1.ゲームの戦略的論点とポイント
スターティングメンバー:
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スターティングメンバー&試合結果
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- 前回札幌に敗れてから名古屋は3バックに切り替えたようで、中谷&丸山に、本格化の兆しを見せる藤井を併用できるのはメリット。一方でトップに適任者がいない(酒井や金崎は怪我ですかね)中で、マテウス(3バックだとはまる役割がなさそう)をトップで起用しなくてはならないのは厳しいところです。代表で活躍した(私はあまり見てなかったですけど)相馬も、本来はウイングバックよりも前線でプレーできる役割の方がいいでしょう。
- 札幌は岡村と西、金子が負傷との報道で、特に情報がない高嶺はcovid-19関連でしょうか。スパチョークは本来シャドーなのでしょうけど、ウイングバックや中盤センターでも試されているようで、チーム事情もあれば本人のクオリティも考慮して、だと思われます。
1.ゲームの戦略的論点とポイント
スターティングメンバー:
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スターティングメンバー&試合結果 |
- 最近この本▼を読んでますが、結構いろいろなことに言及されていて面白いです。ターンオーバーについても戦術/戦略的なアクションだとされていて、以外にもビッグサムがパイオニアだったりとか書かれてます。
- なんでそんな話から始まるかというと、ネルシーニョはあまりターンオーバーしない監督ですよね。この試合も水曜日の天皇杯から中2日で全く同じ11人。札幌もスタメンは前の試合と変わらないですが、こちらは天皇杯を譲ったので調整期間があります。
- メンバーを見ておや?と思ったのは、日本代表に初選出された大南がベンチスタート。ただ、リーグ戦前節も外れていたようなので、何らか負傷や体調不良から回復したば仮なのかもしれません。あとは、左のインサイドハーフは他の位置に比べてやや流動的でしょうか。戸嶋の起用が多いようですが、開幕当初に起用されていた山田がまたスタメンに返り咲いたようです。
- 札幌は、一見すると前節鹿島相手に悪くなかったやり方を継続でしょうか。ただ、蓋を開けてみるとこれまでとは違ったアプローチもありました。
1.ゲームの戦略的論点とポイント
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スターティングメンバー&試合結果 |
- 鹿島は2位につけますが、26失点は札幌、清水、磐田、ガンバ、神戸の下位グループに次いで上位では最多。3失点以上が12、15、16節と前節の20節(セレッソに3-3)ということで、このところはやや下り坂かもしれません。
- 海外移籍が決まった上田のところには、序列的には土居が繰り上がって、その次にエヴェラウドのようですが、この試合は鈴木も欠場で土居とエヴェラウドのユニット。前節は和泉がトップに入ってもいましたが、また右に戻してきました。
- あとは、ここ3試合は樋口がスタメンを外れて三竿が上がり、ミンテが最終ラインで出場機会が増えているようです。これは連戦も考慮したコンディションの問題か、それとも樋口がアンカーはちょっと厳しいということでのバランス調整なのでしょうか。ただこの試合は2トップ以外は序盤戦の好調時のメンバーにほぼ戻しています。
- 札幌は前日練習で深井と、復帰早々の小柏に負傷があったようでいずれもメンバー外。スタメンは、前節の後半頭からの布陣同様、高嶺がDFの左に入って宮澤がスタメン復帰。福森がベンチスタートとなりましたが、鹿島のスピードあるオフェンスを警戒しての措置もあったと思います。
- 駒井と荒野の配置はここ数試合の傾向だと逆だと予想していましたが、荒野が前、駒井は後ろで明確なミッションを担っていたと思います。
1.ゲームの戦略的論点とポイント
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スターティングメンバー&試合結果 |
- FC東京は、青木、安部、中村帆高、エンリケトレヴィザンといった選手を負傷で欠き、小川が移籍した左に入っていた長友を右に回し、左にはバングーナガンデ佳史扶(以下、カシフ)。中盤3枚の右にはリーグ戦初先発の梶浦。前線は前節から永井、ディエゴがベンチスタートで、左にアダイウトン、トップにレアンドロ。
- 札幌は、中3日の日程も考慮して興梠はベンチスタートでしょうか。ここ数試合、前線を牽引する駒井がトップで、青木をトップ下としています。
1.ゲームの戦略的論点とポイント
スターティングメンバー:
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スターティングメンバー&試合結果 |
- 「リードアクセル」:4バックのSB。上下動によってチームのアクセルとブレーキになる
- 「ホールディング7」:アンカー。自身とCB以外の7選手をコントロールする
- 「BB」:インサイドハーフ。アップダウンによって両方ペナルティエリアでで攻守に絡む
- 「コマンド」:センターバック。主に最終ラインの高さを指示する
- 「シャトルカバー」:GK。最終ライン裏のスペースをカバーする
- 「スイッチ」:サイドのFW。攻撃の起点だけでなく、守備の先陣も切るスイッチ役
- 「クリエーター」:センターFW。攻撃のアイデアを出す役割
- リーグ戦再開後の京都は、鹿島、湘南に2試合続けて0ー1の黒星。リーグ序盤戦は「コマンド」のベストなユニットを探していたような印象でしたが、そこはアピアタウィアと麻田に落ち着いて、寧ろ今はウタカ以外の中盤から前を試行錯誤しているでしょうか。
- 鹿島、湘南戦で「ホールディング7」には井上。その前の「BB」には武富と金子、川﨑を起用しており、この日メンバー外の金子は特に怪我とかではないようです。そして「スイッチ」は2試合とも荒木と豊川でしたが、山田と大前に入れ替えており、大前はこの位置では初めての出場のようです。
- 札幌は、負傷者が何人かいたこともあって、京都ほどはメンバーが入れ替わっていないでしょうか。ここ数試合で一番の変化は、前回対戦時にウタカをシャットアウトした岡村がCB中央で出場機会を増やしています。開幕時はまだ危なっかしくて宮澤を脅かすには至らないかと見ていたのですが、プロ4年目の選手の成長の速さに驚かされます。
- あとは、5/14の鹿島戦で負傷した高嶺がこの試合から復帰。しばらく音信不通だったトゥチッチは5/22磐田戦以来のメンバー入りです。