1.ゲームの戦略的論点とポイント
スターティングメンバー:
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スターティングメンバー&試合結果 |
- ガンバは水曜日の天皇杯(大分に3−1○)では倉田、齊藤、ウェリントンシウバ、山見、中村、昌子らが先発出場。大分相手に先行を許しましたが、リードを奪って昌子以外はある程度は休ませることができました。
- システムは、前回札幌と対戦した5月頭あたりからは一貫して4バックのようです。ここ数試合、最終ラインの軸になっていた左利きのクォンギョンウォンが出場停止で、三浦と昌子の組み合わせ。小野瀬と黒川の不在はよくわかりません。前線はまだ組み合わせが見つかっていない模様で、パトリックと山見の出場機会が多めかもしれません。
- 札幌は天皇杯で(甲府に1−2●)は岡村、菅、金子、宮澤、深井がフル出場。宮澤と深井はベンチスタートですが、体調不良によって前半でピッチを退いたシャビエルは5/14(vs鹿島)以来のスタメン起用。興梠とシャビエルの併用となると2/26の第2節(vs広島)まで遡ります。
- 明るい材料はGK菅野の復帰。毎試合2〜3回のビッグセーブという最大の武器を失ったチームは、公式戦9試合で2勝(磐田と桐蔭横浜大)2分5敗でした。復帰したからもう大丈夫、と言っていいのでしょうか。もう一人、高嶺も練習に完全合流していたようですが、復帰は見送られています。そしてルーカスは試合前に手術のリリースがあり、数試合の離脱となるのでしょう。
1.ゲームの戦略的論点とポイント
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- 川崎は、直近リーグ戦では鳥栖、湘南、京都相手に3試合連続で無得点の1分2敗。一方、ルヴァンカップにはまだ登場しないこともあって、この中断期間(代表ウィーク)の公式戦は6/1の天皇杯が最後。札幌大学相手に主力を休ませた上で順当に勝ち上がっており、調整する時間は十分に確保できたことでしょう。
- メンバーは、シーズン序盤の負傷で休んでいた大島が復帰してHolding MF(アンカー)に。開幕時はこの構想があったけど頓挫しかけていたものでもあるし、札幌相手ならここにサイズのあるシミッチのようなタイプでなくても良い、との考えもあったでしょう。
- その大島不在時に中盤センターで存在感を発揮していた橘田が左SBに。ここが一番のサプライズで、更にその前にはチャナティップが3トップの左。左サイドには、本来中央の選手を2人並べてマルシーニョはベンチスタート。
- 札幌は、中断期間にルヴァンカップと天皇杯があり、リーグ戦再開まで殆どオフらしいオフはなかったと思います。誰がどう見てもカウンターしか狙ってない広島にボコボコにされたり、桐蔭横浜大学に負け寸前まで追い詰められたりとスペクタクルな3週間でしたが、田中駿汰と興梠の復帰は明るい材料だと言えます。
- 想定外だったのは、岡村とDF中央、宮澤を一つ前にスライドさせたこと。以前書きましたが、岡村と宮澤はいずれも中央しかできないので、併用が難しいのですが▼
- 昨年4/24の仙台戦以来となる禁じ手…宮澤の中盤起用で解決されます。高嶺の不在と、駒井の前線起用で中央も手薄になっているので、そこまでセンセーショナルな話でもないのですが。
1.ゲームの戦略的論点とポイント
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- 1戦目からの変更は、広島が、東が左に回って中央に青山。左シャドーに森島、右WBに茶島。右DFに野上。柏、藤井、ベンカリファ、塩谷と、割と重用されてきた選手を外した格好になりました。
- 戦術的にはディフェンスで妙にまったりしていたベンカリファを外したことと、タイプの違う藤井→茶島の変更が大きいように思えますが、監督コメントを読むと茶島、森島、青山といった選手はターンオーバーの観点があったことを説明しています。
- 札幌は、中央に深井を入れて西を前線に、金子を右WBに。ルーカスは負傷なのかよくわからないですね。なお20分くらいで西が右、金子がシャドーに入れ替わっていました。
- 2日前の天皇杯で120分出場したシャビエルはベンチスタート。コンディション以外には、おそらく、シャビエルは金子やチャナティップみたいに低い位置から長い距離を一人で突進できない(=ゴール前で待っていて、味方がボールを届けてくれる必要がある)ので、かつコンサはビルドアップに難があるので、シャビエルは後半両チーム足が止まってスペースができてからジョーカーとして使う、という考え方でしょうか。
1.ゲームの戦略的論点とポイント
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- 広島はベン カリファがスタメンで起用されるようになったリーグ戦12節からは、塩谷を最終ライン右にスライドさせ、中盤を野津田アンカーの3枚とするシステムにしています。森島&満田がインサイドハーフ、野津田がアンカーと、スキッベ新体制のスタンスを徐々に示しながらも悪くない戦績に感じます。
- この試合は、森島が直近のリーグ戦に続いて欠場で、中盤の右に東。そしてベンカリファを「右シャドーと2トップの中間」くらいの運用とした、ただ全体として見ると1-5-4-1で守ることが多い1-3-4-2-1っぽいシステムを採用してきました。なおGK川浪はカップ戦で優先起用されているわけでもなく、林と大迫で出場機会をシェアしているようです。
- 依然として興梠、小柏(復帰間近)、高嶺、田中駿汰、菅野、大谷らを欠く札幌は、トゥチッチと深井が詳細不明の欠場で中盤センターに西。
- 駒井のFW起用を割と気に入っている(おそらく「ダメなところを直接指摘しない外国人マネージャー」タイプだと思うので、編成上の不満も多分に含んでいるのでしょう)ようで、彼を前線に回すと頭数は揃っていたはずの中盤センターも心もとなくなります。