2016年11月23日水曜日

2016年11月20日(日)14:00 明治安田生命J2リーグ第42節 北海道コンサドーレ札幌vsツエーゲン金沢 ~チャンピオンの実像~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF進藤亮佑、河合竜二、櫛引一紀、MF石井謙伍、宮澤裕樹、上里一将、堀米悠斗、荒野拓馬、FW都倉賢、ヘイス。サブメンバーはGK金山隼樹、DF永坂勇人、MF前寛之、小野伸二、マセード、FW内村圭宏、上原慎也。ジュリーニョ、福森が累積警告4枚で出場停止。マセードはこの週半ばの練習から完全合流しており、スタメンに予想するメディアもあったがベンチスタート。増川は前日練習で膝を痛めてベンチ入りせず。
 ツエーゲン金沢のスターティングメンバーは4-4-2、GK原田欽庸、DF馬渡和彰、太田康介、廣井友信、野田紘史、MF嶺岸佳介、小柳達司、大槻優平、熊谷アンドリュー、FW山﨑雅人、中美慶哉。サブメンバーはGK大橋基史、DF阿渡真也、作田裕次、MF秋葉勝、安東輝、FW金子昌広、安柄俊。
 バックグラウンドとして、両チームの置かれた状況を確認すると、札幌は2位清水、3位松本にいずれも勝ち点差3をつけており、引き分け以上でJ2優勝が決まる。負ければ松本の結果次第だが、ホームで最下位金沢相手ということで、ひとまずそれは考えていないというのが選手、関係者、サポーターの共通認識だっただろう。
 一方、金沢は試合開始前の段階で最下位の22位。21位は勝ち点同じで北九州、20位は勝ち点差2で岐阜となっている。よって金沢としては、もちろんベストは岐阜の順位を上回って20位に滑り込むことだが、北九州-山形戦の展開次第では、勝ち点1でもOKという状況も十分に生じる可能性があり、札幌以上に試合運びに留意する必要がある状況だと言える。
 20位 岐阜 勝ち点40 得失点差-26 ホーム東京ヴェルディ戦
 21位 北九 勝ち点38 得失点差-18 アウェイ山形戦
 22位 金沢 勝ち点38 得失点差-24 アウェイ札幌戦

2016年11月15日火曜日

2016年11月12日(土)13:00 明治安田生命J2リーグ第41節 ジェフユナイテッド千葉vs北海道コンサドーレ札幌 ~拠りどころとなった強烈な個~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF進藤亮佑、河合竜二、福森晃斗、MF石井謙伍、上里一将、宮澤裕樹、堀米悠斗、荒野拓馬、FW都倉賢、ジュリーニョ。サブメンバーはGK金山隼樹、DF櫛引一紀、増川隆洋、MF前寛之、小野伸二、FW内村圭宏、ヘイス。
 チーム状態は良いとは言えない状況で、レギュラーメンバーの疲労も蓄積されている。ただ入れ替えを考慮するにせよ、変えられない選手、又は替えの利かない選手も何人かいる中で、四方田監督の選択はCB中央に河合、ボランチには9試合連続スタメン中の前寛之に代えて上里。札幌の苦しい時期を知っている2人にこのビッグゲームで大事な役割…ディフェンスリーダーとアンカーの先発を託す。またサブには内村と、帰ってきた小野とヘイスを入れ、慎重派の四方田監督には珍しい"前がかかりなベンチメンバー"。得点が欲しい状況でのカードを多めに残し、総力戦で臨む態勢を用意してきた。
 ジェフユナイテッド千葉のスターティングメンバーは4-4-2、GK岡本昌弘、DF丹羽竜平、岡野洵、近藤直也、乾貴哉、MF船山貴之、長澤和輝、アランダ、井出遥也、FWエウトン、町田也真人。サブメンバーはGK佐藤優也、DF若狭大志、北爪健吾、MF小池純輝、菅嶋弘希、FW吉田眞紀人、オナイウ阿道。
 千葉は25節終了後の7/25に関塚前監督を解任し、代行監督として前コーチの長谷部茂利氏が就任。巻き返しを図っていたが、戦術を浸透させる時間が足りず、10月の4連敗でJ1昇格争いから完全に退場。監督交代後の成績は5勝4分け6敗で、「17試合で勝ち点27」とノルマを課されていた長谷部監督代行も退任が決定、との報道がある。こうした事情から、ここ数試合は来季を見据えた戦いに切り替えていて、最終ラインではCBにU18から昇格1年目の岡野、高卒2年目の乾が起用されている。

2016年11月9日水曜日

2016年11月6日(日)13:00 明治安田生命J2リーグ第40節 徳島ヴォルティスvs北海道コンサドーレ札幌 ~かぜを みかたに つけた やつが かつ~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF進藤亮佑、増川隆洋、福森晃斗、MF石井謙伍、前寛之、宮澤裕樹、堀米悠斗、荒野拓馬、FW都倉賢、ジュリーニョ。サブメンバーはGK金山隼樹、DF櫛引一紀、MF河合竜二、上里一将、神田夢実、FW内村圭宏、上原慎也。
 前節の讃岐戦から中2日でのアウェイ戦。前節試合中に筋肉系?の故障で途中交代した菊地に代わり進藤がスタメン復帰、また最終ライン中央も河合から増川に戻してきた。ベンチには9/18の長崎戦以来出番のない上里と、9/19のトレーニングマッチで右膝内側側副靱帯を損傷し離脱していた櫛引が復帰している。長丁場のJ2も残すところ今節を含めて3試合。2位松本とは勝ち点差3、3位清水とは勝ち点差6で、今節の結果で清水と勝ち点差7になれば自動昇格が決定するが、清水の相手が讃岐ということを考えると難しいとみるべきだろう。
 徳島ヴォルティスのスターティングメンバーは3-4-2-1、GK長谷川徹、DF橋内優也、福元洋平、藤原広太朗、MF広瀬陸斗、カルリーニョス、岩尾憲、アレックス、山崎凌吾、木村祐志、FW渡大生。サブメンバーはGK杉本大地、DF石井秀典、MF大崎淳矢、キム キョンジュン、佐々木一輝、井澤惇、FW佐藤晃大。

2016年11月5日土曜日

2016年11月3日(木)14:00 明治安田生命J2リーグ第39節 北海道コンサドーレ札幌vsカマタマーレ讃岐 ~ひと時のオアシス~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF菊地直哉、河合竜二、福森晃斗、MF石井謙伍、前寛之、宮澤裕樹、堀米悠斗、荒野拓馬、FW都倉賢、ジュリーニョ。サブメンバーはGK金山隼樹、DF増川隆洋、進藤亮佑、MF神田夢実、FW内村圭宏、上原慎也、菅大輝。
 前節今シーズン初の連敗を喫し、ここ3試合で勝ち点1しか上げられず、「振り向けば山雅」ともいうべく勝ち点差3、3位の清水とも勝ち点差6と一気に縮まってきた。必勝を期して菊地がスタメンに復帰、故障で離脱していたジュリーニョ、荒野もスタメンに名を連ねている一方、増川を外してDF中央には河合。精神的支柱ではあるが、このポジションでの河合⇒増川のアップグレードが今シーズンの躍進のポイントであった。疲労も考慮したと思われるが、この決断がどう出るか。河合を引っ張り出して負けてしまっては目も当てられない。
 カマタマーレ讃岐のスターティングメンバーは4-4-2、GK清水健太、DF藤田浩平、DFエブソン、永田亮太、砂森和也、MF渡邉大剛、高木和正、山本翔平、馬場賢治、FW木島良輔、西弘則。サブメンバーはGK瀬口拓弥、DF藤井航大、MF綱田大志、荻野広大、FWアラン、森川裕基、我那覇和樹。試合開始前の段階で19位、最下位の岐阜と勝ち点差5、21位の北九州とは勝ち点差3と、J2残留争いに巻き込まれている状況で、こちらも尻に火がついている。
 シーズン中盤には故障者続出でセンターバックがおらず、我那覇がCBを務めるような試合もあったが、この試合はチーム1位の9ゴールを挙げている木島徹也、2位の7ゴールを挙げている仲間がともに出場停止、西を2トップの一角に起用し、また7月に加入して以降、主に右SBを務めていた渡邉大剛が右の中盤に入る。また不動のボランチの永田をCBに移動させるなど、もともと讃岐は相手によって戦い方をコロコロ変えてくる印象だが、この試合も何か秘策を持っていることを感じさせるメンバーになっている。

2016年11月3日木曜日

2016年10月30日(日)15:00 明治安田生命J2リーグ第38節 ロアッソ熊本vs北海道コンサドーレ札幌 ~予想された脳筋3トップの機能不全~

スターティングメンバー

 北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバーは3-4-1-2、GKク ソンユン、DF永坂勇人、増川隆洋、福森晃斗、MF前貴之、前寛之、宮澤裕樹、堀米悠斗、上原慎也、FW都倉賢、内村圭宏。サブメンバーはGK金山隼樹、MF菊地直哉、河合竜二、神田夢実、石井謙伍、ジュリーニョ、FW菅大輝。
 前節から復帰したばかりのマセードが、練習中に左ふくらはぎを痛めて離脱。早速、違いを見せつけていただけに痛い欠場である。代役は久々の出場となる前貴之。そして最終ラインは出ずっぱりだった菊地に代え、永坂が今シーズン初スタメン。前線はジュリーニョが今週から練習に合流しているが、まだ無理はできないということでベンチスタート。トップ下は神田でも中原でもなく上原。前節ヴェルディ戦で後半途中から使われたが、あまり機能しなかったように思える3トップを並べる形でスタートから試合に臨む。なお、前兄弟のボランチ、宮澤トップ下で上原が右サイドという予想布陣を書いていたメディアもあったが、これが採用されなかったのは、宮澤をボランチから動かしたくないという考えによるだろう。
 ロアッソ熊本のスターティングメンバーは4-3-3、GK佐藤昭大、DF黒木晃平、薗田淳、植田龍仁朗、片山奨典、MF村上巧、キム テヨン、上原拓郎、FW齋藤恵太、平繁龍一、清武功暉。サブメンバーはGK畑実、DF鈴木翔登、MF岡本賢明、上村周平、嶋田慎太郎、髙柳一誠、FW巻誠一郎。実際の運用は平繁1トップの4-1-4-1っぽい面もあるが、登録ポジション通りに表記すると4-3-3。この4-3-3ないし4-1-4-1の布陣は終盤戦で何度か使われていて、中盤から前は1トップが平繁だったり清武だったり、齋藤が中盤に入ったりと、アンカーのキムテヨン以外は色々な組み合わせが試されている。この日は中盤3枚がいずれもボランチタイプで、やや堅め、守備を重視しているのかなという印象である。