1.予想スターティングメンバー
予想スターティングメンバー |
- 後述するが、柏の最大の得点チャンスとなるシチュエーションは、前線のアタッカーがスピードに乗った状態で前を向いて動き出すとき。こうなると、宮澤と福森では札幌は止められない。
- なので、札幌は柏のアタッカーがトップスピードでプレーできないよう、スペースを与えないように守らなくてはならないが、一般に「ハイプレス」をしたいなら、本来のポジションよりも前で相手を捕まえるために動くので、後方にスペースはできやすい。鳥栖のベジ…小屋松が爆走していたのもその辺の守り方(あれをハイプレスというか微妙だが、スペースができやすい守り方ではある)が影響している。
- となると、札幌は柏のアタッカーに(特に、スライドがあまり丁寧に行われなさそうなサイドのエリアで)スペースを与えまくることが予測される。そしてオルンガやクリスティアーノに対抗できるのは、札幌のスカッドでは唯一パワーとスピードを兼ね備えるDF、キム ミンテしかいない。2019シーズンの実験を経て、ミンテを使わない手はないと、2019シーズンの状況からわかりきっているはずだが、ミシャの選択はどうか。
- 柏は負傷のGK中村以外は、2週間前のちばぎんカップと同じメンバーだろう。このメンバーは互いの補完性に優れる。またミシャチームと違って、ネルシーニョのチームはわざとらしくメンバーを入れ替えなくても緊張感が保たれているはず。ルヴァンカップではU21枠の太田を起用するためにメンバー外となったヒシャルジソンも、戻ってくるだろう。
- ネルシーニョとペトロヴィッチ。前者は那須大亮氏のYouTubeで「これまでで最も怖かったサッカー関係者」第1位に輝いている。曰く、「常に見られている気がする」。けど、「頑張りはちゃんと見てくれるし評価してくれる」。ネルシーニョが結果を残せるのは、チームに緊張感を与えてコントロールしつつ、”飴”を与えるのが上手いからだろう。
- それは単に頑張りを見てくれるだけでなく、戦術的にも「監督にはどうしようもないところ」を、選手のクオリティを引き出すことで強力なチームにしている。クオリティのある選手には飴を与えている。
- 一方の我らがミシャ。ミシャは文字通り飴を配ることで有名だが、試合前の1時間ミーティングに代表されるように、ところどころで”鞭”を使う。勝てなくなると急に「コンサドーレでプレーすることに誇りを感じろ」と説教するおじいちゃんは、ネルシーニョとは対照的な飴と鞭の使い方をしている。一見「自由で楽しい」ミシャのサッカーは、実は約束事でガチガチに縛られている。この点で非常に正反対の監督同士の対決だが、直近の対戦成績はミシャがやや有利だ。
- 柏:GK中村
- 札幌:GK阿波加、MF深井
2.各局面の特徴比較
- 以下、「自陣でのボール保持」等、各シチュエーションは札幌視点。相手視点は反転させて考える。「札幌視点での自陣ボール保持」=「相手視点での敵陣守備」。
- 札幌はルヴァンカップの第1節、柏はルヴァンカップとちばぎんカップを見て整理している。
Team |
札幌
|
柏
|
---|---|---|
コンセプト | 5トップ攻撃で圧力を与えて相手を敵陣に押し込む。 | 相手の脅威を消しつつ、前線のアタッカーに一定の自由を与えて暴れさせる。 |
札幌:自陣での ボール保持 vs 柏:敵陣での ボール非保持 | 1-4-1-5や1-5-0-5の形からサイドのDFが持ち上がってシャドーやトップに縦パスを狙う。 なるべく相手を剥がしてからのビルドアップを狙うが、無理そうならジェイに放り込みも許容。ジェイがボールを「だいたい五分五分」の状況に落ち着かせてから局面が始まることが多い。 | 基本形は1-4-4-2。この形を大きく崩さずに人を捕まえられるなら、人を1人ずつ捕まえて簡単に前進させないようにする(ミスマッチになる場合はどうなのか要検証)。 |
札幌:敵陣での ボール保持 vs 柏:自陣での ボール非保持 | フィニッシュはサイドからのクロス主体。右WBの仕掛け。福森のアーリークロス。 | ブロックの枚数は[1-4-3+江坂]で、オルンガとクリスティアーノを前に残し気味の左右非対称形。 基本は人を捕まえる対応でカバーリングの意識は薄め。 枚数が余っていればアグレッシブにアタックしてくるが、少ない枚数だと非戦略的なディレイしかできない場合もみられる。 |
札幌:敵陣での ボール非保持 vs 柏:自陣での ボール保持 | 「ボールを取り上げたいチーム」との対戦を除いてはハーフウェーライン付近まで撤退。 | 相手の1列目に対してDF「+1の枚数」を確保。1トップならCB2人、計4枚(アンカー三原、GK)で菱形を作って1列目と勝負。2トップならSB古賀を下げた3バック。 ただしビルドアップはロングフィードもよく使い、中央で不用意に持ちすぎない。 |
札幌:自陣での ボール非保持 vs 柏:敵陣での ボール保持 | [1-5-2-3] or [1-5-4-1]でセットしてマンマーク基調で守る。ミスマッチの場合もスペースを気にせず人を捕まえることを優先。 | 中央で手数をかけない。サイド突破が主体。左は瀬川が単騎、右はクリスティアーノ。たまにSB高橋やIHのオーバーラップ。 |
札:ネガティブ トランジション vs 柏:ポジティブ トランジション | 前線の3選手はなるべく下がらず即時奪回に切り替え。後ろはすぐに撤退して人を捕まえる。 | 右で残っているクリスティアーノに速く展開してファストブレイクを狙う。 |
札:ポジティブ トランジション vs 柏:ネガティブ トランジション | トップのジェイorシャドーのチャナティップを探して預けて速攻を狙う。武蔵の縦への抜け出し。 | 状況次第。あまり無理をしないが、左SB古賀は絞ってセカンドボールを狙っていることも少なくない。 |
札幌: セットプレー 攻撃 vs 柏: セットプレー 守備 | キッカーはほぼ全て福森に全権委任。クロスはファー狙いが基本。特にインスイングのキックになる右CKが得点源。 ゴールキックはなるべくCBにサーブしてからポジショナルなビルドアップを狙う。 | コーナーキックではマンマーク基調。ファーにゾーン守備者を2人ほど置き他はマンマーク。 |
札幌: セットプレー 守備 vs 柏: セットプレー 攻撃 | コーナーキックではほぼ純粋なマンマーク。 | キッカーはクリスティアーノ。ターゲットはオルンガ、古賀、鎌田等 |
その他memo | *** | *** |
3.両監督の頭の中を予想する
※分析フレームワーク上これは必須だと思うが、ミシャチームは基本的に「自分たちのサッカーをする」なので、あまり書くことがない対戦も少なくない。3.1 ミシャの頭の中を予想する
- ネルシーニョとJ2チャンピオンに対して一定のリスペクトはあるにせよ、ミシャの中では柏は特A級、A級の厳戒態勢を敷くチームではないと思う。なお「特A級」はマリノス、A級は川崎と「アンカーを置いて1列目守備の突破を図ってくるチーム」。
- 柏は最終ラインはそこまで個人での守備能力に長けているわけでもないし、(後述するが)撤退守備には課題もある。札幌がオルンガを警戒するのと同様に、ジェイ ボスロイド様に対抗できるDFは柏にはいない。ゴール前の局面をそれなりに作れれば十分に正気ありと見ていると思う。基本はキャンプで練習してきたとおりのプレーを志向するだろう。
3.2 ネルシーニョの頭の中を予想する
- ミシャとの直近3試合(2015-16年、ミシャは浦和、ネルシーニョは神戸)はミシャの2勝1分け。2015年の2試合は浦和に合わせて3バックのミラー布陣を採用していたことからも窺えるように、ミシャチームを厄介な、めんどくさいチームだと思っていることは想像できる。
- 何が何でも3バックミラーで解決、ではなさそう。柏のスカッドだと、オルンガ、クリスティアーノ、江坂、瀬川の誰かを削らなくてはいけないこともある。となると布陣は基本形の[1-4-2-3-1]を採用。
- ただ、機械仕掛けのような完成度と代表級の選手を揃えたクオリティを兼ね備えていた当時の浦和とは異なり、札幌については結構穴があるチームと見ているのではないか。札幌が前がかりのイケイケになってバランスを崩すタイミングを、日立台のサポーターと共に虎視眈々と待っているだろう。
4.想定される試合展開とポイント
4.1 柏の試合の入り
- まずは札幌のボール保持局面から。
- 4バックの[1-4-2-3-1]の柏は一見、札幌相手にミスマッチになりそうだが、札幌が下図のような配置…2019シーズンによくあった形のように、チャナティップが下がると札幌は[1-4-1-1-4]に近くなるので4バックでも枚数を揃えられる。
チャナティップが中盤に下がると柏には好都合のはず |
- 各ポジションで枚数が揃うと「人を捕まえる守備」は始動しやすい。「俺は誰orどこを見ればいいの?」で思考停止する選手がいなくなるためだ。柏はこの形を作って、個人の責任で対処できるところは個人で解決する傾向が強い。
- 守備の開始位置は高め。札幌の後方(荒野は確定で、宮澤orミンテ、高嶺?)がボールを保持するとGKク ソンユンに戻させて、ソンユンに二度追いで圧力をかけてボールロストを誘ってくる。このシチュエーションが起こることは予想に易い。
- 札幌は基本的に付き合う必要がない。「同数」の優位性を活用すればいい。前線が4on4で同数なのは守備側にとってリスクだし、柏は染谷だろうと高橋祐治だろうと、ジェイのパワーに対抗するのは困難な仕事だ。ミシャは本意ではないと思うが、基本はジェイに当てる。
- なお、宮澤の起用について、ミシャは度々「ボールを保持したいから」と言っているが、ルヴァンカップの鳥栖戦ではミンテではなく宮澤を起用したにも関わらず「ボールを持てなかった」と自ら認めている。これは結局のところ、こちらの選手個人よりも、相対的、戦術的な影響の方が大きい。
札幌はジェイへの放り込みで回避が真っ先に思い浮かぶ |
4.2 札幌の右への攻撃誘導?
- 自陣での柏の特徴は左右非対称の対応。左SHの瀬川は、体力が続く限りサイドを広範に上下動する。大外でボールを持った選手に対し、瀬川のプレスバックと古賀の縦切りでサンドしての奪取を狙っている。
- 逆に右のクリスティアーノは、そもそも柏陣内に運ばれてもあまり積極的に戻らない。これはサボっているというより、チームとして戦略的に前に残している。札幌もそうだが、「最後方の左」の選手が攻撃的なチーム相手には前残りのクリスのカウンターが大きなプレッシャーになるし、速攻の際に明確にここに出せるポイントを作っているとスムーズになる。
- 奪いどころは明確に左。これを考慮して、オルンガと江坂の1列目守備が、柏の左サイドに誘導しているかはまだ要検証といったところ。
瀬川がSB古賀をサポートする左サイドがボールの奪いどころ |
- それでも札幌が柏の左(札幌の右)から攻めたい理由の一つとして、柏の右サイドの高さ不足がある。大外は高橋峻希(170cm前後)1人で守っておりクリスは殆ど帰ってこない。札幌もターゲットは菅になるだろうが、大外の高橋はクロスボールの明確な狙いどころになる。ジェイがファーに流れて競ることも大いに予想される。
- 2018年の柏での対戦では、右シャドー三好康児のインスイングクロスから、ファーサイドで宮吉のヘディングシュートで得点を挙げている。メンバー入りしそうな金子には、出場したらこの形を狙ってほしいところ。
4.3 互いのストロングポイントの対峙
- 反対サイドでは恐らく、このような事態になる。
- このサイドでは、クリスが戻ってこないと高橋峻希1人で我慢しなくてはならない局面が生じる。ここで高橋がサイドのスペース(図の赤枠、クリスが戻ってこないために生じるスペース)をケアするために前に出ると、
柏の右サイドは高橋がステイするのでクリスが戻らなければ福森は多分フリー |
- センターバックもその高橋の背後のスペースをケアするために動かされて、ゴール前の枚数が減ってしまう。恐らくこれが嫌で、右サイドで展開された時はゴール前の枚数を減らさないために高橋はステイ。
- 結果、クリスティアーノが前残りを続けるなら、高橋の前方…札幌の福森がよくいるスペースがフリーになる。
- 福森がフリーだと、札幌は幸運が、柏にとっては色々まずいことが起こるのは説明不要だろう。
この形(CBが釣り出される)を防ぐために高橋はステイする |
- 福森とクリスティアーノの対峙は、初期状態での両チームのパワーバランスを示すバロメーターみたいなものかもしれない。
- この2人(を使った両監督)の差し合いと駆け引きはゲームの序盤から動きそうだ。ソンユンがボールを保持している時に、福森が下がらず、タッチライン際で前目のポジションを取るとクリスティアーノを置き去りにできる。福森はゴールキックの際に結構ターゲットとして使われる。サイズがある(特にサイドは小さい選手が多いので福森なら明確に勝てる)のと、ボールを収めるのが上手い。これは、このシチュエーションが繰り返し発生していることからもわかる。ソンユン→福森の展開は、札幌はすぐに繰り出せる。
福森がGKの際に仕掛けると… |
- 普通の感覚で考えると、福森が前進したらクリスティアーノは後退する。「戻らない」ではなく、最初から放置するのは前残りの特権をやや超えている感がある。
- クリスティアーノを押し下げられれば、柏の最大のストロングポイントである、オルンガ-クリスラインの速攻の脅威は半減する。本来オフェンスで暴れさせるために起用している選手が守備に奔走する状況は好ましいわけがないし、新たに生じたスペースを使える選手(チャナティップ)が札幌にはいる(ノーステップで広範に蹴れる福森と、ボールを引き出せ、収めて運べるチャナティップのコンビが非常に強力なのはこうした補完性の高さによる)。
クリスティアーノを下げれれば最初のミッション完了 |
4.4 ネルシーニョの設計
「柏のターン」になった時の- 柏はボール保持時の初期配置は恐らく以下になる。札幌が[1-5-2-3]なら、札幌の前3枚をDF4人で剥がしていくことになる。
柏ボール保持時の初期配置 |
- 相手が2トップだと、左SBの古賀を含めた3バックに変形。この変形は非常にスムーズで、選手特性も考えるとむしろこちらがメインだと思うが、[1-5-2-3]の札幌相手にわざわざ枚数を揃える意味合いは薄い。なので4バックのままで来ると思う。
- まず特徴的なのは両SHの役割で、左は瀬川が大外で張る。目的はセオリー通り、ボールを循環させて、相手のDFの感覚を拡げること。
- クリスティアーノはあまりサイドに張らない。3トップのサイドの選手は、フィニッシュの際に中央に入ってきてセカンドストライカーとして振る舞うことも要求されるが、クリスは最初から中央にどんどん入ってくる。オルンガとの2トップか?と錯覚する人もいるだろう。クリスが空けた大外のスペースは、最初はそのままになっている。
左右非対称なSHの配置と役割 |
- 瀬川が開いて古賀を助ける関係になっている、左サイドで主にボールが動くことになるはず。札幌は下図のような関係性で捕まえていけば、明確にギャップが生じる部分はない。白井が瀬川に負けまくる、みたいな1on1での問題がない限りは。
古賀-瀬川のサイドでのボール循環 |
- 柏は形をもっているが、あまりボール保持に拘らない。ちばぎんカップでも結構オルンガ、クリスティアーノへのシンプルな放り込みから形を作っている。GK(キム スンギュではなく中村も同じだ)はあまりバックパスの処理が得意ではないし、染谷、鎌田のコンビもモダンさが売りではない。結局は跳ね返せるかが、一つのポイントになるはず。
- ロングボールでダメージを蓄積させてから、江坂の中央での反転、大外を高橋やヒシャルジソンがオーバーラップしてのサイドアタック等、役割と人の動きは整理されている。ただ最後は2人のアタッカーのクオリティを最警戒、といった印象。
ロングフィードでの前進が多い |
4.5 まとめ
- 柏は明らかに負担が大きい、瀬川のハードワークが生命線。札幌は右にレギュラークラスのウイングバックを2人抱えていることを活かしたい。スタメンは白井を予想するが、白井が疲れてもルーカスが入ってくるのは柏としては嫌だろう。
- 札幌が本気で「ハイプレス」をしたいのかはわからないが、仮にそれをやるなら、比較的早めの柏のボールリリースは更に早くなる(≒ボールが目まぐるしく行来する展開になる)。となると、やはり相手のフィードを跳ね返せる選手を後方に置きたいところだ。
用語集・定義
1列目 | 守備側のチームのうち一番前で守っている選手の列。4-4-2なら2トップの2人の選手。一般にどのフォーメーションも3列(ライン)で守備陣形を作る。MFは2列目、DFは3列目と言う。その中間に人を配する場合は1.5列目、とも言われることがある。 |
---|---|
守備の基準 | 守備における振る舞いの判断基準。よくあるものは「相手の誰々選手がボールを持った時に、味方の誰々選手が○○をさせないようにボールに寄せていく」、「○○のスペースで相手選手が持った時、味方の誰々選手が最初にボールホルダーの前に立つ」など。 |
ゾーン3 | ピッチを縦に3分割したとき、主語となるチームから見た、敵陣側の1/3のエリア。アタッキングサードも同じ意味。自陣側の1/3のエリアが「ゾーン1」、中間が「ゾーン2」。 |
トランジション | ボールを持っている状況⇔ボールを持っていない状況に切り替わることや切り替わっている最中の展開を指す。ポジティブトランジション…ボールを奪った時の(当該チームにとってポジティブな)トランジション。ネガティブトランジション…ボールを失った時の(当該チームにとってネガティブな)トランジション。 |
ハーフスペース | ピッチを縦に5分割した時に中央のレーンと大外のレーンの中間。平たく言うと、「中央のレーンよりも(相手からの監視が甘く)支配しやすく、かつ大外のレーンよりもゴールに近く、シュート、パス、ドリブル、クロスなど様々な展開に活用できるとされている空間」。 |
ビルドアップ | オランダ等では「GK+DFを起点とし、ハーフウェーラインを超えて敵陣にボールが運ばれるまでの組み立て」を指す。よってGKからFWにロングフィードを蹴る(ソダン大作戦のような)ことも「ダイレクトなビルドアップ」として一種のビルドアップに含まれる。 |
ビルドアップの出口 | ビルドアップを行っているチームが、ハイプレスを突破してボールを落ち着かせる状態を作れる場所や選手。 |
マッチアップ | 敵味方の選手同士の、対峙している組み合わせ。 |
マンマーク | ボールを持っていないチームの、ボールを持っているチームに対する守備のやり方で、相手選手の位置取りに合わせて動いて守る(相手の前に立ったり、すぐ近くに立ってボールが渡ると奪いに行く、等)やり方。 対義語はゾーンディフェンス(相手選手ではなく、相手が保持するボールの位置に合わせて動いて守るやり方)だが、実際には大半のチームは「部分的にゾーンディフェンス、部分的にマンマーク」で守っている。 |
初めて拝見した柏サポーターです。
返信削除そうです、柏は瀬川の代わりが全くいないのです笑
ただ、同レベルの運動量と瀬川以上のドリブルを持った仲間が加入しましたので、ひょっとしたら早めの交代で運動量を担保するかもです。
そして、江坂・オルンガでの柏の左サイドへの誘導に関しては、一貫する原則はないと思います。
これも、ヒシャルジソンの個人能力に大きく依存していたし、J2ではそれで十分でした。
また、ある程度遅らせてからは完全な5バックになったり、クリスと江坂が頻繁にポジションを入れ替えるなどの仕組みも昨シーズン一定数見られましたが、終盤からは見なくなりました。
コメントありがとうございます。
削除ちばぎんカップのジェフ戦とルヴァンカップのガンバ戦を見ていてそんな感じかなと思いました。
J1相手だとこの仕組みでは難しくなる相手がいるはずなので、ネルシーニョがどう変えてくるか、というところでしょうか。