1.ゲームの戦略的論点とポイント
スターティングメンバー:
- まず、あえて今回はミラー布陣で表記していません。名古屋はマテウスが右IHに入る1-5-3-2でブロックを作っていたのでこうしましたが、ブロックを作る局面以外でもこれが基本形と言って良いでしょう。このシステムを意識的にやっているとするなら今シーズン初めてのことですが、特にインタビューでは言及されていないですね(インサイドグランパスで米本あたりのコメントから確認できるんでしょうか)。
- この名古屋の1-5-3-2、それはおそらくわかるとして、名古屋がボールを持って札幌ゴールに向かってくる時にも1-3-1-4-2で稲垣がアンカー、マテウスが下り目にいたというのは札幌の選手はどの程度認識していたでしょうか。
- 見た感じ、札幌は下り目のマテウスのマークは福森で、それは単に福森が定位置より数メートル前にいればいいだけなので、札幌はそんなにこの形を意識していなかったように思えますし、またお互い配置を意識してプレーするというより放り込みが多く、特にシステムが違うことで不都合はない試合でした。
- その他、メンバーに関して言えることは、名古屋はアウトサイドの森下、和泉、内田はいずれも右利きですが両サイドができる。森下が左に回ることが多いですが、11節の神戸戦だと森下が右に回って汰木とマッチアップ。CBは野上と丸山が3人目を争っていて、丸山が選ばれた理由は引いて守る時間が増えそうなことなのか、コンサの前線守備に対して左足でボールを逃がせるからか、その辺でしょうか。
Jリーグ - J1 第15節 北海道コンサドーレ札幌 vs. 名古屋グランパス - 試合経過 - スポーツナビ https://t.co/lDgBeohHLq
— アジアンベコム (@british_yakan) May 27, 2023