1.ゲームの戦略的論点とポイント
スターティングメンバー:
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スターティングメンバー&試合結果 |
- FC東京は、リーグ戦7試合で4勝とまずまずのスタート。選手起用を見ると、センターラインは18歳の松木を含め、割と固まりつつある印象で、どちらかというとアウトサイドはまだいくつかのオプションを試しているように見えます。渡邊は開幕から全て右SBでの起用でしたが、この日は1列上がって左ウイング。アダイウトンがベンチスタートで永井が右に回ります。
- 興梠、小柏、金子を欠く札幌は、ミッドウイークのカップ戦で先発したルーカス、荒野、トゥチッチ、青木を起用。福森はコンディション不良で、まずはこの試合スポット的な離脱みたいです。
1.ゲームの戦略的論点とポイント
スターティングメンバー:
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スターティングメンバー&試合結果 |
- 曹貴裁監督が新型コロナウィルスの陽性判定で、杉山コーチが代理監督を務める京都は、中盤センターの福岡と金子以外は、リーグ戦でここ最近出場機会がないメンバーが中心のようです。
- リーグ戦では1-4-2-1-3の布陣ですが、この日は前線には大前がトップ下。これは特に札幌対策という感じはしなくて、選手のやりくり上そうなったのだと思います。
- 札幌はまぁ順当にというか、リーグ戦で出場機会がないメンバーが主体。後述しますが西と荒野の役割は、西が常に真ん中で、荒野が最終ラインと中盤を行き来する役割でした。
1.ゲームの戦略的論点とポイント
スターティングメンバー:
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スターティングメンバー&試合結果 |
- 長谷川健太新監督を迎えた名古屋は、リーグ戦ではここまで2勝2分2敗。ただ2勝はここまで不調の神戸と湘南相手で、まだ調子が上がっていないのかもしれません。
- 前線はいまだにシュヴィルツォクが使えず、金崎もおそらく負傷でメンバー外のため酒井がフル稼働。試合を動かすならサブの相馬か、18歳の甲田になるでしょうか。
- 札幌は、興梠が右膝内側半月板損傷で手術及び離脱とのレポートがありました。浦和戦に続いてトップにはシャビエル。そして名古屋サポーターが強力プッシュの青木とのユニットがスタートから実現しますが、果たして機能性はどうか、といったところです。
1.ゲームの戦略的論点とポイント
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スターティングメンバー&試合結果 |
- 開幕から鳥栖は3バックの1-3-4-2-1で落ち着いたようですが、この日はルヴァンカップと同様に1-3-1-4-2(というか札幌をマンマークで対処するのが目的なので1-5-3-2と言った方がいいか?)に形を変えてきました。
- これまでリーグ戦ではFWと、左CBジエゴを除く最終ライン2枚は同じ選手が出場していましたが、契約条項により岩崎を使えない左CBに中野伸哉、シャドーの2枚:菊池と堀米を外してアンカーの藤田と2トップの一角に本田風智。ジエゴがCBではなくWBなのがポイントですね。DFの島川とファンソッコは負傷中らしいです。
- 札幌は興梠がスタメン復帰で、金子がシャドー、シャビエルがベンチスタート。配置は実態に則した形にしています。お互いにほぼ純粋なマンマーク志向なのもあって、攻守でほぼ変わらず、この配置でプレーしていました。
1.ゲームの戦略的論点とポイント
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スターティングメンバー&試合結果 |
- キャスパー ユンカーは昨シーズンの後半から出場機会が減少しており、その傾向は2022シーズンに入っても続いていて依然として様々な憶測が存在します。江坂でスペーシングしたいのかと思えば明本が出たりとまだ考えがよく見えません。ただこの試合ではトップにユンカー、その下に江坂、両脇にモーベルグと明本と、関根はベンチスタートですが割とオーソドックスな起用できた印象を受けます。
- 札幌は小柏の負傷離脱が続き、興梠は契約条項により出場不可。素直にトゥチッチをスタートから使うのではなく登録上はシャビエルがFW扱いで、アンカーの高嶺と深井を併用と、普段と比べるとちょっと”捻った”感じのメンバーを選んできました。なぜだか知りませんが、浦和、川崎、マリノス相手だと過剰に意識していてやり方を変えてくる監督ミシャの性質を踏まえると、とりあえずスタメンを見て「はーそうきたか」と感じました。
- 一つ言えるのは、中央にストライカーがいないからルーカスはベンチスタート、割とフィニッシュに単独で関与できる金子と菅なのかな、と感じました。あとは福森(一応病み上がり)の周囲をどう防衛するか、の観点もあったでしょうか。