2021年3月3日水曜日

2020年3月3日(水)YBCルヴァンカップ グループステージ第1節 アビスパ福岡vs北海道コンサドーレ札幌 ~遠いセーフティリード~

 1.ゲームの戦略的論点とポイント

スターティングメンバー:

スターティングメンバー&試合結果

  • 両チームとも完全ターンオーバー。特に福岡は名古屋とのリーグ開幕節が日曜日開催のため、中2日の日程を考慮するとここで休ませつつ、出場機会のなかった選手のコンディションをコントロールしない理由はありません。
  • 札幌はこれまでCB中央を務めた選手がキムミンテ、宮澤、田中駿汰。3選手ともリーグ戦で起用したので誰になるかが焦点でしたが、タイプ的には一番キムミンテに近そうな岡村が起用されました。もっとも、柳はアウトサイドでの起用がこれまで多かったので、中央ができそうなのが岡村しかいないという事情もありますが。
  • 札幌のジェイ、福岡の杉本太郎といった選手は負傷でメンバー外。

2021年2月28日日曜日

2021年2月27日(土)明治安田生命J1リーグ第1節 北海道コンサドーレ札幌vs横浜FC ~遠近両用~

1.ゲームの戦略的論点とポイント

スターティングメンバー:

スターティングメンバー&試合結果

  • 開幕戦ですが、横浜の情報が殆どなかったためプレビューはお預けです。ただ、メンバーに関しては昨年の2トップの一美と斉藤光毅、サイドアタッカーの中山、CBの小林が抜けており、特に前線の選手のキャラクターが変わったことはチーム作りの前提条件の一つとなりえます。左利きのCB小林の退団については、3バックの採用がやや難しくなったと言えるかもしれません。
  • 対する札幌としては、横浜の最終ラインが3枚、4枚いずかれは断言できないにしても、前線は2トップの採用が濃厚。となるとアンカーにはCB兼務の宮澤を置きたいと考えるのは極めて妥当です。他は概ね予想通りのメンバーですが、キャンプイン時は高嶺と深井のユニットも見られたようですが、やはり信頼が厚い駒井が先発起用されています。

2021年1月5日火曜日

北海道コンサドーレ札幌の2020シーズン(3) ~選手個別雑感~

その(1)

その(2)


A.
  • 前の2回で書ききれなかった話を書き留めておく回です。
Q.
  • 例によって、一定は試合に出ていた選手が言及対象ね。

2021年1月2日土曜日

北海道コンサドーレ札幌の2020シーズン(2) ~「後は決めるだけ」だったのか?~

Q.

A.

  • 極端なプレッシング主体のサッカーに突如転換したことは、違和感というか納得感があまりなかったけど、それまでの様々な文脈(ルヴァンカップ決勝でスーパーサイヤ人に負けて限界を感じた、元々志向しているスタイルの浸透が2年間やって難しかったetc…)を考慮すると妥当感が出てくるな、って話ですね。ざっくり言うと。
Q.
  • ようやく2020シーズンのサッカーの話ができる。
A.

2020年12月30日水曜日

北海道コンサドーレ札幌の2020シーズン(1) ~シーズンを取り巻く文脈~

  • 今回も対談(Q&A)形式でお送りします。
※次回以降が本題です。今回は前書き。

1.シーズン全体の総括

1.1 ピッチ上に影響を与えた要因

Q.

  • 2020シーズンは10試合勝ちなし、ミシャ体制3年で順位、失点数などの指標がワーストとなった。この最大の要因は?

A.

  • 選手のコンディションとかミクロな話は別にすると、ソンユン選手と武蔵選手。

Q.

  • その2人はそんなに重要なの?

A.

  • サッカーって点取る人とゴールを守る人が一番重要ですよね。極端な話。ミラクルレスターなんか典型かもしれませんが、相手が8割ボール持っててもそこが凄ければ勝てる。ソンユン選手は毎試合1点は防いでいた印象がありますよね。場合によっては2~3点?もっと止めたり。
  • ただ菅野選手は私が見る限り、コンサドーレ史上でソンユンの次に完成度が高いGKだと思います。あのサイズであれだけシュートストップできるし、パワー負けしないし、高さも補えるのはすごい。けど足元がうまいってイメージが何故かあるけど、実際はそこまででもないとも思っています。
  • ともかくGKに責任を全て押し付けるのは間違いです。結局完璧な形で撃たれたらソンユン選手であってもノーチャンスですから。

Q.

  • 武蔵の重要性について。

A.

  • ソンユン選手と同じで、ミシャが言っていた通り決定力…他の選手じゃ決められないところを武蔵なら決めれる、みたいな観点もありますが、ただそれ以上に武蔵選手の有無で戦術的なバリエーションの部分の影響がでかい。
  • いるかいないかでクオリティの多寡というより、武蔵がいないとゼロ…どうしようもなくなる部分があります
Q.
  • 具体的にはどういう部分が、武蔵がいる/いないで変わる。
A.
  • 本来5バックって特殊なシステム。DFを5人も用意すると、スライドは楽だけど、後ろで守ってから前に出ていくのは構造上難しい。MFも3人は必要で、しかも3人で中盤をカバーするのは負担がでかい。じゃあ4人にすると5-4で守備の枚数は多いけどFW1人しか置けなくなります。
  • だから5バックって自陣ゴール前を守ることを考えると効率的だけど、それ以外は非効率なので、ヨーロッパで、Jリーグみたいなガチの5バックってあんまり見ないですよね。極端な撤退からトップへのロングフィードで盛り返していくソリボール系にせよ、ボール保持で陣形変更の時間を作るミシャ式にせよ。
  • ヨーロッパでよく見る5バックは、局面では5枚で守ることはありますが、コンセプトとしては3バックだと思います。マンチェスターシティみたいな破壊的なチームに対しては、5バックでアンチフットボールな選択もみられますが。
  • けど武蔵選手のようなFWがいると、5バック+4人のMF(中盤センター2人にシャドー2人)でスペースを消して守りながらも、チャナティップとのコンビでロングカウンターができるから、簡単に言うと「『人数をかけて守ること』と『危険な攻撃』が両立できる」。よって彼のようなカウンターアタックで破壊的な威力のある選手の存在は、5バックのデメリットをそこまで顕在化させない。
  • しかも武蔵選手はFWのポジションを”消費”せず、シャドーで出場しながらも得点力を補強できる(=遅攻のキーマンであるジェイ選手と共存が可能なので、引いてスペースを消せば沈黙、になりにくい)。これはなまらでかいアドバンテージ。
  • 余談だけど、こう考えるとミシャが革命的なのは5トップにしたことではなく、中盤を削ってトランジションを捨てたことじゃないかと思います。やっぱり中盤の枚数が少ないチームってリソースの効率が悪い。ミシャは両ゴール前に特化することでそこを逆にとっている。
Q.

  • 普段さんざん「戦術が~」と言ってるのに、結局は個人の話なんだ。

A.

  • 個人の選手の話も広義の”戦術”の範疇だと思いますよ。どんな選手を有するかでチームのクオリティは決まりますから。後は、グループ戦術とか個人戦術とか色々な切り口がありますし。よく「今日の○○選手はよかった」と言ってるのは全て戦術論の類ではないでしょうか。

2020年12月20日日曜日

2020年12月19日(土)明治安田生命J1リーグ第34節 浦和レッズvs北海道コンサドーレ札幌 ~阿吽の呼吸 捌と拾ノの型~

 0.スターティングメンバー

スターティングメンバー&試合結果

A.

  • 浦和はずっと今シーズン4バックだったらしい。Football Labによると。最終節、監督退任が決まったところで3バックの1-3-1-4-2。あと、エヴェルトンとマルちゃんは退団が決まってるけど、前者はスタメン入り。
  • 後は、目に付くのは汰木は当然この位置では起用されたことがない。橋岡は最近センターでも使われている?トーマスデンは暫く出てないみたいだね。あとレオナルドが、多分長期契約中なんだろうけどちょっと不穏な空気を醸し出している。そんなこんなで、ここで鈴木がセンターの3バックか、という。

B.

  • 中盤3枚で、1枚を攻撃的な選手にするのは、ガンバが怪我しちゃったけど小野裕二を起用したり、フィンクの神戸もサンペールの隣を古橋と山口蛍にして非対称な配置にしたりで、ここ2年くらいでよく見るなという印象です。その意味では汰木にそんなに違和感はないですね。名前が一発で変換されないのは面倒です。

A.

  • 札幌は大分戦同様にドウグラスオリヴェイラがベンチスタートで、ウーゴヴィエイラはメンバー外。

B.

  • ジェイが万全でアンロペもいるなら、ぶっちゃけメンバーに入れておくと前線過多ですので、ゲーム展開をかき回せるドド、というのはわかります。後、どれだけ身体が動くかはもうわかったし、という。

2020年12月13日日曜日

2020年12月12日(土)明治安田生命J1リーグ第32節 大分トリニータvs北海道コンサドーレ札幌 ~異なる美学~

0.スターティングメンバー

スターティングメンバー&試合結果

A(アジアン).

  • 大分は鈴木が前節の接触プレーの影響で欠場、代役は羽田。
  • チーム最多得点が田中達也の8点なんだね。総得点が31点。

B(ベコム).

  • 15点取れるFWを連れてくる、毎年キープするのは財政的に無理な中で、そこまで質的に優位性をとれるFWがいなくてもある程度戦えるチームを設計している、という印象は今年も変わらずです。そのあたりから逆算すると、GKがムンキョンゴンになったり色々試行錯誤していたんだと思います。

A.

  • 札幌はジェイがトップで、深井が中盤、菅を左サイドに戻してきた。

B.

  • 相手が3バックという認識でジェイを使ったのか。菅は、意図があるとするなら、大分は毎回福森のサイドを突いているので、そこのバランスを意識したのかもしれません。