOXEWRU6yBaULEgvN49v8tbf0S4kki_Qj_Qo-UgENtJO9vTSryuc-IBU07vsg9v6NXrILG1CQ2TTEub0SU2krwmCaaOMVGwsj1itQ7y2dxPuBo9Y-dFq8ZgAvOJFpB8-QOyqwlrSlmgLOpZJO5T5UHEH-5ky5_xS1W--TU9LLi-q6b1g1JI/s1760/TACTICALista_2023715203.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEja2s8QJie1KkOXEWRU6yBaULEgvN49v8tbf0S4kki_Qj_Qo-UgENtJO9vTSryuc-IBU07vsg9v6NXrILG1CQ2TTEub0SU2krwmCaaOMVGwsj1itQ7y2dxPuBo9Y-dFq8ZgAvOJFpB8-QOyqwlrSlmgLOpZJO5T5UHEH-5ky5_xS1W--TU9LLi-q6b1g1JI/w640-h480/TACTICALista_2023715203.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>3日前の水曜日に開催された天皇杯から中2日。両チームともターンオーバーしており、札幌は大分でヴェルスパ大分相手に勝利、新潟は豪雨の富山でカターレ富山相手に延長戦の途中で試合中断という珍しい状況に。この日のスタメンの中では、荒野、ルーカスと、相変わらず替えのきかない岡村がスタメンで45分プレー。他、中村、田中駿汰、菅も岡村と交代で45分プレーしており、一概にホームの札幌の方がコンディションはいいとは言えない状況かもしれません。</li><li>そして新潟は、ハーフシーズン17試合で7ゴール4アシストと傑出していた伊藤涼太郎がベルギーへと旅立って、以降の3試合は左右どちらかのウイングを務めていた三戸が中央に移動、ダニーロ ゴメスがスタメンに昇格する形でしたが、この日は松田を右でスタメン起用(J1初?かと思えば今年2試合目、18歳のマリノスでのシーズンも6試合もスタメンで出てるんですね)。</li><li>最終ラインは千葉・マイケルジェームズのベテランユニットが故障等もあり稼働が落ちて、トーマスデンと、左SBで堀米(負傷欠場)の2番手だった渡邊のCBでの起用が増えているようです。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>札幌は天皇杯で2ゴールの高校3年生・出間がベンチ入り。スタメンはここ数試合と同じで、ディナモザグレブへの移籍秒読みとされる金子も右WBでスタメン出場。</li></ul>
<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">Jリーグ - J1 第21節 北海道コンサドーレ札幌 vs. アルビレックス新潟 - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/okhImqInzm">https://t.co/okhImqInzm</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1680238144996904960?ref_src=twsrc%5Etfw">July 15, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
<div><br /></div><span><a name='more'></a></span><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">新潟はアウェイモードを採用:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>リーグ戦前半戦、第3節のビッグスワンでの対戦では、新潟はコンサに対してどこでボールを奪えるか、できれば高い位置で奪えるかある程度試していた感がありますが、雨の厚別での対戦となった今回はボールの回収位置をかなり低めに設定していました。DAZN中継で、前半終了時、後半終了時にボール回収位置がプロットされたマップが表示されるので参考になると思います。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>コンサは両ワイドに1対1に強いウイングを備えている、Jリーグでは希少なチームで、速攻・遅攻を問わず金子とルーカスのドリブル突破が1試合で数回は期待でき、相手からするとここをいかに封じるかが焦点になります。</li><li>金子は特に90分アップダウンできる体力と力強さがあるので、<b>敵陣でボールを待っていてから高い位置で仕掛けるだけでなくて、自陣低い位置でボールを受けてもドリブルでボールを運べるので、新潟からすると金子がWBにいると、ボールロストした直後の陣形が整っていない状態でゴールに突っ込んでくる速攻も警戒しないとならなくなる。</b></li><li>このコンサの速攻対策としては、ボールを失う位置や状況、ピッチ上の状態をコントロールしておく必要があって、新潟はこの点においては鈴木にさっさと放り込んで中盤を省略することで対処していたと思います。</li></ul></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>コンサの速攻を封じた上で新潟の対策としては、前節の福岡がとったやり方と似ていて、一言でいうとSBとSHの連携でコンサのウイングの縦と中を封鎖していたと思います。SBが早めに中央を離れて縦を切り、SHが戻ってきて中央を封鎖。</li><li>SHの後ろ方向の仕事が多くなるとハイプレスは捨て気味にならざるを得ないのも、前節の福岡と似ていて、新潟のボール回収位置はかなり低くなっていました。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhwh1z7NMsL_GMhqf1kFROaTEBOxpU_e1VgbRKlx6f2-Attu8FV_gHHl8-_yvG3_XOuH1VuDzQGMou2_XdhSJaw5aeEBagN-RjALNcX-ksCLh-Plb1lUt39JgeylC6Y-LcBou9oiBlYXHOAHC-tW3RfTWCEbuJDKbgATC7hXt7fI0_yDSyl3zalI5kCm6PH/s1760/TACTICALista_20237152038.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhwh1z7NMsL_GMhqf1kFROaTEBOxpU_e1VgbRKlx6f2-Attu8FV_gHHl8-_yvG3_XOuH1VuDzQGMou2_XdhSJaw5aeEBagN-RjALNcX-ksCLh-Plb1lUt39JgeylC6Y-LcBou9oiBlYXHOAHC-tW3RfTWCEbuJDKbgATC7hXt7fI0_yDSyl3zalI5kCm6PH/w640-h480/TACTICALista_20237152038.png" width="640" /></a></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>福岡以上に新潟が慎重だったのは、SBが中央を離れてSB-CB間の距離が開くと、そのスペースを高か星が早めに埋めるようになっている。コンサはこのスペースで浅野が待っていてフリーになることが度々あって、他、中村もたまに攻撃参加してきますが、新潟はそれらを入念にケアしていたと思います。</li><li>ただし、中村はこの試合攻撃参加がかなり控えめで、それはDAZNのカメラアングルの限界で確認できないのですが、対面の松田を気にしていたのかもしれません。コンサは右への展開が多いので、新潟の右の松田は、左の小見ほどルーカスへの対応にリソースを割かなくてよかったとしたら。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">🎦 ゴール動画 <br />🏆 明治安田生命J1リーグ 第3節<br />🆚 新潟vs札幌<br />🔢 2-2<br />⌚️ 79分<br />⚽️ 浅野 雄也(札幌)<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%96%B0%E6%BD%9F%E6%9C%AD%E5%B9%8C?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#新潟札幌</a> <a href="https://t.co/h2uMwOxDfE">pic.twitter.com/h2uMwOxDfE</a></p>— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1631913769491382272?ref_src=twsrc%5Etfw">March 4, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>星か高が下がったところには三戸も必要ならカバーリングするようになっていて、そうすると新潟は1トップの鈴木がほぼ孤立するのですが前半は想定内だったのでしょう。</li><li>コンサはサイド封鎖され、中央もスムーズにサイドチェンジできないとなると、高さのないFWに放り込むしかなくて、新潟のCBとGK小島というそこまでパワーのないユニットでも放り込みには対処できていました。</li></ul><div><br /></div></div></div><h3 style="text-align: left;">光る応急措置と対応力:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>HTにコンサはスパチョーク→菅。新潟は三戸→太田。後者は接触で傷んだプレーがあったのでその影響だと思います。</li><li>コンサは金子が右のFW、ルーカスが右WBに回りますが、リーグ戦で久々にルーカスと菅の両翼だと、コーナーフラッグに向かってドリブルすることになるので中央にターゲットが欲しいと思いました。スパチョークの交代は特に意義なしですが、金子をFWに上げたのはよくわからなくて、菅よりもゴニの投入の方がよりフィットしそうに思えました。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>53分に新潟が先制します。スローインの際に右SBの藤原が攻撃参加していて、これがこの試合初めての、また唯一の敵陣ペナルティエリア付近でのプレーだったと思いますが、ウイングの内側をアンダーラップして低いクロスで鈴木にラストパス。札幌としては意表を突かれたというか警戒は甘めだったでしょう。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">🎦 ゴール動画 <br />🏆 明治安田生命J1リーグ 第21節<br />🆚 札幌vs新潟<br />🔢 0-1<br />⌚️ 53分<br />⚽️ 鈴木 孝司(新潟)<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E6%96%B0%E6%BD%9F?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#札幌新潟</a> <a href="https://t.co/q4zwYceVEA">pic.twitter.com/q4zwYceVEA</a></p>— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1680094644380766208?ref_src=twsrc%5Etfw">July 15, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>61分に駒井のスルーパスに抜け出しかけた金子を新井が倒してレッドカード(DOGSO)で退場。新潟はFWの鈴木を下げて左SBに田上、右SHの松田も下げてSBの長谷川。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEidQJouxCFusliuXnZpfM1Qr_yQxdzFaLIZEvJTvsGIhdY_7k5dIPQMpXfRSVzthTgINrAiDRUDzTP1bRLr98G8atOrCDE6HsLsQTcKbAt3hDSLCDyNqVpkz-Zrz_QB_ekK4yjWnlmiPGvOHw3ILsHolNU88Mk6NNH8yoKT84l8ZU5bGMnD9P6AVpTNPxr8/s1760/TACTICALista_2023716021.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEidQJouxCFusliuXnZpfM1Qr_yQxdzFaLIZEvJTvsGIhdY_7k5dIPQMpXfRSVzthTgINrAiDRUDzTP1bRLr98G8atOrCDE6HsLsQTcKbAt3hDSLCDyNqVpkz-Zrz_QB_ekK4yjWnlmiPGvOHw3ILsHolNU88Mk6NNH8yoKT84l8ZU5bGMnD9P6AVpTNPxr8/w640-h480/TACTICALista_2023716021.png" width="640" /></a></div><div><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>普通このシチュエーションで完全にFWを削ることはレアだと思いますが、結果的には新潟のこの判断が功を奏します。おそらくベンチにFWの選手を入れてないので、鈴木を引っ張るのは得策ではないと判断したのかもしれませんが、新潟は完全に自陣で対処する方針として、便宜上1-4-4-1のトップにいる小見もMFのラインまで下がってカバーリングに徹します。</li></ul><div><br /></div></div><div><ul style="text-align: left;"><li>札幌はこれを見て69分に2枚の交代カード。小林とゴニを投入します。敵陣に殆ど押し込んでいるので実態に近い並びで表現するとこんな感じでしょうか。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgboy8H1q0rBE-CAlNgfJF8pO_mbc0aJWPQmPo0KGhV0tGrq3Z3A02tpCDcjuHv6oeiSAZ2InI5CVRzQNQvFO8nus3tx1VCGmueQ50qtB1tzDALb4lj98lfGagaKT1cdqtWD9qL7JumuCtZGUN0g2b7n-7HZcbIO1rhEdBPRgFySsIwa5jhFROuoPDm9iEU/s1760/TACTICALista_2023716018.png" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgboy8H1q0rBE-CAlNgfJF8pO_mbc0aJWPQmPo0KGhV0tGrq3Z3A02tpCDcjuHv6oeiSAZ2InI5CVRzQNQvFO8nus3tx1VCGmueQ50qtB1tzDALb4lj98lfGagaKT1cdqtWD9qL7JumuCtZGUN0g2b7n-7HZcbIO1rhEdBPRgFySsIwa5jhFROuoPDm9iEU/w640-h480/TACTICALista_2023716018.png" width="640" /></a></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>まだ組み合わせが見えないゴニと小林の起用法ですが、完全に押し込んだ状況だと唯一高さのあるFWの投入は必要ですし、そして新潟の守り方だと中央にスペースができやすく、ピッチコンディションも考慮するとミドルシュートが欲しい。小林の投入も納得でしたが、コンサは彼らが入ってもあまりおさまりが良い感じがしなくて、特に小林が前で仕掛けるのか後ろで交通整理をするのかが不明瞭で攻めあぐねます。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>コンサの最後のカードは80分に駒井→福森。1人多いことを利用して岡村を前線に上げ、後ろは宮澤と福森の2人をDFとして総攻撃を仕掛けますが、福森はやはり本質的にはDFではなくフリーマンであって、この起用法(殆ど新潟は攻めてこないけど、最低限の守備タスクは存在する)だと福森の良さを発揮できず、宮澤とのユニットは、最後の力を振り絞って札幌陣内に飛び出す新潟の選手(主にファウルをもらって時間稼ぎをしたいがたまにゴールに向かってプレーする)相手に手を焼いている状態で、攻勢ムードも萎むものでした。</li></ul></div><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>新潟のゲームプラン(前半ボールを捨てる)と退場者が出た後のマネジメントが見事でした。特に投入された選手のタスク、働きが明確で、それと比べるとコンサはとりあえずクオリティのある選手を並べてみた感が強くてこじ開けられなかったです。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-4781749898745850752023-07-09T23:41:00.002+09:002023-07-16T11:48:25.343+09:002023年7月8日(土)明治安田生命J1リーグ第20節 アビスパ福岡vs北海道コンサドーレ札幌 〜華麗なるリテイク〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjY8wrqxA8ws4eRo1aC1rbZzQXROpwOcWExea1_wTRf4QCaDXoQBAlE1UKd5AaLjQi2qqSGokHH_L0YCbfQkgHqSoXpDQCK9pDORtM1zmGb1B_LKcUM-mv9tn8DkOg8AYFXq932f7mPaakyPZm_tBp8zYYTpcZVxsoTAAY8Y-YZ7JvdgA3pG7SLn1bWcbVR/s1760/TACTICALista_2023792039.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjY8wrqxA8ws4eRo1aC1rbZzQXROpwOcWExea1_wTRf4QCaDXoQBAlE1UKd5AaLjQi2qqSGokHH_L0YCbfQkgHqSoXpDQCK9pDORtM1zmGb1B_LKcUM-mv9tn8DkOg8AYFXq932f7mPaakyPZm_tBp8zYYTpcZVxsoTAAY8Y-YZ7JvdgA3pG7SLn1bWcbVR/w640-h480/TACTICALista_2023792039.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>4月の札幌ドームでの対戦から、福岡は選手が4人入れ替わっていて、①右の湯澤がベンチスタートで小田が左、左SBには前嶋。②CBの三國が負傷もあり外れて4バックに変更し、金森が左のMF、③本来右のMFでスタメンのはずの紺野も負傷で佐藤が右。④長期離脱の中村に代わって、セルティックから加入した井手口が中盤センター。</li><li>3バックの1-3-4-2-1から4バックの1-4-4-2に変わると、アタッカーを1人増やせるので、一般には、より敵陣でプレーすることを意識した変化だと捉えられると思います。ただ、蓋を開けてみると、福岡のスタンスはこれまでの対戦と変わらず、前半はかなり抑えて後半に仕掛けるといったもので、単にそこは人の配置やフォーメーションだけで論じられないものだったと思います。なお3バックを採用したのは、5/28の13節マリノス戦のようで、ここのところは1-4-4-2を使っていたようです。</li></ul><div><br /></div></div><div><ul style="text-align: left;"><li>札幌は前節と同じメンバー。福岡は2トップということで、柏戦のように中村がCBで岡村とユニットを組むことも想定しましたが、宮澤のCBを選択しました。</li></ul></div><span><a name='more'></a></span><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">いつもの福岡vs札幌:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>一言で言えばいつもの展開、予想通りの展開でした。</li><li>やはりこのスタイルの札幌相手ということで、福岡は、札幌が好きなように前半開始からプレーして後半に足が止まるのを予期してプランを立てていたと思います。そして少なくともこのカード直近2戦では、福岡は後半に置いついて札幌での試合で勝ち点を持ち帰ることに成功しています。7月に入って気温も上がり、また悪天候も相まって、福岡がこのプランで来ることは想定できましたが、札幌は特に対策もなくいつも通りプレーしていたと思います。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>ピッチ上での現象に少し言及します。主に札幌が持っていたので札幌ボールの時の話です。</li><li>福岡は2トップがハーフウェーライン付近まで撤退。そしてサイドハーフの様子に目を向けると、福岡のやりたいことがわかるのですが、ハイプレスをするなら通常は札幌のサイドの選手(田中駿汰や中村)のパスコースを切って中央に誘導するような立ち方をする。</li><li>前半、金森はそれをせずにほとんど自陣から出てくることがなかったのですが、それは<b>金森には前嶋と連携して、金子を封じるというタスクがあった</b>から。</li><li>金子に渡った時に、前嶋は金子の縦突破を切るような立ち方をして、そしたら前嶋の内側が開くのですが、金森が急いでそこに戻ってきて金子の内側を塞ぐように守ります。その金森のコメントで、</li></ul><div><br /></div><blockquote><a href="https://www.jleague.jp/match/j1/2023/070807/live/#player" target="_blank">--警戒していた札幌の金子 拓郎選手を前嶋 洋太選手との連係でうまく抑えました。<br /></a><div style="text-align: left;"><a href="https://www.jleague.jp/match/j1/2023/070807/live/#player" target="_blank">ほぼ抑えられたんじゃないかと思います。試合前に「2人で行けば必ず縦を狙ってくるから」と話していたのに、1回だけ洋太が縦に突破されたのでそこでは怒りました。でも、2人で協力して2対1の数的優位な状況を作って一番警戒すべき選手に仕事をさせなかったことは非常に良かったと思います。</a></div></blockquote><div style="text-align: left;"></div></div><div style="text-align: left;"><ul style="text-align: left;"><li>と、ありますがまさにこの話をしていますね。「縦に行く」という分析も福岡はさすがですね。私も何度か言及していますが、金子のチャンスクリエイトは今シーズンはむしろ縦突破からの早いタイミング、クイックなモーションでの右足クロスから生まれていて、この選択肢が残っているとDFが下がって対応しないといけないし面倒だ、という分析なのでしょう。ほとんど金子は前半仕事ができていなかったと思います。</li></ul></div><div style="text-align: left;"><br /></div><div><br /></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgHVJdv1sXPQ0nTLPooW4h6nWQVzHq5-cR-7li_ZwcvvoN2avJhMV0UutvWmx8bzd_QDynWWpFiXfWfqwL-pbFJg2ja6Veo5xGzleytIWWz6FKo7_2iiaLnU_-BSdctvF7fyG7D11Xxa4uEtZUqbWnZx6gV3kJr-gImB60RGyJZiJ2HS3VpheDcxeeADaNu/s1760/TACTICALista_2023792226.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgHVJdv1sXPQ0nTLPooW4h6nWQVzHq5-cR-7li_ZwcvvoN2avJhMV0UutvWmx8bzd_QDynWWpFiXfWfqwL-pbFJg2ja6Veo5xGzleytIWWz6FKo7_2iiaLnU_-BSdctvF7fyG7D11Xxa4uEtZUqbWnZx6gV3kJr-gImB60RGyJZiJ2HS3VpheDcxeeADaNu/w640-h480/TACTICALista_2023792226.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">両チームの不安要素:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>不安要素というか試合が動きそうな感じがしたのは、まず福岡は右サイドの小田のところ。亀川や田中達也も含めて、福岡はSB/WBが(多分)全員右利きで、ゲームプランやコンディションで使い分けている(湯澤のベンチスタートについては、長谷部監督はコンディションの話もしていますね)のだと思うのですが、前嶋と小田の左右の配置は、札幌の選手とのマッチアップを考えたのだと思います。</li><li>見た感じ、小田は佐藤からのサポートを、金森によるそれほどは享受できていた印象がなく、となると私の予想ですけど、小田の方が1人で札幌のウインガーを守れるから小田を右にしたのかなと思いました。</li><li>ただその小田のサイドで福岡は後手に回っていた印象で、それはルーカスの突破というより、中村の攻撃参加が活発で、彼の大外を回るだけじゃなく内側にも入ってくる動きに福岡はどう対応すればいいか不明瞭な感じで、特にCBとSBの間に入ってきた時はほぼ捨てるしかない感じに見えました。</li><li>その中村の縦突破から札幌の先制点が生まれます。縦突破が有効である(DFのライン構築が崩れる)好例と言えるでしょう。</li></ul>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">/<br />素晴らしい1対1から🏃💨<br />\<br /><br />中村の左サイドからの見事な仕掛けから<br />スパチョークの2試合連続ゴールで<br />見事な先制点!🔥<br /><br />🏆明治安田J1第20節<br />🆚福岡×札幌<br />📺 <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信<a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%A6%8F%E5%B2%A1%E6%9C%AD%E5%B9%8C?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#福岡札幌</a> <a href="https://t.co/EsvkWp82yj">pic.twitter.com/EsvkWp82yj</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1677634870737272835?ref_src=twsrc%5Etfw">July 8, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><ul style="text-align: left;"><li>先制点に関与した中村とスパチョークが、札幌の前半の中で変化をつけようしている感じに見えた選手で、スパチョークは多分背負って受けることができないので、トップでのプレーの際は左右にとりあえず動いてみたり下がったりしていました。それはあまり効果的には見えなかったのですが、先制点の場面ではスパチョークが浮いたところで一度経由していて、コンサはゴニ以外にトップでボールを触れる選手がいない中で、一応結果に繋がったことは記録しておきます。</li></ul></div></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgDor9Ff0chXYeRJ4l8BPltFUXSPC4UQt1KnF0dBHppdBNtxwaS2JMTAB6WpGiCRAhNYDB0gwjjOlZB_W2JxoVntaSkiShRvzRcnaRfVp2_me5tsCo7G07tQ1aJRNo2Zt9_iNS_iPzB-i6PB5H5LCcEaC4vlLtHrfFK9ddC_F2Jcu3Uh7BicRAlbpvsnpdS/s1760/TACTICALista_2023792245.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgDor9Ff0chXYeRJ4l8BPltFUXSPC4UQt1KnF0dBHppdBNtxwaS2JMTAB6WpGiCRAhNYDB0gwjjOlZB_W2JxoVntaSkiShRvzRcnaRfVp2_me5tsCo7G07tQ1aJRNo2Zt9_iNS_iPzB-i6PB5H5LCcEaC4vlLtHrfFK9ddC_F2Jcu3Uh7BicRAlbpvsnpdS/w640-h480/TACTICALista_2023792245.png" width="640" /></a></div><div><br /></div><div><br /></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>札幌の方の不安要素。それは最初の図に書いたのですが、宮澤とルキアンのマッチアップ。後半から入った湯澤のコメントで、</li></ul></div><div><blockquote>ルキアンは前節のセレッソ戦からああいうスペースを取っていて、そこが彼の武器だとチームのみんなであらためて見直して、スペースにボールを流してあげるというのは意識してプレーしていたと思います。</blockquote></div><div><ul style="text-align: left;"><li>とありますが、「ああいう」に右サイドが得意というのも含まれているのかはわからないです。ただ、序盤の最初のプレーだけは別でしたが、福岡はずっとルキアンと宮澤のマッチアップになるように右サイドでプレーしていて、前半シュートには結び付かなかったものの宮澤の背後をとったプレーもありました。</li><li>やはり宮澤はCBでもないし、元々足の速さもおそらくプロの水準では平均未満なので、スピードに乗らせない対応をしたいところでしたが、前半から宮澤は時にファウルもしながらギリギリの対応だったと思います。</li></ul></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">不可解な遅さ:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>予想通り、(そしておそらくおそらく)予定通り、福岡は後半からギアを入れ替えてきます。後半最初に札幌がボールを持った時に、SHが高い位置を取って外のパスコースを切って中央に誘導。前半見せていなかった対応を早速見せます。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjgGqKxoahnPEoM-fBj4e4I6vT9EGuF68JAEBYAtcCtJZqFnVoCnDLTbQEOwaAt1N3reVmgcq2TfI_uILvab1HgVlq76EOicarPWSQH642Vf59KKbmhQ7Npk7TrPmOCQvrLyaHfXjp1m3z7ay-UxwX848LwaJ8LBvMsKvUhr7EWqJYWwowEq5mYL7jBOwaZ/s1760/TACTICALista_2023792316.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjgGqKxoahnPEoM-fBj4e4I6vT9EGuF68JAEBYAtcCtJZqFnVoCnDLTbQEOwaAt1N3reVmgcq2TfI_uILvab1HgVlq76EOicarPWSQH642Vf59KKbmhQ7Npk7TrPmOCQvrLyaHfXjp1m3z7ay-UxwX848LwaJ8LBvMsKvUhr7EWqJYWwowEq5mYL7jBOwaZ/w640-h480/TACTICALista_2023792316.png" width="640" /></a></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>そして54分に小田→湯澤。札幌が疲れてくるところで攻撃のタスクを与えた選手を入れたのでしょうけど、59分くらい?に札幌は駒井がボックス内で華麗なステップを披露してグローリのファウルを誘ってPK。しかし金子がポストに当てて失敗。</li><li>PK失敗の直後64分に福岡は佐藤→FWのウェリントンを投入。ここから立て続けに2点が生まれますが、ウェリントンのゴールだけの切り出しがないのでハイライト動画を貼ります。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【アビスパ福岡×北海道コンサドーレ札幌|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ 第20節 | 2023シーズン|Jリーグ <a href="https://t.co/f4Qqc3gn6i">https://t.co/f4Qqc3gn6i</a> <a href="https://twitter.com/YouTube?ref_src=twsrc%5Etfw">@YouTube</a>より</p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1678048550436114432?ref_src=twsrc%5Etfw">July 9, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>まず1点目は、オープンな形で札幌が突っ込んでのロストからで、グローリのスルーパスが出た時に宮澤はどういう状態だったのか映ってないですが、ポジショニングのミスがないとして、一か八かのスライディングに懸けたところで、体力的にはかなりきつかったんだろうなと思いました。</li><li>2点目は完全に右サイドのスペース(言ってませんでしたが、福岡はSHが中に入ってプレーするので札幌のSBがついて行って、CB脇は開きやすいのは最初からでした)での勝負で完全に負けていますね。</li><li>スコアが2-1となって70分にようやく宮澤→福森のカードが切られますが、おそらくタイミング的に失点を見て決断したのでしょうけど、普段からこの交代(福森か宮澤が先発なら早めに替える)は定番化していますので、前半からキツそうな宮澤のところのテコ入れはもっと早くてもよかったな、とみてました。もっとも、福森でもルキアンは止められないので、中村をサイドにしたのがこの試合の一番の謎(菅をベンチスタートにしてまで)かもしれません。これもコンディションだったのでしょうか。</li></ul></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>コンサにはもう一つ、定番の交代が、相手の足が止まったところでゴニの投入。点は取ったけど特に機能していた感じはしないスパチョークを、こちらは82分まで引っ張りましたが、ゴニももう少し早くてもよかったかな、とは思いました。投入直後に早速ゴニがボックス付近でポストプレーからFKを得たり、最後、岡村が上がってパワープレーの時に、岡村の頭にクロスと、ゴニの足元に縦パスと選択肢が2つある状態では、福岡も厳しそうだったので、この日の交代策はなんでかな?という感じはしました。</li></ul><div><br /></div></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>大筋は本文で書いた通りなのですが、センターラインの強度が一定ある福岡はやはりコンサには難しい相手です。そして毎回同じ展開に持ち込んで、またも勝ち点をゲットした長谷部監督の手腕が光ったと言えるでしょう。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-2759876172906317512023-07-03T00:42:00.001+09:002023-07-03T00:42:44.643+09:002023年7月1日(土)明治安田生命J1リーグ第19節 ヴィッセル神戸vs北海道コンサドーレ札幌 〜しあわせってなんだっけ〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー</h3><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhxbkowQtZuraTTHn7eErGGkuUwGiHIp6BpzzYs7ntEf9SEVzkJTQPWmipkLN3vZ-fmnR8uZIqfESqm9GHR2Gixn3KrhtKSkvD3d095NGvfWqYhywf6z7NCukxhYrTdJPC8-EoyJSHXZ8oEYGPTKE4iNebVI4f3Xfg80F1Gzu7CFhPH3x_aEjSnFWFrQhU_/s1760/TACTICALista_2023722355.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhxbkowQtZuraTTHn7eErGGkuUwGiHIp6BpzzYs7ntEf9SEVzkJTQPWmipkLN3vZ-fmnR8uZIqfESqm9GHR2Gixn3KrhtKSkvD3d095NGvfWqYhywf6z7NCukxhYrTdJPC8-EoyJSHXZ8oEYGPTKE4iNebVI4f3Xfg80F1Gzu7CFhPH3x_aEjSnFWFrQhU_/w640-h480/TACTICALista_2023722355.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><p></p><ul style="text-align: left;"><li>イニエスタのJリーグでのラストゲームということで先発起用はわかるとして、ここまで全試合に先発し前線で絶対的なクオリティを見せている大迫をベンチスタートしたのは予想外でしたし、札幌にはかなりラッキーだろうな、というのがスタメン発表時の感想でした。武藤をトップに置いて、その下にイニエスタとしたのは、おそらくイニエスタは全くディフェンスの頭数としてほぼ全てのシチュエーションで計算できないので、その分多く走れそうなのは大迫よりも武藤だから、もしくは大迫を「イニエスタを使わなくていいシチュエーションのために温存したかったから」ということでしょう。</li><li>その武藤はリーグ戦1試合(札幌ドームでの札幌戦)を除くと全ての試合で右ウイングで先発しており、大迫がDFを背負って武藤が前を向く余地を作ってから中央に突っ込むのがここまでの神戸の生命線になっている。</li><li>この武藤の枠に収まるのは佐々木かと思っていましたが、ジェアンパトリッキを選択。札幌相手だと互いに局面で少ない枚数同士での攻防を予想しているとしたら、特定のシチュエーションだとより個人で突っ込めるパトリッキのチョイスは納得できます。なおカップ戦ではウイングを置かない3バックも試しているようで、それは相手との噛み合わせだけでなくウイングのバックアップの不足も影響していると思います。</li><li>札幌は(私はあんまり考えてなかったけど)普通に考えたらイニエスタが出てくるのは予想が難しくなく、彼とマッチアップする選手としてここ数試合使われていた中村ではなく宮澤を選択したのは、そのあたりのイニエスタ起用による不確実性(どんだけ衰えてもボールを持って前を向いたらどんなクオリティが発揮されるか覚悟はしておく必要がある)に対処するのはキャプテンだと考えたのでしょうか。</li></ul><div><br /></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Jリーグ - J1 第19節 ヴィッセル神戸 vs. 北海道コンサドーレ札幌 - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/WySqdEL6UJ">https://t.co/WySqdEL6UJ</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1675527722586738690?ref_src=twsrc%5Etfw">July 2, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<p></p><span><a name='more'></a></span><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">55分間のセレモニー:</h3><p></p><ul style="text-align: left;"><li>今のJリーグはピッチの後ろから前に一気にボールをかっ飛ばして、その相手からもボールがかっ飛ばされてくるみたいな試合が大半を占めていると感じます。そんなの前からじゃん、って言われるとそうかもしれないですけど、どっちかというと近年はボールを収めたりスペースを創出したり相手を引きつけたりすることができる選手が軒並みヨーロッパのクラブに買われて、一方でプレッシング自体は色々なやり方が開発されているので、数年前よりもJリーグでボールを保持するスタイルで戦うことはさらに難しくなったように思えます。</li><li>そんなリーグなので鹿島がなんだかんだ上位に来るのは想像できますし、神戸に関していうとCBとGKは微妙なところですけど、最強の9番である大迫の存在は、ボールを後ろから前に押し付け合うJリーグにおいては、いうまでもなくかなりのアドバンテージになる。そういうサッカー、試合展開だからこそ、イニエスタではなく橋本拳人だったり、齊藤未月だったり、要するに中央でボールを拾ったり個人でボールを奪える選手が重宝されるのは神戸以外のクラブを含めて今のJリーグでは必然なのでしょう。</li></ul><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>その大迫が不在なので、神戸は他の選手にボールを押し付けて何とかしてもらうか、それかコンサにボールを持たせた状態から(なるべく高い位置で)ボールを奪って、札幌のDFが整う前に攻撃を完了するのが普通に考えれば解決策になる。</li><li>前者に関していうと、武藤でそれができるかは一応試していた感じはします。が、フトチャンの元川えっちゃん氏の記事↓にある通り、武藤はその仕事に結構苦戦していて、岡村を背負った状態で結構神戸陣地側に下がってというか、岡村の圧力によって押し戻されながらプレーしていましたし、そんなにボールが収まらなかったと思います。</li></ul></div><p></p>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">「勝てなくなっちゃう」イニエスタ退団の神戸、痛感した大迫勇也依存の難しさ【コラム】<a href="https://twitter.com/hashtag/jleague?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#jleague</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/vissel?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#vissel</a><a href="https://t.co/adJ9spsiQb">https://t.co/adJ9spsiQb</a></p>— スポーツナビ サッカー編集部 (@sn_soccer) <a href="https://twitter.com/sn_soccer/status/1675340735888109568?ref_src=twsrc%5Etfw">July 2, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<p></p><ul style="text-align: left;"><li>一応、下がったりサイドに流れる武藤に岡村がついていくと、コンサのDF中央はガラ空きになる。41分に武藤のスルーパスに汰木が抜け出して中央のパトリッキにクロス…みたいなシチュエーションはコンサのマンマーク主体の対応を逆手に取ったような感じもしなくはないですが、全体を通して見た感じでは武藤はそれを意識していたわけではなかったと思います。だから大迫の役割を期待された武藤でしたが、大迫の代わりは誰もできないということで、神戸はここをどうにかしないと(単刀直入にいうとイニエスタのセレモニーをやめて大迫を投入しないと)どうしようもない感じではありました。</li></ul><p></p><p><br /></p><p></p><ul style="text-align: left;"><li>じゃあ神戸がイニエスタのセレモニーをやってくれている分にコンサは押しまくっていたか?というとそんなことはなかったです。</li><li>神戸よりはコンサの方がボールを持つ気があるのと、CBに対するマンマークでの対応の徹底具合の関係でコンサの方が後ろではボールを持って何かできるか探るシチュエーションは多かったと思います。</li><li>↓の再現性あるGKからの展開だと、神戸はコンサの3枚のところを武藤1人で頑張っていて、それでもコンサは3対1の関係性を活かせなくてボールを失ったりもしたけど、たまに菅野の浮き玉パスなどで田中駿汰にボールを逃して、駿汰が前を向くことはあった。</li></ul><p></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj0xhpW0gtfpyLy1ejdzoaR33DERwnFqJ1pW0Om4xcSIgsyEYUaQ61AJpYyGNU5ZrkuixZQJYPP7enyn8JsUdrcBWf8z7E8Kjcl-2FMphQloLqsBMZxi6Brs4wwpZaAT__qvl6aMMJGVf0tH9yG5R3oUeLmfcWWVr_pALNFjihQBLOy50M0MNnADwa8XB9m/s1760/TACTICALista_2023722359.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj0xhpW0gtfpyLy1ejdzoaR33DERwnFqJ1pW0Om4xcSIgsyEYUaQ61AJpYyGNU5ZrkuixZQJYPP7enyn8JsUdrcBWf8z7E8Kjcl-2FMphQloLqsBMZxi6Brs4wwpZaAT__qvl6aMMJGVf0tH9yG5R3oUeLmfcWWVr_pALNFjihQBLOy50M0MNnADwa8XB9m/w640-h480/TACTICALista_2023722359.png" width="640" /></a></div><br /><p></p><ul style="text-align: left;"><li>その駿汰から金子に渡って、金子がドリブルで神戸DFに突っ込むのもありました。ただコンサは逆足配置の選手がカットインや切り返しから、ボックスのやや外暗いからシュートアングルを作ることはできていた(ルーカスや浅野も含め)けども、結局ゴール前で相手のDFとGKを動かして攻略するのはそのドリブルの個人技が封じられる難しく、最終的にはコンサはとりあえず放り込むといった形でリソースを消化していました。</li><li>もっとも神戸のGK前川のクロス対応が全体的に怪しくて、最近前川のプレーをちゃんと見ていなかったのでこんな選手だったかは覚えていないのですが、かなりクロスボールに対してアグレッシブに出るのですけどパンチングとしては中途半端なのは序盤から気になっていて、コンサの適当な放り込みでも何か起きそうな予感はなくはなかった。</li><li>結局スパチョークの先制点も、前川の半端なパンチングから生まれます。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>それ以外だと、「セレモニー」の時間帯でチャンスを作っていたのは神戸のパトリッキ。前を向くと速さと強さのある彼に対して、菅も弱くないはず(というか他の選手よりも強いから使われているはず)なのですが、前半2度パトリッキが菅とのデュエルを制したり、入れ替わることに成功して前を向いてゴールに突っ込むまでは成功しました。いずれも菅野のセーブでゴールは割れませんでしたが十分に仕事はできたと言えるでしょう。</li><li>ただ、「蹴って拾ってすぐに相手ゴールに向かう」展開が徐々に落ち着いて、パトリッキの前にスペースがない状態でボールを受けると、彼のウィークポイントというかボールを持っている時にはそんなに仕掛けるクオリティがないことが露見されて、彼の突破を頼りにしていた神戸はやや膠着します。</li></ul><p></p><p><br /></p><h3 style="text-align: left;">セレモニー後:</h3><p></p><ul style="text-align: left;"><li>後半開始から神戸は汰木を下げて大迫を投入。武藤が右、パトリッキが左に回ります。この辺りが神戸の監督として常に難しいところですね。45分でイニエスタを下げるとスタンディングオベーションしてもらえないので、まだセレモニーは続ける必要がある。けど流石にこの展開で時間を浪費したくない。折衷案で汰木を下げたのでしょう。</li><li>ただ汰木とパトリッキなら、先述のようにパトリッキはややバレてる感があったので、個人的には前者を残した方が良かったように思えます。</li><li>札幌ドームでの対戦でもそうでしたが、大迫は簡単に下がらないし、岡村と五分以上に戦うことができるので、大迫への放り込みによって、それを簡単にクリアすることが難しくなったコンサは少しずつ後退を余儀なくされます。これは予想通りだったとは思いますが、コンサは選手交代でなんか手を打てるかというと決定的な手がないのが厳しいところです。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>公式記録では57分にイニエスタを下げて佐々木。大迫はポストプレー(というビルドアップにおける仕事の一種)の比重が大きいので、クロスボールなどでフィニッシュするにはもう少し前線に顔を出せる選手が欲しい。佐々木はそうした仕事ができるので適任でした。パトリッキはクロスボールを上げるのも飛び込むのもあまり上手くなさそうなので、SBの攻撃参加がないなら武藤だけでは厳しいです。ただ73分の武藤のクロス→大迫のヘッドのように、場合によっては大迫がポストプレーだけでなくてそのままフィニッシュにも絡んでくるので少ない枚数でも攻撃を完結する能力もあります。</li><li>札幌は「セレモニー」が終わったのを見て60分に宮澤→中村。一気にゲームのスピードが上がることを見越して、こちらもプレースピードに難のある選手を下げる。オープンな展開になりそうだな、と見ていましたが、中村は64分に攻撃参加から浅野へのラストパスで決定機を作ります。この浅野のシュートは本多の手に当たりましたがPKなしの判定。これは「手が不自然な位置」にあったのでPKだと思いましたがスルーでした。</li><li>あとは特に語るようなプレーはないまま85分にセットプレーから神戸が追いついて終了。</li></ul>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【動画】明治安田生命J1リーグ【第19節】神戸 vs 札幌 ダイジェスト - スポーツナビ「DAZN Jリーグ」 <a href="https://t.co/9YhWjaJ3hT">https://t.co/9YhWjaJ3hT</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1675527658858500096?ref_src=twsrc%5Etfw">July 2, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>ゲームに関していうと、大迫が45分しか出なくてラッキーでした。あとは、コンサのビルドアップの問題(小さい選手しか前線にいないのに放り込んでるだけ)は、いいとして、それでもたまにチャンスが到来した時に、誰がシュートを打つのかはもう少し詰めが必要な気もします。この試合だと、左サイドに右利き、右サイドに左利きの選手が並んでいて、誰が持っても逆足でシュートを狙えるシチュエーションにはなる。特に右の金子のドリブルからルーカスがフリーになるのは何度かあって、狙い目に見えましたがあまりシュートの準備ができていないのは気になりました。</li><li>試合以外の話で言うと、Jリーグの価値をどう向上させるか?という観点でイニエスタだったり引退したトーレスだったりの移籍を捉えると、マーケティングや興味喚起の観点ではイニエスタは絶対必要なんですけど、プレーに関してはロートル化したイニエスタを起用して勝てるチームを作るのはかなり難しい気がします。マイアミにメッシ、ブスケツ、イニエスタ、ジョルディ・アルバが集結しても難しいのではないでしょうか。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div><p></p>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-80915890533468384952023-06-25T13:01:00.000+09:002023-06-25T13:01:01.303+09:002023年6月24日(土)明治安田生命J1リーグ第18節 北海道コンサドーレ札幌vsセレッソ大阪 〜まずは土台から〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj95_oPAsUcCtufixbRLNdw4CoXmrpQqMDdKKZOuM-PSrmIFrOVDq40qKGwF0cfui7IgEZ6HT3q2ylz-p8-tecL23IkZTGtC9zrmZ7JgVshrUzDgpfZEhn52I2FxDfh1Pqi7CXPVUKcHwwhrVa6uuPiejJnHVcVwuRPx2HBwbyO9AfbdJNAdJpIv-HU2_Pl/s1760/TACTICALista_20236251158.png"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj95_oPAsUcCtufixbRLNdw4CoXmrpQqMDdKKZOuM-PSrmIFrOVDq40qKGwF0cfui7IgEZ6HT3q2ylz-p8-tecL23IkZTGtC9zrmZ7JgVshrUzDgpfZEhn52I2FxDfh1Pqi7CXPVUKcHwwhrVa6uuPiejJnHVcVwuRPx2HBwbyO9AfbdJNAdJpIv-HU2_Pl/w640-h480/TACTICALista_20236251158.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>開幕前に「注目するチームはあるか?」と聞かれて、普通に考えたらクルークスとレオセアラが入ったセレッソは強くなる、と答えました。そのクルークスがフィットし始めているようでここのところスタメン起用が続いています。それに伴って毎熊が右SB、進藤がヨニッチの離脱があってチャンスを掴んでいるなど最終ラインに少し変化があり、中盤は香川がセンターで軸になっているのが現状のようです。</li><li>札幌は小林、西、馬場と欠場が多かった選手が戻ってきて、前線のオプションを増やしたベンチの構成で後半戦初戦に臨んできました。1週間前にカップ戦があったので、深井などはその状態も考慮してメンバーを決めているのかもしれません。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">ちょうど美容室でサカダイ?サカマガ?見てましたがセレッソにしときます。クルークスとレオセアラ入ったら普通は強くなる。けどあのスタイルで2位とか3位とかになる雰囲気あるか?というと微妙ですけど。<br />コンサは空席っぽい位置に適任が見つかるといいですね。 <a href="https://t.co/Rkm4OZNqdt">https://t.co/Rkm4OZNqdt</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1618046146320158722?ref_src=twsrc%5Etfw">January 25, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Jリーグ - J1 第18節 北海道コンサドーレ札幌 vs. セレッソ大阪 - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/c4VUEmwNDH">https://t.co/c4VUEmwNDH</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1672800781085601795?ref_src=twsrc%5Etfw">June 25, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><span><a name='more'></a></span><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">セオリー通り:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>通常、リーグ戦の開催期間には土曜日試合→日曜日オフ→月曜日リカバリー→火、水、木、金にトレーニング(但しアウェイへの移動などあり)→土曜日試合…とするスケジュールで動くとして、だいたい3〜4日あるトレーニング期間をどのように過ごすかで監督以下コーチングスタッフの考え方や手腕が垣間見れます。</li><li>よくあるのは1〜2日を、対戦相手を意識した練習やケーススタディに充てること。モウリーニョはこれをかなり細かくやるので、管理されることを嫌う?Z世代のトップ選手にはウケが悪かったと聞きます。そして我らがミシャは「ほぼ0日」なのは有名な話です。おそらく日本人選手も、こうしたケーススタディ的なトレーニングはあまり面白くないと感じるのか、単に日本でのトレーニングにはまだまだ改善の余地があるということなのでしょうか。</li></ul><div><br /></div></div><div><ul style="text-align: left;"><li>この点で、札幌の視点から見ると、セレッソは毎回ケーススタディがしっかりしていると感じます。札幌は誰が相手でもやることはほぼ決まっているので、対策はしやすいはずですが、それにしても無抵抗みたいなチームが(最近だとこないだの柏のように)定期的に見られますがセレッソは毎回準備された状態で臨んできます。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>昨年の札幌ドームでの対戦でも同じでしたが、セレッソは2トップと、それをマークする札幌のDF2選手のマッチアップの関係性をうまく使って攻撃しようとしてきました。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjfD79n3EF_4vWYHy5HdQZx4jUaJV5-b7aeLlNhmf9xny5xr7M2e003VvfrhmZgKGGPTGo93xIJgCd1xTSZr4RfvXydd4oMsOsVZau-ZXkSDcPY8DWogNpqZ2zsDIQ9RLHAq1a3MfozUXQHXzE3imbE3u9EenYq2j_mzOETZFCGFxmu59ZAmlkGEB38MYZc/s1760/TACTICALista_20236251215.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjfD79n3EF_4vWYHy5HdQZx4jUaJV5-b7aeLlNhmf9xny5xr7M2e003VvfrhmZgKGGPTGo93xIJgCd1xTSZr4RfvXydd4oMsOsVZau-ZXkSDcPY8DWogNpqZ2zsDIQ9RLHAq1a3MfozUXQHXzE3imbE3u9EenYq2j_mzOETZFCGFxmu59ZAmlkGEB38MYZc/w640-h480/TACTICALista_20236251215.png" width="640" /></a></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>重要なのは、札幌がほぼ純粋なマンマークで守るので、マークの受け渡しをあまりせずにセレッソの選手の移動に(少し遅れて)ついてきます。</li><li>この習性を利用して、まずセレッソは岡村とレオセアラのマーク関係を使って、レオが引くことで岡村を札幌のゴール前から遠ざける。加藤はDF背後に飛び出して、長いパスを引き出して札幌陣内で起点になるという役割分担が基本だったと思います。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>札幌のDFは縦からのボールにはまぁまぁ強いのと、GK菅野の守備範囲があるので、加藤は単に裏に走るというかは左右どちらかのサイドに流れることになります。この時に、札幌がスペースを管理する守り方ならSBの選手に受け渡して、CB(中村)は中央でステイでもいいのですけど札幌はそうしたスペース管理をしないで、中村が遅れてついてくる。だから札幌相手にマーク関係を固定した状態で、先手を取る形でスペースに走る攻撃は有効だったと思います。</li></ul></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>セレッソの1点目はレオセアラを経由しないbuild-upで、彼が最初から割と中央に残っている配置から生まれたゴールなので↑の構図とは必ずしも一致しないのですが、全体としてはセレッソは最初からゴール前にターゲットを張らせないで、中央のスペースをわざと開けておいて札幌のDFもゴール前に誰もいないような状態を作って、そこに(わざと)遅れたタイミングでゴール前に走り込んでピンポイントで合わせる、みたいな、ゼロトップ的なフィニッシュを用意していた印象でした。その場合は、レオセアラも加藤もゴール前にいないとなると、アウトサイドのクルークスとカピシャーバがフィニッシャーです。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">試合開始早々の先制点!<br /><br />🎦 ゴール動画 <br />🏆 明治安田生命J1リーグ 第18節<br />🆚 札幌vsC大阪<br />🔢 0-1<br />⌚️ 2分 <br />⚽️ レオ セアラ(C大阪)<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> <a href="https://t.co/3q3Yf6Lp0o">pic.twitter.com/3q3Yf6Lp0o</a></p>— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1672499802574135297?ref_src=twsrc%5Etfw">June 24, 2023</a></blockquote><p> </p> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><ul style="text-align: left;"><li>後半のほぼ試合が決まったシチュエーションで、かつセレッソが1-5-4-1、札幌がそれに合わせた3バックor1バックで守っている構図ですが、↓の香川の4点目も岡村を中央から動かして生じたスペースにMFの選手がトップスピードで走って点で合わせるのは狙い通りだったと思います。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">香川真司 今シーズン2点目✨<br /><br />🎦 ゴール動画 <br />🏆 明治安田生命J1リーグ 第18節<br />🆚 札幌vsC大阪<br />🔢 1-4<br />⌚️ 76分 <br />⚽️ 香川 真司(C大阪)<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> <a href="https://t.co/pocwF5MOpQ">pic.twitter.com/pocwF5MOpQ</a></p>— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1672500805646303232?ref_src=twsrc%5Etfw">June 24, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><h3 style="text-align: left;">まずは土台から:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>札幌がボールを持っている時の問題点を挙げます。</li><li>↓が特に序盤によく見られた構図でした。札幌は、左のCBのところに中村と荒野どちらが役割を担うかはっきりしない。というか、中村が最初から高い位置を取りすぎていて、左のCBのところに誰もいない状態でプレーが始まることが多かったと思います。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhB-5Hp5ijhsD2nWhyYHp7gKZoLLdN8UfI7_g4nwI_hxEey_zme24AgHIbXd73hnE8XCs0QRwII6XZBGCgbIlAJQj9hDW8NjMzQLuLm83lemMBWaOcBhK84yB3BsIlC9JAYEslIfdr4NRB5DYvAPcqptGEs6lnmZWRwmhpn4vI6KUiOsfM8D-5yjYx0EQ9z/s1760/TACTICALista_20236251245.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhB-5Hp5ijhsD2nWhyYHp7gKZoLLdN8UfI7_g4nwI_hxEey_zme24AgHIbXd73hnE8XCs0QRwII6XZBGCgbIlAJQj9hDW8NjMzQLuLm83lemMBWaOcBhK84yB3BsIlC9JAYEslIfdr4NRB5DYvAPcqptGEs6lnmZWRwmhpn4vI6KUiOsfM8D-5yjYx0EQ9z/w640-h480/TACTICALista_20236251245.png" width="640" /></a></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>当然、菅野は展開先が岡村しかいない。ここを相手は左右どちらかに誘導してから普通はプレーが始まりますがその誘導の必要性すらない。「時間帯別パスネットワーク図」を参照すれば雰囲気わかるでしょうか。</li></ul>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【更新情報】<br /><br />J1 第18節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9C%AD%E5%B9%8C?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#札幌</a> 1 - 4 <a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%A3%E5%A4%A7%E9%98%AA?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#C大阪</a><br />のデータ画像📊をアップしました!<a href="https://t.co/NLFJqXHpz8">https://t.co/NLFJqXHpz8</a><br /><br />SPORTERIAのブログ機能では、これらの画像を自由に使えます💡<br />試合のレビュー📝にぜひどうぞ!<a href="https://twitter.com/hashtag/consadole?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#consadole</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/cerezo?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#cerezo</a></p>— SPORTERIA (@SPORTERIA_JP) <a href="https://twitter.com/SPORTERIA_JP/status/1672527465460432896?ref_src=twsrc%5Etfw">June 24, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><ul style="text-align: left;"><li>セレッソのプレッシングはFWが縦関係で、1人が札幌のGKとCBを見てどちらかに誘導させる役割。ここを、菅野、岡村とCBもう1人で3人の関係性を作ってpressingをを無力化させて、誘導を難しくさせればセレッソの2列目の選手はどこでインターセプトを狙うかが判断が難しくなったはずです。</li><li>実際は↓の2点目のように、完全に札幌の選手がどこにパスを出すかが誘導されたシチュエーションを作られていて、それは最初の対応が間違っていたから。</li></ul></div></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">🎦 ゴール動画 <br />🏆 明治安田生命J1リーグ 第18節<br />🆚 札幌vsC大阪<br />🔢 0-2<br />⌚️ 17分<br />⚽️ 加藤 陸次樹(C大阪)<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> <a href="https://t.co/zTWALa7sbd">pic.twitter.com/zTWALa7sbd</a></p>— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1672500050788855808?ref_src=twsrc%5Etfw">June 24, 2023</a></blockquote><div><ul style="text-align: left;"><li>build-upが機能不全なコンサは縦に蹴るしかないとして、そのターゲットもスパチョークと浅野なので、センターラインに強度があるセレッソ相手だと無理なマッチアップでした。</li></ul></div><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>やはりこのコンサのサッカーだとセンターラインの強度で決まります。ロングボールを対処できないチーム、蹴るだけでミスをするようなチーム相手だと敵陣でプレーできますが、センターラインに一定の強度があるチーム相手だと、そもそも敵陣にボールを届けることに難があるので簡単にいきません。</li><li>中村は、練習通りにプレーしているだけだと思いますので、このチームの中で特に彼のパフォーマンスが悪いとは思いません(少なくともチーム内の競争に勝ってピッチに立っているので)。ただ戦術的には他に書くことがないのと構造上彼の振る舞いは重要だったのでいくつか書いています。</li><li>セレッソはセンターラインと、特にボールを持っていない時の香川が良かったと思います。クロップがドルトムントでの香川を守備で評価していましたが、中間ポジションをとって誘導したりインターセプトするプレッシャーをかけたりといった働きが効いていたと感じます。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-2981872742425651172023-06-13T00:58:00.000+09:002023-06-13T00:58:03.685+09:002023年6月10日(土)明治安田生命J1リーグ第17節 サガン鳥栖vs北海道コンサドーレ札幌 〜似てるような 全然?〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhtvrELEfE9W4ajdWmfJPDCjrcMly-Chfqbjvd3wn0Qq_Ul2WglT5Te-3kjLSVDiYo9e54iMRT2W_qVhVKNuEJXYkK8pWMF93KzwGMN9XJ8erUeGmaUeez_hTYaNoYy64_PS5YIMiPxwE1yzlVAWOf8nBsllsPG_SW6OLcRyBIzhYOAQV8lCrePCZVknw/s1760/TACTICALista_202361308.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhtvrELEfE9W4ajdWmfJPDCjrcMly-Chfqbjvd3wn0Qq_Ul2WglT5Te-3kjLSVDiYo9e54iMRT2W_qVhVKNuEJXYkK8pWMF93KzwGMN9XJ8erUeGmaUeez_hTYaNoYy64_PS5YIMiPxwE1yzlVAWOf8nBsllsPG_SW6OLcRyBIzhYOAQV8lCrePCZVknw/w640-h480/TACTICALista_202361308.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>鳥栖は6/7の天皇杯(vs宮崎)に出場した選手からはファンソッコのみがスタメン起用されており、また彼はリーグ戦でここまで8分しか出場がない。そしてこれまでCBで起用されてきた山崎と、3バックなら左右のCBができる原田が起用されており、札幌相手に3バック(5バック)か?とも予想できるスタメンでしたが、普通に4バックの1-4-2-3-1でした。</li><li>トップ下または3バック時のシャドーで1st choiceだった本田が離脱してからは、手塚がスタメンに入って中盤を左から手塚、河原、森谷の3枚で構成する1-4-1-2-3を採用して3戦負けなしとまずまず。この試合は森谷がトップ下でしたが、基本的にはこの3試合の布陣を踏襲してきたということでしょう。</li><li>札幌は菅が出場停止で、中村が左DFに入り宮澤がスタメン復帰。</li></ul><div><br /></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">Jリーグ - J1 第17節 サガン鳥栖 vs. 北海道コンサドーレ札幌 - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/RXFohoZr5u">https://t.co/RXFohoZr5u</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1668286246224011266?ref_src=twsrc%5Etfw">June 12, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
<div><br /></div><span><a name='more'></a></span><div><br /></div></div><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">似てるような〜 全然〜 似てない〜 僕たち〜:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>互いにチームとしては似てるというか、共通点はいくつか見られます。基本的にはお互いにボールを持たない方が得意そうなチームに見え、相手がボールを持っている時のpressingは積極的だと言えるでしょう。</li><li>逆に自らがボールを持っている時のスタンスも似ていて、完全にボールを捨てるわけではないけど、あまり有効な前進手段がない。その分をバックパス処理と守備範囲の広さに長けた両GKがカバーしています。</li><li>特にJリーグだとマンマーク主体でで人を捕まえる守備が昨今流行っていて、ヨーロッパだとそれはリターンだけでなくリスクもあるよねという扱いでそんなに、何が何でもマンマーク主体で広く守る感じはしないのですが、Jリーグだと特にDFの選手があまりpressingの耐性がなさそうだからか、マンマークで広く守る守備はかなり有効に見えますし、その際に<b>CBが保持できないボールを押し付けられる選手がピッチ上にいることがかなり重要</b>だと思います。具体的には①マンマークで配置的に浮くことになるGK、②前線でボールを収めたり1人でゴールに特攻できる強力なFW、③(最近見ないけど)アンドレス・イニエスタやチャナティップのようなMF、とかそういったリソースはJリーグの昨今の環境だと特に重要に思えます。</li></ul><div><br /></div></div><div><ul style="text-align: left;"><li>両チームとも中盤や前線にそこまでのタレントはいないですけど、GKが平均以上に「ボールを押し付けられる役割」をこなせていて、特にパクイルギュはフィードが上手いだけでなくて、味方がポジションや配置、準備を整えるギリギリまでボールを保持してどこに展開するかを見極めてくれますし、またその判断も優れています。</li><li>だから両チームともGKから2〜3手ほどはパスがつながってサッカーっぽくなるけど、そこから先は前進したり相手を剥がしてチャンスを作ったりするのにやや苦戦、というチームに見えますし、実際両者が組み合うとそんな展開で試合は進みました。</li></ul></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">あえての4枚対応:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>そんな、基本的には同数関係を局所で作ってマンマークで対応する構図をあえて崩したのが、川井監督のコメントにありますが、鳥栖の最終ラインの対応でした。</li></ul><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhD0BhgLJ4rtlLWReFfa1VEHQJobh9nts_2l_Z1a-yAoSxQd6Nwh1Shn_JbhW4uJpWCI6rE64t5KVA_PjdVi5xyfNRv3FBOgn3I9PMRSH2hSx00c9LKZQiozf7QwHweRmaMZ4qsyjkR1QPAv2Rja6DDi5CnebIs1MZCRLKM2wdJ-PzKRXszlyGbeBWoLA/s1760/TACTICALista_2023613024.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhD0BhgLJ4rtlLWReFfa1VEHQJobh9nts_2l_Z1a-yAoSxQd6Nwh1Shn_JbhW4uJpWCI6rE64t5KVA_PjdVi5xyfNRv3FBOgn3I9PMRSH2hSx00c9LKZQiozf7QwHweRmaMZ4qsyjkR1QPAv2Rja6DDi5CnebIs1MZCRLKM2wdJ-PzKRXszlyGbeBWoLA/w640-h480/TACTICALista_2023613024.png" width="640" /></a></div><div><br /></div><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><div>-<a href="https://www.jleague.jp/match/j1/2023/061003/live/#coach" target="_blank">-対札幌で後ろを3枚にして臨む選択肢もあったと思いますが、4枚で臨みました。4枚を選択する上での監督の基準は何だったのでしょうか。</a></div><div><a href="https://www.jleague.jp/match/j1/2023/061003/live/#coach" target="_blank">3枚で行く選択肢もありました。1つのポイントは金子 拓郎選手ですね。そこの部分をどういうふうに止めるかというところでは、いま非常に菊地 泰智が成長しているので、あえて難しいことを彼に求めました。</a></div><div><a href="https://www.jleague.jp/match/j1/2023/061003/live/#coach" target="_blank"><br /></a></div><div><a href="https://www.jleague.jp/match/j1/2023/061003/live/#coach" target="_blank">あとは1点目なんかはちょっと近いのですが、相手が前線に5枚並ぶシチュエーションのところをあえてマイナス1の4枚で行って、インターセプトできれば、そのぶん前には6枚を残せると。その構図を作りたかったというところでは、1点目は彼(菊地)がインターセプトしてそのまま行ったのですけど、なるべく長沼 洋一、岩崎 悠人を前に保存したかった。戦術的にはそこですね。なので、菊地が今日は本当によくやってくれたなと思います。</a></div></ul><br /><ul style="text-align: left;"><li>上記のコメントに狙いとかだいたい全部書いてる気がするんですけど、札幌は前線に金子や浅野といった、前を向いてボールを受けたらゴールに向かって仕掛けることができる選手がおり、特に4バックで守っていてしかもWBのケアが疎か(前節の柏が典型ですね)なチーム相手なら、金子やルーカスのWBのところが特にボールを持って前を向きやすく、そこにボールが入ると札幌の攻撃と呼べるプレーが始まりやすい。</li><li>前節の柏も「(わかっていて)反対サイドは捨てる」と言っていて、結果前半だけで3失点をして5バックでの対応に切り替えましたが、この試合の鳥栖も4バックで、川井監督のコメントを平たくいうと鳥栖も「WBは捨てる」という方針だったと言えるでしょう。その理由は、これも書いてますけど<b>岩崎と長沼を前に残すために、DFは最小人数で対応したい</b>から。数的優位ばかり作っていても疲弊してしまうからです。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>鳥栖が柏と違ったのは、前線から札幌のDFに圧力をかけていたのと、また札幌のDFがボールを持った時に基本的に中央に展開を誘導していて、中央を経由する展開があまり得意でない札幌相手にまずそこで勝負を挑んでいたことでした。</li><li>久々にSPORTERIA。札幌のパスネットワークは、荒野が下がってCBで宮澤がアンカーですが、宮澤(途中交代した)にはほとんどボールが入っていない。シャドーから下がってくる駒井も同様ですね。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【更新情報】<br /><br />J1 第17節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%B3%A5%E6%A0%96?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#鳥栖</a> 1 - 1 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9C%AD%E5%B9%8C?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#札幌</a><br />のデータ画像📊をアップしました!<a href="https://t.co/R7OgUvP97t">https://t.co/R7OgUvP97t</a><br /><br />SPORTERIAのブログ機能では、これらの画像を自由に使えます💡<br />試合のレビュー📝にぜひどうぞ!<a href="https://twitter.com/hashtag/sagantosu?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#sagantosu</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/consadole?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#consadole</a></p>— SPORTERIA (@SPORTERIA_JP) <a href="https://twitter.com/SPORTERIA_JP/status/1667518234319540224?ref_src=twsrc%5Etfw">June 10, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><ul style="text-align: left;"><li>そして鳥栖のCBは柏ほど脆弱ではなくて、放り込んでいれば勝手にコンサボールになるってほどでもないので、コンサは明確な前進手段がサイドチェンジ以外にあまりないゲームでした。</li><li>逆に鳥栖からすると、そのサイドチェンジが問題で、キッカーはケアしていても受け手を捨てているとやはり何度か金子にはボールが渡ります。その金子がボールを動かしながら前進すると、川井監督が期待の菊池が対応しますが、菊池はこれまで金子が対戦した選手の中ではかなり研究していたというか、縦突破されないようにうまく守っていたと思います。</li><li>一方で、金子を1発で止めるのはかなり難しくて、縦突破をケアしても今度は金子は中央方向に進んでいくので他の選手のサポートが必要になる。それは手塚だったりもしますけど、<b>結果的には岩崎が前線から頑張って自陣に戻って対応することもしばしばあって、その意味では鳥栖は戦術的な目的は達成できたか?というと微妙</b>な気がします。</li></ul></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">互いにパワーを欠く:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>札幌は24分に小柏が負傷交代でスパチョークがイン。</li><li>今、速さにかなり振っている札幌のチーム構成では、小柏と浅野の速さ(足の速さというより判断や切り替えの速さや運動量の多さ)が重要になっていて、その小柏が抜けるなら残りのアタッカーの中で一番小柏に近い選手特性を持つスパチョークの重要性がここのところ増しているように感じます。開幕時だったらキム ゴニと小林の技術を優先していたのですけど、この2人だとスピード不足、運動量不足でサッカーの質が変わってしまいます。</li><li>ただスパチョークがJ1でこれだけ長いプレータイムを得るのはおそらく初めてで、最低限の仕事はしていたと思いますが、特に鳥栖のDFとGKがボールを持っている時のpressingがあまりうまくない。アクションも少ない。だから鳥栖としてはこの交代は助かったというか、後ろで持っている時に怪しい状況になることは少なかったと感じます。</li><li>鳥栖の方は、ボールを持たされると、先述のようにGKから2〜3手はパスが繋がる場面もある。しかし鳥栖は前線に金子拓郎のようないるだけで圧力をかけられる強力アタッカーがいなくて、岩崎と長沼はカウンターの時(≒要は、札幌が不用意にボールを失ったりしてDFが揃ってない時)には勝負できるかもしれませんが、そうでなければ、岩崎は田中駿汰が問題なくケアしていました。</li><li>となると鳥栖は個人で1対1で勝負、というよりは誰かが完全にポジションを動かしてマークを外したりすることが必要で、小野がトップからサイドに流れたりしていましたが、そうするとゴール前に誰もいなくなってしまう。この点は、鳥栖は見ていて、かなり相手が崩れたシチュエーションじゃないとパンチ力が足りない感じがしました。</li></ul></div><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">雑感:</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>半分となる17節を終えて札幌が勝ち点26(後半戦もこのペースならかなり立派ですね)、鳥栖が23。戦力差はセンターラインは札幌の方がクオリティのある選手がいて、特に鳥栖は岡村を攻略できそうな気配がなく、その意味では今回あまり騒がれないですけど、守備のずれから失点になった鳥栖の同点ゴール(オウンゴール)はかなり勿体無い失点だったと感じます。</li><li>あとは、もし小柏の離脱が続くなら、ここ数試合の良いサイクル(スピードのある前線の選手を使った速く慌ただしい試合展開に持ち込んで、センターラインがしょぼいチーム相手には打ち勝つ)が途絶えるかもしれません。ただリーグ戦は2週間後なので、何らか再構築はできるでしょうか。寧ろ青木や小林が復帰した時にどう使うかも考えないといけませんね。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-34755883980235023022023-06-05T23:04:00.003+09:002023-06-05T23:09:07.967+09:002023年6月3日(土)明治安田生命J1リーグ第16節 柏レイソルvs北海道コンサドーレ札幌 〜方向性の違い〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjcYBRdzMHjLKehqDGjBLe2GoU591lCZWE1NZ3S3zxmZC32VlU1AmFsuiRzE4ZJStkblWSe8EJ-U9C91yM6bbBMZngkAvzF-Bxm-GmKLqdCdnBBQK_hDQwjcXFN44lNOYTCZJuzDyBuXCh-dTxLohbmFw3nPcfxiOwOCZu_EsdwCrbIGPi07kufX8GiFA/s1760/TACTICALista_20236505.png"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjcYBRdzMHjLKehqDGjBLe2GoU591lCZWE1NZ3S3zxmZC32VlU1AmFsuiRzE4ZJStkblWSe8EJ-U9C91yM6bbBMZngkAvzF-Bxm-GmKLqdCdnBBQK_hDQwjcXFN44lNOYTCZJuzDyBuXCh-dTxLohbmFw3nPcfxiOwOCZu_EsdwCrbIGPi07kufX8GiFA/w640-h480/TACTICALista_20236505.png" width="640" /></a></div><br /><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>柏は井原新監督体制下で3試合目。神戸、川崎と力のあるクラブ相手に2連敗からホームに戻ってきました。</li><li>立田は前節の脳震盪の影響で欠場。細谷と共に前線の2枚看板であるマテウスサヴィオも欠場で、システムは1-4-4-2。2トップ気味の布陣だと、細谷にサヴィオや仙頭を組ませることが多かったですが、久々にフロートと細谷で9番タイプの選手を2人並べる布陣を採用しました。</li><li>札幌はルーカスが9節以来のスタメン復帰。中村は「福森の役割」で、福森をベンチスタートとしたのは、柏の前線の選手起用に対しては当たっていましたが、よく読んだな、という感想です。</li><li>というのは、柏が2トップだとサイズと運動能力のあるDFが2人必要なので福森ではなく中村、は当たりですが、柏がたとえば細谷を頂点にした1-4-1-2-3だったら3バックで田中駿汰、岡村、菅、のような構成の方が適していて、それだと中村をスタートから起用すると適正な役割がなくてあぶれてしまったのではないでしょうか。ですので札幌は柏の選手起用をかなり精度が高く読んでいた、何らかの情報や根拠があったのだと思います(札幌にしては珍しい話ですね)。</li></ul><div><br /></div></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Jリーグ - J1 第16節 柏レイソル vs. 北海道コンサドーレ札幌 - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/eYQzAmQlFG">https://t.co/eYQzAmQlFG</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1665720674072276999?ref_src=twsrc%5Etfw">June 5, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><div><br /></div><span><a name='more'></a></span><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">お互い難あり:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>たくさん点が入る展開でしたので、いちいち得点を描写するのはやめます。キーとなったピッチ上の要素を記載するだけにとどめます。</li></ul>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">【柏レイソル×北海道コンサドーレ札幌|ハイライト】2023明治安田生命J1リーグ第16節 | 2023シーズン|Jリーグ <a href="https://t.co/OxDluKrmQc">https://t.co/OxDluKrmQc</a> <a href="https://twitter.com/YouTube?ref_src=twsrc%5Etfw">@YouTube</a>より</p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1665721760837255168?ref_src=twsrc%5Etfw">June 5, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>Jリーグの中位〜下位のチームほぼ全て(新潟のぞく)に共通しますが、DFが相手のプレスを引きつけてスペースを作ってフリーの選手に前を向かせて前進…みたいな展開が難しそうなのは、この両チームに共通しています。</li><li>柏は第二次ネルシーニョ政権では、クリスティアーノ、怪物FWマイケル オルンガ、そして現10番のマテウス サヴィオといった、<b>前方に広大なスペースがある状態を有効活用できる強力アタッカーの存在で、build-upに難があってもこれまで何とかなってきた</b>と言えます。この試合ではそうした選手がピッチ上にいないなら、長身FWフロート(そんなに起用そうではないですが、身体はそこそこ強くてターゲットにはなる)の起用は理解できます。</li><li>第一次政権では、ジョルジワグネルのようなMFがいたのもあって、あとそもそもJリーグがもっとアンストラクチャーな環境だったのもあって、あまりbuild-upの問題は露見してなかったと思いますが。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>札幌はどちらかというと、ジェイやチャナティップのような、スペースがなくても前線で強引にシュートチャンスを作れるアタッカーがいたのもあって、<b>基本的にはボールをさっさと前線に放り込んで(前線の選手に押し付けて)から全てが始まる</b>。ジェイの稼働率、パフォーマンス低下やジェイの代役となる選手がスケールダウンしているのは、そのままチームのパフォーマンス低下の要因の一つだと言えます。</li><li>今はキム ゴニという前線で起点になることを期待されているFWがいますが、ゴニがいようといなかろうとコンサは前線に放り込む前提でプレーしていますし、<b>DFが放り込んだロングボールの行方がどうなるかが現状のコンサの生命線</b>だと言えます。以前も書きましたが、ロングボールに難なく対処できるDFのいる鹿島や名古屋には完敗しています。</li><li>いずれにせよ両チームともビルドアップには難がある。ただ札幌は、一応やりたいことははっきりしていて、相手が全く有効な手を打てないなら割とハマる時はあります。</li></ul><div><br /></div></div><div><h3>札幌のロングフィード攻勢の成功とその理由:</h3><div><ul></ul></div></div><div><ul style="text-align: left;"><li>前半から札幌が先行する展開となりますが、それは札幌のロングボール攻撃が成功していたことが大きいです。札幌の先制点、2点目とも、左WBのルーカスフェルナンデスがゴール方向を向いてドリブルを開始するところから始まっています。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>柏は、選手コメント▼を見た感じでは、相手のボール保持に対しては下がるのではなくて、前線からpressingを仕掛けたいとの意図はあったようです。</li><li>ただ前半の冒頭の展開を見た限りでは、柏はどうやって札幌のボール保持の展開から嵌めていくのか準備不足に見えました。</li></ul></div><div><a href="https://www.jleague.jp/match/j1/2023/060307/live/#player">https://www.jleague.jp/match/j1/2023/060307/live/#player</a></div><div><br /></div><blockquote><div><span style="color: #6aa84f;">(DF古賀)前がスイッチをかけた瞬間、シャドーの選手にボールサイドのCBが1人食いついて、その背中をずっと小柏(剛)選手が狙っているような状態だった。CB2人が常に走らされている、動かされている状態がずっと続いていた。</span></div></blockquote><blockquote><div><span style="color: #f9cb9c;">(GK松本)前半は相手が前に人数をかけている中、ウチは真ん中の選手に対して逆サイドはある程度捨てようという話がありました。ただ、あそこで斜めに入られてしまうと、相手もすごくスピードがある選手がいるので、そこで後手を踏んでしまった。</span></div></blockquote><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>札幌のボール保持が始まって、柏がセットした状態は▼の形からスタートします。</li><li>札幌は、右側のDF(岡村や田中)が左サイドに蹴るか、左側のDF(中村や菅)が右サイドに蹴るか、いずれにせよプレーの選択は全て対角へのロングフィードです。</li><li>試合の序盤、柏の対応は、①2トップは荒野を背中で消しながら時折DFを見る、②2列目MFは中央寄りでセットでそこまで強いマンマーク関係は作らず、椎橋と高嶺は浮き気味(特定のマーク対象がいない)、③最終ラインは中間ポジションをとり、こちらも特定のマーク対象を持たない。<br /></li><li>こんな感じなので、特に中盤4枚が、前後に人を分断させ、後ろから前に放り込んでくるコンサ相手だと浮き気味で、これだと全くプレスがかかる感じはしなかったです。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEghFMmDRsrGGcL4lc3y7azl9e5YRAor6yi2PPTx7ux-9Vac0P0ROt7edrFt21SFMHdYDeTtr97fV0E2voeZ1vEMEzJovn9Nw32lGU_Yk6OEIC5E-lmbkt-lbgsioxJmMIKZGNxkjvoaSB5yuFxno6LDtIG-B0lbI7KkwRjeW9hizUppIn1qCsfRMeXj7w/s1760/TACTICALista_202365022.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEghFMmDRsrGGcL4lc3y7azl9e5YRAor6yi2PPTx7ux-9Vac0P0ROt7edrFt21SFMHdYDeTtr97fV0E2voeZ1vEMEzJovn9Nw32lGU_Yk6OEIC5E-lmbkt-lbgsioxJmMIKZGNxkjvoaSB5yuFxno6LDtIG-B0lbI7KkwRjeW9hizUppIn1qCsfRMeXj7w/w640-h480/TACTICALista_202365022.png" width="640" /></a></div><div><br /></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>そしてコンサがボールを動かして、サイドの選手が持つとこのような▼状態になります。先の古賀のコメントはこの状態のことを言っているのだと思います。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEicyEdAPnycRg0o49mUQWKHtDLHHCNoUjTZgm0kTSLNPws7-msVtnUA-FBwkGxZdF0NXQ03SC9bt2ACA3Q4FRMOZPo8muzEkPiJzrQDg5dzASNNAqJhPBUfKsYeANxWkTY1ilp64DlOKlrzdwsMNHLRC4ShuJRnX9KjkFTt_Jsdtc8zSVdgd3HtavBldQ/s1760/TACTICALista_202365034.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEicyEdAPnycRg0o49mUQWKHtDLHHCNoUjTZgm0kTSLNPws7-msVtnUA-FBwkGxZdF0NXQ03SC9bt2ACA3Q4FRMOZPo8muzEkPiJzrQDg5dzASNNAqJhPBUfKsYeANxWkTY1ilp64DlOKlrzdwsMNHLRC4ShuJRnX9KjkFTt_Jsdtc8zSVdgd3HtavBldQ/w640-h480/TACTICALista_202365034.png" width="640" /></a></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>田中駿汰が持つと、一番近くにいる金子のところにSBの片山が寄せる。これに連動して、左CB古賀は浅野、右CB土屋は小柏、そして右SB川口は駒井を捕まえるように動いてボールサイドにみんなでスライドしてきます(GK松本の「逆サイドは捨てる」とも一致しますね)。</li><li>しかし川口の背後でコンサの左WBルーカスフェルナンデスがフリー。そして<b>コンサは繰り返しになりますが、対角にロングフィードを多用するので、正直なところbuild-upで重要な役割を持たない浅野や小柏をこの段階で捕まえているのはあまり意味がない行為で、逆に川口の背後をガッツリオープンにしているのが致命的</b>だったと言えます。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>そして「逆サイドは捨てる」と言っていたらしい柏は、その捨てている逆サイドにボールを供給されると対応はかなり混乱します。川口がルーカスに出ていくと駒井がフリーになりますし、駒井の2点目のゴールはこの、ルーカスに川口が出たところで駒井が動き出して前を向いたところから生まれました。</li><li>「捨てる」というなら、たとえばWBにボールが渡るのは許容して、そこで時間を稼いでブロックをゴール前に作って絶対跳ね返す、みたいな対応になるでしょうか。ただそれにしても、放り込まれても柏のGKやCBの対応はかなり怪しかったので、結局捨てると言うだけでどうするのかわからない印象はありました。</li><li>結果的には、柏は5バックにして解決するのですが、4枚で対応するには戦術面も個人の対応もイマイチだったと感じます。DF4人で札幌の横幅を使った攻撃に対応してきたのは、鹿島は毎年そうですが、それは岩政氏(もう監督か)が言うには「鹿島のDFは1人で2人をみる練習をめちゃくちゃしている」らしく、またかつての名古屋には吉田という守備範囲が極めて広い左SBがいて、彼はサイドチェンジが出た瞬間に札幌のWBに寄せて距離を詰める速さと能力はJリーグで最高でした。</li><li>柏のDFの中で、片山だけがそうしたサイドチェンジに対応する運動能力だったり空中のボールを対処する空間把握能力が及第点という感じで、他の3選手は4バックのこのやりかたで対応するのはちょっと無理そうな感じでした。</li></ul></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>時間経過とともに、柏は▼のように高嶺を荒野に当てて、椎橋を下げて駒井の近いところに置いて、ピッチ上で1対1を10個作るシンプルな方法で解決を図っていたと思います。</li><li>ただ、これも、高嶺は役割が明確になっていたのですが、椎橋はずっと駒井をマークしていればいいのか?という迷いが感じられて、椎橋としては自分が下がりすぎると中盤に広大なスペースができてしまう。それでもいいの?と思っていたのでしょう。だから駒井は前半常に浮き気味で、駒井周辺…川口だったりルーカスのパフォーマンスにこのことは影響を与え続けていたと思います。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiT4643mhenRoC_3GJ8Qi7GDJPIPZDu08UFL-TCJY3tNkTZu4cFwhrhZzQxJyDH4fugWqMUXm7woxSSDGPVvGdeeTimwq0wrrA77v9KdYnna1OwdHRpG_cdLRweoAM3gXf6QMi1Tk5wRe9BV-I3z5fCfbeTj_FKXwlZGjMvHxmGn1a_avuiycmmxKu7eQ/s1760/TACTICALista_202365054.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiT4643mhenRoC_3GJ8Qi7GDJPIPZDu08UFL-TCJY3tNkTZu4cFwhrhZzQxJyDH4fugWqMUXm7woxSSDGPVvGdeeTimwq0wrrA77v9KdYnna1OwdHRpG_cdLRweoAM3gXf6QMi1Tk5wRe9BV-I3z5fCfbeTj_FKXwlZGjMvHxmGn1a_avuiycmmxKu7eQ/w640-h480/TACTICALista_202365054.png" width="640" /></a></div><br /><h3 style="text-align: left;">予想通り5バックで対処:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>後半頭から柏は椎橋→三丸に交代。互いの配置とマッチアップはこのように変化します。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjuYY8HZk7UFMob3YYtW6xS8Igy0SLDaA6kM8Tjregg__kc7OvFCOGTCLzatXv6G0Oi-vn1-0Kc5vjLq8oZ3TPhqX3FmxfI23ZRMI_GOZbyw6kDdG2pyzNJbVIydWiB39mNXjkATRg7q7n0RHwRxtsXrLCBVVeEYhyxR4l1jeDzfR8cwNCcKexXVuCKQw/s1760/TACTICALista_2023651354.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjuYY8HZk7UFMob3YYtW6xS8Igy0SLDaA6kM8Tjregg__kc7OvFCOGTCLzatXv6G0Oi-vn1-0Kc5vjLq8oZ3TPhqX3FmxfI23ZRMI_GOZbyw6kDdG2pyzNJbVIydWiB39mNXjkATRg7q7n0RHwRxtsXrLCBVVeEYhyxR4l1jeDzfR8cwNCcKexXVuCKQw/w640-h480/TACTICALista_2023651354.png" width="640" /></a></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>柏は3バック⇔5バックの陣形に変更。</li><li>この変更では、実はマッチアップはそこまで変わっていなくて、コンサのDFがマークする選手は田中駿汰、岡村、中村、菅、いずれも同じ。表記の上では、戸嶋と小屋松は1-4-4-2の攻撃的MFから1-3-1-4-2のインサイドハーフになりますが、元々2人はボールを持った時は中央で2トップと近い位置まで出ていきますので、役割もそう変わらない。なお柏の1点目は、中央〜左にまで流れていった戸嶋が菅の監視から外れて、コンサはマークの受け渡しが機能しなかったことが影響しています。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>変わったのは金子の対面が三丸になって、更に前半は駿汰が背後にいましたが、後半は駿汰は中央寄りでの仕事が多くなります。</li><li>ですので三丸と金子の1対1の関係性が強くなって、三丸が高い位置をとると金子は自陣深くまで下がってプレーしないといけなくなる。スコアが3−3となった細谷のゴールは、金子が自陣ペナルティエリア外くらいでボールを受けて、片山の股抜きを狙いましたが失敗してボールロスとしたところからでした。</li><li>あそこで股抜きは成功したらハイリターンですけどリスキーなプレーで、さすがコンサって感じでしたが、我らが名将はこうしたプレーを是正する気は一切ないと思いますけど、まともな監督ならまずあのエリアでボールを持ったら何を優先するか、から教え込むと思いますし、逆に金子のようなボールを晒すけどリターンが大きい選手が自陣ペナルティエリア付近まで戻らないようにチームを作ると思います。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>柏の方は、コンサが前線5枚を並べるのに対してようやく5枚で対処するようになって、金子やルーカスにサイドチェンジし放題、仕掛け放題だったコンサの勢いを削ぐことに45分経ってようやく成功します。</li><li>また、ボールを持っている時に、セットした状態だと片山が左SBの位置にスライドして、三丸が高い位置をとる4バックみたいな形からスタートするのですが、この時にコンサは浅野と小柏の2トップのままで守ると片山のところでマークがずれることになって、もしかすると浅野はこのシステム変更に気づいてないか、気づいていたけど自分のマーク対象やポジショニングが変わる必要はないという認識だったかもしれません。</li><li>上記の細谷のゴールは、片山が浮いた状態からconducciónして札幌陣内に侵入し、そのまま残っていたことで生まれましたが、SBからCBに変わった片山がアグレッシブに振る舞うことができたのはこの浅野の対応の影響があったと言えるでしょう。</li></ul><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">ピッチ上はツギハギだらけ:</h3></div><div><ul style="text-align: left;"><li>柏が最終ライン5枚にしたことで最終ラインは簡単に札幌の選手がフリーになることは前半ほど少なかったですけど、依然としてお互いにシンプルにボールを蹴り合うので、ボールが往来するテンポが速くてオープンな展開で進みます。</li><li>61分に柏は小屋松→山田。おそらくこれは山田が高い位置に出ていくというよりは、山田が下がって受け手になることで、三丸や片山が前に出ていけるようにして、マークする札幌の選手を押し下げたりマークの受け渡しを発生させて混乱が生じることを期待したように思えます。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiE14i0W8dmxTMjWqYpR5fybcLeXYmf9sWJfbbYsXu7xU5UEQswnE2UdZCTaL83nrSkEyLOSqF52fIW_w5DmEETykcKWeTdSURiELEHQYsuoNzy0LnuluHFBH0uDk-d50WP1LEBQc1vExkGxEW07BrjnF2hqvXO6ZrQv080bc1hdoSnHy8HGHl80uks9g/s1760/TACTICALista_2023652231.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiE14i0W8dmxTMjWqYpR5fybcLeXYmf9sWJfbbYsXu7xU5UEQswnE2UdZCTaL83nrSkEyLOSqF52fIW_w5DmEETykcKWeTdSURiELEHQYsuoNzy0LnuluHFBH0uDk-d50WP1LEBQc1vExkGxEW07BrjnF2hqvXO6ZrQv080bc1hdoSnHy8HGHl80uks9g/w640-h480/TACTICALista_2023652231.png" width="640" /></a></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>一方、その山田が入る直前のプレーで、フロートがピッチ中央付近でボールをゲインして裏街道で中村を振り切ろうと爆走(最後は細谷のシュートからCKに)。この魂のプレーで日立台のボルテージは最高潮に達しますが、フロートはほぼバテてしまって以降はフロートが交代する75分頃まで、コンサがボールを持っている時に柏の1列目に大穴が開きます。</li><li>細谷はまだ動けそうですが、フロートが何もできなくなるとコンサは中央でボールを好きなように持て、また菅野が前に出てきたことで、モビリティに長ける中村が後ろにずっといる必要がなくなりドリブルでボールを運んだりして、フロートの電池切れ以降は柏は厳しくなります。</li></ul></div><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiHZNc2WRRhoZYflZI0oguXFlgsX-AcUzxqZS8zAmf6K4zmSApUGttw6AAaFjgU7K24PUaiA0JhO88ws5Ha71VcIT3PI8tJFUwVeInOFhA3XoCQh4i2UgFqaaXYOaFX_ahHagtrchzwTioCIzjz5Xb80CH2rsmrg_R8KXJlWZhGruoJCjzIzk2x-c3fFg/s1760/TACTICALista_2023652242.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiHZNc2WRRhoZYflZI0oguXFlgsX-AcUzxqZS8zAmf6K4zmSApUGttw6AAaFjgU7K24PUaiA0JhO88ws5Ha71VcIT3PI8tJFUwVeInOFhA3XoCQh4i2UgFqaaXYOaFX_ahHagtrchzwTioCIzjz5Xb80CH2rsmrg_R8KXJlWZhGruoJCjzIzk2x-c3fFg/w640-h480/TACTICALista_2023652242.png" width="640" /></a></div><br /><div><ul style="text-align: left;"><li>そのフロートと交代で77分に入ったのが武藤。武藤は左FWに入って、岡村がマークしますが、武藤が引いて受けたり左サイドに流れると、コンサで一番重要なDFである岡村は簡単にゴール前を離れることになる。</li><li>柏はこのメカニズムを利用できると面白かった気がしますが、6分後、83分に高嶺を下げてドウグラスを入れて、前線にFWが3人並ぶようになると武藤と岡村のマッチアップ関係は崩れて、またコンサもDFの枚数が増えるのでそれまでよりも中央でスペースが減って柏はゴール前で窮屈な感じになってしまいました。ドウグラスは久々に見ましたが、全盛期と比べるとかなりもっさりして、あれだと活動するにはもっとスペースが必要なのでしょう。</li><li>もっともその武藤のゴールでATに追いついたので、采配が良い悪いと論じるのは難しいところではありますね。</li></ul></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>白熱の撃ち合いというよりはお互いエラーだらけスコアが活発に動きましたが、勝ったのでよかったのではないでしょうか。</li><li>試合と関係がないけど、中村の役割について、高嶺は「センターバックみたい」と解釈していて、中村は「前に出ていける役割」と解釈しているのが興味深かったというか、そう考えると(選手としての力量は別にして方向性的に)中村の方が今のチームにはフィットしているし、DFじゃない選手を最終ラインに大量に起用していましたけど、むしろ逆のアプローチの方が選手管理の側面では適しているのかな、とか思いました。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div><div></div>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-5771064206038210684.post-52860918927461917372023-05-28T02:11:00.000+09:002023-05-28T02:11:03.432+09:002023年5月27日(土)明治安田生命J1リーグ第15節 北海道コンサドーレ札幌vs名古屋グランパス 〜それでも僕らはやってない〜<h2 style="text-align: left;">1.ゲームの戦略的論点とポイント</h2><h3 style="text-align: left;">スターティングメンバー:</h3><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEixs0188YnKBYxCfSAmboWxdHpWr9MdkCs7CtOT9uJj7GVYc4BMDy47lTv1JnMN74c3eVrkfSK5DZygyZHtwOO3DAgZ3O44gAGCvK_WtXmrwKNWGJ_iKyjCuB4etvOcXQbd2Z0WLQQoB8AV6C0p9in_zvrKNYzNkRoJj9BU1k6H_OZaxpCmESPv14fAPg/s1760/TACTICALista_2023528042.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEixs0188YnKBYxCfSAmboWxdHpWr9MdkCs7CtOT9uJj7GVYc4BMDy47lTv1JnMN74c3eVrkfSK5DZygyZHtwOO3DAgZ3O44gAGCvK_WtXmrwKNWGJ_iKyjCuB4etvOcXQbd2Z0WLQQoB8AV6C0p9in_zvrKNYzNkRoJj9BU1k6H_OZaxpCmESPv14fAPg/w640-h480/TACTICALista_2023528042.png" width="640" /></a></div><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>まず、あえて今回はミラー布陣で表記していません。名古屋はマテウスが右IHに入る1-5-3-2でブロックを作っていたのでこうしましたが、ブロックを作る局面以外でもこれが基本形と言って良いでしょう。このシステムを意識的にやっているとするなら今シーズン初めてのことですが、特にインタビューでは言及されていないですね(インサイドグランパスで米本あたりのコメントから確認できるんでしょうか)。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>この名古屋の1-5-3-2、それはおそらくわかるとして、名古屋がボールを持って札幌ゴールに向かってくる時にも1-3-1-4-2で稲垣がアンカー、マテウスが下り目にいたというのは札幌の選手はどの程度認識していたでしょうか。</li><li>見た感じ、札幌は下り目のマテウスのマークは福森で、それは単に福森が定位置より数メートル前にいればいいだけなので、札幌はそんなにこの形を意識していなかったように思えますし、またお互い配置を意識してプレーするというより放り込みが多く、特にシステムが違うことで不都合はない試合でした。</li></ul><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>その他、メンバーに関して言えることは、名古屋はアウトサイドの森下、和泉、内田はいずれも右利きですが両サイドができる。森下が左に回ることが多いですが、11節の神戸戦だと森下が右に回って汰木とマッチアップ。CBは野上と丸山が3人目を争っていて、丸山が選ばれた理由は引いて守る時間が増えそうなことなのか、コンサの前線守備に対して左足でボールを逃がせるからか、その辺でしょうか。</li></ul>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">Jリーグ - J1 第15節 北海道コンサドーレ札幌 vs. 名古屋グランパス - 試合経過 - スポーツナビ <a href="https://t.co/lDgBeohHLq">https://t.co/lDgBeohHLq</a></p>— アジアンベコム (@british_yakan) <a href="https://twitter.com/british_yakan/status/1662487940247998465?ref_src=twsrc%5Etfw">May 27, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div></div><span><a name='more'></a></span><div><br /></div><h2 style="text-align: left;">2.試合展開</h2><h3 style="text-align: left;">それでもやってない:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>名古屋の開始早々の先制点については特に戦術的な観点では話はありません。</li><li>今に始まったことではないですが、ボールを大切に扱わず前線の背が低くて競り合いに強くない選手に押し付けるようなプレーを続けていれば、そりゃ名古屋みたいなセンターラインに屈強で勤勉な選手がいるチームがボールを拾いますし、ボールを押し付けている間に結局ボール保持になるか、非保持になるかコンサの選手は自分でコントロールができない。運試しの如く見守るしかない。そこをコントロールするために日々のトレーニングがあるんでしょうけど、それでもやってないのでしょう。</li></ul>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">/<br />電光石火キックオフ27秒の先制‼️<br />\<br />ユンカーが今季8ゴール目<br />ファーストチャンスを逃さない<br /><br />🏆J1第15節<br />🆚札幌×名古屋<br />📺 <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信 <a href="https://t.co/dxwa5TpkLm">pic.twitter.com/dxwa5TpkLm</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1662311286124986369?ref_src=twsrc%5Etfw">May 27, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div></div><div><ul style="text-align: left;"><li>失点シーン以外だと19分の攻防を見てください。</li><li>名古屋が札幌陣内でリスタートしたプレーでした。右サイドタッチライン際で福森がマテウスからボールを回収、ロングフィードを前線に送ると福森は守備→攻撃に切り替えてマテウスを一気に追い越そうとします。</li><li>しかしこのフィードを名古屋のCBが頭で跳ね返して、名古屋の選手が拾って二次攻撃に移行。福森は切り替えが遅れてマテウスを一番危険なエリア(コンサのDF-MFの間)でフリーにしていて、前を向いて選択肢が複数あるマテウスから名古屋のチャンス、という場面でした。</li><li>クリーンなbuild-upができずFWにシンプルにボールを放り込むプレーを多用するコンサはギャンブル要素が強く、そこで相手が処理をミスったり、駒井のような勤勉な選手がボール回収に成功すればギャンブル成功だけど、そうならなければ相手にどんどんボールを手放している状態になる。それが名古屋のようなチーム相手だと、かなり分の悪いギャンブルを続けていることになります。</li></ul><div><br class="Apple-interchange-newline" /><ul style="text-align: left;"><li>この試合、名古屋が疲れる前の時間帯で、コンサがクリーンにbuild-upが成功したと言えるのは、51分に田中駿汰が名古屋のマークのずれを察知して50mドリブルで運んで、ボックス内のルーカスにラストパスを通した場面くらいでしょうか。</li></ul></div></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">飛ばす名古屋:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>もっとも名古屋もコンサとは少し違った観点で「ボールを押し付ける」チームです。</li><li>コンサは相手の圧力を少しでも受けると、DFやGKからクリーンなbuild-upができないのでFWが下がってきて受けるか、FWにいきなりボールを放り込んで、「FWにボールを押し付ける」チーム。</li><li>名古屋もクリーンなbuild-upはできないけど、FWに押し付けるのではなくて、相手チームにボールを最初から渡すことが前提のチーム。相手にボールを渡して、ある程度のところまで引き込んでから前線のトライアングルで速攻、が必勝パターンです。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>ただこの世にはボールを渡されたら何もできなくて困っちゃうチームと、ボールと多少のスペースがあれば何らかゴールに向かうプレーをすることができるチームがあって、長谷川監督が試合後に持ち上げていましたが、コンサは点取れるかは別にして、引いて守る相手に対しても金子拓郎の個人技という武器がある。</li><li>ですので名古屋としては、コンサとのゲームはボールを渡したらはい終わり、な試合ではなく、危険な選手、得意なパターンを発動させないようにする必要があります。</li></ul><div><br /></div></div><div><ul style="text-align: left;"><li>繰り返しですが、名古屋はセンターラインの堅牢さで札幌を余裕で上回っているので、ここに札幌が適当にボールを放り込む状況になれば、名古屋としてはゲームの脅威は大幅に低減されコントロールしやすくなります。そして札幌のDFは、フリーならそれなりにボールを運んでくるけど、マンマーク気味に見られると一気にボールを運ぶ性能は低下するので、永井とユンカーで岡村と宮澤を監視します。</li></ul></div><div style="text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgCJedzbGtFX21mnLH_HHyfZ-ijOEcucT9FBtEcNSSIzp8yY7ufBvIC8Tn3QCdssDUDPOEUjofUq0E9JnT3VHy6rQ2gq2Md_d8lbtykYn8e8FJFzS93ECfhc_JLpJTI23hxTF2gJCthiK04ak6W7-DPw87QbscuDXXiRSXA87VAqCKeMLFoGo9wWI1tVA/s1760/TACTICALista_2023528118.png"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgCJedzbGtFX21mnLH_HHyfZ-ijOEcucT9FBtEcNSSIzp8yY7ufBvIC8Tn3QCdssDUDPOEUjofUq0E9JnT3VHy6rQ2gq2Md_d8lbtykYn8e8FJFzS93ECfhc_JLpJTI23hxTF2gJCthiK04ak6W7-DPw87QbscuDXXiRSXA87VAqCKeMLFoGo9wWI1tVA/w640-h480/TACTICALista_2023528118.png" width="640" /></a></div><div style="clear: both; text-align: justify;"><ul><li>そして今シーズンのコンサの得点や決定機が何から生まれているかというと、主にそれは相手のDFのミスやロングボールの放り込みに上手く対処できないことが多くて、だからJリーグにおいてはパスを20本繋いで敵陣に侵入することのインセンティブは小さく、適当に放り込んでるだけで得点が入ったり勝ち点を拾えるのは事実なのですが、</li></ul>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">/<br />浅野の豪快ミドル💥で同点<br />\<br />前半39分、高い位置でボールを奪った浅野 雄也がすぐさま左足一閃!<br />キーパーの手をすり抜け見事今季4点目👏👏<br /><br />🏆J1リーグ第10節<br />🆚横浜FC×札幌<br />📺 <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信中 <a href="https://t.co/ux4MwSli2h">pic.twitter.com/ux4MwSli2h</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1652188906404859904?ref_src=twsrc%5Etfw">April 29, 2023</a></blockquote></div><br />
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">/<br />まさに地を這う弾丸🚀<br />\<br />菅大輝が左足一閃<br />大きな2点目が入った‼️‼️<br /><br />🏆J1第12節<br />🆚札幌×FC東京<br />📺 <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信 <a href="https://t.co/6wK3iQLmRM">pic.twitter.com/6wK3iQLmRM</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1654721771977990147?ref_src=twsrc%5Etfw">May 6, 2023</a></blockquote> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>一応それ以外だと、これも繰り返しですが、右WBの金子拓郎の仕掛けが最大の武器になっている。</li><li>名古屋は金子が仕掛ける態勢になれば90分抑えるのは難しいと考えたのか、金子が仕掛ける形を作る前に名古屋から仕掛けていたと思います。</li><li>▼に色々と書いたのですが、金子にボールを届けるのは左右のSB。田中駿汰が後ろから持ち上がったり縦パスを入れるか、お馴染みの福森の異次元のロングフィードもあります。</li><li>だから名古屋は札幌のCBだけでなくて、SBも放置はしたくない。札幌のSBを見るのは、中盤3枚のうちの左右の、米本とマテウスでした。</li><li>しかし、ピッチ横幅に広がる駿汰と福森を、中央3枚から横スライドして管理するのはかなり運動量が必要になります。0-2となった57分にユンカーを下げてマテウスをトップに上げたのはこの負担を考慮したのでしょうし、米本も72分に交代しています。いずれにせよ名古屋は90分持たないであろうやり方でエネルギーを注いで、札幌のボール保持からのプレーを制限していました。</li></ul></div>
<div><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhRH0foz0zmxPuDULSFeGNt6eeuFJMz6N1DcAH-ra7Z58bIyIA5wnjSVva-7q6R2N_WB6d5u5X-5_FxS0DLgCfa-TETBHoDPTAOrbsnpM2bc0WJh6r1sKH-qLsxcF1XM4rhZ2n4Ygu_ytEH3VlVftYqOUU03ddm5D1bw0GzTFMoX8BOJXK8FPFMSmUWjQ/s1760/TACTICALista_2023528123.png" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em; text-align: center;"><img border="0" data-original-height="1320" data-original-width="1760" height="480" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhRH0foz0zmxPuDULSFeGNt6eeuFJMz6N1DcAH-ra7Z58bIyIA5wnjSVva-7q6R2N_WB6d5u5X-5_FxS0DLgCfa-TETBHoDPTAOrbsnpM2bc0WJh6r1sKH-qLsxcF1XM4rhZ2n4Ygu_ytEH3VlVftYqOUU03ddm5D1bw0GzTFMoX8BOJXK8FPFMSmUWjQ/w640-h480/TACTICALista_2023528123.png" width="640" /></a></div><div><ul style="text-align: left;"><li>金子に対しては、清水へと去ったクロちゃん吉田豊を彷彿とさせる勢いで日本代表森下が高速で寄せていきます。</li><li>見落としがあったらみんなゴメンって感じですけど、この試合、金子がゾーン3(名古屋ゴールに近い約30mほどのエリア)で初めて前を向いてボールに触ったのは26分。ボールを供給したのは福森や田中駿汰ではなく、中央でルーズボールを拾った駒井でした。直近リーグ戦2試合で、湘南と京都相手に金子の突破から開始5分以内に先制パンチを浴びせることに成功したのとは対照的でした。</li></ul></div><div><br /></div><div><ul style="text-align: left;"><li>あとは、▲の図で触れた点は、中盤3枚だけだと足りなくなるので永井は頻繁に下がってスペースを埋めたりサポートします。</li><li>そして<b>中央でデュエルに勝てないコンサの軽量級のアタッカーは、中央から離れてプレーをすることが多くなる。一つは、下がってボールを受けようとする。もしくはサイドに流れて、名古屋のWBとCBの間のスペースに走って間を割ろうとする。</b>これは小柏が特に多かったと思います(この試合以外でも多い)。</li></ul><div><br /></div><ul style="text-align: left;"><li>この時に名古屋のDFは、中央からいなくなるコンサのアタッカーに基本的に全てついていって、最終ラインはマンマーク要素が強めの対応で対抗していました。</li><li>そうすると名古屋は中央からDFがいなくなって、CB1人とファーサイドのWBだけが中央に残っている、みたいなこともあるのですが、それでも小柏や浅野が前を向く方が危険なので持ち場を離れて対処する、という方針が徹底されていました。加えて、おそらく中央にクロスボールなどが入っても、コンサには有効なターゲットがいないので、少ない枚数でも守れるという計算もあったと思います。</li></ul></div><div><br /></div><h3 style="text-align: left;">人選は異論なし:</h3><div><ul style="text-align: left;"><li>後半頭から札幌は菅→ルーカス。私は、菅と金子は「ボールを雑に押し付けられてもそれをキープしたりそこから何かを起こせる力強さがある」と思っているので、菅を下げるのはちょっと早い気がしましたが、後半名古屋の足が止まってからは、左にルーカスという翼を授かったおかげでコンサが推していたのは事実だったと思います。</li><li>しかしそのルーカスと金子よるピッチ横幅を使ったプレーでコンサが攻勢に入る前に、55分、名古屋が森下の突破からマテウスのハーフボレーで追加点を上げます。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">/<br />スローインから見事に崩した🙌<br />\<br />🇯🇵日本代表初選出の森下龍矢のクロス<br />合わせたのはマテウス‼️<br /><br />🏆J1第15節<br />🆚札幌×名古屋<br />📺 <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信 <a href="https://t.co/xP31E1kYmo">pic.twitter.com/xP31E1kYmo</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1662329113963819010?ref_src=twsrc%5Etfw">May 27, 2023</a></blockquote><div><ul style="text-align: left;"><li>Jリーグのサイドプレイヤーとしてはかなりパワフルな突破を見せる金子に対して、森下は65分頃まではほぼシャットアウトしつつ、機を見て金子の背後に飛び出します。クロスボールはこれ以外も全て低く速いボール。ブロックを作らない札幌に対して中央が整う前にフィニッシュというプランがチームにあり、それを徹底していたのでしょう。</li><li>終盤は金子が押し込んで、自らゴールも奪って意地を見せるのですが、それまでの森下のパフォーマンスは傑出していましたし、ボールタッチは少ないにしてもそのプレーの効率性が特に目を惹きました。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">🎦 ゴール動画 <br />🏆 明治安田生命J1リーグ 第15節<br />🆚 札幌vs名古屋<br />🔢 1-2<br />⌚️ 85分<br />⚽️ 金子 拓郎(札幌)<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#札幌名古屋</a> <a href="https://t.co/aOCVpYWkcW">pic.twitter.com/aOCVpYWkcW</a></p>— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1662339215047413763?ref_src=twsrc%5Etfw">May 27, 2023</a></blockquote><p> </p> <script async="" charset="utf-8" src="https://platform.twitter.com/widgets.js"></script>
<div><ul style="text-align: left;"><li>先述の通り名古屋の運動量が落ちて終盤は札幌ペースになります。名古屋はマテウスを89分までピッチに残して引っ張るんですけど、マテウスにせよ永井にせよ、前半のようなディフェンスができなくなるとコンサはCBがボールを運べるようになり、それまでずっと苦労していたWBへの配球が容易になります。</li><li>あとはルーカスにせよ、金子にせよ名古屋は1人で対処できる選手がおらず、なんとかサイドに人を集めるのですがコンサのWBがクオリティを見せ、ボールを奪われないので名古屋は最後はほぼ自陣ボックス付近に釘付けでした。</li></ul><div><br /></div></div><h2 style="text-align: left;">雑感</h2><div><ul style="text-align: left;"><li>しつこいですが、名古屋はCBがイージーなミスをすることはなさそうなので、build-upが放り込み主体のコンサは部が悪いと思っていました。しかし名古屋のプラン遂行が厳しくなってからはコンサが押し込んでいて、90分トータルで見ると拮抗していたと思います。</li><li>▼私も似たようなことをずっと言ってますけどこの意見には同意します。というか、Jリーグってクリーンにビルドアップできるチーム今ありますかね?ほとんど放り込みと、DFの跳ね返す能力でゲームの大勢が決まっている気がします。あと、「ボールを持たないタクティカルなインテンシティ」と書かれていますけど、これも再三書いているようにDFの跳ね返す能力の全体的な低下はかなり深刻だと思います。それでは皆さん、また逢う日までごきげんよう。</li></ul></div>
<blockquote class="twitter-tweet"><p dir="ltr" lang="ja">最近のJリーグはボールを持つタクティカルなインテンシティよりボールを持たないタクティカルなインテンシティの方が上回っている。これは世界のTOP10入りを目指すサッカーからすると理想から後退する傾向にあると思う…</p>— 中田一三/ICHIZO NAKATA (@NAKATA_ICHIZO) <a href="https://twitter.com/NAKATA_ICHIZO/status/1662433918216474624?ref_src=twsrc%5Etfw">May 27, 2023</a></blockquote>ABhttp://www.blogger.com/profile/11526726941055077254noreply@blogger.com0