2021年9月26日日曜日

2021年9月26日(日)明治安田生命J1リーグ第30節 北海道コンサドーレ札幌vsサンフレッチェ広島 ~夢は何年目まで?~

1.ゲームの戦略的論点とポイント

スターティングメンバー&試合結果
  • 試合前の時点では札幌の方が1試合消化が少ないながら、勝ち点では並んでいるチーム同士のカード。
  • 広島は、開幕は4バックでスタートし、シーズン途中から3バックの1-3-4-2-1主体に切り替えているようです。メンバーは最終ラインと中盤センター(川辺の欧州移籍に伴いハイネルがスタメンに昇格)はほぼ固定で、前線はシャドーにエゼキエウと森島が多かったのが、この試合はジュニオール サントスと柴崎。前者はポテンシャルは評価されつつも、未だに活かし方を確立できていないようで、1トップの1st choiceはドウグラス ヴィエイラ。
  • 札幌は福森と深井、チャナティップが離脱中で、ジェイもこの日はメンバー外。スタメンは必然とこの辺りになってくるとして、リザーブに(中島ではなく)中村が入っているのは、左DFの候補が菅と高嶺だといくら何でも本職いた方がいいでしょ、みたいな観点もあったのでしょうか。

2021年9月19日日曜日

2021年9月18日(土)明治安田生命J1リーグ第29節 ヴィッセル神戸vs北海道コンサドーレ札幌 ~見ている景色は繋がっているか~

1.ゲームの戦略的論点とポイント

スターティングメンバー:

スターティングメンバー&試合結果
  • 神戸はGK前川が負傷でここ数試合は飯倉。3バックの採用はリーグ戦3試合目で、ここ4試合は最終ラインの枚数だけでいうと3→4→4→3となっているようです。
  • これは恐らく編成上、ウインガーの確保に苦労している一方で、大迫、武藤、そしてボージャンと中央で仕事をする選手を夏のウィンドウで確保できた(大迫と武藤に関しては、ACLで外国人選手枠が3に減るので両方欲しかったのでしょう)。これらの事情を踏まえて、また今は組み合わせを試行しながら戦っているのでしょうか。
  • そのため前節に引き続いて3バックの採用を予想していましたが、蓋を開けると大﨑は普通に中盤にいて4バックがベースの形、武藤が右でした。3バックになると大﨑が必然と?復権してスタメン復帰なのかと思っていたのでかなり意外でした。また右サイドが極端に薄くて、開幕前に櫻内獲得に走ったのが、いつしか酒井が右に回って初瀬が左で定着しているようです。
  • 札幌は、小柏が左太もも痛で欠場とのことで、こうなるとトップ(ジェイかトゥチッチの二択)以外は殆どメンバーの入れ替えの余地がない。柳が右に入るか?ぐらいが議論の的になりえるのですが、ミシャは田中駿汰の右を気に入っているようで、特にサプライスがない11人がスタメンに名を連ねました。

2021年9月12日日曜日

2021年9月11日(土)明治安田生命J1リーグ第28節 セレッソ大阪vs北海道コンサドーレ札幌 ~アーリークロスの是非~

1.ゲームの戦略的論点とポイント

スターティングメンバー:

スターティングメンバー&試合結果
  • 中2日の同一カード。スタジアムはキンチョウから改装して「ヨドスタ」になったんですね。そして再びホームとアウェイを入れ替えるという、珍しい経緯をもったスタジアムなのではないでしょうか。
  • セレッソは左SBに丸橋、中盤センターに開眼しつつある喜田、中盤左サイドに乾、2トップの一角に前節リーグ戦初ゴールの松田力の4選手をターンオーバー。
  • 対する札幌は、菅を最終ライン左に持ってきて、高嶺をCB(中盤センターだけど、常に下がる役割の選手)に戻しています。そしてシャドー(守備時は相手のセントラルMFをマーク)の青木を左に移して、空いた前線のポジションに初先発となるミラン トゥチッチ。選手自体は1人しか入れ替えていないので、どこまで動けるかが気になるところです。

2021年9月9日木曜日

2021年9月8日(水)明治安田生命J1リーグ第19節 北海道コンサドーレ札幌vsセレッソ大阪 ~こんな陣形を誰がさせるのか?~

1.ゲームの戦略的論点とポイント

スターティングメンバー:

スターティングメンバー&試合結果
  • 監督交代後3試合目で、かつ、分析サンプルが松波ガンバとの連戦しかないセレッソ。札幌に合わせて3バックの採用もあるかなと思いましたが、蓋を開けてみればチアゴがベンチで、どう見ても1-4-4-2だな、というメンバーを送り出してきました。
  • キャプテンの清武が負傷で離脱しましたが、そのポジションでは8月末に加入した乾に期待がかかります。
  • セレッソが「どう見ても1-4-4-2」なら、札幌も大半のシチュエーションで4バックとして稼働するのでこの表記にします。予想通り、荒野は大半の時間CBっぽいことをしていましたし、青木も中盤センターみたいだった、としていいでしょう。
  • カップ戦で欠場した青木と小柏が復帰しましたが、福森の離脱により高嶺が最終ラインにスライド、このあたりの選手のやりくりは依然として難しい状況です。

2021年9月6日月曜日

2021年9月5日(日)JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝第2戦 FC東京vs北海道コンサドーレ札幌 ~続・10ヶ月の固執~

1.ゲームの戦略的論点とポイント

スターティングメンバー:

スターティングメンバー&試合結果
  • 本日閉幕するパラリンピック開催のため、平塚をホームとするFC東京は、予想通り、初戦で休養していた森重とブラジルリアントリオが先発。そして三田が中盤センターに青木と代わって入り、東が右。中盤2枚のシステムで三田をセンターで使うのはあまりなく、攻撃的な布陣を選択してきたとの印象です。
  • 試合前の長谷川監督のインタビューでも「とにかく1点取るしかない」と言っており、(当たり前なんだけど)割と本心というかいかに点を取るか、を考えてこのゲームに臨んできたのかと推察します。
  • 札幌は1戦目で欠場した青木、小柏、チャナティップ、深井のうち、青木は軽いランニング程度は行っているとの報道がありましたが、結果的にはベンチのトゥチッチ以外は1戦目と同じメンバー。

2021年9月2日木曜日

2021年9月1日(水)JリーグYBCルヴァンカップ 準々決勝第1戦 北海道コンサドーレ札幌vsFC東京 ~10ヶ月の固執~

1.ゲームの戦略的論点とポイント

スターティングメンバー:

スターティングメンバー&試合結果
  • FC東京はブラジリアン3トップがベンチスタートで、森重は帯同しているらしいですがメンバー外。右SBには、8月のリーグ戦ではまだ信頼を得ている途上っぽかった鈴木がスタメンに昇格しています。
  • 札幌は、チャナティップが試合直前に内転筋?の負傷で離脱(さすがに何度目だ…)、ジェイが急遽スタメンに入ったとのこと。