1.予想スターティングメンバー
予想スターティングメンバー |
1.1 札幌
×(非帯同、欠場確定) | ※特になし |
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×(負傷等で欠場濃厚) | MF駒井(右膝半月板損傷) |
*(負傷等で出場微妙) | FWアンデルソン ロペス(怪我?) |
IN(夏マーケットでの加入) | DF田中(特別指定選手登録) |
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OUT(夏マーケットでの放出) | DF中村(Honda FCへ育成型期限付き移籍) MF中原(ベガルタ仙台へ完全移籍) MF小野(FC琉球へ完全移籍) |
武蔵は前節試合終了間際に脳震盪を起こしていたが、回復し出場できる見込み。アンデルソン ロペスは思わせぶり女子大生みたいなインスタグラムの更新を続けていたが、結局は移籍ではなく、何らかの負傷で別メニュー調整中なのだろう。
特別指定選手のDF田中、MF金子、MF高嶺の3人が練習に合流中で、特に金子はメンバー入りの可能性が大いにあるだろう。
1.2 清水
×(非帯同、欠場確定) | ※特になし |
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×(負傷等で欠場濃厚) | GK六反(8/4にオーバートレーニング症候群の診断発表) MF石毛(4/15練習試合で右膝前十字靱帯損傷、右膝内側側副靱帯損傷 ) |
*(負傷等で出場微妙) | ※特になし |
IN(夏マーケットでの加入) | GK大久保(サガン鳥栖から完全移籍) DF吉本(FC東京から完全移籍) DF福森(大分トリニータから完全移籍) FWジュニオール ドゥトラ(コリンチャンスから完全移籍) |
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OUT(夏マーケットでの放出) | DFヴァンデルソン(期限付き移籍契約を解除し、アトレチコ・パラナエンセへ復帰) MF西村(ファジアーノ岡山へ育成型期限付き移籍) FW北川(SKラピード・ウィーンへ完全移籍) FW髙橋(ギラヴァンツ北九州へ育成型期限付き移籍) |
FW北川が移籍してからのリーグ戦3戦目。ここ2戦は河井をトップ下に起用する布陣で2試合連続の完封勝ちを収めている。今週水曜日には天皇杯(vsアビスパ福岡 @博多の森競技場)を戦っており、”主力組”ではヘナト アウグストのみがスタメン出場。ドウグラスと河井が途中出場。恐らく2連勝中のメンバーが基本になるだろう。直近のリーグ戦を見たが、ヘナト アウグストは休ませられない位置づけなのは非常によく理解できる。
夏のマーケットではCBの立田がイマイチ独り立ちできない最終ラインに吉本、大分から余剰人員となっていた福森を獲得。7/29に加入した吉本は早速8/3の横浜F・マリノス戦からスタメン起用され、2連勝に貢献している。
2.今季の対戦のおさらい
2019年3月9日(土)明治安田生命J1リーグ第3節 北海道コンサドーレ札幌vs清水エスパルス ~カルナヴァルにかき消されたゲームモデル~
清水はドウグラスを欠く布陣。ヨンソン監督率いる清水は、前半からボールを保持し、特にルーカス フェルナンデスの守備が心許ない札幌の右サイドを、松原の攻撃参加を突きつけるなどして狙っていく。札幌は前節浦和戦のいい流れをそのままに、清水の中盤と枚数を合わせる[1-5-1-2-2]の布陣でマンマーク守備を敢行するが清水SBへの対応がはっきりしない。
思った以上にアグレッシブな清水がチャンスを作るが、札幌はその高めの最終ラインの裏を武蔵が裏抜けとドリブル突破で突く。前半だけで1ゴール1アシストの活躍でリードして折り返すと、後半は”ターミネーター”アンデルソン ロペスの躍動でカルナヴァルに火が点いた。札幌ドームゴール裏の溶鉱炉に落下のハプニングもあったが、4ゴールの活躍で清水を突き放したが。
3.戦術面の一言メモ
3.1 札幌
コンセプト | より多くの人数による攻撃を突きつけ、相手の攻撃機会や攻撃リソースを奪う(守勢に回らせる)。 |
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ボール保持(自陣) | ビルドアップはミシャ式4-1-5から、ボールを持てるならCBから、高い位置に張るWBを出口と位置してサイドチェンジ等でボールを届ける。そうでなければ無理せずジェイへのロングフィード。 キム ミンテがスタメンに復帰して以降は後方の役割が固定気味で、宮澤がアンカー、深井が中央左。福森のフリーロールも自重気味。ゴールキックは相手がハイプレスの構えを取らなければCBにサーブする。 |
ボール保持(敵陣) | サイドアタック主体。押し込んでから仕掛けるのは右のルーカス(ここ数試合は白井、以下同じ)。菅は極力シンプルにクロス供給に専念か、相手SBを押し込んで福森をフリーにする役割。ルーカスのアイソレーションを活かすためにチャナティップ、福森からのサイドチェンジを狙うが、チャナティップは消されがち。ルーカスはコーナーフラッグ付近で自由を与えられているが、福森はファーサイド狙いを徹底する。 |
ボール非保持(敵陣) | ジェイ出場時はジェイをセンターサークル付近に置いてリトリート。ジェイ不出場時は、相手がボール保持が得意なチームならハイプレス。ハイプレス時、リトリート時ともにマンマーク基調の守備を展開する。特に相手のCBと中盤センターに同数で守備できるよう、前線の枚数を調整することが多い。時間帯にもよるが、先制したらリトリートの傾向が強くなる。 |
ボール非保持(自陣) | 基本は1-5-2-3で、前3枚はポジティブトランジション用に残しておく。ゴール前からCBを動かさないことを重視。なるべくマンマーク関係を維持する。 |
ネガティブトランジション | 中盤2枚や前目に位置するDFは即時奪回を目指す。ビルドアップが成功するとともにポジションと役割がCBからセントラルMFのそれになる。但しトップ(ジェイ)のネガトラがあまり有効ではないこともあり、あくまでMF2人の個人での対処になりがち。 攻撃時に予防的に残っているCBは2枚、時に1枚で相手のFWと同数。裏はGKク ソンユンの極端な前進守備で何とかさせようとの考えがここ数試合は強くなっている。 |
ポジティブトランジション | シャドーが裏に飛び出しての速攻がファーストチョイス。 先制したらリトリートからの速攻狙いに切り替える。 |
セットプレー攻撃 | キッカーはほぼ全て福森に全権委任だが、ルーカスもたまに蹴る。ファーサイドで、シンプルに高さを活かすことが多い。ゴールキックはなるべくCBにサーブしてからポジショナルなビルドアップを狙う。 |
セットプレー守備 | コーナーキックではマンマーク基調。 |
その他メモ | 5バックの相手に対してはCBの攻撃参加(福森サイド)で基準をずらす。 |
3.2 清水
分析対象は20節(vsFC東京)、21節(横浜F・マリノス)、22節(vs松本)。
コンセプト | ドウグラスにスペースを与え、前を向かせる。ミドルゾーンで奪ってカウンター。 |
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ボール保持(自陣) | 持たされたら簡単に蹴らず、陣形を整えてからSB⇒SHの外外で前進。 |
ボール保持(敵陣) | 外外で前進できればそのままクロス。斜めのパスをドウグラスに当ててのフリック裏抜けも狙う。 |
ボール非保持(敵陣) | 敵陣ではあまりアクションをせず、ミドルゾーンでブロックを作って待つ。中央への侵入者を排除しつつサイドに追い込む。 |
ボール非保持(自陣) | [1-4-4-0-2]のようなイメージで8枚ブロックで守る。最終ラインはマンマークで相手FWを捕まえる。ファーサイドは高さのあるSBが絞って守る。 中盤4枚はなるべく人に釣られず中央のスペースを守る。 最終ラインの押し上げは消極的。 |
ネガティブトランジション | 中央レーンではセントラルMFが押し上げてボールホルダーにアタック、即時回収を狙う。 |
ポジティブトランジション | ドウグラスに預けてワンマン速攻を狙う。スペースがあればSHも出てくる。 |
セットプレー攻撃 | CKのキッカーはエウシーニョ、西澤。ターゲットはドウグラスの他、ヘナトアウグスト(守備時にも頼りにされる)、吉本。 |
セットプレー守備 | CKはマンマーク基調。金子、西澤がニアを、ドウグラスがゴール正面を担当し、他はマンマーク。 |
その他メモ | ヘナト アウグスト周辺でボールを狩りたい(誘導したい)? 右サイドからボールを運びたい(ネガトラの発生をヘナト アウグストの周辺にコントロールしたい)? |
4.想定されるゲームプラン
4.1 札幌のゲームプラン
「まずは」ボールを保持して、得意の横幅攻撃での打開を図るはずだ。見たところ、清水は極端には人に釣られない4バック。ボールサイドを圧縮して守るので、サイドチェンジが効く。福森&チャナティップから、右の白井への展開による攻略をまず最初に狙うだろう。
4.2 清水のゲームプラン
コーチから昇格した篠田監督就任後のリーグ戦11試合の内、9試合でボール支配率50%を切っており、うち5試合は30%台。基本的にはボール保持に拘りがないチームに分類していいだろう。札幌相手にも、基本的には「持たせて守備から」、ドウグラスの突撃で攻撃機会を確保していく試合運びになるはずだ。
5.想定される試合展開とポイント
5.1 清水の守備vs札幌のビルドアップ
ボール非保持時の清水のイメージは、「中央から相手を排除してサイドに追い込む」。
図示すると、まず中盤4人と河井の計5選手(ドウグラスの関与はケースバイケースか)で構成される”サークル”にボールを入れられないようにボールホルダーに正対する。↓の場合、深井に対して河井が正対。深井が福森に渡すと、
札幌のビルドアップに対し予想される清水の対応:河井がファーストディフェンダー |
金子がスライドしながら寄せていくとともに、河井も金子の斜め後ろを守る。残りのレナトアウグスト、竹内、西澤もボールサイドに寄せて、中央の”サークル”を狭める。札幌の布陣とのかみ合わせで考えると、福森からチャナティップは、このようにボールサイドに圧縮してくる清水の中盤の選手にパスコースを切られる。
福森が中央方向を切られて菅にしか出せない。ここ(選手は菅、エリア的には清水のSBの前~SHの斜め後ろ)がボールの奪いどころで、ここで相手がプレーしようとすると一気に寄せてボール奪取を狙うのが清水のやり方だ。
サイドに追い込んで圧縮してからのボール奪取⇒カウンターを狙う |
サイドではなく中央からの展開を狙ってきた場合。
札幌は”いつもの形”、チャナティップが下がって、福森が上がり、ウイングバック(菅)は中央に入る形を、特に膠着した場面・展開では狙ってくるだろう。
札幌のいつもの形(左サイドの旋回) |
清水の中盤2人の右、ヘナト アウグストはこうしたボールが入るとすぐに中央の”サークル”から排除する。特に相手がチャナティップだと、ヘナトはこの仕事に最優先で対処する必要があるだろう。
結局はいつもの話になるが、左サイドで札幌がボールを失わず、チャナティップまたは福森から、右の白井で勝負する形を作れるか。ここまで行けば少なくともミシャの「内容では勝ってた」とする展開にはなるはずだ。
もっとも、札幌の左サイドからのビルドアップを巧く守ったとしても、清水はジェイへの放り込みによる札幌のビルドアップにも対処する必要があるだろう。
ここ数試合でいうと、いずれも5バックの湘南、浦和といったチーム相手に”ジェイボール”が威力を発揮している。それはまず各チームの3バック(守備時は5バック)の中央にジェイと互角以上に戦えるDFがいないことが大きい。加えて、湘南も浦和もある程度、高い位置からプレスをかけて陣形を押し上げて戦うことを志向していたが、これが”ジェイボール”によって押し戻され、かつジェイが競ることで、押し上げて無効化していたはずの裏のスペースへの警戒にリソースを割かざるを得なくなったことも、札幌にとって有効に働いた要因だった。
対清水の視点ではどうか。清水の最終ラインは4バック。ジェイのマークは吉本と、二見が2人がかりで対応するだろう。より高さのある吉本がマンマーク的に対応するとしても、二見のポジションもジェイに引っ張られることになるはず。ジェイ1人で清水のDFのうち最低でも2人、SBも絞ってスペースを埋めることを考えるとジェイ1人で4人程度がポジションを制約されることにもなる。
もっとも、札幌の最終ラインは同数で純粋なマンマークで守っていることもあるので、仮にドウグラスが前線で1人で張る展開になった時、札幌も後ろのキムミンテしか残っていないような状況も想定されなくはないが。。。
それでも基本的には、ジェイがまた前線で基点を作れる展開になれば、札幌は清水を清水陣内に押し込んで試合を進めることができるだろう。
清水のボール保持時の展開について。札幌からすると、清水は川崎のようにボールを持たせておくと非常に危険な攻撃を繰り出すチームではない。また、それとは別にジェイを起用するので必然と1列目はハーフウェーライン付近になる。よって清水もある程度、ボールを持つことはできるだろう。
6月の仙台戦が顕著だったが、札幌は4バックの[1-4-4-2]系のチームへの対応を改めて整理しなくてはならない。札幌のいつものパターンは、両シャドーが相手のSBをマークするやり方。サイドでは受け渡し・スライドに消極的なので、SBがオーバーラップするチーム相手ならシャドーがどこまでもついていかなくてはならない。エウシーニョ、松原ともに、今のチームではやや自嘲気味だが、本来は前でプレーする能力がある。
清水からするとチャナティップと武蔵を押し込めるので、この形は恐らく狙ってくるだろう。札幌は仙台戦の反省を活かして、何らか別のやり方(例えば、エウシーニョがオーバーラップしたら、対応は菅に任せてチャナティップは前に残る、最終ラインがスライドして守る、など)で対処することを期待したいところだ。
中央で受けようとするならヘナト アウグストが侵入者を排除する |
結局はいつもの話になるが、左サイドで札幌がボールを失わず、チャナティップまたは福森から、右の白井で勝負する形を作れるか。ここまで行けば少なくともミシャの「内容では勝ってた」とする展開にはなるはずだ。
5.2 結局はジェイボール?
もっとも、札幌の左サイドからのビルドアップを巧く守ったとしても、清水はジェイへの放り込みによる札幌のビルドアップにも対処する必要があるだろう。
ここ数試合でいうと、いずれも5バックの湘南、浦和といったチーム相手に”ジェイボール”が威力を発揮している。それはまず各チームの3バック(守備時は5バック)の中央にジェイと互角以上に戦えるDFがいないことが大きい。加えて、湘南も浦和もある程度、高い位置からプレスをかけて陣形を押し上げて戦うことを志向していたが、これが”ジェイボール”によって押し戻され、かつジェイが競ることで、押し上げて無効化していたはずの裏のスペースへの警戒にリソースを割かざるを得なくなったことも、札幌にとって有効に働いた要因だった。
ジェイが前線で競るとサイズ不足の清水の4バックはピン止めされる |
対清水の視点ではどうか。清水の最終ラインは4バック。ジェイのマークは吉本と、二見が2人がかりで対応するだろう。より高さのある吉本がマンマーク的に対応するとしても、二見のポジションもジェイに引っ張られることになるはず。ジェイ1人で清水のDFのうち最低でも2人、SBも絞ってスペースを埋めることを考えるとジェイ1人で4人程度がポジションを制約されることにもなる。
ジェイで清水のDFが”操られる”ことに関連し、中央が警戒されるとウイングバッグが張る札幌の両サイドへの警戒が手薄になる。よくあるパターンは、中盤の選手を最終ラインに下げて手薄になるスペースを埋めること。しかしそうなると、清水は前線の枚数が減ってカウンターが難しくなる。ドウグラスといえど3人相手に一人で打開することは難しい。押し込めれば、清水のカウンターの脅威を確実に削ることになるはずだ。
4バックがピン止めされサイドのスペースにSHがプレスバックするとカウンターの頭数が少なくなる |
もっとも、札幌の最終ラインは同数で純粋なマンマークで守っていることもあるので、仮にドウグラスが前線で1人で張る展開になった時、札幌も後ろのキムミンテしか残っていないような状況も想定されなくはないが。。。
それでも基本的には、ジェイがまた前線で基点を作れる展開になれば、札幌は清水を清水陣内に押し込んで試合を進めることができるだろう。
5.3 4バック相手に受けに回ると弱い札幌
清水のボール保持時の展開について。札幌からすると、清水は川崎のようにボールを持たせておくと非常に危険な攻撃を繰り出すチームではない。また、それとは別にジェイを起用するので必然と1列目はハーフウェーライン付近になる。よって清水もある程度、ボールを持つことはできるだろう。
4バックのチームに対する札幌の守備の整理 |
6月の仙台戦が顕著だったが、札幌は4バックの[1-4-4-2]系のチームへの対応を改めて整理しなくてはならない。札幌のいつものパターンは、両シャドーが相手のSBをマークするやり方。サイドでは受け渡し・スライドに消極的なので、SBがオーバーラップするチーム相手ならシャドーがどこまでもついていかなくてはならない。エウシーニョ、松原ともに、今のチームではやや自嘲気味だが、本来は前でプレーする能力がある。
純粋マンマークだとSBのオーバーラップへの対処やDF-MFライン間への対処が難しくなる |
清水からするとチャナティップと武蔵を押し込めるので、この形は恐らく狙ってくるだろう。札幌は仙台戦の反省を活かして、何らか別のやり方(例えば、エウシーニョがオーバーラップしたら、対応は菅に任せてチャナティップは前に残る、最終ラインがスライドして守る、など)で対処することを期待したいところだ。
用語集・この記事内での用語定義
1列目 | 守備側のチームのうち一番前で守っている選手の列。4-4-2なら2トップの2人の選手。一般にどのフォーメーションも3列(ライン)で守備陣形を作る。MFは2列目、DFは3列目と言う。その中間に人を配する場合は1.5列目、とも言われることがある。 |
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守備の基準 | 守備における振る舞いの判断基準。よくあるものは「相手の誰々選手がボールを持った時に、味方の誰々選手が○○をさせないようにボールに寄せていく」、「○○のスペースで相手選手が持った時、味方の誰々選手が最初にボールホルダーの前に立つ」など。 |
ショートカウンター | 守備ラインを高めに設定し、相手ゴールに比較的近い位置でボールを奪い、速く攻撃すること。 |
トランジション | ボールを持っている状況⇔ボールを持っていない状況に切り替わることや切り替わっている最中の展開を指す。ポジティブトランジション…ボールを奪った時の(当該チームにとってポジティブな)トランジション。ネガティブトランジション…ボールを失った時の(当該チームにとってネガティブな)トランジション。 |
ハーフスペース | ピッチを縦に5分割した時に中央のレーンと大外のレーンの中間。平たく言うと、「中央のレーンよりも(相手からの監視が甘く)支配しやすく、かつ大外のレーンよりもゴールに近く、シュート、パス、ドリブル、クロスなど様々な展開に活用できるとされている空間」。 |
ビルドアップ | オランダ等では「GK+DFを起点とし、ハーフウェーラインを超えて敵陣にボールが運ばれるまでの組み立て」を指す。よってGKからFWにロングフィードを蹴る(ソダン大作戦のような)ことも「ダイレクトなビルドアップ」として一種のビルドアップに含まれる。 |
ビルドアップの出口 | ビルドアップを行っているチームが、ハイプレスを突破してボールを落ち着かせる状態を作れる場所や選手。 |
マッチアップ | 敵味方の選手同士の、対峙している組み合わせ。 |
マンマーク | ボールを持っていないチームの、ボールを持っているチームに対する守備のやり方で、相手選手の位置取りに合わせて動いて守る(相手の前に立ったり、すぐ近くに立ってボールが渡ると奪いに行く、等)やり方。 対義語はゾーンディフェンス(相手選手ではなく、相手が保持するボールの位置に合わせて動いて守るやり方)だが、実際には大半のチームは「部分的にゾーンディフェンス、部分的にマンマーク」で守っている。 |
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