2020年9月19日(土)明治安田生命J1リーグ第17節 北海道コンサドーレ札幌vsガンバ大阪 ~Time to say goodbye?~
0.スターティングメンバー
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スターティングメンバー&試合結果 |
- お互いの選手のポジションは実態に即してわざと定位置からずらしています。
- ガンバはメンバーはいつもと変わらないですが、この日の配置は4バック。
- 札幌はスタートでは荒野が左、駒井が右の1-3-4-2-1に見えましたが、ガンバが4バックと判明してからは駒井とジェイの2トップ、荒野と高嶺がその下に並ぶ形でした。
1.ゲームの基本的な構造
1.1 ガンバの非対称形と札幌の対応
- ガンバは4バックと3バックのオプションを持っていますが、どちらもボール保持のメカニズムは共通で、最終ラインを4枚で守るか5枚で守るか、が大きな違いです。
- 詳細は1年前に書いたのですが、いずれにせよ、ガンバは左右非対称の形でボールを保持します。3バックの右CBを務めることが多い高尾は、3バックであっても4バックの右SBのようなポジションを取り、GKとCBからボールを逃がす”ビルドアップの出口”としての役割と、自身がオープンであればドリブルで敵陣までボールを運ぶ役割を担います。
- 中断期間に昌子が加入し、右から三浦-昌子-キムヨングォンの3バックも試されましたが、再び高尾が重用されているのはこの役割に最も適した選手だからだと考えられます。
- そしてその高尾の前に小野瀬がウイングとして張る。左サイドは福田か藤春ですが、こちらのサイドは1人でアップダウンして攻守を担う。3バックでも4バックでもこのメカニズムは共通しており、この日は4バックでしたが、左SHに入る倉田はあまり大外をカバーする意識が強くないのが特徴です。
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ガンバの左右非対称形でのビルドアップ |
- 札幌は昨年10月の対戦で、高尾に対するマークを決められなかったことで生じた守備のずれが問題になっていました。
- この日は、札幌は高尾には菅、右の藤春にはルーカスで固定。前線は他の4バックのチーム…セレッソや浦和との対戦と同じく、3バックの中央のキムミンテとアンカーの田中で2トップをケアしつつ、両ワイドの選手にはCBの左右の選手が出ていくことで対応していました。
- 後は中央のマッチアップですが、試合開始当初、左シャドーにいた荒野が10分ほどで回りを気にしながら駒井と左右を入れ替え、そして徐々にポジションを下げて高嶺と並ぶような形になります。これで前線は右にジェイ、左に駒井の2トップと解釈できる時間帯が多くなりました。
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札幌が設定するマッチアップ |
- ジェイを右に置く理由は、左利きのジェイに得意なシュートアングルでのポジションを提供するためだと思われます。
- そして2トップにすることで、駒井とジェイの2人で、同数でガンバのCB2人にアプローチすることができますが、この日はそうした選択はあまりとられず、ガンバのCB2人は放置されることが多くなっていました。
- 恐らくガンバのこれまでの傾向を見て、三浦のフィードという飛び道具はあっても、この2人が運ぶドリブルをしてきたり、マッチアップをずらそうとはしてこない。なので、受け手をケアしていれば特段問題は起きないという計算だったのだと思います。
- 後は、中盤は高嶺と荒野に、下がり目の駒井も時折含めて3人で井手口と山本を監視します。
- これで札幌のマッチアップは大体はっきりしますが、ガンバの両サイドの小野瀬と倉田については、常にマンマークでついていく対応にはならず、福森と進藤は中央のキムミンテの脇をカバーできるポジションを取りながらの対応になるので、小野瀬にボールが出るとサイドでまず小野瀬が福森の先手を取れることが多くなります。高尾を封じられたガンバの前半の突破口は小野瀬の位置からでした。
1.2 高まる依存度
- ガンバが札幌に対して最終ライン4枚で守っていたのは、やや予想外でした。札幌にはルーカスフェルナンデスがいるので、サイドにスペースがある4バックだと、ルーカスに渡った時にスピードに乗った仕掛けを誘発しやすいためです。最終ラインでの横スライドに関して言うと確実に5バックである方が楽です。じゃあなんで4バックにした?というと、小野瀬を最初から高い位置に配置できるので、福森の背後を強襲しやすいメリットを買ったのだと思います。アデミウソンの起用も含め、札幌相手にはカウンターが一番刺さる、という判断だったのでしょう。
- 札幌の左…例えば福森が持った時に、ガンバはボールサイドに絞って対応しますので、ルーカスは右で終始フリー。ガンバはルーカスへの展開をボールホルダーへのプレッシャーで消しつつ、ボールが仮に供給されれば藤春は全力でスライド、という態勢でした。倉田はサイドハーフというか中盤のインサイドハーフのようなイメージで、例えばヨーロッパでは大外を超人的なアスリート能力のあるサイドハーフがカバーするようなチームもありますが、倉田のそれは、藤春に大外を任せて自身は空いたスペースを従属的にカバーしていました。
- しかし実際にはあまりルーカスが使われることは、前半はありませんでした。その理由は後述します。
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大外は捨ててスライド |
- もう一つ札幌のポイントは、ボール保持時にキムミンテと福森の間に誰を落とすか。選択肢は高嶺か田中駿汰ですが、左利きで自分でボールを持って運べる、パスコースも作れる、出せる高嶺が本来はベターです。
- が、問題は高嶺を中盤のインサイドハーフに置いておくと、そこから最終ラインまで落とすには距離があるので、可変に時間がかかる。高嶺が定位置に収まるまでは、札幌のビルドアップは事実上機能停止しているので、ここでガンバがアプローチしてくると不安定な状況を招きます。
- というか高嶺が中盤を広範に動きながら、この仕事を90分やり切るのは無理があります。
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高嶺の移動距離が長く不安定 |
- ですので、守備時は田中がアンカーでミンテと2人で宇佐美とアデミウソンを見る、ボール保持時は高嶺が田中よりも下がる、という陣形は、うまく可変ができるならいいけど、簡単に可変させてくれない(ほど、プレスが強烈な)相手だとものすごく運用が難しくなる。
- ただ札幌にとってありがたかったのは、ガンバは一定のプレッシングを装備していま増したが、それは札幌のこうしたトランジションや攻守のつなぎ目を狙ったいやらしいものでは無かったことです。
- ただ、それでもこの札幌にとり本来ベストな形に可変して戦うことはリスクがあるので、序盤は田中を落としたり、進藤と福森はキムミンテに寄ったポジションからプレーする、等、慎重な入りをしていたと思います。
- 飲水タイム前後でこの辺りの役割分担が整理でき、2トップの監視は田中に任せる、高嶺はボールを運ぶ、となったと思います。
2.持ち腐れる武器
- 試合全体の傾向として、両チームともゾーン3(相手ゴールから30m)ではサイドアタックによる崩しが主体なのですが、ジェイ以外はそんなに空中戦に強い選手が前線にいない。そのジェイに合うボールが、札幌の両ワイドからそんなに高頻度で供給はされないので、お互いに「サイドからのクロスボールでフィニッシュして、それをCBがクリアするところからのトランジション」が多かったと感じます。
- ルーカスにあまりボールが渡らなかった、と書きましたが、序盤のガンバは札幌陣内ではマンマーク基調のプレッシングを展開します。これは主にアウトサイドで、倉田が進藤、小野瀬が福森を監視しており、この2人に渡ると決まって距離を詰める。進藤が詰められてルーカスにボールを逃がそうとするなら、それを必ず読んでいた藤春がアプローチ。なので、進藤→ルーカスのルートではパスが渡る前に捕まっているので無理です。
- 中央の田中とキムミンテには2トップ。アンカーポジションには序盤は荒野が入ることが多く、ここの対応はガンバは曖昧でしたが、必要以上に下がって受けることが多い荒野は、アデミウソンと宇佐美が”門”を閉じれば、ガンバが警戒するような形での展開は阻害できていました。
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ガンバのマンマーク基調のプレッシング |
- こういう時に、お約束の4バック化しての形ではなく3枚にしてボールを保持するとか、変化をつけることが有効なのですが、恐らくそれは宮澤や深井が出ていると一番やりやすい。逆に、荒野やキムミンテだとそうした部分の柔軟性は2人よりは落ちると感じます。
- ですので、ガンバが1-4-4-2で人を決めて守っていれば、札幌は手詰まり気味になってしまう。打開策はジェイへのフィードが主でした。
- 19分に初めてルーカスにいい形でボールが渡りますが、これは、この試合初めて、それまでとは異なり低いポジションを取った福森から、対角の右サイドへの「人間やめました」的なロングフィードによるものでした。
- 誰もが福森のようなフィードを蹴れるならいいのですがそれは現実的には無理なので、本来は、ガンバの1-4-4-2に対して有効なポジショニングでボールを運んで対抗できるといいのですが、ここでも福森の個人能力頼みだったと言わざるを得ない、福森がいないとルーカスが持ち腐れになってしまうのが札幌の現状だと感じます。
3.次第にオープンに
- 飲水タイム前、両チームとも、ボックス周辺で前を向いてプレーできた機会を「チャンス」と定義すると、札幌は22分頃と24分頃に、いずれも田中の浮き球のパスに荒野と菅が飛び出したプレー。荒野はボックス内で折り返しましたが味方が反応できませんでした。田中はこうした浮き球のパスに配球のセンスを感じます。
- ガンバは、26分に倉田が進藤にプレスからボールを回収して、最後はアデミウソンの突破に小野瀬の右足シュート。わずかにファーに外れました。
- 飲水タイム直後、ガンバのゴールキック。東口がボックス内の山本に一度パスしてからすぐにフィード。アデミウソンとキムミンテが競ったボールを倉田が回収、すぐに右の小野瀬に展開して、最後はドフリーのアデミウソンが右クロスにヘッド。これもファーに外れます。
- 31分には札幌はキムミンテがドリブルで運びますが失敗。しかしトランジションはジェイの1stディフェンスから、キムヨングォンの縦パスを荒野がインターセプトし、駒井のポストプレー→右のルーカスへ展開に成功。マイナスの折り返しを最後は駒井がシュート。枠外でしたが、トランジションからのショートカウンターとしては(珍しく)理想的なスピード、人の数でプレーできたと思います(ただ再現しろと言っても難しいと思いますが)。
- 直後の32分。最終ラインから三浦のフィードを、下がって宇佐美を見ていた田中駿汰がカット。しかし福森へのパスがズレて小野瀬が回収、右サイドを駆けあがり、クロスを宇佐美がまたもドフリーで合わせますが枠外。
- こうして書いていくと、飲水タイム前後で徐々にオープンな展開になっていったのがわかります。なんで?というと難しいですが、ガンバは札幌が同数で捕まえてくるのを見て、意図的にボールのリリースを早くしていたと思います。駒井は頑張るにしても、ジェイがそんなにプレスに熱心ではないので、ガンバのどちらかのCBはボールを持てるはずですが、前線に蹴って次の展開を狙う場面が多かったと感じます。
4.飛び道具に頼る
- 前節鳥栖戦の記事で、札幌のフィニッシュについて「ペナルティエリア内ではクロスからのヘディングシュート以外に決定機が作れず、後はボックス外のミドルシュートしかない」と書きましたが、その課題が2日で解決するわけがないので、この試合もゴール前では似たような問題を抱えます。その中で、高い位置を取りやすかった福森からの放り込みが徐々に増えていたと思います。
- ガンバはボールサイドでは小野瀬が福森に対して従属的なマンマークなので、福森が高い位置を取ると小野瀬も下がる。それで生じたスペースに田中や高嶺がシフトすることで、札幌はこの位置でボールを持てており、またガンバのマークには若干混乱が生じていたと思います。
- もう一つは、サイドを変えた時に、右は基本的に受け手がルーカスしかいないのですが、左は菅と福森がいると考えると、菅が縦に抜けようとする動きで高尾を引っ張る。福森には小野瀬がスライドしなくてはならないですが、絞っている小野瀬がスライドでの対応を迫られますが、倉田がルーカスに出た藤春の内側を守るように、小野瀬も高尾の内側を意識していると、福森にスライドするのが遅れやすいのはあったと思います。
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説明を追加
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- 結局福森が放り込むのが一番チャンスっぽい匂いを醸し出す、札幌のいつものサッカーがなんとなく帰ってきた雰囲気で前半は終了します。
5.3本目の浮き球パス
- 後半は49分に菅のボックス内侵入からのシュートでの幕開けでした。この時、田中がアデミウソンの脇に落ちてからドリブルを開始、ガンバは誰も寄せてこないので容易に侵入でき、山本が出てきたところで本日3本目の浮き球のスルーパスでした。
- このあたりがガンバはマンマーク基調だなと思うのですが、小野瀬は福森を固定的に見ており、前方のスペースに出てきた田中は放置。田中はこれを察知していたのか、前半も似たようなポジションでボールを保持する局面がありました。確かに小野瀬が福森を外すと嫌なボールが飛んでくるので気持ちはわかりますが、ここはマーク対象を捨ててスイッチすべきではないでしょうか。菅のシュートが外れた直後、ガンバの選手が「行けって!誰か!」と叫んでいましたが私もこういうのは非常に気にするタイプなので気持ちはわかります。
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田中の浮き球パスに菅の抜け出し |
- ガンバは後半立ち上がりも蹴る選択が多め。一つ特筆するなら、アデミウソンは上背はないですが、キムミンテに体を預けてボールをコントロールしようとする駆け引きが巧みで、強さは圧倒的にミンテ優勢ですが、ボールは案外五分五分くらいで転がることが多かったと感じます。
6.男の決断
- 以降は60分過ぎまでお互いに決定機がなく経過しますが、63分に札幌が3枚替え。宮澤、アンデルソンロペス、ドウグラスオリベイラを投入します。交代したのはジェイ、駒井、高嶺とキープレイヤー3人。ガンバはアデミウソンに代えてパトリック。
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63分~ |
- 札幌の、交代した3選手はこの試合でいずれも重要な役割でした。ジェイは前線のターゲットでありフィニッシャー。引かれるとジェイの頭以外に現状有効打はありません。そのジェイをピッチに立たせるために駒井の献身が重要で、ガンバのDFがボールを保持すると必ず正対して簡単に蹴らせない。三浦→高尾のラインを機能停止に追い込んでいたのは駒井の守備でした。そして高嶺は中盤で井手口をマークしながら、最終ラインから左足での展開でボールを運ぶことができる。この1本目のパスが成功しない限り攻撃の形はできません。
- 恐らくこの交代でゲームプランをガラっと変えたかったのでしょう。アンロペとドウグラスオリベイラは、いずれもゴールに向かってプレーする選手。ジェイはどちらかというと、ボックス内以外ではゴールに背を向けてプレーする選手です(元々はそういうスタイルではなかったらしいですが)。
- なので、この2トップにボールを蹴ると、競ってこぼれたボールを回収というよりも、もっと直線的、ダイレクトにゴールに向かう展開が多くなる。ファンマ・リージョが言うところの、「早くボールをリリースすればするほど、ボールは早く返ってくる」展開になります。そしてガンバも同じような選択をしている。
- 札幌にこの選択が必要だった理由はシンプルで、「他にゴールを奪う手段がないから」。今、ブロックを作られると札幌としては難しい。なのでブロックを作られないうちにシュートまで持ち込むような攻撃の試行回数を増やしたかったので、早めの時間にこの2トップにしたのだと思います。そして、オープンな展開でのバランス担保として、スイーパーの役割ができる宮澤に舵取りをしてもらう。
7.オープン合戦と意思決定
- ガンバは73分に三浦が筋肉系のトラブルで昌子に交代。同じタイミングで、山本→遠藤、宇佐美→渡邉の交代も行われます。
- 決勝点は78分。札幌の左CKは福森がニアの宮澤を狙ったボールが短くガンバがカット。遠藤→左に走った高尾→オーバーラップの藤春と渡り、渡邉がバックステップを踏んでフリーからヘッド。菅野が超人的な反応で掻き出しますが、ポストに当たったリバウンドを渡邉自身が押し込み1-0。
- フレッシュなアタッカーが投入されたガンバのフルスロットルの速攻についていくのは難しいところで、その意味ではボールの質が福森にしては珍しく、かなり悪いものでした。よく「とりあえずシュート打て」と言う人がいますが、この場合は「とりあえずクロス上げたらカウンター食らったな」、という感じでしょうか。サッカーは攻守一体のスポーツなので、「とりあえず」の中途半端な意思決定は時に±ゼロどころかマイナスの、最悪の結果を招きます。
- ラスト15分は、オープン合戦向けのアタッカーを入れていた札幌は、守りを固められると打開できる駒がなく万事休す。
雑感
- まず、好みの問題はあると思いますが、個人的には3枚替えまではポジティブなゲームでした。サッカーはミスを回避し相手のミスを突くスポーツですが、確かにミスをもっと減らさないと勝てないとは言いつつ、札幌は現状(というか3年間ずっと)そのレベルにない。
- この点では、武蔵の存在は革命的で、チームとして5バック+4人のMFで引いて守り、リスクを低減しながらも決定的な攻撃手段を保持できる。武蔵がもたらしてきたゴールも重要なのですが、それ以上に守備的、リスク回避的に戦ってもある程度、得点の計算が立つという点が非常に重要だったと感じます。
- そして武蔵のスピード、ジェイの強さと技術、福森のキックが札幌のオフェンスにおける「3種の神器」であり、それらが失われると、現状はオープンにして殴り合う(=互いにリスクを背負って戦う)しかなくなっている状況にあります。
- こう考えると、これまでの試合開始から走り回って本来取るべきポジションから乖離しまくり、全裸で殴り合うような大味すぎるゲームと比べると、この日のゲームプランは非常に理解できます。特に駒井の献身性は頭が下がるものでした。
- ただタイトルにも書いたのですが、特に中盤の選手で求められるアビリティが変わりつつあり、これまでは宮澤が基準だったとしたら、今は荒野や高嶺のような、技術に加えて速さと早さのあるMFが基準になりつつあります。これまでMFの選手の仕事はボール保持と非保持が中心で、速攻は武蔵やチャナティップが個人で担っていました。それが、今はMFの選手にも武蔵やチャナティップのような速攻での関与が要求され、また極端なマンマークで守ることで求められる可動範囲は広まり、ボールが前後に行き来する展開に順応することも求められています。
- こうなると、宮澤や深井のプライオリティが下がっている状況は非常に納得がいくのですが、彼らが完全にメインキャストから外れる日に、徐々に近づいているとも感じます。宮澤か深井といった選手、もしくは未来を書き換えるとしたらミシャ、両者のうちどちらかとの別れを選択しなくてはならない未来は案外遠くないかもしれません。
いつも楽しみに拝見しております。
返信削除今年の再開後のチームの方向性を考えると速さが最重要とされていく感覚はありますね。
揃ってる選手と戦術のミスマッチを改善出来ないまま勝点を失い続けてる印象です。
名前をあげられた選手は地元出身で人気も高いですが、戦術的に序列は下がってますね。でも、ミシャからの信頼度は高いのでコンディションが上がればまたスタメンでしばらく起用される様な気もします。そして再び相手選手のスピードや自身の受持ち範囲の広さに苦戦してる姿を見るのだろうな、と。私自身も好きな選手ではあるのでまだまだ札幌でどこのポジションでもいいので居場所を確保して欲しいとも思います。