2020年9月14日月曜日

2020年9月13日(日)明治安田生命J1リーグ第16節 北海道コンサドーレ札幌vs浦和レッズ ~インテグレーション後に想う~

 0.スターティングメンバー

スターティングメンバー&試合結果
  • メンバーを見て、浦和は3バックかと思いましたが4枚でプレーしていました。右は出ずっぱりの橋岡の休養でトーマスデンを回し、左の山中は休養十分でしたが、岩武をチョイスしたのはルーカスフェルナンデス対策だったと思います。柴戸も休養、武藤と杉本の起用は戦略的な意図(オープンな展開でレオナルドを温存しておきたい)もあったと推察します。
  • 札幌はここのところ公式戦4試合で起用されていたキム ミンテがベンチスタートで、CB中央に宮澤は大敗した川崎戦以来6試合ぶり。

1.ゲームの基本的な構造

1.1 連続性のハードル

  • 私は昔から流行には疎い人間で、つい最近で言うと、連載終了まで「鬼滅の刃」という漫画の存在を知りませんでした。いや、今もよくわかっていないんですけど、「●の型」を繰り出して戦う、と近所の公園で遊んでいる子供に教えてもらったのでそれはわかります。
  • 今回は流行に乗っかって書くと、天才監督ミシャのチームは強力な「型」を2つ持っています。一つは自陣でボールを持っていて、敵陣にボールを運ぼうとする時に発動するやつ。名前は適当にビルドアップの型とします。主に3人のDFと2人のMF、GKで行われます。もう一つは相手ゴール前でフィニッシュに持ち込む時のもので、ウイングバックと1トップ2シャドーがメインキャストになります。後は、自陣で5バックで撤退して守るのも「型」の一つでしょうか。
  • バトル漫画でもサッカーでも共通しているのは、様々な局面で有効な「型」を持っていること自体も重要ですが、そこには”休憩タイム”が存在しない連続性のある戦いであるので、異なる「型」を使いわけて戦うなら、それらがいかに連続性をもっているかが重要になります。
  • この試合、浦和がボールを持っている時の札幌の「型」はここ数試合と同じく、1人が相手選手1人を担当するほぼ純粋なマンマーク。図示するとこうなります。
浦和に対する札幌の型(敵陣での守備)
  • ただ、本来試合前に考えていたのはこっちだったんじゃないかと思います。
  • 浦和はCBが3人いて、それをジェイと、チャナティップと駒井が同じ高さで対応する。これだと1トップ2シャドーの形のまま対応できます。それが、札幌にとって想定外だったのはトーマスデンが右サイドバックだったので、前線3人がそのまま左下がりの形でスライドして対応することになった、とみています。
本来想定されていたであろう「型」(浦和は3バック?)
  • 想定外だとする根拠は、これによってジェイが最も得意なポジション(右のFW)から乖離した左のFWでプレーすることになる。そして駒井とチャナティップも、駒井が1列目(FW)でチャナティップが2列目(MF)。この2人のキャラクターを考えると、チャナティップとジェイで左右のFW、駒井が右のインサイドハーフに入るのが最も自然だからです。

  • この「型」は敵陣で浦和がボールを持っている時のみ使います。これに対し、敵陣で札幌がボールを持っている時は以下の「型」になります。

敵陣での5トップ

  • ミシャの十八番の5トップ戦術です。最近2トップになったり色々ですが、今日はまた1トップ2シャドーを意識したのではないかと思います。それは駒井とチャナティップのプレーもそうですが、後半この2人をアンデルソンロペス、ドウグラスオリベイラと、到底MFとは捉えられないブラジリアン2選手と入れ替えているので、最初からシャドーとして考えていたポジションなのではないかと思います。
  • 1トップ2シャドーと解釈すると、2つの「型」の連続性を考えた時に障壁があるのがわかります。図に「都度移動が必要」と書きましたが、ジェイは浦和ボール時は左寄りでスタートして、例えばクロスボールが上がるときは中央にポジションを変える。また浦和ボールになれば元に(左に)戻る…となります。これを怠ると「全員でマンマーク」の前提は簡単に崩れて誰かがフリーになる。そのフリーな選手はフリーのままで何もしてこないならいいけど、何かしてくるなら誰かが捕まえる必要がある。じゃあジェイの代わりに誰かが捕まえたら新たに別の選手がフリーになる…となって、いとも簡単に守備の前提が崩れることになります。
  • 滅茶苦茶当たり前の話ですし、似た話は何度か書いているんですけど、ジェイがクロスボールをシュートで終わってボールがタッチラインを割ってプレーが途切れない限り、この連続性の問題は常に存在します。

1.2 Over Tasks

  • プレビューでも少し触れたと思いますが、札幌は前節[1-4-4-2]システムの下がり目のFWである、セレッソの奥埜に2ゴールを献上しています。これと非常に似た問題が今節も露見していました。
  • マンマークなので基本的には各ポジションで枚数が揃っていなくてはなりません。浦和は2トップ、札幌は3バックでここはギャップがあるのですが、これは札幌は2トップはCB中央の宮澤とアンカーの田中、進藤と福森はワイドの関根と武藤を担当する役割分担になっていました。
  • 今日では「2トップ」と言っても、ヴィエリとインザーギが喧嘩しながらボールを要求しあうようなユニットは絶滅しています。トップに張って相手DFと駆け引きをするのは1人でいい。ラインディフェンスの常識をある種、逆手にとれば、1人でDFライン全員を操作できるためです。余った1人はDFとMFのギャップでボールを受けて局面をリンクしたり、トップの背後から飛び出したり等、2人でタスクやアクションを区別してプレーするのが常識になっています。
  • 浦和もいつもは興梠が引いて、レオナルドがトップに張るので、この位置関係なら札幌は宮澤と田中の前後関係でマークできると見ていたのだと思います。セレッソの奥埜と都倉も同様です。
  • しかし前後関係にある選手がポジションを変えて2トップになったり、後方の選手が飛び出してくると、当然こちらも前後関係のポジショニングでは対処できなくなります。奥埜は元々中盤の選手で、そんなにトップに顔を出さなかったとは思う(それでも2点取られているけど)のですが、杉本も興梠も2トップなのでより警戒が求められます。そして浦和も札幌のこの守り方はこれまでの試合から十分に予期できたので、浦和は2トップのうち引いたポジションを取っている選手が序盤から積極的に飛び出して、中盤でプレーしたい田中に矛盾を突きつけます
2トップが縦関係を崩すとCB+アンカーでは捕捉が難しくなる
  • 結果、何が起きるかと言うと田中はMFとしてプレーできず、常にDFラインに意識とポジションの重心を置きながらプレーせざるを得なくなります。実際に、札幌は自陣で守っている時、宮澤のすぐ隣に田中がおり6人のセック…シックスバック状態で守っている状況がありました。
  • これを見て、「いや駿汰DFできるしいいじゃん」と思う方もいるかもしれません。確かに個人の資質としてはそうですが、田中はボール保持時には時に中盤でトランジションに備えたポジションを取ったり、ボールを循環させるための中間ポジションを取ったり、その他いろいろありますがMFとしてのタスクがいくつも用意されています。
  • こうなると、まさに読者の皆さんも職場で似たような要求をされている方がいるかもしれませんが、人間のキャパシティを超過したタスクの要求…Over tasksな状態(文法合ってますかね)に陥ります。

  • そしてこれは誰かを批判したいわけでもなく、ただ事実と向き合うために書いているのですが、野々村社長はラジオ番組などで現状のチームについて「攻撃的である」「リアクションサッカーにすると退化する」等と語っているとのことですが、このアンカー(田中)が相手のFWにずっとついていかなくてはならないという点もそうですし、本来センターフォワードのジェイが左寄りのポジションでプレーしなくてはいけないという点もそうなんですが、これらは相手のアクションによって本来札幌が取りたくないアクションを強いられているという意味合いで「リアクション」に分類されると思います。
  • 私はアクションとかリアクションサッカーとか、そういった一次元的な見方はしていませんし、そもそもリアクション要素がない対人スポーツって存在しないと思うのですが、結局チーム作りにおいてやりたいことから足し算していくとどこかでキャパシティを超過してしまう。
  • あれも必要、これも必要と確かに求められる要素はたくさんあるんですけど、すべて盛り込んでいくとこのようにジェイを起用しているのにゴール前にいてくれないみたいな事態に陥って、結局何を優先して取り組みたいのだかわからないという事態になってしまいます。

2.出し尽くさないと勿体ない

  • 試合は20分で浦和の杉本が2ゴールを挙げ、札幌はビハインドを負った状態からスタートします。序盤から浦和は先述の、2トップによる裏抜けの意識が強く、ボールを回収するとまず前を見る、動き出せているなら裏に出す、を徹底していました。
  • 13分の先制点はチャナティップがボックス内で関根を倒したことで与えられましたが、この時は関根の最初のドリブルがイレギュラーな形でプレーが止まった(審判に当たった)のもあって、プレーが完全に途切れないうちは誰が誰を捕まえていいか不明瞭になった分、泥をかぶってしまった感があります。
  • 20分の追加点は浦和陣内でのトランジションから、青木の1本のパスで決まりました。DAZNのカメラワークだと2トップの動きが細かく見えないのですが、宮澤が完全に背後を取られて独走を許しており、「1.2」で書いた構図以外にも個人戦術におけるミスがあったのかもしれません。

  • 2点のビハインドで、ロンドンの誇り高きライオン・ジェイ ボスロイド様が奮起します。そのボックス内のジェイにクロスボールが入る前の話をすると、浦和はやはり大外を捨てて守るのもあって、ルーカスには特に苦労せずボールが渡ります。
  • そして札幌はマンマークでスペース管理は二の次、更にはマイボール時に、このウイングのルーカスのような使えるリソースを出し惜しみせず(時間をかけず)、ロングフィード主体でどんどん使っていく方針なので序盤からかなりボールが行き来するオープンな展開になります。
  • ルーカスまで渡った後の札幌の問題は、中央にシングルターゲットであること。ジェイにピンポイントで合わないと難しいのですが、セレッソほど強固でない浦和のDFに対してジェイが技術と強さを発揮します。1点目はクロスがやや合わず、バックステップを踏みながらループ気味のヘッドをサイドネットへ。そして2点目はCKの流れから、福森の高速クロスをDFを体でブロックしながら叩き込む得意の形でした。

  • 前半のスタッツはDAZN中継で紹介された集計では、札幌はシュート13、うち枠内8。浦和はシュート5、うち枠内4。コーナーキックは6-0。かなりシュートが多めの展開でしたが、枠内シュートにはシュートブロックも含まれていると予想されます(お互いそんなにセーブ機会はない)。とにかくオープンな展開でした。後半もそうですが。

3.意外と重要視されていた”フレーム”

  • 後半頭から札幌は、前半痛んでいた荒野→キムミンテに交代。高嶺という選択肢もあったのだと思いますが、背後を取られた時にミンテなら無理が効くカバーリングをしてくれるとの目算もあったのかもしれません。
  • 後半もややオープンな展開で始まります。浦和は55分にレオナルドとヴィトンのマルティノスを投入。続いて61分にエヴェルトン→柴戸の交代で先に動きます。恐らくオープンな局面でフレッシュな選手、スピードのある選手を投入してトランジションとゴール前のクオリティを補強したかったのだと予想します。
  • 札幌も64分にチャナティップと駒井に代えてドウグラスオリベイラとアンデルソンロペス。前線でアタックしている時はいいとして、浦和がボールを持っている時はロペスかドウグラスオリベイラのいずれかがインサイドハーフの役割(浦和の青木か柴戸をマーク)をしなくてはなりません。それかマンマーク戦法を捨てて慣れ親しんだ形に戻す。この選択は注目していましたが、ドウグラスオリベイラがそのままチャナティップの役割でインサイドハーフに入るという、何でもありな状態でプレーを続けていました(終盤にドグちんがバテていたのも意味不明でした)。
  • 投入直後に右にジェイ、左にドウグラスオリベイラ、中央下がり目にアンデルソンロペスの配置からアンロペ→ジェイ→アンロペのワンツーでシュートチャンスを作ります(結果はブロック)。珍しくこの2人がハイタッチで悪くない雰囲気を醸し出します。それはどうでもいいとして、この配置(ジェイが右でアンロペがトップ下)だったら、それぞれの選手特性的に一番破壊力がありそうだったのですが、結局はそうはならず、これも選手を活かしたいのか?それとも枠に当てはめたいのか?と疑問が残りました。
64分~
  • 説明が難しいのですが、これらの交代の後もオープンな形でボールが飛び交い、互いの前線の選手にボールが入って仕掛ける・DFが都度対処、が続きます。ただ札幌はとにかく浦和が持ったらマンマークで引かずに対応。浦和は一応自陣にブロックを組んでの対応だったので、これが互いのボール保持時間に影響していたとは言えるとは思います。
  • 交代直後の67分、福森の右CKが杉本に当たってオウンゴール。これも右サイドで、札幌は何かが起こるのは全部ルーカスの右サイドからでした。点が取れれば何でもいいんですけど。
  • 73分に浦和は関根→変換できない汰木。岩武→山中。岩武の交代はルーカスフェルナンデス対策だったかもしれません。投入から2分後、汰木の左クロスにヴィトンのマルティノスが何故か手を挙げながら飛び込みますが、これが影響したのか菅野が処理を誤ってファンブル。槙野が詰めてスコアは3-3。菅野のミスではありますが、GKとしてはアンラッキーでもあったと思います。クロス対応についてはそもそも上げさせるか?跳ね返すときのマークはどうなっているか?と細かく見ていくとキリがないので今回は割愛します。
  • この後もお互いにぶん殴り合う展開が続きます。最後に試合を決めたのはマルティノス。AT4分、右サイドで対面の福森をかわしてグラウンダークロス。最後は柴戸が押し込みました。

4.雑感

  • 戦術的にはぶん殴るだけの凡庸なゲームだったので今回は雑感がメインです。
  • ここ数試合で見ても最も「何がしたいのかわからなくなっている」ゲームだと感じました。
  • というのは、個々の部分を見ると、マンマークで守りたい、相手ゴール前で5トップでプレーしたい、最終ラインはボールを動かしたい…etcと個々のメッセージはわかるんですが、それらをインテグレーションした際に残るものがフットボールです。
  • 過密日程下でお約束のように、ベテランのFWがマンマークのタスクを課されて開始直後から走り回ります。これは一つの「タスク」です。人間が一日に遂行できるタスクの量とクオリティは限られています。このタスクに必要なコストが大きいほど他のタスクに割けるリソースは減ります。
  • 他にもタスクが過大だと思われる選手がちらほらおり、トップの選手がボールを受けに低い位置まで下がってくるのは、ボールが安定して届けられないから。それはボールを届ける役割の選手が他のタスクに追われてそれどころではないから、と捉えることもできます。
  • こうしてみていくと、このチームが「本当にやりたいこと」は今、できている/できていないという以前にトライできている?という点は怪しくなっていると感じます。マンマークでハイプレスをするのはある目的を果たすため(それは恐らく野々村社長の言葉の通り、ゲームを支配したいため)なはずですが、FWの選手がマッチアップを合わせるために無理やりインサイドハーフで起用されたりもそうですし、手段の目的化の兆候を感じます。このチームは何をやりたくて、そのために手段として何をやっているんでしたっけ?その目的に近づくには今のやり方しかないのでしょうか。
  • いや、そんなことはなくて、コンセプトはぶれてないよ、単に今シーズンは残りの試合を「戦術ドリル」として消化するよ、ということならわかるのですが。
  • 因みにそれなら、1-4-4-2のチームに対して無理やりマッチアップを合わせようとするならこっちも1-4-4-2でいくないか?どうせ5トップ攻撃は既に形骸化しているし…というのも思い始めています。

10 件のコメント:

  1. 社長ラジオ「15番目の資金力の中で上を目指すうえで、個人のとくに守備のところで能力が足りないとこはある程度目をつぶってでも前に行くトライとしている」「走れる選手を揃えて前で守備して結果を出すには、時間はかかるよね」「大まかな方向性としては全然間違ってない」とのことです。
    解任はなさそうですね。今シーズンの結果に関してはそうとう割り切ってる印象を持ちました。
    クラブは長期ビジョンとしては、
    ・ハイプレス路線
    ・若くて安い走れる選手を集めていく
    という感じでしょうか。
    何がしたいの?感は、結果はある程度捨ててハイプレス路線のベースを作りたいクラブの方針といま結果を出したいミシャの間のギャップなのかなと。

    問題としては
    ・現在のそんなに走れない中心メンバーに代わる選手を資金力がない中で取ってこれるのか。
    ・そもそもミシャ自体ハイプレスに適した監督なのか。ブレーンとなる存在を確保できるか?
    という感じでしょうか。
    ミシャはRBライプツィヒを参考にしてるらしいですが、レッドブル傘下に入る予定でもあるのかな~?

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    1. シーズン途中にそこまで振り切った話をまとめているとは思えないのですが、仮にそうだとしたら凄い意思決定の速さですね。それこそどこかで説明会やった方が良いでしょうね。

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  2. キジェ湘南みたいなミラーゲームでとにかく走り勝つならスタミナある選手を並べればチーム作りに即効性持たせられると思うけど、今のミシャ札幌は選手にマルチタスクを課して走り勝って且つポゼッションもしたいってチグハグ差を感じるだよね。
    今いる選手考えたら素人目にはハイプレスは難しいと感じるけど、ミシャは出来ると思ってやってる。過密日程で戦術浸透もままならないから、その辺りは苦労してる様な話をノノはラジオなど各所で言っているようですが、リーグ戦を来シーズンに向けての戦術テストとして選手起用している様子も見受けられないし、そもそもミシャがリーグを完全に捨てる割り切りが出来るとも思えないし。
    ノノが言ってる事は話半分で聞いとかないとダメかなと思ってる。多分、サポーター向けにガス抜きと、現状の上手く行って無いチーム状態を隠す煙幕ではないかと。

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    1. 野々村社長のラジオはサポーターズブログとかで(二次的に)たまにチェックしてますが、就任当初からだいたい同じことしてか言っていないと認識しています(流石に野々村社長ほどサービス精神旺盛でもラジオで核心は明かさないですし)。

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  3. レッドブルは冗談ですが、今のスカッドで無理なのは承知で、そりゃあ結果出すのは難しいでしょうみたいなことをあえて「トライ」させてるのかは謎ですね。

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    1. こちらのコメントに限った話ではないのですが、普通なんらか軌道修正を余儀なくされる場合は、まず現状どこがどうダメなのか?という検証があっての「トライ」に移行するのだと思います。
      武蔵選手とソンユン選手が抜けたら大幅に戦力ダウンなのは誰でもわかる。
      けど、それが代替する選手の起用だと、どの程度の影響になる?金子選手やアンロペ選手をそのままシャドーに入れたらどうなる?という検証は十分されていないまま、「武蔵がいないから今までやってきたことはダメ!だから(ハイプレスに)切り替えていく」というのはチームとして連続性を感じないんですよね。
      そもそも武蔵選手みたいに異次元に速い選手を必要とするスタイルではなかったし、我々の社長はそういうチームにしたくて監督を招聘したわけでもなかった気がするんですよね。
      たまたま都倉選手が移籍した時に、市場に若くて伸びそうなFWが売られていただけで。

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  4. 毎回コンサドーレの試合後、ブログ読むの楽しみにしています。僕個人としては楽しい試合でした。FWだけの問題でなくてチームとして問題を解決してほしいです。無理がきかなくオーバータスク状態の選手がいるのと、自分勝手なプレーで守らない、守れない選手がいる。そのような選手起用していくのなら去年と変わらない守備で良いと思いますけどね。ただそれならミシャで良いのかという疑問もあります。
    交代で出る選手は結構早くガス欠が見られますね。他チームでもたまに見られる事なので何か理由がありそうです。

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    1. ありがとうございます。
      私は2019シーズンと、まんま同じでいいとまではいかないのですが、例えばもう少しプレス開始位置を下げて間延びを防ぐとか、別に今のやり方以外にもあるんじゃないかと思っています。

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  5. ななしで申し訳ありません。いつも軽妙洒脱な解説、楽しみしております。
    RBライプツィヒの話が出ておりましたので乗っかってみました。
    昨年~武蔵離脱までのミシャ式は、ホッフェンハイム時代のナーゲルスマンの戦術変遷に似ていたのかなと。
    ただし現在の状況を勘案すると、それこそ昨シーズンのライプツィヒで実行したナーゲルスマン要素を導入できれば良いのにな...と思っております。なお福森の取り扱いは依然として諸刃ですが

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    1. ありがとうございます。ナーゲルスマン要素って何ですか?

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