1.予想スターティングメンバー
予想スターティングメンバー |
- 札幌は武蔵が負傷で欠場濃厚、湘南は岩崎は契約状況により出場ができません。松田も前節負傷により途中交代しており、出場を回避すると予想します。
- 札幌は確実に代わるのはシャドーで、駒井と金子が候補ですが駒井と予想します。筆者の印象では同点やビハインド時のジョーカーとしては、ゴールに向かうプレーができる金子、ゲームをスタートする役割としては、駒井の方がまだ信頼されているように思えます。
- 日刊スポーツによるとトップにドゥグラスオリベイラ、DF中央に田中が起用されたとあります。ジェイは高さのない湘南DFにとって脅威となるはずですが、連戦も考慮し休ませると予想します。宮澤も負担が大きいポジションなので、ここで田中を試すのは非常に理解できます。
- 湘南はここ2試合のメンバーをベースに、札幌対策として特に最終ラインに高さのある選手を起用すると予想します。ジェイの出場可否にあまり関係なく、札幌のフィニッシュはサイドからのクロスボールでFWの頭を狙うパターンがメインです。湘南は右DFに169センチの石原を起用していたことが非常に大きな特徴ですが、ジェイが出場できるなら、坂(174センチ)と石原が並ぶ最終ライン中央~右は、札幌相手にかなり難しい勝負になるはずです。ジェイが出場できるかどうかわかりませんが、石原は2試合連続でフル出場していることもあり休ませるのではないでしょうか。
- そしてトップには中川の起用を予想します。再開初戦の仙台戦と、前節マリノス戦での最大の違いは中川の相変わらずのアグレッシブなチェイシングが生み出していたと考えます。得点を挙げていることもあり、まだフィットしていない印象のタリクに代わり、石原と組むのではないでしょうか。
- 8シーズンに渡るチョウ・キジェ体制は昨シーズン途中、(「否」の方がかなり多そうな)賛否両論なエンディングを迎え、浮嶋敏監督が招聘されました。浮嶋監督下での湘南は、(選手の大幅な入れ替えが現実問題難しいこともあってか)それまでのプレッシング主体のスタイルをベースに、ボールを保持して秩序を保ちながらゲームをコントロールするスタイルを導入しようとしているように見えます。
- しかし再開初戦のベガルタ仙台戦では、全般にプレスの強度不足が感じられ、またボールを奪ってからの展開も最大の武器である速さに物足りなさを感じました。ボール保持から始まるプレーについては、仙台の同数プレスをなかなか突破できず、効果的な展開が殆ど見られませんでした。
- 前節の横浜F・マリノス戦ではかなりの改善が見られ、リーグ屈指のビルドアップ巧者であるマリノスに対し、何度か敵陣でプレスをはめてボールを奪取する、恐らく狙い通りの展開が見られました。仙台戦とはあまりに展開が違ったので、これは”マリノスシフト”なのかと思いましたが、浮嶋監督のコメントを見ると、狙いはどちらの試合でも不変だったのだと思います。マリノス戦では、裏のスペースを得意とする仲川、エリキといった選手を擁する相手に対し、かなり高めのライン設定で迎え撃つ勇敢なスタイルから先制点を奪取しました。これについては、高さのない選手の最終ラン起用も含めて、降格のないシーズンであるレギュレーションを活用しているとの印象もありました。
- 前のシーズンからアウトサイドの杉岡、トップの山﨑を失っており、特に山﨑がいないことでトップに当てて一気にボール回収&前進、というパターンが難しいことから、ビルドアップの枚数を調節しやすい1-3-1-4-2に挑戦しているのだと予想します。また、ロングボールでの前進が難しいとなると、陣形の押し上げ及びプレッシングはこれまで以上に重要性を増します。
3.予想される展開
- アグレッシブなプレスを仕掛けてくる湘南に対し、ミシャチームはジェイへのロングフィードを対策としてゲームに入る展開がこれまで何度か見られました。トップの選手が競り合いに勝てなくとも、プレス回避ができる点でこれは有効なため、序盤は放り込む選択になると予想します。特に、筆者が予想するマッチアップでは、中川は深井だけでなく福森や菅野にも圧力をかけてくるはずです。こうなると、こちらの意思がどうとかではなく、放り込んでやり過ごす展開に”不時着”が予想されます。福森からチャナティップという、札幌の攻撃が始まる得意のパターン発動は不発になりそうです。
マッチアップ的には湘南には問題はなさそうで中川は2人分の働きができる |
- そして筆者が「イタカレタイプ」と予想するドゥグラス。この予想がそんなに外れてなければ、坂は五分以上の競り合いを繰り広げるでしょう。跳ね返せれば、湘南は逆襲のチャンスとなります。
- 湘南の攻撃のキーマンは、縦への突破と高精度のクロスを兼備する鈴木です。特に、田中の頭を越えて福森との間に落ちるであろうアーリークロスが厄介で、切り替えがあまり速くない札幌の最終ラインには脅威となりそうです。
- ボール非保持時は5バックの左を兼務する鈴木は、マリノス戦では対面の仲川への対応に追われ、最終ライン付近でプレーする時間帯が多くなりました。白井とルーカスを擁する札幌としては、このポジションにボールを集めて鈴木の守備負担を増大させたいところです。しかしプレスマン中川の頑張りで、福森が再び置物化すると、福森自身、そしてチャナティップを経由したサイドチェンジが封じられ、白井やルーカスにボールが供給されなくなります。
- その場合は、”ビルドアップの出口”を作るのがうまい駒井の、右サイドでの働きがポイントになりそうです。駒井は恐らく進藤からのボールの出口を作るために動きます。チャナティップに対してもそうですが、湘南は前線からの圧力を維持するならば、下がって受ける駒井に対しても強度を維持するはずです。そうなると、その背後が空くので、白井や菅、ドゥグラスが狙うことができます。駒井にボールが入る展開なら、チャナティップや福森を経由しなくても、白井のサイドから仕掛けるためのボール供給ができ、白井vs鈴木の重要なマッチアップで、札幌がまず先手で仕掛けることに繋がります。
駒井は”出口”を作れるか |
ジェイ、てきとうにゲーム中にサボるのでしょうが出てきましたね。
返信削除金子が下手に焦ってアンロペみたいな結果志向にならないことを祈ります。。。それで多少、得点とってもミシャは多用しなさそうですし…。
考えてみたらターンオーバーとかしたくても今日のベンチ入り18名と離脱中の武蔵、アンロペ、石川を除くと残りは
返信削除GK阿波加、(中野小次郎は大学リーグで不能)
DF濱
MF中野、早坂、檀崎
FW藤村
しかいない訳で…
これは来月は辛そうですね…
石川はケガしていたんですね。ターンオーバーに積極的ではない監督ですし、特定ポジションの負担がでかくなりすぎて心配になりますね。大卒トリオは期待通りですが、、、
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