1.ゲームの戦略的論点とポイント
スターティングメンバー:
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スターティングメンバー&試合結果 |
- マリノスは西村が負傷で、すっかり序列が下がっていたマルコスジュニオールがトップ下で先発。傾向としては、マスカット監督のサッカーは割とダイレクト志向だと思っていて、西村の重用は運動量だけでなくセカンドトップとしてのフィニッシュを買っていたのでしょうし、よく言えば速い、悪く言えばやや直線的なサッカーに変貌しているように思えます。
- 札幌は試合前練習で深井が重傷を負って、おそらく中村桐耶がその枠でベンチ入りしたのでしょう。菅のDF起用は、ウインガーのいるマリノス相手ならあるよな、と思っていたのですが、福森、高嶺、中村が健在の時にやるとは言い切れなかったので驚きでした。
1.ゲームの戦略的論点とポイント
スターティングメンバー:
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スターティングメンバー&試合結果 |
- 18節からリーグ戦10試合で1勝1分けと出口が見えない磐田。3バックは維持したままメンバーを入れ替えて試行錯誤しているようです。ここ数試合は、最終ラインに小川や鈴木雄斗といったCBではない選手を入れたり、前線に金子翔太が入ったりといった変化がみられます。遠藤は伊藤前監督の末期はベンチスタートも多かったですが、渋谷新監督となってからはまた頼りにされているようです。
- 前節劇的勝利でガラッと空気が変わった札幌。金子が右シャドーでスタメンに復帰した以外は、ほぼ同じメンバー。プロの選手や監督でも勝つと自信が芽生えるのでしょう、遠藤と同様に一時期序列が下がっていた福森は、しれっと3試合連続で先発しています。
1.ゲームの戦略的論点とポイント
スターティングメンバー:
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スターティングメンバー&試合結果 |
- セレッソは不動の右SB松田が出場停止で、毎熊を一列下げ、左に入ることが多い為田を右に回します。左には途中出場が多いパトリッキがスタートから。セレッソの2列目は中原以外は右利きが多く、右サイドに順足、左サイドに逆足のバランスは変わらないのは特徴かもしれません。最終ラインの中央は、鳥海が西尾に劣らないくらいの評価を得ているようで、21歳の副キャプテンをベンチに追いやる形でヨニッチと組みます。
- 前線は、スタメン起用の多い順に加藤、山田、ブルーノメンデス、タガート、上門ですが、ここまで出場機会の少ない2人を選んできました。原川の離脱で、中盤センターは手薄になっています。
- 試合間隔が1週間空いた札幌は、小柏が(またまた)離脱でシャビエルが右。宮澤も不在で、荒野が入りますが、セレッソ相手だと4バック+4MFにしないと枚数が合わないので、3アタッカー(興梠、小柏、シャビエル)から1枚削ることになったのは、バランス的にはむしろ好都合だったでしょう。同数で守るなら、普段からこうした部分はケアしてほしいところではありますが。