2020年12月20日日曜日

2020年12月19日(土)明治安田生命J1リーグ第34節 浦和レッズvs北海道コンサドーレ札幌 ~阿吽の呼吸 捌と拾ノの型~

 0.スターティングメンバー

スターティングメンバー&試合結果

A.

  • 浦和はずっと今シーズン4バックだったらしい。Football Labによると。最終節、監督退任が決まったところで3バックの1-3-1-4-2。あと、エヴェルトンとマルちゃんは退団が決まってるけど、前者はスタメン入り。
  • 後は、目に付くのは汰木は当然この位置では起用されたことがない。橋岡は最近センターでも使われている?トーマスデンは暫く出てないみたいだね。あとレオナルドが、多分長期契約中なんだろうけどちょっと不穏な空気を醸し出している。そんなこんなで、ここで鈴木がセンターの3バックか、という。

B.

  • 中盤3枚で、1枚を攻撃的な選手にするのは、ガンバが怪我しちゃったけど小野裕二を起用したり、フィンクの神戸もサンペールの隣を古橋と山口蛍にして非対称な配置にしたりで、ここ2年くらいでよく見るなという印象です。その意味では汰木にそんなに違和感はないですね。名前が一発で変換されないのは面倒です。

A.

  • 札幌は大分戦同様にドウグラスオリヴェイラがベンチスタートで、ウーゴヴィエイラはメンバー外。

B.

  • ジェイが万全でアンロペもいるなら、ぶっちゃけメンバーに入れておくと前線過多ですので、ゲーム展開をかき回せるドド、というのはわかります。後、どれだけ身体が動くかはもうわかったし、という。


1.ゲームプランの推察

A.

  • 大槻監督の印象は?

B.

  • そんなに何十試合も見たわけではないですが、雑に言うと「ボールポゼッションをあまり信用していない」みたいな感じですね。
  • 吉田達磨さんとか、札幌で言うと財前恵一さんなんかはボールポゼッションを信用している指導者で、風間さんはちょっと違うかな。大槻監督は結局ボール持っててもそれだけじゃ勝てねーだろ、ってスタンスを感じます。試合を見たり、秘蔵っ子の橋岡とのエピソードなんかを聞いても。

A.

  • 未完成のままチームを去るけど、この試合もボールは捨てるところから組み立てていたね。

B.

  • 札幌に持たせて誘っていたのは間違いないと思います。


2.試合開始時点の構造

2.1 誤算?

A.

  • 今日は5バックの1-5-3-2で守ってたけど、大槻レッズは常に2トップの脇を空けているような守り方をするよね。明らかに誘っている感じ。

自陣に誘う浦和

B.

  • 相手を引き込んで相手陣内にスペースがある状態からカウンターを開始する。具体的には、深井かキムミンテに運ばせて、その背後を強襲みたいなイメージなんだと思います。2トップの脇では持たせるよと。

A.

  • 後は札幌相手に5バックで引けば窒息する、って考えだったかな。

B.

  • そうでしょうね。その読みはいたって正しいと思います。
  • ただ誤算?というか、わかっててそうしていたのかは謎ですけど、キーになっていたのは深井から福森に渡った時ですね。福森に浦和の選手が誰も寄せないと、福森がボールを持って2秒くらい時間を得て、どんどんボールを配給してくるんですよ。それは裏に走るルーカスだったり、シャドー(駒井)だったり、あとアンカーの宮澤だったり。
  • アンカーは一応2トップが切ってますが、ちょっと狭いかな?ってコースでも福森は結構パスを通してくる。アンカーに渡れば、そこを経由してサイドを変えられるので、中盤3枚の浦和はきついですね。ボールを奪えない。
黄金の左足から攻撃が始まる

A.

  • 浦和が5バックだから、長いサイドチェンジはスライドが間に合ってしまうので蹴らなかったともいえるけど、逆にボールサイドに出せそうな味方が何人もいた
  • 柴戸は福森にそんな寄せてこなかったね。

B.

  • たぶんここは、3枚で横スライド頑張りすぎるとそれだけでいっぱいいっぱいでうまくいかないからだと思うんですよ。コンテのユベントスなんかは巧くやってましたけど、そこまでの完成度はないから浦和の中盤3枚は中央を固めて、引っ掛けてカウンターを狙っていたんだと思います。
  • ただ、基本的にミシャチームって中盤がいないので…

A.

  • 最終的にはウイングバックが仕掛けるからね。中央で縦パスをバシバシ通すのは、少なくとも今はない。浦和が5バックと中盤3人で固めているところに、札幌は全然ボールを送らなかった。

B.

  • ウイングバックにボールが渡ると、ルーカスと岩武、金子と山中の1on1…とならず、札幌は両サイドのDFが必ずフォローアップしてきます。なので、浦和の中盤も結局サイドに出張してサポートしないとボールがとれない。このあたりの対応も浦和は”決めきれてない”印象で、多分もっとシンプルに札幌が放り込んでくる予想だったのかもしれないですけど、そうはならなかったですね。


2.2 撒き餌に動じない阿吽の呼吸

A.

  • 反対に、浦和のボール保持の際の狙いは?

B.

  • 基本的にはマンマークの札幌の選手を釣り出して、スペースを突いてダイレクトに攻撃したかったと思います。このパターンは定番になりそうですね。札幌が今後やり方を変えないなら。
  • DF3人とアンカーのエヴェルトン、柴戸あたりが仕込み…ボールを動かして札幌の選手を呼び込む。最終的に、興梠が引くのが撒き餌ですね。札幌ドームでの対戦でも決まりましたが、杉本が裏を狙う関係になる。
浦和の初期配置での狙い

A.

  • エヴェルトンと柴戸、汰木の選手特性的に▲みたいなイメージだったのかもね。深井と宮澤が両方前に出るのは難しいのでどっちか空くから。

B.

  • それが、実際は、札幌は宮澤が下がってCB2人みたいになって、福森と田中が前に出る形が多かったと思います▼。
  • 多分試合開始時点で、浦和の中盤の形はわからないけど2トップだろ、っていうのは選手目線ですぐにわかるはずなのでコミュニケーションをとって。
ミスマッチの解消

A.

  • これだと浦和は誰も空かなくなるね。配置上。
  • 後は、書いてるけど、札幌は最初駒井のサイドに誘導していたのかね。

B.

  • この根拠は、アンロペと駒井で比較すると、スタートポジションはアンロペの方がGK西川に近いんですけど、実際は駒井が西川まで二度追いすることが多かったんですよ。ジェイもですけど。ジェイは最初から近い位置にいるので。
  • これは、最初駒井がわざと橋岡を空けておいて駒井に出させる→橋岡に出たら駒井がアプローチして西川にバックパス→西川を二度追いしてフィードを蹴らせて回収、って狙いだったと思います。
  • 二度追いする役割を駒井にやらせたいので、駒井のサイドにいるDFの橋岡がバックパスする形を作りたい。そうしたら駒井が橋岡を背中で消しながら、GK西川にアプローチできるので。

A.

  • 浦和はこれやられると沈黙というか、あっさりボールを手放してたね。確かに大槻監督は「ポゼッションを信用していない」と見えなくもない。
  • 札幌は宮澤が下がるやり方が、なんだかんだで定着してるね。

B.

  • 興味深いのは、このユニットはボールを持っている時は深井が下がってミンテと福森の間に落ちて、宮澤が中央に残ってアンカーになるのが基本ですよね。逆に、この▲ボールを持っていない時は宮澤が下がって深井が中盤に残っている。
  • それはあくまで基本形で、ボール保持の際に宮澤も下がったり、深井も前に出てきたり局面で判断していく。深井はミシャと出会って攻撃性を日々ブラッシュアップしていますよね。
  • 何が言いたいかというと、こうやって局面でポジションをシャッフルしながら色々な役割をこなすって本来難しいんですよ。いてほしいタイミングで、いるべき場所にいてくれないと、担うべき役割をシャッフル…例えば宮澤じゃなくて、深井がCB役になって杉本をマークしたりしないといけなくなる
  • でもそれがさほど問題にならなかったのは、一つは、この2人のユニットは本当に互いに同じ絵を描けている印象があって、特にボールを保持している時にいつ仕掛ける、スピードアップする、攻撃のサイドを変えるといった判断基準が近いので、「どっちかは準備万端でどっちかは準備不足」みたいになることが少ないからだと思います。プレーのテンポみたいなのでもあるし、判断基準でもある。

A.

  • ただ、テンポを変えたい時もあるので、荒野が一時期重用されていたのはわかる。

B.

  • そうですね。深井宮澤だと”遅すぎる”時はありますね。ただこの試合みたいな展開だと非常に安定していました。
  • もう一つは、浦和が物足りないというか、端的に言えば、福森と深井が並んでいるところはもっと狙っていっても良かったと思うんですよね。対峙する、中盤右にカウンターが得意な選手を配置して、例えば右サイドから運ばせて、その前残り気味の選手がもっとシンプルに背後を狙う形を作っておくとか。

A.

  • 浦和は選手が足りなかったのはあったと思うけどね。武藤がスタメンなら行けたかもしれないけど。
  • ともかく、宮澤と深井を並べて、かつその2人が前後に上下動を続ける設計になっていると、そこの切り替えは本来狙い目だよね。

B.

  • 話を戻すと、最終的に浦和が、特に西川が前線にフィードして50:50くらいの局面の競り合いになることが多かったと思います。興梠とミンテ、杉本と宮澤、ウイングバック同士の競り合い。ミンテ相手でもある程度、ボールを残せる興梠はさすが。

A.

  • ボールが残ると、同数守備の札幌はリスクを背負った状態で対応することになる。序盤、杉本が1回抜け出しかけたけど、それぐらいだったかな。

B.

  • リスクのある対応ではありましたが、個人個人の頑張りもあって、最小限にとどめていたと思います。


3.

3.1 オフェンスの終着点


A.

  • 序盤は「2.1」の通り、福森はフリーで、そこから展開が始まることが多かった。
  • 福森はやっぱり味方から非常に信頼されていて、黙っていてもボールが集まる。浦和がそんなに圧力をかけてこないならなおさら、だったと思う。

B.

  • 福森から、札幌がボールを持っての展開が始まるとして、その「終着地」を挙げるとしたら、アンデルソンロペス。後はいつも通り両ウイングバックですね。彼らにボールが入って、何らかドリブル突破や、DFラインを崩すことを狙ったラストパスで攻撃が終了するイメージです。
  • アンロペに関して言うと、彼は非常に、自身の周囲にどれだけスペースがあるか、という点にパフォーマンスが左右されます。足が長くて大股なのもあると思いますが。
  • その点では、浦和はアンロペが持って反転しようとする時に、対面の岩波だけが対応してくる。隣を守る鈴木はジェイを見ていますし、あと中盤3人がアンロペの周囲のスペースを全然消せてなかったと思いました。▼みたいに、福森から展開が始まったとすると、エヴェルトンは中央まで見切れない。汰木も周囲にスペースがありすぎて、1人で対応はできないですね。
中盤3枚でカバーしきれないスペースを使ってシャドーorウイングバックへ


3.2 僥倖?な負傷交代

A.

  • そんな中で30分前後に興梠が痛んで、武藤と交代。2トップから、杉本を1人残した1-5-2-3で守るようになる。
  • 武藤はあからさまに福森番だったね。

武藤が福森をマークも周囲はまだ使える

B.

  • 14分くらいに福森がペナルティエリア付近まで上がって強烈なミドルシュートを撃ったりしてましたが、そういう目立った動きは流石にできなくなります。自由にボールを受けられる時間が減りますし、武藤の場合は背後を狙う動きもありますから。
  • ただ武藤が福森をずっと見ているのもあって、深井はそんなにプレッシャーを感じていない。それは宮澤も一緒で、あくまで福森にだけは対応を明確にしようって感じに見えました。
  • なので福森経由しない形で前半のラスト15分は、それまでと変わらないように札幌がボールを持って、動かしていたと思います。

A.

  • 深井は武藤が出た背後を巧く使っていた印象がある。
  • ミシャはインタビューで、興梠が変わった後の方がマークはしやすかった、と言ってたね。

B.

  • 同数守備なので合わせやすいのは事実ですね。
  • ただ、浦和も前線が局面同数になったことで、マーカーを剥がせば仕掛けやすくなったのは言えると思います。40分ですかね?山中の最初の攻撃参加からのクロスボールがこの試合初めて生まれましたが、シンプルに浦和の中盤センターと最終ラインを経由しての展開からでした。
  • なんかちょっと緩いなって思ったんですけど、中盤センターが2on2の関係になると、宮澤と深井の両方が、エヴェルトンと柴戸に突っ込むとスペースがぽっかり空いちゃうので、それを嫌がってたのかと思います。純度100%なマンマークだとするならそれもありなんですが、スペースを守る意識が少しでもあると、とりづらい選択ですよね。


4.Zweikampfからの

4.1 カウンターの発動

A.

  • 後半立ち上がりの印象は。

B.

  • 相変わらず、浦和はアンデルソンロペスへの対応が不明瞭な感じがします。岩波はスペースを埋めていることが多くて、アンロペが移動をはじめるとそれだけで簡単に浮くんですよね。
  • かつ、浦和はエヴェルトンと柴戸が、その移動を始めたアンロペを捕まえられていたかというと、この2人は別の仕事…大抵宮澤とか深井のマーキングですが、ともかくアンロペはフリーで活動しているなという印象でした。

A.

  • 後半立ち上がりにお互い、計3回くらいのカウンターの応酬があった。

B.

  • 札幌は、カウンターの際にアンロペが右の大外に流れると、それだけで突進を開始するための空間を確保できていました。
  • 浦和は、48分に山中のオーバーラップからクロスに岩武。追い越せばフリーになる、みたいな意識づけがあったのか、両ウイングバックが頑張って走って、それぞれのマーカーを置き去りにする形からでした。

A.

  • 50分には、浦和のアンカーポジションにいた柴戸を駒井が吹っ飛ばしてからカウンター。アンロペのシュートはクロスバー。

B.

  • この時は浦和は3-1の形でボールを動かしていましたが、計4枚なら深井か宮澤のどちらかを後ろに置けるので、札幌としてはありかったと思います。エヴェルトンも関与して計5枚だと、先述の通り嫌なのですが。

A.

  • そして52分。

B.

  • 田中と金子で、山中と杉本に勝ったところからですね。そう考えるとZweikampfってか2-2の関係ですけど。ただミシャはこういうプレーを求めてるんだと思います。奪った後の金子のドリブルも見事でした。


4.2 山中と金子

A.

  • ただ、山中は徐々にエンジンがかかってきて、左サイドで何度か突破を仕掛ける。
  • 60分には札幌はミンテが痛んで、高嶺と交代。まだいけるって感じの顔してたけど。

B.

  • 高嶺もスタメンクラスの評価だと思うので、使うならミンテ下げないといけないんですよね。唯一の中盤の左利きですし。戦える上里一将みたいな感じでしょうか。マッチアップ的にはエヴェルトンのところに入れてきましたが、特段のやり方が変わった印象はありませんでしたが。

A.

  • 一方で早速63分に杉本が裏抜けから、宮澤を制して左足シュート。菅野が右手1本でセーブ。浦和の最大の決定機だったかも。

B.

  • ミンテいないとそうだろうな、って感じでしたが、その辺も含めて、最終節、色々テストっぽくなってきたと思います。

A.

  • 65分前後でお互い更に2人ずつを投入。

67分~

B.

  • CB中央に入った阿部に一番注目していたんですけど、ボール出しの質が特段変わったかと言うとそうではなかった。結局全員受け手を捕まえられていて、西川のフィードでも解決できなかった、という大まかな展開は後半も変わらずです。最終ライン、宮澤のスピードは気になるけど、宮澤が処理しているボールの多くは高いボールで、空中戦ならまだ大丈夫。74分、山中のクロスの処理を福森と菅で被ってしまったのが危なかったですが。
  • そして札幌もロングフィードの選択肢は持っている時に、阿部だとジェイに対抗できなくなるのもあります。

A.

  • 77分に、山中とどつき合ってた右サイドに白井。トップにジェイ→早坂。
  • 浦和は汰木→宇賀神、岩武→武田。最後、浦和は4バックで山中を2列目左、後ろに宇賀神でサポートした。

B.

  • 4バックになると、マッチアップがちょっと変わるんですけど、結果的には右サイドの白井が山中ではなく宇賀神に行くようになったぐらいで、他はマークをあまりいじらず対応できる。前に早坂がいて、「とりあえず誰かにアプローチする」対応だったのも助かりました。それは前半の駒井にも言えますが。

 A.

  • 得点は85分、コーナーキックから、浦和の選手が滑ったところで早坂が広ったところから。

B.

  • シュートが巧くてびっくりです。なんかうまそうな雰囲気ですけど。


雑感

 A.

  • 正直レッズが、、、

B.

  • 去年の3月もアンロペが躍動して0-2でしたけど、あれよりもだいぶイージーなゲームでした。
  • 多分大槻監督はもっとクロスボール主体で来ると思ったんでしょうか。ただ札幌はそれ以上に冷静で、特に金子にボールが入ると、スペースがあるときはドリブルで剥がして局面打開してしまう。これがレッズには厄介だったと思います。その意味では、マークははっきりするけどスペースを与えてしまう5バックはハマってなかった。
  • あと、サイドの低い位置でボール回収した時に、パスで終わるんじゃなくてそのままドリブルで突っ込めるのはめちゃくちゃでかいですよね。そこから左足で展開するのを見て、ちょっと三好康児を思い出しました。

 A.

  • なんとか34節完走したね。あと年末の自由研究があるけど。それでは皆さん、また会う日までごきげんよう!

2 件のコメント:

  1. いつも拝読しています。

    監督の賞味期限は3年とか言われますが、マンネリは感じますか?

    個人的には、この3年でサッカー自体がかなり変わっているのでさほど問題ないと思っています。
    メンバーの固定化も移籍、怪我があったり大卒が優秀だったりで、そこまで感じません。

    ミシャ後の監督は2022年カタールワールドカップで敗退してボロカスに叩かれたポイチが狙い目かと。

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    1. 見ていただいてありがとうございます。
      非常に感じていましたが、これまで放置気味だったディフェンスにフォーカスしたことで、少なくとも外から見ている分には若干”期限”を巻き戻すことに成功したように思えます。後は今年~来年で大卒選手が入ってきたり、主力が何人か移籍するのも影響しますね。

      それまでは、率直に申し上げるとボール保持時の課題は2018シーズンからずっと続いていたままで、これを改善するのは選手か監督の入れ替えしかないだろうなと見ていました。そのあたりは正月に書きます。

      森保さんの手腕は実はよくわかってないですけど、「ミシャみたいなオリジナルのコンセプト提示できる人の後任にバランス感覚に優れた人を持ってくる」とする考え方なら、私は四方田さんでいいと思います。

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