2020年7月4日土曜日

プレビュー:2020年7月4日(土) 明治安田生命J1リーグ第2節 横浜FCvs北海道コンサドーレ札幌 ~減量の成果?~

1.予想スターティングメンバー

予想スターティングメンバー

  • 時計の針が止まって約4ヶ月。皆さんはどのようにお過ごしだっただろうか。筆者は福森選手と同じく若干のダイエットに成功したが、それ以外は寝転がってゲームをしたりツイッターをしたりと無の時を過ごしていた。読みたかった本も積まれたままで、当然サッカーのインプットもアウトプットも進んでいない。
  • なので、「わからない」としたことがわからないまま、再開の時を迎える。筆者にはまだ背景や理由がよくわからないが、我らがミシャは「ハイプレス」がしたい。この考えは、4ヶ月間でミシャの身に何も起こっておらず変わってないとすると、降格がないこのシーズンの序盤は、より「ハイプレス」に適した選手を起用することは十分にありうると思う。
  • 具体的には、トップにはジェイではなく3月の鹿島とのトレーニングマッチで先発したアンデルソン ロペス。が、家族を愛するアンロペは未だブラジルにいる。順当にいけばやっぱりジェイだが、”試せる”ゲームだとすると、2月のキャンプで好調が伝えられていた金子のシャドー起用も本来はありだと思う。が、日刊スポーツをはじめメディアの予想ではこの、再開前の序列に近いメンバー。
  • 右アウトサイドは復活の駒井の参戦で最激戦区になった。ソリッドに守る(後述)横浜FC相手では、所謂横幅を作れる選手が重要だ。候補の3人ともその仕事は担える。コンディションがいい選手を起用するだろうと思っていたが、その駒井が予想されている。
  • 中央は、宮澤はCBで起用されそう。その前方はフードレスキューヒーロー荒野と、本来の能力から考えると負傷から戻った深井。
  • GKは、”まずは”菅野だろう。なお、「「ハイプレス」をする理由がわからない」とたびたび述べているが、中断期間に考えた筆者の仮説が、「いずれ長身のゴールキーパーがチームから離脱することが決まっているから、ゴール前にブロックを作らなくても守れるやり方を用意しておく必要がある」。このような視点があるとしたら一流監督は流石だというしかない。

  • 横浜は(おそらく)リーグで最も平均年齢が高いチーム。札幌は確か1番か2番目に若かったように思える。一般に、若いチームはタフな走りが要求されるスタイルであっても受容できるというメリットがある。札幌のオープンな、ボールが激しく行き来するスタイルはその特権をそれなりに活かしたものでもある。
  • 対する2020横浜は、実はスタメンはそこまでベテラン揃いでもなさそう(予想スタメンで30歳オーバーの選手はヨン ア ピン、伊野波、佐藤、GK六反)。前線は若手が目立つ。なので、札幌と撃ち合う展開でも横浜は結構走れそうな予感はある。もっとも完全非公開で調整してきたらしく、このメンバーと全然違う可能性もある。
  • が、チームのスタイルとしては、人よりもボールを走らせるチームであることは意識されている(単にマーケティング目的でベテランを揃えているようには見えない)。展開としては、アップテンポな展開に持ち込もうとする札幌と、落ち着かせ、秩序を保つ横浜という構図になりそうだ。

2.予想される試合展開とポイント

  • 大体の試合展開というか互いのスタイルは「1.」でちょっと書いた通り。横浜は神戸との開幕戦を見ても、ボールを保持した時に慌てずに展開していく。簡単に蹴るのではなく、動かしてロジカルにギャップを作り出してから仕掛けてくる。降格がなくなったので、この姿勢は確実に強まるだろう
  • ミシャの中の人が入れ替わっていない限り、十中八九この展開から試合が動くはず。
最初の構図

  • 前3枚の札幌に対して、横浜はDF4人+GK六反を使ってギャップを探す。札幌は武蔵とチャナティップがCB、駒井と菅がマギーニョに、それぞれかなりの前進守備で捕まえる対応が予想されるが、ここで思い切りよく出られなければ横浜は誰かがフリーになる。札幌はジェイが六反にも当たりたいが、そうすると手塚をどうするか?(荒野と深井の2人では、手塚、佐藤、斉藤には枚数不足)この辺の構図は、開幕の柏戦と全く同じだ。
  • マッチアップを見ると、フレッシュな横浜の前線に対し、札幌の最終ラインはあまりスピードがないメンバーが揃っている。札幌のような極端な前進守備を敢行して、後方の枚数をあまり割かないやり方だと、結局DFの個人能力が実は一番重要で、柏戦ではオルンガvsキム ミンテの(主に地上戦での)パワーバランスが明暗を分けた。
  • この試合だと、札幌の左・横浜の右…福森選手vs快足アタッカーの中山のマッチアップがどう見ても気になるところだ。横浜がギャップを見つけてこの同数勝負に持ち込めば、広大なスペースを利して中山が一気にカタをつけてしまうことも考えられる。「福森の外側」をまくられてクロスから中央で合わせられるのは、2019シーズンの序盤(進藤宮澤福森の3枚でしたね)もよく見たパターンだ。
※文章の書き方を忘れたのと、過密日程に耐えられない体になってきたので、今年は恐らくプレビューは休みます。

2 件のコメント:

  1. 紅白戦でも金子が福森をたびたびぶち抜いているようで、リトリートしても左は守りきれない。
    相手が速ければどのみちカウンターは食う。(但しJクラブのカウンター得点率はそう高くない)
    前からプレスに成功すれば中山は低いところからのスタートでアップダウンを繰り返す必要となり菅と体力気力勝負になる。うちはワイドの人材は豊富。
    ウチは狭いフィールドでのミニゲームが多いのでコンパクトにして判断力競争をさせると多くの相手を上回るはず。
    こんな思惑で前から追わせようとしているのかと…。

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    1. あんまりコンパクトな守りになっていない気がしますが、どうなんでしょうかね。金子vs福森の話はめちゃくちゃ面白いですねw

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