1.ゲームの戦略的論点とポイント
スターティングメンバー:
- 磐田はここ5試合で1勝1分3敗。最低限ともいうか勝ち点4を積んではいますが、湘南に0-5、京都にホームで1-2と直接対決を落としたことは非常に痛い状況。
- シーズン通算ではここまで27試合で7勝7分13敗の勝ち点28。7勝はいずれも複数得点で1-0勝ちはなし。クリーンシートでの勝ちは4試合ありますが0-0の引き分けはなし、ということで、勝ち点を積むにはもう少し失点を減らしたいという意味合いではバランス的にはコンサに割と近いかもしれません。
- 11節までを4勝2分5敗で乗り切っていたところで、開幕から好調を維持していたジャーメインが12節(vsヴェルディ)で負傷し、そこから欠場の5試合(コンサ戦含む)で1勝1分3敗と失速。ジャーメインの有無が戦況に大きく影響を与えるのは事実なのでしょうけど、一方でGK川島を欠いた6試合でも1勝1分4敗と、結局はセンターラインはみんな大事ということになるでしょうか。
- この試合で出場停止処分明けから復帰するFWペイショットを欠く直近2試合は、ジャーメインをトップに、その下に2人を置く1-4-1-4-1のシステムを採用していまいしたが、これも得点力を補うというよりは中盤センターの駒不足によるものでしょうか。最終ラインには左利きのCBハッサン ヒルが加わりましたが、中盤にももう1人くらい補強があっても良いように思えます。
- この日のスタメンは、トップにジャーメインと、夏にセレッソから加入した渡邉りょうを並べる2トップでペイショットはジョーカーとして控えます。2列目はこれまたセレッソから加入したクルークスが右、中央はレオゴメスと、4試合目の先発となる中村駿で、よりバランスを意識した印象です。最終ラインはリカルドグラッサが右CB、左CBのハッサンヒルと初めてスタメンで同時起用で、コンサの放り込み主体の組み立てには強そうですが連携などはどうでしょうか。
- 水曜日に千葉で天皇杯を戦ったコンサ。木曜日に札幌に戻って調整した上で磐田に乗り込んだようです。
- メンバーは前節鳥栖戦から、カップ戦で45分出場した馬場を外し、駒井を中盤センターとし、菅を左に入れて青木をシャドーとしていますが、磐田が1-4-4-2のマッチアップなら噛み合わせでは大﨑がCB、青木と駒井が中盤センターになりますが、磐田が縦並びだったので大﨑はアンカー。また青木が左にいたのは些細なことのようですが、実は試合への影響は小さくなかったと思います。
- 浅野は前節試合前の負傷は腿裏肉離れと発表されました。また長谷川も日大とのトレーニングマッチで負傷しており、こちらも肉離れで数試合離脱となるでしょう。
- ベンチにはフランシスカンが初めて入ります。練習を見た感じではそこまでインパクトはなかったのですが、ワイドとしてはパワー不足でも、中央で意外性のあるプレーに期待ということと、センターFWを2人並べない方がよいと考えてジョルディを外したのでしょうか。3日前に90分出場したとはいえ、好調の田中克幸は入れても良いかなと思いましたがどうでしょうか。