1.ゲームの戦略的論点とポイント
スターティングメンバー:
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スターティングメンバー&試合結果 |
- まぁまぁ忙しくてあまり鹿島の試合を見れなかったのですが、ほぼベストメンバーのようです。この11人以外だと、中盤に永木、2列目攻撃的MFに荒木、最終ラインに広瀬や関川が登場することもあるようです。エヴェラウドと土居が相手によってポジションをスイッチする傾向は2020シーズンと同じですね。
- その、エヴェラウドを擁する鹿島に対し、唯一対抗できるDFキム ミンテを出場停止で欠く札幌は、最終ラインに宮澤。そして前節負傷の小柏のポジションには駒井。ルーカスは初めてベンチスタート。ジェイのベンチ入りもこのシーズン初めてです。駒井とチャナティップが前線に並ぶと、チャナティップが前に出て守備をするのでこの2トップでシステムは表記します。
1.ゲームの戦略的論点とポイント
スターティングメンバー:
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スターティングメンバー&試合結果 |
- 共に中3日でのゲーム。FC東京は前節から東→安部、中村帆高→ 中村拓海。おそらくスカッドの関係で、前線と中盤はある程度ターンオーバーしながらシーズンを乗り切っているのは過去のシーズンから続く傾向ですが、CBは依然として森重と渡辺への依存度が高く感じます。
- ただ、森重の中盤起用と1-4-1-2-3の採用は、単にコマ不足というよりは、最終ラインの要である選手を動かすデメリットをも上回る、戦術的なメリットを感じているのだと予想します。
- 札幌は、負傷離脱中だった小柏と田中駿汰が復帰で、開幕戦のメンバー(おそらくこれが現状のベストなのでしょう)が揃いました。深井は休養とみられ、ジェイも徐々にコンディションを上げているようですが、まだ起用には至らないようです。
1.ゲームの戦略的論点とポイント
スターティングメンバー:
- ドウグラス グローリが出場停止、ブルーノ メンデスを故障で欠く福岡は、いずれもリーグ戦初出場となる渡と奈良が先発。そして湯澤が左MFに入り、自陣では5バックで守る陣形を採用します。
- 札幌は、U24代表招集中に負傷した田中に変えて岡村がリーグ戦初先発。2021シーズン初となる宮澤のCB起用は、岡村との兼ね合いを考えたのがまず思い当たります。第2節以降離脱していた小柏はベンチに復帰しましたが、青木はまたも体調不良でメンバー外。中野嘉大の鳥栖への期限付き移籍もあり、一気に手薄感を感じさせます。
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スターティングメンバー&試合結果 |
1.ゲームの戦略的論点とポイント
スターティングメンバー:
- 鳥栖は直近のリーグ戦のメンバーから、仙頭、山下、島川を残して8人を入れ替え。うち左DFの中野、FWの林がU24日本代表に招集されています。
- なお鳥栖のシステムを数字の羅列で示すと、ボール非保持は1-4-4-2、ボール保持は1-4-3-3に近い形ですが、便宜上1-4-4-2としています。リーグ戦ではボール非保持は、左MFが最終ラインに下がる1-5-3-2が近いでしょうか。ただメカニズムや役割はさほど変わりません。
- 札幌も同じくU24代表の田中駿汰(但し、前日に負傷離脱したことが発表されました)を欠きますが、他にMF宮澤とGK中野小次郎を入れ替え。他の8人は先週末のリーグ戦にスタメン出場した選手を選んできました。
- 注目は最終ライン右の駒井ですが、一般的な3バックの右(センターバック)と言うより、相手の右サイドをマンマークする役割と考えると起用には妥当性が増します。特に4バック+2トップ系のチームが2021シーズンのJ1には増えているので、札幌のこのポジションはよりサイドプレイヤー的な性質が求められています。
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1.ゲームの戦略的論点とポイント
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スターティングメンバー&試合結果 |
- 札幌は2試合休んでいたチャナティップが直前の練習で復帰、小柏以外は開幕戦のスタメンが揃いました。GKは2試合連続で小次郎。
- 神戸は山口や酒井高徳を除くと、主力選手を2~3試合ごとに休ませています。この試合は井上、ドウグラス、そして代表招集を受けたフェルマーレンがメンバー外。
1.ゲームの戦略的論点とポイント
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- 前節0-3から中2日の浦和は、固定気味だったスタメンから右に関根、中央に金子、そして小泉と阿部をそれぞれ1列スライドさせてきました。メンバーの固定について、前節、リカルド・ロドリゲス監督からは「チームの完成度を高めたいため」とする説明があったようですが、本音はまだ起用に耐えうる選手が17~8人見極められていないというのが実情でしょうか。
- 札幌は、新型コロナウイルスの影響により土曜日の試合がスキップされ中6日で埼玉に乗り込みました。移動を考慮しても、マンマーク戦法のチームには非常にありがたい”補給期間”となったと思います。
- 離脱が重なって壊滅的だった前線は、中野と青木が練習に復帰しており、多少は計算が立つようになりました。そして駒井も直前に練習復帰し、開幕戦とは逆の左インサイドハーフで出場しています。
1.ゲームの戦略的論点とポイント
スターティングメンバー:
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スターティングメンバー |
- 中2日の広島はスタメン4人を入れ替えてきました(茶島、今津、柏、柴崎)。もっとも前節はリーグ屈指の攻撃力を誇るマリノス相手ということで、前線にスピードのある選手を並べてリトリートからのカウンター狙い、の傾向が普段以上に強く、前節のメンバーが基準かというとそうでもない気もします。
- 個人的には、ジュニオールサントスが下がり目のFWでスタートから起用されるとしたら、彼の運動能力に太刀打ちできる”リベロ”は札幌にはいない(というか、そもそも宮澤しか選手がいないのですが)ので、ベンチスタートなのはどちらかというと好材料かと思っていました。
- 中3日の札幌は、前節終了後に小柏、駒井、トレーニング中にドウグラスオリヴェイラと青木、そして試合直前にチャナティップが出場不可となり、この5選手はいずれもシャドーが務まる選手で、キャンプ終盤に離脱した中野も含め、シャドーだけ一気に手薄な危機的状況に陥ってしまいました。高嶺が急遽スタメン入りしましたが、選手の役割整理や配置は別にすると、選択肢がこれしかなかったのが実情だったでしょうか。