2019年4月29日月曜日

2019年4月28日(日)明治安田生命J1リーグ第9節 ジュビロ磐田vs北海道コンサドーレ札幌 ~祭りの後始末~

0.スターティングメンバー

スターティングメンバー

 札幌(1-3-4-2-1):GKク ソンユン、DF進藤亮佑、キム ミンテ、福森晃斗、MFルーカス フェルナンデス、宮澤裕樹、深井一希、菅大輝、チャナティップ、アンデルソン ロペス、FW鈴木武蔵。サブメンバーはGK菅野孝憲、DF濱大耀、MF白井康介、中野嘉大、早坂良太、荒野拓馬、FW岩崎悠人。荒野がリーグ戦3試合ぶりにメンバーに復帰した。
 磐田(1-3-4-2-1):GKカミンスキー、DF大南拓磨、新里亮、高橋祥平、MF小川大貴、松本昌也、田口泰士、エレン、山田大記、大久保嘉人、FWアダイウトン。サブメンバーはGK三浦龍輝、DF大井健太郎、MF中村俊輔、森谷賢太郎、荒木大吾、上原力也、FW川又堅碁。4月初めから離脱していた大井と川又がいずれもメンバーに戻ってきた。左サイドは前節に続き2試合目のスタメン出場となるエレン。これに伴い、名波監督の信頼が厚い松本を中盤センターで起用する布陣でスタート。
 その他プレビューはこちら。



1.互いの基本戦略と構造

1.1 互いの基本戦略

・札幌
 磐田相手ならボールが持てると認識していたはず。よっていつも通りのゲームプラン。ボールを保持して、ある程度敵陣でプレーできるので、焦点はリスクを低減させた上での磐田の5バックの攻略。

・磐田
 後半、川又を入れて攻勢に出るまでは、前半は札幌の5トップ攻撃を何とか耐える。

1.2 基本構造

1.2.1 磐田のボール保持時


 プレビューで書いたが、実はソリボール山雅よりもロングボールを多用するチームである磐田。その意図は特に序盤のリスクを冒したくない状況でのリスク回避を担保した上での時間進行だったと思う。
 この試合序盤もその傾向は変わらない。ボールを保持した時のファーストチョイスは、主に左サイドの高橋から、左寄りに位置するターゲットのアダイウトン目がけて放り込むプレーだった。しかしながらターゲットがアダイウトンであっても大久保であっても、マッチアップするキム ミンテや進藤との体格差を考慮すると、シンプルな放り込みでは難しそうだった(アダイウトンと進藤ならより違ったかもしれないが)。
 データを参照すると、前半、高橋祥平のロングボール成功率は6/10、大南は6/9、新里は3/4と軒並み高め。しかしロングボールから決定機に結びついたかというと、磐田は前半を通じてシュート1本しか撃てていない(この辺が定量データの難しいところだが)。アダイウトンが競り勝った、ロングフィードが成功したというより、先にボールには触っているものの、サポートが不十分で、そこからボール保持攻撃に移行できない展開が、厳密には多かったように思える。
アダイウトンへの放り込みが多い磐田

1.2.2 札幌のボール保持時


 札幌のボール保持は4-1-5が多かった。
 対する磐田は最終ラインはほぼマンマーク、中盤から前では、”射程範囲内に1人しかいない”ならばそのままマンマークに近い対応をとっていたが、そのようなシンプルな1on1関係になっていないエリアは放置されることが多く、自由に札幌はボールを持てていた。
 一応補足すると、序盤はアダイウトンを筆頭に札幌の後方の選手がボールを持つと追いかけてくることはあった。が、それを札幌が数的優位で解決したり、GKク ソンユンへのバックパスからの放り込み等でリセットすることで、特に問題とならなかった。戦術的な意図があるというより、日本のチームでよくある「開始○分間は走っていこう」程度の意識にしか感じられなかった。
札幌ボール保持時の人の配置と磐田のマーク関係

 上に図示したが、札幌はシャドーの2人が下がってプレーすることを、立ち上がりから意識されていた。磐田はチャナティップに大南、ロペスに高橋、のマッチアップを崩さない。しかし、札幌のシャドー2人が下がった位置でプレーする時の、この2人のDFの対応はまちまちで、そのままついていく場合もあれば最終ラインに残ったままの場合もある。
 それぞれに課題があり、ついていく時は本来の持ち場を放棄することになり最終ラインにギャップができる。ついていかなければ、前を向いてボールを持った時に危険な選択肢を有するチャナティップやロペスがフリー。
 チャナティップは普段から下がってくることが多いが、この試合はロペスが下がってくることが序盤から多かった。磐田のDFがどう対応してくるか観察しながら、この二択を突きつけ、対応を見て攻略していこうとの考えだったと思う。

1.2.3 「様子見」以上をもたらすクオリティ


 最初にロペスが低い位置に下がってプレーに関与したのは4分頃。この時は前を向いての仕掛けからファウルを獲得する。
 その次が下に示す5:38頃。
 この展開は宮澤のネガティブトランジションでのボール奪取から始まっている(2.1に後述するが、磐田は自陣でのポジティブトランジションに難がある)。2点目宮澤→チャナティップとボールが渡るが、この時磐田は前線3選手が速攻を狙って前に出ていたので、中盤から後ろの5+2人での対応を余儀なくされる。ロペスが下がると、高橋はロペスをマークするか、ゴール前に残ってスペースを埋めるかの判断を強いられる。
 高橋はまずロペスについていく。これはロペスにこの位置で渡ると危険なためだが、より重要なのは高橋1人の判断以上に、磐田が組織として周りの選手とどう連動して、危険な選択肢を消していくか、である。札幌はチャナティップから、反対サイドの進藤に展開。
(1点目)サイドを変えると高橋はロペスを優先するが…

 進藤に渡った時の状況が以下。マンマークの意識が強い磐田は、エレンがルーカス、新里が武蔵を「そのまま」(基本となるマーク関係の通り)マークしているので、この状況で高橋がロペスに出ていくとその背後は誰も守ることができず、がら空きになる。
 純粋・古典的なマンマーク守備であるほどこの状況になりやすいが、通常はこうならないように、例えばボールと反対サイドでは人を捕まえずにスライドする、どこまでもついていくのではなく受け渡す、等のソリューションを仕込んで調整しているが、この局面を見る限り磐田はそうした調整が欠けており、原則通りに人が動くことで一番危険なスペースが簡単に露出されている。
全員が1on1でのマーク関係を意識した動きをするとスペースが管理できなくなる

 もっとも、得点をもたらしたのは結果的にはロペスのクオリティだったと思う。ボールが出てから慌てて新里や田口がロペスの左側から寄せ、左足しか使えないロペスにこの角度でボールが入った瞬間は枠内に有効なシュートを飛ばすことは厳しそうだった。切り返し1発で田口を外し、トップコーナーぎりぎりにカミンスキーが反応できないシュートを撃てる技術と運動能力は見事としか言いようがない。

2.ボーナスタイムとその終了

2.1 札幌のネガティブトランジション対策


 スコアが動いた後の前半の展開は、ボール支配率が磐田48:札幌52、シュート本数が磐田1:札幌5といったデータで示されるように、札幌がやや優勢な展開が続いていたと感じる。
 ここで、両チームの差はトランジションにあった。札幌のボール保持攻撃は、必ずいくつかの約束事とともに遂行されていた。
 ・5-2-3ないし5-4-1で守る磐田相手に、進藤と福森がタッチライン際に開いて、相手のシャドーから距離をとり預けどころを作る。
 ・攻め急がず、磐田の5バックと札幌の5トップのマッチアップ関係を明確にしてからボールを前進させる。
 ・進藤は必ず同一サイドで展開する。これを助けるために、ボールサイドのシャドーは必ず下がってくる。
 ・磐田がブロックを作っている状態なら、サイドチェンジは福森→ルーカスと、シャドーがターンに成功した場合のみ許容する。
同じサイドで展開することでリスクを低減しロペスの個人技で打開

 特に上記の3点目、同じサイドで、決められたパターンでボールを動かすことは、次の展開に対する”準備”を容易にする。進藤は必ずルーカスかロペスにボールを預けていたが、これによりボールを失う位置がサイドに限定される。磐田のカウンター攻撃の起点を左サイドに限定させ、中央を使われることを回避することができる。
 また、札幌はボールを失った後(ネガティブトランジション)も基本的にマンマークで守備を行うが、この原則通りに振る舞う上で重要なのは上記の2点目。「磐田の選手にマンマークで付かれている」ことは、トランジションが生じると札幌の選手が磐田の選手を射程内に収めやすい状況に転換される。
配置を大きく崩さないのでトランジション対策が容易

 一方の磐田は、ポジティブトランジション時にアダイウトンが動き出すことは決まっているが、それ以外の選手のサポートは薄く、GKカミンスキーもあまりボール保持に関与できない。そのためアダイウトンに蹴る以外の選択肢に乏しく、そのアダイウトンをキム ミンテが封殺すると脅威はかなり薄れる状況となっていた。

2.2 磐田のボールの動かし方


 磐田のビルドアップがアダイウトンへのフィード主体だったのは先に述べた通り。この時問題となっていたのが、磐田は中盤センターの田口や松本が、ボールを引き出すために頻繁に下がっていく。その状態で放り込みを開始するので、ボール周辺に磐田の選手がかなり少なく、対する札幌は後方の人が動かない(人数が減らない)状況なので、キム ミンテが跳ね返したボールは殆どが札幌ボールとなっていた。
アダイウトンに放り込んだ後のサポート不足

2.3 エンジントラブル


 前半終了間際に札幌はアンデルソン ロペスが接触プレーで痛んで交代。荒野が投入されるが、恐らくこの試合のシャドーは低い位置での仕事が多いことや、ルヴァンカップに出場していないことによるコンディション面等から、早坂や岩崎ではなく荒野を選択したのだろう。2018シーズンに駒井が担っていた役割に近いとも言える。また、好調時の荒野が見せるオープンスペース下での推進力にも期待したのかもしれない。
 しかしながら、結果的には高橋を1on1で制圧していたロペスを失ったダメージは甚大で、この交代により後半は全く別の展開となる。それでも札幌にとり僥倖だったのは、前半ラストプレーで福森のコーナーキックから進藤の追加点が生まれた点だった。

3.○○から始まった磐田の反撃


 磐田は後半開始からエレンと大久保に変え、上原と川又を投入。
46分~

 エレンについては、高橋がエレンに再三ポジショニングの指示を出していたとのリポートがあった(一方エレンもボール保持時は高橋とやり合っていた)。小川が右に回ると、小川はルーカスを終始注視し、ルーカスにボールが入った時に距離を詰め、スピードに乗った状態でドリブルさせないように対応していた。この小川の対応が効いていたこともあり、ルーカスは徐々にゲームから消えていった。

3.1 引いてブロックを作る?札幌


 宮澤のコメントにある通り、後半の札幌は「ブロックを作って引いてカウンターで3点目」がゲームプランだった。5-2-3の守備陣形は変わらないながら、そのプレス開始位置はセンターサークルの頂点付近で徹底され、磐田陣内での磐田のボール保持には殆ど圧力をかけなかった。
 加えてボール回収後のディストリビューションは、武蔵を前に走らせ、磐田最終ラインの裏を突くボールの優先順位が高くなる。ただ、これが殆ど成功せず(そこまで磐田が高いラインを保ち続けているわけではなかった)、単なるボール喪失の機会と化してしまうことが多かった。
 そして札幌の前への展開が早く、また成功しない状況が続くと、試合はオープンなトランジションゲームの様相を帯びてくる。

3.2 川又の投入と右(札幌の左)狙いへの転換


 後半スタートから磐田は攻め手を、右サイド(札幌の左)での展開主体に変える。これはターゲットの川又とアダイウトン(前半)がとるポジションを見比べると明白だった。
 札幌の左…要するに福森の周辺で川又が活動を開始する。その福森は、引いてプレーすることが多くなった山田への対応で最終ラインを留守にしていたことが多く、スペースでキムミンテと川又のデュエルが頻発する。対峙する相手が、本来前を向きたいアダイウトンから収められる川又に変わったことで、ミンテはやややりにくそうにしていた。
後半は福森狙いに切り替える磐田

 中央で負けない川又の投入により、徐々に磐田の、人の移動が多い攻撃が噛み合い始める。特に札幌の中盤センター2枚の脇に、下のように山田だけでなく、左サイドの小川が絞ってプレーする局面もあったが、アダイウトンがトップだとこのスペースを消してしまう。川又が中央で動かないことで、周囲のスペースが消える状況に陥ることは減っていた。
 札幌の選手間に表れる選手のポジショニングが活きてくると、札幌の1列目守備の緩さが気になり始める。磐田は後半、田口か上原を落としてほぼ4枚で4バック状態でボール保持を開始することが多かったが、チャナティップはほぼ大南を守備の基準として位置づけていたものの、武蔵と荒野の対応は曖昧で、下のように田口はそれを察知すると躊躇なく縦パスを入れてくる。
札幌の前線守備が曖昧だと間でのポジションニングが活きる

3.3 荒野とルーカスのバッティング


 札幌はこの時点で、機能しない右シャドー・荒野(ボール保持時には、やりたいプレーがルーカスと被り気味だった)を諦めて5-3-2で守るべきだったと思う。この試合も含め、札幌のリーグ戦15得点中7ゴール、2アシストのロペスの代わりとなることは荒野ではなくとも難しい。ただ加えて状況を難しくしたのは、右利きの荒野を相手のブロックの外で安全にプレーさせようとすると、右サイドでプレーしたがるので、ルーカスと度々ポジションが被ってしまうことだった。
 2018シーズンには駒井の右シャドーが機能した。このイメージもあって荒野を投入したのだと思うが、駒井は3バックのチーム相手に、相手のCBに寄せられないよう、下がった位置取りをし、常に相手との間合いを見極めることで解決することが多い。荒野はロペスのようにDFを背負ってプレーするのか、駒井のように距離を取って浮くポジションを狙うのか、どちらともいえない振る舞いに終始していた。右サイドがこの状態で、武蔵も新里の密着マークを受けるので、後半の札幌の攻撃のよりどころはチャナティップしかなかった。
荒野とルーカスのバッティング

 おそらく5-3-2としなかったのは、前の枚数を減らすことで選手が消極的になることを嫌ったのかもしれない。ただ、ロジカルに考えると、ボール回収後、どうせ武蔵を走らせて蹴るだけなので、荒野である必要はなかったし、磐田が使い始めた中盤のスペースを消すこともできた。もしくは、ルーカスをシャドー、荒野をWBと入れ替えてもよかっただろう。
 一方、札幌ベンチは65分前後に、選手交代で解決しようとしていたようだった(実際にこのタイミングでカードは切られていない)。後の経緯から、ルーカスのサイドに手を加えようとしていたのだと思うが、実際にカードが切られたのは75分である。

4.終盤の展開

4.1 川又の負傷交代


 71分、磐田はゴール前の攻防でクロスに飛び込んだ川又がゴールポストに激突し負傷交代。数分間の中断の後、荒木が投入される。
 ほぼ同じタイミングで札幌はルーカス→早坂に交代。
77分~

4.2 自動ドア


 アダイウトンがトップに戻ってからの磐田の狙いは変わらない。加えて81分に見られたように(この時は福森のハンドで直接の決定機にはならなかったが)、福森の裏を突く形での大南の攻撃参加も解禁するなど、磐田は更なる攻勢を強める。
 直後の82分、トランジションから非常によく似た形、松本が福森と菅の間を駆け抜け、グラウンダーのクロスに中央でアダイウトンが合わせる。ク ソンユンが一旦はセーブするもリバウンドをアダイウトンが押し込み、スコアは1-2。
(失点前)福森の背後を更に狙う

 80分前後になると、福森は既に体力的に厳しいようで、執拗な磐田の右攻めに対して殆ど棒立ちのような状況もあった。石川がベンチに入っていれば交代も考えられたが、濱を出すには厳しいということもあってか、再三狙われた札幌左サイドは特に修正が施されなかった。
 この時点でラスト10分。特に手は打たれず、札幌は撤退して耐えるだけ。福森以外のルヴァンカップ組もかなりコンディションが厳しそうな状況だったが、磐田の決定力不足にも助けられ勝ち点3を手にした。

5.雑感


 後半の試合の進め方に課題はあるが、ルヴァンカップでの長崎6得点祭りへの参加組(DF3人と宮澤、菅、武蔵)のコンディションが厳しい中で勝ち点3を獲得したことは大きい。
 後半に試合を難しくした理由はの一つは選手交代で、荒野の起用意図はわかるが、後半の戦い方とマッチしていなかった(早坂が適任だったと思うが、スコアは1-0だし時間帯がちょっと早すぎたのだろう)。もう一つは、選手のプレー選択と精度の問題で、武蔵を裏に走らせてのロングフィードが殆ど成功しなかった。新里が巧く守っていたこともあり、早めに気付いて方針修正できると良かったが、蹴るだけになってしまう時間が多かった。

用語集・この記事上での用語定義

・1列目:

守備側のチームのうち一番前で守っている選手の列。4-4-2なら2トップの2人の選手。一般にどのフォーメーションも3列(ライン)で守備陣形を作る。MFは2列目、DFは3列目と言う。その中間に人を配する場合は1.5列目、とも言われることがある。ただ配置によっては、MFのうち前目の選手が2列目で、後ろの選手が3列目、DFが4列目と言う場合もある(「1列目」が示す選手は基本的に揺らぎがない)。

攻撃時も「2列目からの攻撃参加」等とよく言われるが、攻撃はラインを作るポジショングよりも、ラインを作って守る守備側に対しスペースを作るためのポジショニングや動きが推奨されるので、実際に列を作った上での「2列目」と言っているわけではなく慣用的な表現である。

・トランジション:

ボールを持っている状況⇔ボールを持っていない状況に切り替わることや切り替わっている最中の展開を指す。ポジティブトランジション…ボールを奪った時の(当該チームにとってポジティブな)トランジション。ネガティブトランジション…ボールを失った時の(当該チームにとってネガティブな)トランジション。

・ビルドアップ:

オランダ等では「GK+DFを起点とし、ハーフウェーラインを超えて敵陣にボールが運ばれるまでの組み立て」を指す。よってGKからFWにロングフィードを蹴る(ソダン大作戦のような)ことも「ダイレクトなビルドアップ」として一種のビルドアップに含まれる。

・マッチアップ:

敵味方の選手同士の、対峙している組み合わせ。

・マンマーク:

ボールを持っていないチームの、ボールを持っているチームに対する守備のやり方で、相手選手の位置取りに合わせて動いて守る(相手の前に立ったり、すぐ近くに立ってボールが渡ると奪いに行く、等)やり方。対義語はゾーンディフェンス(相手選手ではなく、相手が保持するボールの位置に合わせて動いて守るやり方)だが、実際には大半のチームは「部分的にゾーンディフェンス、部分的にマンマーク」で守っている。

・リトリート:

撤退すること。平たく言えば後ろで守ること。

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