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2024年9月12日木曜日

2024年9月8日(日)JリーグYBCルヴァンカップ プライムラウンド 準々決勝第2戦 北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス 〜工夫は評価すべきか?〜

1.ゲームの戦略的論点とポイント

スターティングメンバー:



  • F・マリノスの5点リードで折り返した1戦目から、コンサは髙尾、菅、駒井、馬場を引き続き起用し、メンバー外となった大﨑とベンチスタートのパクミンギュ以外はリーグ戦での起用が多い選手を送り込んできました。
  • F・マリノスも喜田以外はほぼベストメンバーと言ってよいでしょう。
  • これについては、コンサは敗退が濃厚だから主力を休ませるべき、とする主張もあるようですが、まずプロのチームとして公式戦や公式大会を”捨てる”という考え方は本来容認し難いものだと思いますし、加えて週1で選手はゲームを行うことを念頭において身体を作っているので、仮にコンサの主力選手がこの試合を見送っても試合の前後の日にトレーニングマッチ等で実戦に近い想定でのプレー機会を確保することになるでしょう。
  • それならば北海道の大学生やプロ未満のクラブと対戦するよりも、F・マリノスとの公式戦という機会を活かした方がリーグ戦を見据えたコンディション維持の観点でも有益ですし、練習場でのトレーニングや大学生とのトレーニングマッチでも故障のリスクはありますので(直近では長谷川の負傷は日大とのトレーニングマッチでした)、コンサの判断自体はおかしいことではないと私は考えます。

2024年9月5日木曜日

2024年9月4日(水)JリーグYBCルヴァンカップ プライムラウンド 準々決勝第1戦 横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌 〜 #日本一ディティールにこだわらないクラブ 〜

1.ゲームの戦略的論点とポイント

スターティングメンバー:


  • 週末のリーグ戦が台風でスキップされたF・マリノスは、直近の公式戦が10日前という状況。そのゲームに出場した選手からはGKの飯倉、畠中、喜田がスタメンに名を連ねていますが、アンデルソンロペス、ヤンマテウス、エウベルはメンバー外でターンオーバーと言っていいでしょう。ジャンクルードはトーゴ代表に招集中。
  • 例年カップ戦のベスト8くらいからメンバーを変えてくるコンサ。3日前のリーグ戦のメンバーからは髙尾、パクミンギュ、駒井、菅が中2日でスタメン起用で、岡村もベンチ入り。こちらもターンオーバーですが、後ろの対人に強い選手を主に、リーグ戦と同じ選手を一部送り込んできたという感じでしょうか。
  • なお他会場では見たところ、新潟ー町田、名古屋ー広島が両チームともリーグ戦に出ている選手が多め、川崎ー甲府はターンオーバー気味で、対戦相手同士で(示し合わせたかのように)メンバーの傾向が似通う傾向にありました。

2024年8月8日木曜日

2024年8月7日(水)明治安田J1リーグ第25節 横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌 〜逃れられぬ課税〜

1.ゲームの戦略的論点とポイント

スターティングメンバー:



  • 7/20以来のリーグ戦となる再開初戦。マリノスは7/21から7日間オフ→7/28からトレーニングを再開し、8/3にニューカッスルとの親善試合を消化してこの試合に臨みます。ですのでトレーニングとしては中断期間に7日程度しか行っていないようで、7/15にキューウェル前監督と契約解除、ハッチンソンコーチが指揮を執る体制変更があった割には、インプットよりもリカバリーを優先したという印象です。
  • メンバーはキューウェル体制とさほど変わらず。ニューカッスル戦では新加入のジャンクルード(アジアンベ)がCBで試されましたが、この日はメンバー外で上島を選択。
  • 前線は、植中はパリオリンピックからの敗退が決定したのが8/3でしたがベンチ入り。今節各地でオリンピック代表組は軒並みベンチスタートという状況です。トップ下は天野の出番も増えていましたが、セルヴェットから復帰した西村が復帰後初スタメン。主な負傷者は永戸と渡邊泰基。

  • コンサは7/25からトレーニング再開と、ややオフは短めで調整してきました。中断期間に「6人目の新加入選手」がシエラレオネ代表歴のあるFWアマドゥ バカヨコと判明し、彼以外の新加入選手は登録が済んでいる状況ですが、この試合のスタメンは中断前に(大﨑加入もあり)持ち直しているように見えるメンバーを送り込んできました。両チームとも夏加入の選手で、シーズンが異なるリーグから加入した選手はまだコンディションを上げている途上という状況でしょうか。
  • 7/30に予定されていたセビージャ戦が中止となったことで、これらの選手のクオリティを図ることが難しくなったのは残念だったかもしれません。主な負傷者はスパチョークとキムゴンヒ。

2024年6月24日月曜日

2024年6月23日(日)明治安田J1リーグ第19節 北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス 〜コンサの負けパターンとは〜

1.ゲームの戦略的論点とポイント

スターティングメンバー:



  • ACLで決勝に進んだことで1チームだけ変則的な日程でリーグ戦を消化するマリノス。リーグ戦では4/10の第3節(延期分、7節の後に消化)でガンバを2-0で破って以降は、湘南、セレッソ、磐田、浦和、新潟、FC東京、柏、鹿島、町田相手に9試合を1勝4分4敗と厳しい状況に立たされています。
  • 過密日程はひと段落したものの、最終ラインの畠中、小池裕太、小池龍太、前線のエウベル、ナムテヒといった選手のコンディションが整わない状況が続いていますが、ただ一つ言えるのはチームのサイクルとしては下降線を辿っており、今のマリノスはJリーグで新潟と共にポジショナルなサッカーをリードしてきた、かつての姿ではなくなっていると見ていいでしょう。

  • 試合前日に「昨年のレギュラー13人がいない状況だ😔」と語った我らがミシャ。「昨年のレギュラー」という観点にまずかなり驚きでしたが、真面目に内訳を考えると移籍の1ソンユン、2ルーカス、3小柏、4駿汰、5金子、6福森、長期離脱の7高木、負傷が伝えられている8宮澤、9青木、10浅野、11菅、12スパチョーク、という感じで13人目は誰?と思っていたのですが荒野を指していたのか、それともゴニなのか。ソンユンや福森を「😔」に含めるのもどうかという気もしますが、しばらくはこうしたコメントにも慣れていく必要があるでしょう。

2023年10月22日日曜日

2023年10月21日(土)明治安田生命J1リーグ第30節 横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌 〜カモメの愛護者〜

1.ゲームの戦略的論点とポイント

スターティングメンバー:



  • 国際Aマッチウィークによる3週間の中断を挟みました。この日程になる時に、リーグ側が「優勝争いの熱が削がれる」的なことを言ってましたけど、まぁそれはなくはないのかな、と思います。熱というか観戦習慣には影響があるでしょう。もっとも習慣以前にエンタメとしてのベネフィットがないと、顧客はJリーグに足を運んでくれることはないと思いますけども。

  • マリノスは長期離脱中の畠中に加え、エドゥアルド、角田、上島も負傷でCBは實藤のみ。ルヴァンカップの2戦目同様に喜田がCB扱いで、またベンチの吉尾が後半に左SBで出場しましたがとりあえずこの辺まではDFの練習をしていたのでしょうか。杉本健勇のCBはアリかと期待していましたが、もう10年ほど実戦ではやってないと思うのでちょっと厳しいですよね。
  • コンサは荒野がトレーニングマッチで負傷とのことでメンバー外。青木、宮澤、深井も不在で中断期間明けでもメンバー不足感は解消されないまま再開初戦に臨みます。


2023年3月13日月曜日

2023年3月12日(日)明治安田生命J1リーグ第4節 北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス 〜ダウングレードした王者〜

1.ゲームの戦略的論点とポイント


  • マリノスは前節の広島戦が金曜日開催だったので9日ぶりのリーグ戦。ここまでの様子では、右ウイングを井上と水沼で競っていて、他は右SBに離脱者がいそうですが、割とメンバーが固まっているでしょうか。永戸が前節の退場処分で出場停止で、小池裕太がスタートから起用されています。
  • 札幌はキムゴンヒ、青木が不在で、小林が初スタメン。トゥチッチは怪我なのか?と思っていましたが、カップ戦には出ていたので単に中島と序列が逆転しただけなのですね。
  • 前線は、マリノスのCB2人を左浅野、右小林でマークして、小柏がインサイドハーフ。ボールを持っているときは小柏が前に出ていく形でした。

2022年9月21日水曜日

2022年9月18日(日)明治安田生命J1リーグ第30節 横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌 〜unspoken agreement〜

1.ゲームの戦略的論点とポイント

スターティングメンバー:

スターティングメンバー&試合結果
  • マリノスは西村が負傷で、すっかり序列が下がっていたマルコスジュニオールがトップ下で先発。傾向としては、マスカット監督のサッカーは割とダイレクト志向だと思っていて、西村の重用は運動量だけでなくセカンドトップとしてのフィニッシュを買っていたのでしょうし、よく言えば速い、悪く言えばやや直線的なサッカーに変貌しているように思えます。
  • 札幌は試合前練習で深井が重傷を負って、おそらく中村桐耶がその枠でベンチ入りしたのでしょう。菅のDF起用は、ウインガーのいるマリノス相手ならあるよな、と思っていたのですが、福森、高嶺、中村が健在の時にやるとは言い切れなかったので驚きでした。

2022年3月12日土曜日

2022年3月12日(土)明治安田生命J1リーグ第4節 北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス 〜理論非武装〜

1.スターティングメンバー

スターティングメンバー&試合結果
  • マリノスはマルコスジュニオール、渡辺は戦線に復帰したものの、最終ラインはエドゥアルド、畠中を欠くスカッド。(余計なお世話ですが)ACLを狙うチームとして見ると、ウインガーが全員右利きなのはバランスが悪いように感じられますが、その中では仲川を左で、マスカット監督としては考えているようです。
  • 札幌は引き続きシャビエルがベンチスタート。前節の3アタッカー編成はバランスが悪いと感じたのか、青木がスタートから左シャドー/インサイドハーフで、小柏が右に回ります。

2021年10月17日日曜日

2021年10月16日(土)明治安田生命J1リーグ第32節 横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌 ~あくまで”お祭り”なのだ~

1.ゲームの戦略的論点とポイント

スターティングメンバー:

スターティングメンバー&試合結果
  • マリノスは畠中が離脱中で、岩田が8試合連続のCB起用。かつてのオシム・ジェフにおける中島浩司氏(阿部勇樹とストヤノフのバックアッパー)みたいな?重要な位置づけになっているようです。前線はエウベル&前田の組み合わせが多かったのが、仲川を右に起用してきたのは、マッチアップする札幌の左DFを意識でしょうか。
  • 札幌は宮澤が左ふくらはぎ痛、岡村も恐らく中断期間中のエリートリーグ何らか受傷があったようでDF2人を欠きますが、福森とチャナティップの復帰は好材料。

2021年6月14日月曜日

2021年6月13日(日)YBCルヴァンカップ プレーオフステージ第2戦 横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌 ~日ごろの行い~

1.ゲームの戦略的論点とポイント

スターティングメンバー:

スターティングメンバー&試合結果
  • ポステコグルーが正式にセルティックへの栄転が決まり、松永英機アカデミーダイレクターが暫定監督に就いた、マリノスは、第1戦との違いは、右SBの小池→松原。のはずが、ティーラトンがキックオフ直前に体調不良で小池が左に入ります。そしてオナイウがA代表に追加召集された前線は、天野が入り、マルコス ジュニオールがトップにスライド(だったと思います)。
  • これまで●●年の人生で様々な暫定監督による指揮を見てきましたが、"9番"としてレオ セアラが起用できる状況下での、この采配はかなり尖ったものだなという印象があります。なかなか全てを把握していない状況下で思い切った采配は難しいと思うからです。という旨?の質問が試合中、実況アナウンサーから清水秀彦解説員に投げられた際は、なぜか不機嫌おじさんが爆発していましたが。
  • 札幌は、第1戦で負傷交代した深井、小柏がやはり欠場で、まず駒井を中盤センターにスライド。そして第1戦では両アウトサイドを務めていた青木と金子を前線に配置し、3日前に天皇杯に出場していたルーカスと菅をスタートから起用でやり繰りします。

2021年6月6日日曜日

2021年6月6日(日)JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ第1戦 北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス ~俺らは知ってるぜ~ 

1.ゲームの戦略的論点とポイント

スターティングメンバー:

スターティングメンバー&試合結果
  • リーグ戦中断期間ということで、もしくはリーグ戦は川崎フロンターレの独壇場であることを踏まえて、現実的にタイトルが狙えるカップ戦のグループステージ以降は徐々に位置づけが変わってくるということなのか、お互いに主力級がスタメンに並びます。
  • ただ、札幌は予想されたメンバーからジェイがよくわからない理由で外れ、荒野が長期離脱から復帰後では初めて前線で起用されました。
  • マリノスは前田が代表招集中で、やや序列低下気味の仲川が右に入ります。

2021年4月17日土曜日

2021年4月16日(金)明治安田生命J1リーグ第10節 北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス ~変わらぬ愛と変えねばならぬ未来~

1.ゲームの戦略的論点とポイント

スターティングメンバー:

スターティングメンバー&試合結果
  • 負傷で起用できない選手は、札幌がGK中野と小柏。マリノスは仲川。お互いに、本調子ではないと思いますが、荒野とティーラトンがメンバーに復帰したのは好材料です。
  • 札幌はその小柏以外は、ルーカスが2試合続けてベンチスタートになった他はほぼベストメンバー。菅を左に置く理由は、やはりボールプレイヤーが前線に多すぎてバランスが悪いことが理由の一つでしょうか。
  • ACLに出場しないマリノスですが、エリキのようなキープレイヤーを除けば比較的戦力をキープしているように見えることもあって、替えのきかないCB2人以外は比較的、メンバーを入れ替えながらシーズンを送っています。特にGKも高丘とオビで回しているのは珍しい方だと思いますが、これはシーズン後半、東京オリンピック(やるんですよね?)開催後くらいの時期により活きてくるかもしれません。

2020年9月2日水曜日

2020年9月2日(水)YBCルヴァンカップ ノックアウトステージ 準々決勝 北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス ~準備と蓄え~

 0.スターティングメンバー

スターティングメンバー&試合結果

  • 共にリーグ戦から中3日。マリノスは両SBと、CBのチアゴ マルチンス、トップのジュニオール サントスはターンオーバーで一定の休養を与えたうえで札幌に乗り込んできました。
  • 札幌は前節途中出場の高嶺がスタメン復帰。最終ラインと前線は、3日前にドームで名古屋相手に一定の成果を収めたユニットをそのまま流用しています。ジェイ、深井がベンチ外、宮澤もベンチスタートと、数ヶ月前までなら考えられなかったメンバーで今シーズン一のビッグゲームに臨みます。

2020年8月27日木曜日

2020年8月26日(水)明治安田生命J1リーグ第29節 横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌 ~甘い響きが意味すること~

0.スターティングメンバー

スターティングメンバー&試合結果
  • 久々に札幌のスタメンを当てました。それはどうでもいいとして、ジェイは保坂記者によると「精神的に安定せず」メンバー外。
  • マリノスは畠中が復帰。ターンオーバーはティーラトン→高野、喜田→和田、右に松原、そして仲川→相模原への育成型期限付き移籍から復帰した松田。近くにJ2やJ3のクラブがあるっていいですね。

2020年8月25日火曜日

プレビュー:2020年8月26日(水)明治安田生命J1リーグ第29節 横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌 ~勇敢か無謀か~

1.予想スターティングメンバー 

予想スターティングメンバー
  • 畠中、天野、エジガル ジュニオは負傷中らしいです。また、大体3試合を目途にターンオーバーを敷いていますが、夏のマーケットで加入し早速キープレイヤーになっているジュニオール サントス、前田はスタメンで使ってくるのではないでしょうか。
  • 新型コロナウイルスの影響によって鳥栖戦がキャンセルとなり、1週間の休養を得た札幌は、ここ数試合の傾向からすると負傷者がいない限りはこのメンバーでしょうか。

2020年7月26日日曜日

2020年7月26日(日)明治安田生命J1リーグ第7節 北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス ~机上論は現実へ~

0.スターティングメンバー

スターティングメンバー&試合結果
  • マリノスはオナイウではなく、エジガル ジュニオが2試合連続のスタメン出場。SBは高野ではなくティーラトン。仲川、マルコス ジュニオールはいずれも欠場でした。
  • 札幌はFWを誰も置かない予想外の形でした。チャナティップではなく、中野を中央に置いたのもポイントです。土曜日朝に「トレーニングで数人負傷者が出た」との情報がありました。メンバーを見ると、福森と田中を指していたのだと予想されます。福森も勿論ですが、プレッシング戦術でも撤退守備でも対応できる、新人なのにルーキーな田中の欠場が痛いところです。恐らく福森の代役に高嶺を立てることから、このメンバーが逆算されたのではないでしょうか。また早坂は初のベンチ入り、中野が初スタメン。アンデルソン ロペスはこの週になってようやく精神と時の部屋からチェックアウトしたとの情報があり、翌週からメンバーに加わってくるかもしれません。

2020年7月25日土曜日

プレビュー:2020年7月26日(日)明治安田生命J1リーグ第7節 北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス ~ロジックに裏打ちされた奇策~

1.予想スターティングメンバー

予想スターティングメンバー

  • マリノスはGKのパク イルギュとDFの實藤が離脱中。復帰してきたチアゴ マルチンスは鹿島戦で45分でピッチを去り、前節はメンバー外でした。ポステコグルー監督は3戦連続でのスタメン起用を避けているように見え、この観点だと前節途中交代した仲川と、ティーラトンは休ませると予想します。
  • この仮定だけでかなりメンバーが見えて決ますが、後はコアな選手には頑張ってもらうとして、喜田は3連戦となりますがスタメン起用、5連戦となるマルコス ジュニオールを休ませるのではないでしょうか。天野がスタメンなら、中盤が逆三角形の1-4-1-2-3に近い陣形を予想します。もっとも、これ以上星を落とせないということで、仲川、マルコス ジュニオールは強行出場も予想されますが。
  • ミシャはオブラートに言うと、ポステコグルーよりも更にクラシカルというか選手起用におけるリミットの設定がよりハードです。進藤、菅、チャナティップは全試合スタメン出場しています。この3人は今回のゲームにおいても重要な役割を担うと考えられるので、コンディションが心配ですが強行出場を予想します。あるとしたら、チャナティップ→駒井でしょうか。センターラインは荒野が復帰し、前節安定したプレーを見せた田中を起用、前回も3連戦を回避した宮澤は休ませると予想します。右サイドは、昨年4月の対戦で無双したルーカスに期待がかかりますが、前節温存した白井の方が有力です。ただ、菅を休ませるなら白井は左の候補としても挙がります。
  • 札幌側の論点は2つで、①4バックか3バックか。②ハイプレスで入るか引いて構えるか。2018-19シーズンにかけてのマリノスとの対戦は毎回何らか4バックだったり変則システムで対抗しています。

2018.4(ホームでのリーグ戦)
2018.10(アウェイでのリーグ戦)
2019.3(アウェイでのカップ戦)
2019.4(ホームでのリーグ戦)
2019.5(ホームでのカップ戦)
2019.11(アウェイでのリーグ戦)

  • 私の考えは、これまで勝利を収めた2試合と同様、またマリノスが第5節で対戦した鹿島も同様だったと思いますが、4バックにして最終ラインのスペースを消したうえでプレス開始ラインは自陣に設定するのがいいと思います。
  • となると今回も3⇔4バックの変形システム。左はカップ戦で1度白井もやったことがありますが、基本的には菅しかこの役割が務まりません。もう一つポイントになるのが、3バックの右シャドーを兼務する4バックの右FWに入る選手で、武蔵、アンデルソン ロペスを欠くことになる札幌にはここが特大のネックです。役割を考えると、中盤またはアウトサイドで活きる駒井ではなく、ゴールに向かってプレーできる金子しかいない(と、久々に、当てたらかっこいいことを言ってみます)。
  • 3バックでハイプレスをするのはリスキーです。札幌のWBがマリノスのSBと離れたポジションからスタートするので、まずここでプレスがかかりにくくなります。そしてマリノスのWBはフリーダムに誘導するので、札幌のWBがどこまで追えばいいかわからなくなりプレスは失敗すると予想されます(4バックなら、SHに「君たちは最終ラインのことは心配しなくていいよ」とすることで解決できます)。
3バックの時に生じる問題点
  • そして3バックでハイプレスだと、札幌の最終ラインは常に3枚であることが多くなり、その左側では福森vs仲川(または水沼?)というピカチュウvsダグトリオのようなマッチアップになるので、「リスクがあるね」という言葉では足りないくらいの状況になります。

  • これを嫌い、5バックでラインを低く設定するやり方も一応ありますが、これは(昨年11月の対戦時に言ってましたが)ミシャが好まないやり方で、マリノスのようなウイングが幅を取る3トップのチーム相手だと、札幌のDFが常に2枚余る状態になります。ここは2人分数的有利になりますが、ピッチの他のところで数的不利になります。これだとトップ(ジェイ)が孤立するので、奪った後でジェイに当ててジェイが勝てないとずっと押し込まれている状態になりやすい問題があります。
3バックで引くとDF2人が”遊んで”しまいがち
  • そしてマリノスは引いたチーム相手に何度もトライを繰り返せる状況だと、隙を見つけてゴールを奪えるクオリティがあります。このようなチーム相手には、どれだけ押されても常に喉元にはナイフを突きつけておく必要があります。


2019年11月10日日曜日

2019年11月9日(土)明治安田生命J1リーグ第31節 横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌 ~偽りなきマイスター~

0.スターティングメンバー

スターティングメンバー

 札幌(1-4-4-2):GKク ソンユン、DF進藤亮佑、キム ミンテ、福森晃斗、菅大輝、MFルーカス フェルナンデス、荒野拓馬、深井一希、チャナティップ、FW鈴木武蔵、ジェイ。サブメンバーはGK菅野孝憲、DF石川直樹、MF宮澤裕樹、白井康介、中野嘉大、早坂良太、FWアンデルソン ロペス。ボール非保持を想定すると、予想通りの[1-4-4-2]。ボール保持時はこれまでのマリノス戦と同じく、左MF(チャナティップ)がシャドーに上がる[1-3-4-2-1]。この関係で、2トップは武蔵が右、ジェイが左の並び。宮澤に代わって荒野のスタメン起用は、ハイテンポな展開が予想される中で、その運動能力を買っているのだと予想する。
 横浜(1-4-2-1-3):GK朴一圭、DF松原健、チアゴ マルチンス、畠中槙之輔、ティーラトン、MF喜田拓也、扇原貴宏、マルコス ジュニオール、FW仲川輝人、マテウス、エリキ。サブメンバーはGK杉本大地、DF伊藤槙人、高野遼、広瀬陸斗、MF大津祐樹、遠藤渓太、FW李忠成。仲川が2試合ぶりにスタメン復帰し、現状のベストメンバーが揃った。
 プレビューはこちら

2019年11月8日金曜日

プレビュー:2019年11月9日(土)明治安田生命J1リーグ第31節 横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌 ~勇気とバランス~

1.予想スターティングメンバー

予想スターティングメンバー

1.1 札幌


×(非帯同、欠場確定)※特になし
×(負傷等で欠場濃厚)MF駒井(右膝半月板損傷)
*(負傷等で出場微妙)※特になし

IN(夏マーケットでの加入)DF田中(特別指定選手登録)
OUT(夏マーケットでの放出)DF中村(Honda FCへ育成型期限付き移籍)
MF中原(ベガルタ仙台へ完全移籍)
MF小野(FC琉球へ完全移籍)


 マリノス相手に、2018シーズンから数えて6度目の4バック(ボール保持時はいつもの[1-4-1-5]に可変)採用が予想される。といっても、4バック(⇔5トップ変形)に対応できる選手が揃っているわけでもなく、メンバー選択の幅はいつもより狭まる。恐らくこの11人で決まりだろう。

1.2 マリノス


×(非帯同、欠場確定)※特になし
×(負傷等で欠場濃厚)MF渡辺(左足関節骨軟骨骨折)
FWエジガル ジュニオ(左足関節骨折)
*(負傷等で出場微妙)※特になし

IN(夏マーケットでの加入)GK中林(サンフレッチェ広島から期限付き移籍)
DF伊藤(水戸ホーリーホックから完全移籍)
MFマテウス(名古屋グランパスから期限付き移籍)
MF渡辺(東京ヴェルディ1969から完全移籍)
MF泉澤(MKS Pogoń Szczecinから完全移籍)
FWエリキ(SEパウメイラスから期限付き移籍)
OUT(夏マーケットでの放出)GK飯倉(ヴィッセル神戸へ完全移籍)
GK原田(SC相模原へ育成型期限付き移籍)
MF三好(期限付き移籍契約を解除して川崎フロンターレへ復帰)
MF山田(名古屋グランパスへ期限付き移籍)
MF天野(KSCロケレン・オースト=フランデレンへ期限付き移籍)
MFイッペイ シノヅカ(大宮アルディージャへ完全移籍)

 シーズン中に何度かマイナーチェンジを繰り返した末、今の形は扇原と喜田が中央に並び、ウイングが開く[1-4-2-1-3]に近い形。エジガルが負傷し、夏のマーケットで恐らく幾つか選択肢がある(お金もなくはないし、ネットワークも持っているはずなので)中でのエリキをチョイスには、そのチームスタイルが現れている。
 メンバーは恐らく湘南戦で負傷した仲川がスタメンに復帰するだろう。変えてくるとしたら、4月の札幌ドームでの対戦で手を焼いたルーカス フェルナンデスの対面となる左SBだが、普通に考えれば、高野の長期離脱中にスタメンを守ってきたティーラトンか。

2.今期の対戦のおさらい

2019年3月6日(水)YBCルヴァンカップ グループステージ第1節 横浜F・マリノスvs北海道コンサドーレ札幌 ~制約下での布石~

 シーズンで最初の「控えメンバーを試せる公式戦」。札幌はキム ミンテ、白井、ジェイ、マリノスは扇原、パク イルギュ、ティーラトンがこの時は控え扱いで、三好は日程の関係でスタメン起用。
 序盤、札幌は3バックでほぼ純粋なマンマークディフェンスで対抗する。マリノスは開いたウイングを起点に札幌のCB両端の選手の脇を強襲。こりゃあかんということで札幌は20分過ぎから4バックにし、後方にスペース管理の概念を採り入れる。49分にカウンター気味の展開からジェイの得点で先制するも、次第に運動量が落ちてからはマンマーク守備が通用せずマリノスペース。三好の同点ゴールは完全に置いていかれての得点だった。

2019年4月20日(土)明治安田生命J1リーグ第8節 北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス ~Homecoming Day~

 今度は札幌はスタートから4バック。マリノスはエジガル ジュニオが欠場で、三好のゼロトップという驚きの布陣。
 試合の主役は”本職”で起用してもらったルーカス フェルナンデスと、前にスペースがある展開なら滅法強いアンデルソン ロペス。開始3分でアンロペのロングドリブルから先制、福森のスーパーFKで札幌が早々と2点を奪うと、[1-4-4-2]の中央密集で守ってから常に高い位置で待っているルーカスを使ったカウンターを繰り出し、札幌はマリノスにカウンターの脅威を突きつけることに成功する。
 マリノスはこの時はウイングが中央に絞って裏抜けを狙うスタイル。幅をとらずに中央に入ってくる挙動は札幌にとっては捕まえやすかった。

2019年5月8日(水)YBCルヴァンカップ グループステージ第5節 北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス ~忘れ去られし才能~

 再び控えメンバー中心の一戦。共にキープレイヤーを欠くが、そのダメージが大きかったのはチャナティップの代役に岩崎を起用した札幌。チャナティップに預けて5バック(この日は4バックだったが)→5トップの可変時間を稼ぐいつものパターンが成立せず、福森もいないので右で張るウイング(ルーカスではなく中野)を効果的に使えない。
 控え中心でも前線には遠藤、大津、李が並ぶマリノスは、中央偏重をやや是正し、ウイングが拡げてのハーフスペース狙いの攻撃から先制。札幌は後半チャナティップ、ルーカスを投入してポジティブトランジションの迫力は出るも、殴り合いからマリノスが連続得点し0-4の大差のゲームとなった。

3.戦術面の一言メモ

3.1 札幌

※変更なし
コンセプト5トップで攻めて5バックで守る。相手の攻撃機会や攻撃リソースを奪う(守勢に回らせる)。
ボール保持
(自陣)
1-4-1-5や1-5-0-5の形からサイドのDFが持ち上がってシャドーやトップに縦パスを狙う。
ボール保持
(敵陣)
引いて受けるチャナティップに預けての打開。フィニッシュは右の白井の仕掛けから。
ボール非保持
(敵陣)
「ボールを取り上げたいチーム」との対戦を除いてはハーフウェーライン付近まで撤退。
ボール非保持
(自陣)
1-5-2-3でセットしてマンマーク基調で守る。最終ラインはなるべくスライドせず5枚を残しておく。
ネガティブ
トランジション
前線の3選手はなるべく下がらず即時奪回に切り替え。後ろはすぐに戻って人を捕まえる。
ポジティブ
トランジション
自陣で奪った時はトップ(ジェイ、アンデルソン ロペス)、シャドーのチャナティップを探して預けて速攻を狙う。
セットプレー攻撃キッカーはほぼ全て福森に全権委任。ファーサイドのターゲット狙いが多い。ゴールキックはなるべくCBにサーブしてからポジショナルなビルドアップを狙う。
セットプレー守備コーナーキックではマンマーク基調。
その他memo同数で守る3バック相手なら対人に強い1トップ2シャドーがターゲットで質的優位を活かす。ギャップのできやすい4バック相手ならWBへのサイドチェンジを狙う傾向が強い。

3.2 マリノス


コンセプト相手を敵陣に押し込み、即時奪回の”サイクル”を回して攻撃を続ける。
ボール保持
(自陣)
縦幅を目一杯使う。2CBと2MFが被らないポジションを取って中央でボール保持→ウイングに供給までがワンセット。マンマークで消されたら3トップへロングフィード。
ボール保持
(敵陣)
ウイングは幅を取り、対面の選手に縦を意識させ、SBやMFがインナーラップ。
ボール非保持
(敵陣)
(機会は多くないが)セット守備は[1-4-2-1-3]気味の布陣からハイプレスに移行。
ボール非保持
(自陣)
(機会は多くないが)ボールサイドにスライドするゾーン基調の守備。CBもスライドしてクロスを上げられる前にサイドで狩り切る。
ネガティブ
トランジション
相手ボールホルダーを速攻でケアしながら+2人でコースを切り、追い込む。
ポジティブ
トランジション
ウイングの前にスペースがあれば速攻を狙う。
セットプレー攻撃キッカーはマルコス ジュニオール、マテウス。クロスはインスイング。
セットプレー守備CK守備はゾーン主体。
その他memo相手がポゼッションらしいポゼッションをしている展開は稀。局面の大半はボール保持かトランジション。

4.想定される互いのゲームプラン

・本来はどちらも「相手を見るよりもいつもの姿であり続ける」チーム。そんなミシャが毎回4バックで臨む、アンジェマリノスへのリスペクトはかなりのものだ。2018シーズンの日産スタジアムでの対戦もそうだったが、ボールを保持するチームに対するミシャの考え方は「プレッシングで圧殺してボールを取り上げる」。それも難しいと判断しての今年4月の対戦は、札幌の(それまでよりも守備開始位置を下げた)ミドルゾーンからの守備がはまった格好だった。恐らく今回もこの点は踏襲されるだろう。

・マリノスは札幌のカウンター対策、4月の対戦で活躍したルーカスが位置する、札幌の右、マリノスの左サイドでの攻防は対策が必要だろう。但し、マテウス-ティーラトンのコンビで進藤に2on1を突きつける(そのままではいられないのでルーカスは下がるはず)ことが札幌相手に一番効果的なはず。ルーカスを押し込んでしまえば、札幌の4バック採用のメリットは1つ消える。マリノスはアグレッシブに先手を取りに行きたいところ。


5.想定される試合展開とポイント

5.1 同じ策が通用しなさそうな理由


 少なくとも最初はマリノスがボールを持つ展開になるはず。
 対する札幌の狙いは、4月の対戦時のチャナティップの先制ゴールと同じく、中央を固め、サイドの選手をマンマークで監視してからマリノスのDFが孤立した状態を狙うだろう。

札幌のイメージする中央切り~人を捕まえる守備

 が、問題は、①マリノスのウイング(マテウスと仲川)はサイドに開いてプレーするので、菅と進藤はかなりサイドに引っ張られ、この2人と札幌のCB2人の間には常時スペースを空けた状態でマリノスの攻撃を受け続けることが予想される点。
 もう一つは、②札幌は枚数をなるべく合わせたくて普段の形ではなく[1-4-4-2]で挑むとしても、マリノスはそれを見て形を変えてくることが極めて容易に予想される点。ここ2試合は湘南、鳥栖共に守備時は[1-4-4-2]だったが、マリノスは下のような、[1-3-3-1-3]とも言うべき形で返り討ちにしている。
想定されるマリノスの変形と札幌守備に予想されるスペース

 この変形により、[1-4-4-2]で守る相手が捕捉しづらい状況を作ってから、
マリノスの攻撃パターン(ウイングが横幅を作ってDFの間を狙う)

 突破力のあるウイングにボールを預けるまでが「ビルドアップ」。崩しのフェーズでは、ウイングのマテウスと仲川に主役が移る。マリノスはシーズン中に何度かマイナーチェンジをしている印象があるが、今の崩しのパターンは、札幌との今年の対戦でいうと3月のルヴァンカップでの対戦時に近い。バスケでいうところのローポスト制圧攻撃だ。(なおマイナーチェンジをすることは必要だと思う。Jリーグだと選手の組み合わせや入れ替えによって目先を変えることには限界があるので、シーズン後半には対策されてしまう)。

 特にマテウスは、サイドの狭いスペースでも強引に仕掛けることができる。”抜ける”ではなく”仕掛けられる”であり、負けることもあるがとにかく仕掛けることが重要だ。仕掛けによって、相手のDFはサイドを意識するし、また左利きのマテウスは左サイドで必ず縦に行くので、相手の最終ラインを押し下げる効果が期待できるからだ。
 どのようなシチュエーションであっても、マテウスにボールが入った時、足に不安を抱える進藤とのマッチアップは非常に重要になる。

5.2 どこまで展開を予測・準備できるか


 こうなった時に札幌はどうすべきか。
 ポイントは、原則(なるべく枚数を合わせる)を維持し、守備の安定を図りつつ、カウンターを狙う時のことを考えてその威力を削がないようにすること。となると考えられるのは、
(予想)マリノスが[1-3-3-1-3]になるなら札幌も2トップから2トップへ

 札幌も前3枚にし、その「+1」はチャナティップではなくルーカス。サイドで前を向いたときに1人で攻撃機会を作れるルーカスは高い位置に置いておきたい。
 この時、元々のマーク対象のティーラトンは完全に放棄することになる。こうなると、元々のマーク関係、ひいては守備時の役割が曖昧になり、オープンな展開になることも予想される。ただ札幌としては、5バックで撤退しないならこのような策しかないだろう。

 マリノスの変形に対して一応、他の策もある。
全員で下がる策もあるがミシャ自身の言葉を裏切ることになる

 ルーカスを最終ラインにまで下げるいつもの5バックだ。これなら、ルーカスにはマテウス、進藤はその内側を守れるので、マリノスが使いたいスペースを塞げる。
 しかしこの状態は、ミシャが嫌う「同数で守る事や背後を取られる事を怖がっている」状態。4バックの採用理由はまさにこれで、相手が3トップなら5人もDFはいらないからだ。

 この試合にタイトルがかかっているわけでもないし、どこかの社長が「何が何でも残留しろ」とも言っていない。ので、5バックの採用は考えずらい。となるとこの線は薄い。

5.3 両サイドの性質


 札幌がボールを奪ってからの展開について。これはシチュエーションを簡単に類型化できないので説明が難しいところがあるが、あくまで一例として「右から仲川が突っ込んできて札幌がストップした状態」から考える。
 図で表すとこうだ。
(仮定)マリノスの右サイド攻撃が失敗して札幌のポジトラ

 札幌が狙いたいのはこの展開。やはりティーラトンが高い位置を取る限り、こちらもルーカスをなるべく前に張らせておくとそれだけお釣りがくる。
 マリノスのネガトラは、かつての「パスの受け手制圧型」のゲーゲンプレスからこれもややマイナーチェンジをして、1人がボールホルダーを切り、2人目はパスコースを切る(つまり、そこまで強く人に当たらない)対応に変わっている。最終ラインは基本的にはリトリート優先。下図のシチュエーションなら、喜田と扇原で一次的な対応をするが、4バックは喜田に連動するのではなく戻って4枚で組み直す。チャナティップが喜田を剥がせれば札幌の期待は一気に膨らむことになる。
左で奪えるとトランジションから札幌得意のパターンに持ち込みやすそう

 こう考えると、マリノスは札幌のルーカスのカウンターを回避する意味合いでも、マテウスのサイドから攻めた方が良さそうだ。札幌の得意とする展開は、速攻遅攻共に福森・チャナティップの左→ルーカス・アンロペの右なので、札幌が左から攻撃を始めるシチュエーションは避けられるなら避けた方がいい

2019年5月9日木曜日

2019年5月8日(水)YBCルヴァンカップ グループステージ第5節 北海道コンサドーレ札幌vs横浜F・マリノス ~忘れ去られし才能~

0.スターティングメンバー

スターティングメンバー

 札幌(1-4-4-2):GK菅野孝憲、DF白井康介、キム ミンテ、福森晃斗、菅大輝、MF中野嘉大、宮澤裕樹、荒野拓馬、檀崎竜孔、FW岩崎悠人、早坂良太。サブメンバーはGK阿波加俊太、DF濱大耀、中村桐耶、MFルーカス フェルナンデス、チャナティップ、金子拓郎、FW藤村怜。マリノスとの対戦は今シーズン3試合目。過去2戦に続いて4バック。金子はこの試合の前日に練習に合流したばかりという。
 横浜(1-4-1-2-3):GK飯倉大樹、DF松原健、チアゴ マルチンス、畠中槙之輔、ティーラトン、MF扇原貴宏、大津祐樹、山田康太、FW遠藤渓太、イッペイ シノヅカ、李忠成。サブメンバーはGK杉本大地、DF栗原勇蔵、広瀬陸斗、和田拓也、MF中川風希、椿直起、FW山谷侑士。累積警告によりドゥシャンと中川が出場停止。基本はリーグ戦の控えメンバーだが、最終ラインはティーラトン以外はレギュラークラス。

 ※この試合は、4/20に対戦したリーグ戦の試合と近しい構図や構造が含まれているので、内容を忘れてしまった方は是非該当記事に少し目を通してください。