1.ゲームの戦略的論点とポイント
スターティングメンバー:
- 名古屋はリーグ戦はここ5試合で3勝2敗。前節は福岡に敗れたものの、その前の3試合はいずれもホームで新潟、川崎、磐田という中位以下のチームにしっかり勝って9位をキープしている状況にあります。
- また先週はルヴァンカップ準決勝、F・マリノスとのH&Aを戦っており、アウェイでの1戦目で1-3とリードを奪って逃げ切る形で決勝進出を決めています。長谷川健太監督はガンバ、FC東京に続いて3クラブ目のタイトル獲得となるでしょうか。
- メンバーは、7/20の24節からCB中央に三國が入って、ハチャンレがサブとなることが多くなりましたが、前節福岡戦では久々にハチャンレがスタメンでした。
- この他、後半戦に入って出場機会が増えているのが、FC東京から加入の左WB徳元、シャドーの山岸といった選手。徳元はカップ戦で1試合3アシストと存在感が高まっています。
- システムは1トップ2シャドーが基本だと思いますが、この日はコンサ対策なのか森島がトップ下の2トップでした。
- 気づけば3人の代表選手を抱えていたコンサ。中断期間にそのうちの一人であるスパチョークと、宮澤といった故障中の選手が復帰しています。
- バカヨコはコートジボワールとの国際Aマッチ2連戦にいずれも先発して、21時間かけて札幌に戻ってきたようでメンバー外。パクミンギュは韓国代表で2試合出場なしで、コンサにとっては助かる形だったかもしれません。
- こちらもシステムは普段と変えていて、2トップに武蔵と前節ガンバからゴールを奪った白井。青木を左インサイドハーフとする3センターの1-3-1-4-2でした。
1.ゲームの戦略的論点とポイント
スターティングメンバー:
- 前半戦で2勝のコンサに勝ち点3を恵んでくれたうちの一つがガンバでした。改めてこの時のメンバーを振り返ると、トップにジェバリ、その下に坂本、ウイングに食野と倉田、左SBに中野伸哉、右に福岡と、CBと中盤センター以外はターンオーバー。60分を過ぎてからウェルトンや宇佐美を投入しますが、コンサが宮澤のゴールを守り切ってシーズン初勝利を挙げています。
- 舞台はパナソニックスタジアムへと移りますが、今回もガンバは中2日(前回はコンサもそうでしたがホーム連戦で移動なしでした)。コンディション的にはまたもコンサが有利でしょう。
- ただガンバは水曜日の試合が大阪ダービーだったので移動はなし。そしてリーグ戦は24節から9試合勝ちなしという状況でメンバーをどこまで変えてくるかがまず焦点でしたが、ジェバリが不在の前線は坂本くらいしか代役がいない。同様に三浦が長期離脱中の最終ラインも中谷と福岡のユニットに頼らざるをえない。
- ですのでこれらのポジションでは最小限の入れ替え(トップに宇佐美→坂本、右SB半田→岸本)にとどめています。ポヤトス政権2年目は、昨年の積み残しである宇佐美をどう使うか?という点には一定の答えを出せましたが、結果メンバーの固定化を招いたもしくは底上げが課題といえるかもしれません。
- コンサはガンバから期限付き移籍中の武蔵が欠場で、シャドーも浅野とスパチョーク不在のため駒井のFW起用もないとして、地元紙ではジョルディの先発が予想されていましたが、古巣対決となる白井がリーグ戦初スタメン。
- 白井はカップ戦でもシャドーやウイングバックでの起用が多かったため、どれだけやれるかギャンブル的にも感じますが、ジョルディを検討していたというのも含め、とにかくガンバがボールを持つ展開にしたかったのかもしれません。
- 他、引き続き髙尾、宮澤が故障で離脱中。公式のメンバー表記では前節途中から右に回った大﨑が右DFで予想されていましたが、ここはいつも通り馬場が右、大﨑が中央でアンカーでした。