2021年3月7日日曜日

2021年3月6日(土)明治安田生命J1リーグ第2節 名古屋グランパスvs北海道コンサドーレ札幌 ~僕たちは付き合っている~

 1.ゲームの戦略的論点とポイント

スターティングメンバー:

スターティングメンバー&試合結果

  • 名古屋のフィッカデンティ監督は、あまりターンオーバーに積極的ではない印象があり、過密日程となった2020シーズンも特にCBの中谷と丸山は34試合フル出場という記録を残しています。起用に応える選手も凄いですが、キーとなるポジションは多少コンディションに不安があっても、信頼できる選手は動かさないという方針が読み取れます。
  • ミッドウィークのガンバ大阪とのゲーム(ACL組のリーグ戦)が延期になったことを考慮しても、名古屋のメンバーは福岡での開幕戦と同じだろう、となんとなく思っていましたが、実際はトップ下に柿谷→シャビエル、右SBに宮原→成瀬、アウトサイドはマテウスを左に持っていき、右に前田。
  • 柿谷はこのスカッドだと裏抜けからのフィニッシュを期待するストライカーで、シャビエルはよりマテウスや前田を活かせるタイプだと見ます。森下を含めてレギュラークラスを3選手保有している最終ライン右はよくわからないですが、森下は左で考えられているともどっかで見た記憶があります(だとすると、そのポジションは対人性能を非常に重視しているのでしょうか)。
  • 対する札幌は、水曜日のルヴァンカップで11人を入れ替えたのは、この試合により照準を合わせていたからで、こちらも予想通りのメンバー。ただ、変えなかったと見るか、変えられなかったと見るか。試合を見た後では違った感想になる方もいるかもしれません。


僕は付き合わない:

われわれはコンビネーションを使ったり、1対1に付き合わずに数的優位を作りながら、空いているスペースをうまく使っていきたい」。
  • 試合前日の記事より。フィッカデンティ監督は上記の表現でゲームプランを表現しました。まさにこの点が最大のポイントで、札幌としては1on1の関係性が強いほど戦いやすい。
  • 裏を返すと、名古屋としては数的優位というか、どこかでマッチアップが噛み合っていない状況を常に作り続けて札幌を機能不全にしたい。名古屋が札幌と相反するイデオロギーを掲げているとしたら、”どちらのペースになるか”が、試合展開を大きく左右します。
札幌のやり方(同数守備)につきあわない とするなら…


けど付き合ってもいい:

  • ただ一方で、フィッカデンティ監督のこの発言はある種の一般論的なところがあるな、というのが試合前の印象でした。
  • 何故なら、名古屋の前線には数的優位なシチュエーションがなくてもゲームを決められる、リーグ屈指の強力アタッカー・マテウスがおり、彼は数的同数であってもものともしない。それどころか、場合によっては数的不利であっても仕事をしてしまいます。
  • そして「数的同数」というのは基本的に局所的な概念であって、どこかで数的優位ならどこかで数的不利になります。相手が3人でプレスをしてくるときに、ボールを保持している側が枚数を増やして5人でボールを運ぼうとするなら、その局面では確かに数的優位ですが、他の局面では数的不利に陥ることになる。それが重要ではない、捨ててもいい局面ならいいですが、敵陣ゴール前の、最もエネルギーを使いたい箇所で大きく”不利”になっては、ゴールを奪うという目的に照らし合わせると本末転倒です。ですので、課題を数的優位までせず、同数で解決できるなら、それに越したことはありません。
  • また、名古屋は最終ラインの中谷や丸山も、ゴール前での守備の局面では個の能力が試されるシチュエーションで力を発揮しますし、吉田は超人的な対人性能があり、自分よりも20センチ近く大きい選手をペナルティエリア内でマークすることもできる。ロティーナが見限った柿谷や、川崎ではフィットしきれなかった斎藤学といった今オフに迎え入れた選手も、野々村社長が言うところの”クオリティ”がある選手で、札幌のDFが個で抑えられるかと言うと微妙なところです。全体的に、数的同数、1対1で戦えるのは札幌よりもむしろ、強化費で大きく上回る名古屋、と言えるでしょう。
  • ですので名古屋としては、マテウスが数的同数で90分プレーする状況は、困るどころか大歓迎、と見ることもできます。普通はマフレズとスターリングが仕掛けやすいシチュエーションを作るために選手配置を考え、ボールを動かしながらプレーしますが、相手が札幌なら、寧ろお前から来い!と言わんばかりに1対1の局面を作ってくれるためです。

本来のプラン:

前半は向こうの勢いというか、相手のマンツーマンに少しやられてしまったところもありましたけど、それは90分続かないだろうとスカウティングしていたので、耐えるところは耐えてという時間帯もありました。

  • 上記の中谷のコメントの方がより本来の「ゲームプラン」だったと思います。マンマーク戦法は、①マーク関係がはっきりしフリーになる選手を作りにくい、②複雑な約束事が少ない(但し例外もあり) 、といったメリットがあります。
  • しかし、ミシャのような天才的な監督が極端なマンマーク戦法を採用し、川崎フロンターレを破るなど成果も出しつつありますが誰も模倣しないのはなぜか。デメリットもメリットと同等に大きいためです。
  • 主たるものは、マーク関係がはっきりするからこそ、スペースを管理したり数的優位で守りたいシチュエーションと両立が難しい(ミシャはこの点で宮澤に期待しているように思えます)。ただ中谷が言及しているのは、札幌の場合はほぼオールコートでのディフェンスを仕掛けることで、圧力をかけることとマーク関係を明確にすることを担保しているので、ボールを持っていない時にどうしても、特に前線の選手の走行距離が非常に長くなる。
  • だから札幌が走りまくってプレスを頑張る展開は、局面的には名古屋には脅威だけど、大局的に見ると終盤の勝負所で厳しくなるのは確実だと名古屋は見ていたようです。この展開が読めているなら、名古屋としては後半勝負、札幌が頑張っている時間帯はリスクを回避してやり過ごして、疲れが見えたところで交代カードを切って試合を決める、という考え方があったのでしょう。この点を踏まえても、名古屋としては、ゴールさえ与えなければ札幌のやり方に付き合ってもいいよ、というスタンスだったと言えます。


2.試合展開(前半)

:僕たちは付き合っている

  • 名古屋のボール保持の際は、まず札幌がイデオロギーを突きつけようとする…得意というかお約束になった、マッチアップを合わせての同数守備に持ち込みます。
  • 名古屋の対応は、「なるべく広がったポジションを取って1回札幌を走らせてから、つまりそうになったら山﨑に蹴っ飛ばす」でした。
  • 札幌は、名古屋の選手がボールを持つと必ず1人追いかけて(食いついて)きます。名古屋は選手間の距離を広くとることで、札幌の選手に、より長い距離を走らせることができます。この「距離感」というのはサッカーでは近すぎず、遠すぎずがよしとされ、近すぎると相手を動かすことはできない。逆に遠すぎるとパスが通りにくい。ただ、名古屋は最終的にはここでパスを繋ぐ気も必然性もないので、4バックはピッチ横幅に目一杯広がってプレーします。
札幌の同数プレスには枚数はいじらず山﨑で対処
  • 山﨑は2017シーズンの徳島で14得点した以外は数字的には凡庸で、2020シーズンも26試合1得点という記録が残っているだけです。
  • しかし戦術的には、キムミンテと五分五分に近いデュエルを繰り広げられる山﨑の存在は極めて重要で、何故ならトップにボールをボールを当てにくい状況だと、後方の選手は近くの選手に「パスしないといけない」。言い換えるとボールの預けどころを探らないといけないのですが、マンマークの札幌は近い味方へのパスのインターセプトを狙います。
  • 「CB中谷が、アンデルソンロペスのプレッシャーを受けている状況で、苦し紛れのパスを米本に出してチャナティップが名古屋陣内でカット」というのを名古屋は避けたい。チャナティップ、小柏、金子のカウンターが発動するためです。トップの山崎に当てて、山﨑がミンテに勝てなくて札幌ボールになっても、札幌陣内でのボールロストなら守備の態勢を整える時間が稼げるためです。
  • ですので名古屋はこのシチュエーションでは札幌に付き合う格好…無理して数的優位を作ってボールを保持する必要はなかったと言えます。札幌の体力を徐々に奪う展開で時間を経過させられればOK、というものでした。
  • ランゲラックもそうですが、Jリーグにいる優秀なGKはセービングと足でのボール保持が両立する選手は稀で(キムジンヒョンぐらいでしょうか)、そうなると優秀なGKがいても、チョンソンリョン&レアンドロダミアンの関係のように、前線で相手DFに背中を向けてプレーすることに長けるFWがセットで必要になります。となるとDFもある程度強さが求められ、プレッシングよりも跳ね返す力が求められる…というトレンド、もしくはリーグ構造になっている気がします。


札幌陣内での名古屋の狙い:

  • 上記はビルドアップ局面でのパターンでしたが、札幌陣内に侵入後(山﨑が競って、米本や稲垣が回収した後みたいな感じで考えて下さい)も名古屋は似た原則でプレーします。
  • というのは、昨今の流行りで「縦に被るポジションを取らない」というものがあります。名古屋で言うと、右SBの成瀬がルーカスを走らせるためにタッチライン付近に立つなら、その1列前の前田はタッチライン付近よりも内側に立つことで、パスを受けやすいアングルを確保します。
  • ただ、スタート時点で右に入っていた前田はサイドに張り続けます。これは対面の福森を引っ張り出して、背後のスペースを突きたいためだったでしょう。この点はマンマーク戦法にとって”矛盾”というかある種のミスマッチになりやすいのが、3トップvs3バックの関係は枚数関係だと同数ですが、前者は開いてプレーする。後者はゴール前を守りたいので中央からスタートする。ですので守備側はサイドに開く対面の選手をマークするために、中央のスペースを明け渡すリスクを抱えながら対応することになる。

敵陣でも開いたポジションを活用して札幌を走らせる
  • このスペースに米本や成瀬が走り込むと、札幌は本来マークするのはルーカスやチャナティップ。またここでも走行距離が増えて負担が大きくなります
  • しかし個に触れるとするなら、キムミンテもそうですが、飛び出してくる名古屋の選手に対して、宮澤が積極的にマーク(シャビエル)を捨ててカバーリングすることで純粋な1on1の対応で終わらせない役割を担っています。この役割があるので、宮澤はなかなか深井で代替できないという評価になっているように思えます。

数的優位と同数のはざま:

  • 札幌がボールを持っている状況です。名古屋は、菅野がボールに関与する局面では高いポジションを取って、こちらもマンマーク気味のプレッシング。ミシャはここで”数的同数”を作ることを好みますが、▼の通り、構造的にはマッチアップを合わせることは容易です。
  • やはり菅野やキムミンテがボールを持っている時に、名古屋の選手が突っ込んでくると危うさがあります。ただ、札幌としてはウイングの金子とルーカス、そしてトップのアンデルソンロペスや小柏に、なんとかボールを生かして届けられればビッグチャンスになります。名古屋も札幌のように前からきている、ということは、広く守っている状態…スペースはできやすくなっています。
  • ルーカス、金子、小柏、ロペスいずれもスペースがあればドリブルでボールを運べる選手なので、名古屋の前線守備さえかいくぐってしまえばこちらのものです。だからミンテは簡単にクリアしてはいけないし、ミシャは常に厳しく要求をしています。
左サイドに頼れる選手がいるのでそっちから展開
  • ボールを運ぶ局面で頼りになるのは札幌の風神雷神…というかなんか面白い呼称をつけてほしいのですが、キックの福森と反転&ドリブルのチャナティップです。この2人によるプレス突破能力は名古屋の守備相手にも頼りにできるということで、札幌は2人のいる左サイドから展開します。
  • 特にチャナティップは、ほぼトップフォームを取り戻していると言えるでしょうか。米本も平面守備に定評がある選手ですが、スペースのある状態ではチャナティップのステップワークについていけない場面もあり、札幌は前線4人の手前のチャナティップにボールが入れば”ほぼ勝ち”のような力関係でもありました。
  • ミシャは試合中、名古屋の同数守備を嫌って「コマイ!リベロ!」と言っていたような気がします(リベロはイタリア語なので別かもしれませんが)。要は名古屋が2トップなので、駒井が落ちて後ろ3枚にして数的優位を確保しろとのことです。結局弱者はどこかで(局所的な)数的優位策をとらざるをえない、と言えるかもしれません
  • ただ、札幌のピッチ上の選手は巧く対処していたと思ったのは、駒井が落ちると稲垣がどうせついてくるので、それなら狭いスペースで勝負するよりも、前線の比較的スペースがあるアンデルソンロペスに当ててキープしてもらおう、というより合理的な策をとっていました。アンロペはもっとタイトに守られると難しかったと思いますが、スペースがある状態で中谷or丸山どっちかだけを相手にするなら彼の強さと巧さが発揮され、非常によくボールを収めて貢献していました(このアンロペのモデルチェンジは昨シーズンのホーム名古屋戦で指摘したのですが、いい傾向が続いていますね)。


時間さえ稼げれば:

  • しかし、チャナティップから札幌の前線の選手に渡った後の展開では名古屋が堅さを見せます。新人なのにルーキーな小柏の、中央で反転からの攻撃は、1週間前に横浜FCを粉砕した時と同じパターン。違いは、名古屋のDFはスピードに乗った状態で突破を仕掛ける小柏や金子に対して1対1で勝算がある、もしくは負けない対応ができます
  • 横浜FC相手では、中央方向に切り込んでシュートまでもって行けた金子ですが、吉田は中央へのカットインは必ず消す対応をしますし、丸山も早さなら小柏の勝ちだと思いますが簡単に飛び込まない対応で決定的な場面を作らせません。
  • 15分に小柏からアンデルソンロペスへのパスでシュートが1本ありましたが、この時も中央を固める名古屋DFに対し、札幌の2トップは外方向に追い出される形でなんとかシュートに持ち込んだ、というところでした。

速攻をストップさせるDFの個人能力

  • 速攻を封じられた後は札幌も名古屋と似たようなパターン…大外のDFの背後に選手を走らせてハーフスペース付近からのクロスボール等を供給するというものがあります。
  • しかし名古屋はこのパターンに対する対応も万全で、これは以前から見られたものですが、空きやすいSB~CBの間のスペースは中盤センターの選手が常にカバーリング。CBは動かなくていいので中央に集中でき、クロスを供給しても跳ね返されてしまいます。それ以外の選手も時間をかけるとかならず戻ってくるので、札幌はクイックにシュートまで持ち込めないと得点への期待はどんどん下がってしまいます。
  • 日本のチームで、中盤を2人で担当する場合は柴崎岳&長谷部誠、のように、配球が得意な選手を起用してバランサーを隣に置く形が多い気がしますが、名古屋は両サイドでこのタスクがあるので、名古屋は米本&稲垣のユニットになっているとも考えられます。

時間をかけると名古屋のブロックを崩すことは困難


導火線は眼前に:

  • 20分前後、飲水タイムの前か後かわかりませんが、名古屋はマテウスが左サイドから右サイドに移動します。
  • 福岡との開幕戦で見せたスーパーな先制点もそうですが、マテウスはカットインからのシュートもありますが、それ以上にスピードに乗った状態で力を発揮する選手なので、警戒された状態でスピードを活かすには左サイドに配置する方がいいのかもしれません。
  • ただ、この試合は、札幌の前線からのプレスを受けて名古屋は右サイドの成瀬がボールを持つことが多くなります。左の吉田は右足を切られるとクリアしかできないことも多く、マテウスは左で張っていても殆どボールが供給されませんでした(吉田がボールを運べたらもっと評価は高かったと思います)。
  • フィッカデンティ監督はマテウスが脅威になるポジションを探る目的だったか、マテウスをまず右に移動させて福森の眼前に置く。その後、トップ下のようなポジションに置いてシャビエルとスイッチさせ、より自由な役割も与えていましたが、前半は巧く札幌が守っていたと思います。
  • ただ、札幌としては福森がボールを運ぼうとするシチュエーションで対面にマテウスがいると、一層ピリッとした空気になっていたかもしれません。名古屋も同数守備で札幌のボールホルダーに厳しく当たってくると、ミスは単なる攻守の切り替わりではなく、マテウスが福森を置き去りにした状態で仕掛けが発動するためです。


3.試合展開(後半)

:持つものの強み

  • 54分に名古屋が3枚替えで柿谷、長澤、相馬を投入します。まず、フィッカデンティ監督は交代枠が3枠の場合でも枠を残して試合を終えることもよくあり、このシチュエーションで3枚を変えるというのは珍しい気がします。
  • これについて、

  • 時間帯としてはやはり早めの交代だったとしています。戦術的な意図はあまりない、と言っているように見えますが、ただカードとしてはスターター向きの山﨑、バランスをとっていたシャビエルを下げて柿谷は、ゲームを決めるカードを切って来たなと容易に受け止められます。
  • 61分には成瀬→宮原。サイドバックを早い時間で替えるのも比較的珍しいですが、札幌の強みであるサイドアタックに対して”事故”のリスクを可能な限り低減させたかったのだと思います。

61分~


動けない理由

  • 対する札幌。冒頭に中谷のコメントを転載しましたが、実際に60分過ぎころから、やはり足が止まっていた印象がありました。
  • 名古屋の選手がボールを持った時に、特に前線の選手が前半ほど寄せきれていないと見たのですが、ミシャは動きません。この「動けない理由」もわかります。シンプルに、この11人が現状の戦い方をするなら攻守両面でベストだからです。
  • 例えば、アンデルソンロペスが疲れたとして、もっと走れる選手を入れたい。けどアンロペを変えると速い攻撃ができなくなるし、丸山や中谷相手にボールを収められる選手がいない。小柏も同様で、小柏の攻撃のクオリティとディフェンスを両立する選手がいない。高嶺か深井はどちらか入れてもいいかと思いましたが、変えるとしたら宮澤のところで、宮澤も効いていたので外せない、ということでしょう。他のポジションは後退すると確実に攻守どちらかでスケールダウンしてしまいます。
  • マンマーク戦法について、駒井がかつてtwitterで「一人一人が責任を持って対応しないとダメ」と表現していましたが、まさに”責任”がでかすぎて他の選手では代替できなくなった状態と言えます。

  • その後も札幌は82分の相馬の得点が決まるまではカードを切れず。前線で唯一選択肢になれそうなドウグラスオリヴェイラを投入したのは失点後でした。「川崎大勝」の立役者となったドドちゃんですが、常に集中を切らさずプレッシングできるかという点と、ボールを収められるかという点がネックでこの試合では投入しづらかったのでしょうか。

4.雑感

  • 「交代で出せる選手がいない」…ポジティブに考えれば、札幌でスタメンを獲ることの要求水準は数年前と比べて遥かに上がっていることの証明とも言えるでしょう。
  • ただ、マネジメント的にはこれはカップ戦の決勝でもない、リーグ戦の一試合であるので、要求水準を最初からピークに持っていくよりは別のやり方もあるかもしれません。もっとも、それが昨年の後半から2トップを変える、なのかもしれませんが。
  • 建設的ではないかもしれませんが、アタランタは前線の3ポジションには金をかけていると感じます。レギュラークラスは各国代表級ですし、サブにも遜色ない選手が複数控えています。このスタイルでいくなら、負担が大きいポジションは本来それぐらいの選手層が必要なのでしょう。ガブリエルは、そうした問題意識もあっての獲得だったのか否かは今後明らかになるでしょう。それでは皆さん、また会う日までごきげんよう。

2 件のコメント:

  1. いつも拝読しています

    現状の問題の解決策としては、前プレの開始位置を下げるか、終盤戦はジェイの高さを軸にした攻撃にして菅ちゃんとか入れてクロス攻撃に戻す。ぐらいでしょうか。
    長期的にはもっとボール保持を安定させて体力をコントロールするようになるといいですが・・・。

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    1. クロス連射はロングボールが増えて、終盤きつい時間帯にノーガードっぽくなるのがネックですね。ただ、ジェイみたいな選手はゴール前の迫力を出すためには必要だとは思います。
      長期的に見ると小次郎の起用も含めて、ボール保持を増やせるといいですね。

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